シャドウ・エフェクト

シャドウ・エフェクト

これはジョナサン・リース・マイヤーズが出ているらしいので見た。両親をなくし、ダイナーを継いだガブリエル(カム・ジガンディ)。妻ブリンも一緒に働く。このところ彼は悪夢に悩まされ、朝になるとトイレで吐く。ブリンに飲みすぎと言われたけど、飲んだっけ?これが伏線かね。あとテレビで双子が記憶を共有するとか言ってるのも意味深。夢の中でガブリエルは人を殺す。後でネットで調べたら州知事とかロビイストとかが殺されていた。かかっている医者リーズは過労やストレスのせいだと言うばかり。出してくれる薬も信用できず、トイレに流す。殺人、爆発、トイレでゲロ・・これがくり返される。他のはともかく、爆発がよくわからない。自爆したのにガブリエルはなぜそのままなのか。途中で地下鉄で指を拾うけど、あれはガブリエルのものなのね。あたしゃ標的のものだと思ってたけど。悪夢が現実なのかどうかは自分の体を調べてみりゃわかるのに、なぜかそれをしない。現実なら刺された傷跡とかあるはず。何だかよくわからないまま見ていると、リーズのいる病院の地下深くで何かの実験やってて。SOLという秘密結社が資金を出してリーズに研究させているのは・・クローン兵士か。リーズ自身は交通事故で死んだ愛する妻を蘇らせるのが目的だが、それじゃあ資金は出ない。やっぱ軍関係の利益になるものじゃないと。ジガンディは「プリースト」に出ていた人だな。キラキラ感のないポール・ウォーカーってとこか。イチロー氏にも似てる。リーズ役マイヤーズはヒゲつきなのが残念。あたしゃヒゲ反対です。せっかくの美貌が・・。怪しげな保安官ホッジやってるのはマイケル・ビーン。あの爽やかな美青年はどこへ行ってしまったのか。30年前の彼がガブリエルやっていたら・・。いちおうスリリングで最後まで見せるが、こういうのの常でエンドレス。そこがちょっとずるい。とは言え、医者や保安官、妻と言ったら一番信用できる人達。その人達が信用できないんだから、そういう状態に追い込まれたらどうすればいいのやら。ラスト・・ガブリエルはまたトイレで吐いてる。彼が次のクローンなのはわかる。ブリンは・・たぶん別の人だろうな。爆発があったからたぶん彼女は地下から脱出できてない。声だけで顔を見せないのはそれをにおわせているのだろう。