ショーン・オブ・ザ・デッド

ショーン・オブ・ザ・デッド

「ホットファズ」がおもしろかったのでこっちも見てみたけどよくなかった。ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」は、なぜか後になって評価が高まってリバイバルも何度か。私は公開当時見たけど、併映の「ブルース・リーを探せ!」が見たくて仕方なく。朝早く出て電車を乗り継いで大宮まで見に行った。もう30年くらいたつのかな。当時は入れ替え制じゃなかったから、何度でも見ることができた。「ゾンビ」は一回目はちゃんと見たけど、二回目は途中でロビーに出たりして・・だって見ているのいやだったんだもん。誰もいないロビー・・は~今でも思い出す。時間つぶそうにも何もないから、しばらくするとまた客席に戻ったりしてさ。二回も見たくないけど「ブルース」を二回か三回見るためには仕方なく・・二本立てはこういう時困る。何か思い出にふけっちゃったけど、この「ショーン」、ラストは「ゾンビーノ」みたいになっちゃうんですねえ、びっくり~。ショーン(サイモン・ペグ)が助かったのはうれしかったけど。ビル・ナイとか「プライドと偏見」や「カレンダー・ガールズ」でおなじみのおばさんとか、まあ知ってる人出てました。見ていて感じたのは「道連れの当たりはずれ」。「クライモリ」とかもそうだけど一緒になって最悪な人っている。すっごく急がなくてはならない時に「なぜ」「どうして」ってうるさく理由を聞く人っているでしょ。「わけを話してくれるまでここを動かないわ」とかさ。やっと連れ出すと今度は「もう動けない」とか「私達どうせここで死ぬのよ」とか。静かに隠れていなけりゃならない時に泣いたりわめいたり、そのうち「こんなところにいられるか」とあばれ出すとか。自分から自滅するタイプ。この映画で言うとデヴィッド(ディラン・モーラン)・・でも彼ハンサムねえ・・。その彼が内臓つかみ出されて死ぬシーンでは、レンタルしたの後悔したわ。どっちかと言うとホラー好きな私だけど、どんなシーンもへっちゃらってわけでもないのよ。ショーン達がパブを目指して歩いている途中、別のグループに出会うんだけど、そのまま別れちゃうのがいかにもイギリス的。アメリカだったら人数は多い方がいい、団結して戦おう・・となる。もちろんリーダー争いもやる。このシーンでちらりとアンドリュー・プライン似の人がいてどきっとしたけど「銀河ヒッチハイク・ガイド」や「ホット」に出ていたマーティン・フリーマンでしょうね。