地獄の変異

地獄の変異

この映画は公開される前毎日新聞に「ファイナル・デッドコースター」などと一緒に簡単な紹介文が載ったので、存在は知っていたけど、もしかしたら見ないで通り過ぎていたかもしれない映画。「ザ・マークスマン」を見た時予告がかかって、まあありきたりのホラー映画という印象。何しろ「バタリアン5」の予告と一緒ですから。こっちは「やつらは・・やつらは・・脳を食うしか脳がない!」。あっちは「地球の底は底知れない」。田中信夫氏のナレーションだと思うけど、変わった作りの予告で、まあ愛敬はあるけどうさんくさい。とてもじゃないけどまともな映画には思えない。たった一つ興味を引かれたのは、コール・ハウザーが出ていること。「ピッチブラック」での悪役が印象的だった彼。少し前「パパラッチ」が公開されたけど見ていない。彼が出演しているなら見てもいいかな・・と。とは言えシネパトスではスナイプスの「デトネーター」もやってる。実は私は月曜に「イルマーレ」、火曜に「レディ・イン・ザ・ウォーター」、水曜に「ワイルド・スピードX3」を見て、木曜は「デトネーター」見るつもりだった。金曜は「機械じかけの小児病棟」を某シネコンまで見に行き、五日連続で映画を見るという生まれて初めての経験をするはずだった。ところが調べてみると、「機械」は真夜中しかやっていない。こりゃ見るのはムリだ。となると一日休んで目を休ませるか、それとも・・。気分としては、少しくらいアホくさくても肩のこらないホラー映画見たい気分。でもってじゃあ「地獄」にするかぁ・・となったわけよ。結局木曜「地獄の変異」、金曜「デトネーター」見て、めでたく五日連続の新記録作っちゃいましたとさ。行ってはみたものの、あんまりくだらない映画だったら一回で帰るぞ・・なんて思ってた。とにかくあんまりよくわからないまま、期待もせず見に行ったってこと。冒頭・・30年前のルーマニア、カルパチア山脈。トラックに乗ってる連中、始めは政治犯か何かで、逃げているのかと思った。1970年代だったらチャウシェスク政権でしょ(74年に大統領就任)?見つからないよう山奥に隠れるつもりなのかと・・。そしたら教会見つけていとも簡単に爆破して・・つまり宝捜し?教会敬う気持ちも恐れる気持ちも全然なし。でも爆破のせいで山が崩れ、連中は生き埋めみたいになっちゃう。天罰ですな。そして何やら奇妙な音が・・。

地獄の変異2

場面は飛んで30年後の現代。また調査のために人が入り、大規模な洞窟、しかも地底湖があるとわかり、優秀なダイバーチームが呼ばれ・・。冒頭の何となく寒々しい感じ・・プレスには「ザ・キープ」をほうふつとさせるとか書いてあるが、私は「アンダーワールド:エボリューション」思い出していた。まあ言われてみれば「ザ・キープ」風味もあるが、それはもっと後の方で強く感じた。調査隊の描写は「タイムライン」思い出させる。その一方で豊かで暖かいユカタン半島の海。何かかなりしっかり作っているなあ・・という感じがする。出演者には大スターいなくて、みんな小粒なんだけど、全然知らない人ばかりというわけでもない。最初は顔の区別つきにくい。似たような顔してるなあ・・と思ったら兄弟役。兄ジャックがコール・ハウザー。プレスを見てびっくりしたんだけど1975年生まれになってる。もっと年いってるのかと思ったけどずいぶん若いのね。「青春の輝き」に出てるから、ブレンダン・フレイザーと同じくらいだと思っていたら・・。じゃあ「青春」の頃は16か17ってこと?オヨヨ。弟タイラー役はエディ・シブリアン、知らない人だ。どことなくクリストファー・ジョージに似ている。アメリカの三船敏郎と言われたジョージほど苦味走ってもいないし、男くさくもなく、現代風に背が高く甘い感じ。でも顔立ちはよく似ている。兄は責任感が強く冷静で生真面目、弟はやや向こう見ずで女性に気軽に声をかけるタイプ。つまり硬派と軟派ということで、性格は反対だがお互いを思いやる気持ちは強い。トップ役モリス・チェスナットは「アナコンダ2」に出ていた。今回はジャックのよき片腕。最後までジャックを信頼し続ける。一人韓国人ぽいのがいるが、もう犠牲になること間違いなしの運命だ。女性二人のうち、チャーリー役パイパー・ペラーボは「コヨーテ・アグリー」に出ていたらしい。どの紹介文でも彼女が主役のように書かれている。つまりそれくらい宣伝材料に乏しいということか。それにしても変わった名前だな。パイパー・ローリー、禁煙パイポ、遊星少年パピイ、パピプペポパポ・・どうも余計なこと考えちゃう。キャスリン役レナ・ヘディは「抱擁」や「ブラザーズ・グリム」に出ていた。どことなく顔立ちがウィノナ・ライダーに似ている。

地獄の変異3

ストーリーはよくある感じで進んでいく。わりと気楽な感じのミーティング、もちろんジャックやトップは気をゆるめない。一歩間違えれば命を落とす危険な職業。でもその一方で危険をユーモアやジョークに変えてしまう大胆で命知らずのダイバーもいる。つまり個性豊かってこと。地底を、しかも水中を、しかも一人で偵察に出るなんて・・並の神経じゃできないよな。送ってきた映像が乱れたり何かがよぎったりするのもお約束。洞窟の中、水中だから閉塞感がある。何をするにしてもスムーズにはいかない。水中なら酸素ボンベ、岩をよじ登るにはそれなりの装備。最新式の装備はあるが、それで全部はカバーできない。電池の心配などせず明かりをつけ、照明弾を使い、音波か何かで地形をとらえる。その一方で、未知の生物の採取を期待していたとは言え、まさかあんな怪物だとは思いもしないから、銃などいっさいなし。戦うにしてもナイフか酸素ボンベを爆発させるくらいで・・。あっちは空を飛べるし、水の中も平気らしい。・・で、この怪物だけどいちおう地底人ってことになってる。でも、どこが人だよ・・って感じ。冒頭パトリック・タトポロスの名前が出たのでびっくりした。この映画で一番メジャーなのは彼かも。ただし怪物のはっきりした形は、私にはさっぱりわからなかったな。二回見たけどやっぱりわからん。実はTシャツ売っていて、4000円もするから買わなかったんだけど、図柄は怪物だったのよ。で、それを見てフムフムこんな感じなのかと・・。ガッパ、ピグモン・・その他まぜ合わせたような、要するにウルトラシリーズ系。要するによくわからん系。プレスにはいろいろほめて書いてあるけど、私はそうは思わないし(だって形わからないんだもん)、第一作り手にはっきり見せようという気もないように思える。映画が終わっても結局何だったのかあいまい。大昔進化の途中で枝分かれして地下にもぐったのがいたとしても別に不思議じゃない。目や声の代わりに聴覚や嗅覚が発達し、コウモリみたいに音波を出して相手の位置をとらえる。しかも凶暴で肉食。地下にはそれなりにネズミやモグラがいてエサも豊富。水中にはウナギみたいなのもいるし、「サウンド・オブ・サンダー」状態。ところがこの映画の場合、怪物とは別に正体不明の寄生生物が出てくるからややこしい。

地獄の変異4

モグラと怪物両方の体内にこの生物がいる。キャスリンは、この寄生生物がモグラや人間を変えたのではないかと推測する(それで「地獄の変異」って題をつけたのかな)が、はっきりしたことはわからない。そのうちジャックが怪物に襲われ、ケガをしたせいで、どうもその生物に感染したらしく、だんだん様子がおかしくなる(こっちは「ジャックの変異」ですな)。一番まともで頼りになるリーダーが怪物になっちゃうの?せっかくコール・ハウザー目当てで見にきたのに変な怪物になっちゃうの?そんなの見たくないよぉ。かと言って映画の途中で死んじゃうのもいやだし。あれこれ心配しながら見ていたわけですの。まあとにかく寄生生物出てきたせいで、「タイムマシン」の地底人風味から「エイリアン」や「アローン・イン・ザ・ダーク」風味まで出てきて、結局わけわからなくなっちゃったのよ。ラストから見て続編も大いにありそうなの。怪物や寄生生物の正体は別にここではっきり見せなくてもいいや、「2」までとっとこ・・そんなムード。調べてみるとこの映画3000万ドルくらいかけて作っていて、だから充実しているんだけど、興行収入は半分くらいしかいかなくて、あんまりヒットしたとは言えないのよ。だから続編はムリだと思う。作っていろいろ謎が明らかになれば・・作るとしたら舞台は今度は都会になるだろうけど、「プレデター2」みたいな感じでそれなりにおもしろいと思う。まあこういうタイプの映画は、劇場でヒットしなくてもレンタルでそれなりに稼ぐと思うがどうなんでしょう?・・って誰に聞いてる。お金をかけてしっかり作り、あの手この手であきさせず最後まで持っていき、楽しませてやろうというサービス精神満載で、地味ながら適役を配し、それぞれがうまく演じている・・ってのがこの映画の特徴。とにかく見終わってニンマリしてしまうような、もしかしたら通り過ぎていたかもしれないだけに、思わぬ拾い物をしたという気分になれる、そんな映画。某「水中嬢」映画と違って、もったいぶったところ、出し惜しみしているところ、そういうのがほとんどない。まあ怪物の姿がよくわからないというのは出し惜しみかもしれないが、かと言ってああいう状況では全部見えることも、正体が明らかになることもありえないし。

地獄の変異5

それと本音を言うと私は怪物のことなんかどうでもよくて、人間側に興味を持って見ていた。ジャックは怪物になってしまうのか。タイラーやトップはどこまでジャックを信頼できるのか。それほどジャックは具合が悪いし変身の徴候もある。「水のにおいがする」という言葉や、遠くで話している仲間の声が聞こえることが、キャスリンの言った「(怪物は)嗅覚や聴覚が発達した」という推測と一致するわけ。うまい作り。ジャックはひどい苦痛に襲われ、自分でもおかしいってわかってるけど、黙ってる。見ている我々には彼が狂っているのか、変身に抵抗し、頭だけはまともで、みんなを助けようとしているのかよくわからない。そこがうまい作り。誠実そうでありながら悪役もやるハウザーはこういう役にぴったり。普通に考えると、ジャックはどう見てもおかしいから、彼とは別行動を取った方がいい・・と主張するキャスリン達の方がまともに見える。私達と一緒に行きましょうと言われて、たいていの者はそうするはずなの。でもタイラーとトップは最後までジャック信じる。犠牲者は次々に出るし、状況は悪くなる一方。もうこうなるとどっちがどうとは言えないわけ。どっちへころんでもあんまり望みはない。ジャック信じてついて行って、変身した彼に食い殺されるかもしれない。でも別のルート取っても怪物が待ち伏せしているのは明らか。どうせ食われるならジャックの方がまだマシかも。運がよければ変身する前に地上に出られるかも。・・さて、洞窟を舞台にした映画と言えば、少し前「ディセント」があった。私は見てないけど、これが邦画だとまず思い出されるのが「八つ墓村」。「たたりじゃー」で有名だけど、渥美清氏扮する金田一は、旅の途中の寅さんにしか見えなかったな。鍾乳洞の出てくる横溝作品には、他に「迷路荘の惨劇」がある。数年前テレビでやったが、こちらは原作とは似ても似つかぬお涙ちょうだいアホドラマで、呆れ返ってしまった。洞窟に閉じ込められ、生きるか死ぬかのサスペンス小説と言うと江戸川乱歩の「孤島の鬼」がある。「恐怖奇形人間」という映画に設定の一部が使われているらしいが見たことなし。閉じ込められるのが美青年二人、しかも片方はもう片方に狂おしい愛情をいだいているという設定。生きるか死ぬかのスリルに、また別のスリル(貞操の危機?)が加わります。ちょっと古くさいけどおもしろい小説ですよ。

地獄の変異6

話がそれたけど、今回のように映画のほとんどが洞窟の中というのは珍しいのでは?最初の方で昔テンプル騎士団がここで悪魔と戦い、敗れたとか、悪魔を封じるために教会が建てられたとか、そんな話が出てくる。壁画に描かれた悪魔はもちろん怪物と似ていて、話がつながるわけ。まあそれはいいとして、冒頭教会に乗り込んだ連中は、ここにお宝があると思い込んでいたらしい。しかも乗り込んだのは彼らが最初というわけでもない。・・でも最後までお宝らしいものは全く出てこないのよ。ここらへんちょっと伝説の説明や描写が足りないように思える。クライマックスにちょこっと財宝見せるとかしてもよかったかも。怪物にしても、迷い込んだ人間はエサとして食べちゃったんだろうけど、中には(今回のジャックのように)感染して変身して・・というのもいるはずである。とにかくまだ謎は多い。二回目見ていて、一回目に見逃していたこととか、二回目に明らかになったこととか、そういうのはほとんどなかった。一回目にわからないことは二回目にもやっぱりわからなかった。例えば帰り道が落盤でふさがれてしまうんだけど、爆発の原因がよくわからない。私は酸素ボンベかな・・と思って二回目よく見ていたけど結局わからなくて、後でプレスを見て水中スクーターだってやっとわかったようなもので。調査隊は地上にも何人か残っているはずだけど、ジャックは12日たたなけりゃ捜索しないとか何とか断定しているのもおかしな話だ。全員が地下深い洞窟に入るなんて、そんなムチャな調査隊あるんですかね。まあそんな疑問も吹き飛ぶほど映画はおもしろくなっていくからいいんですけどさ。とにかく洞窟、岩壁、水中・・とスリリングなシーンの連続なんですよ。暗闇の怖さはまあ今回はわりとうすいです。洞窟の中が寒いのか暖かいのかはよくわからないけど、水中にいれば体温は奪われ、消耗すると思う。しかも重い装備。水中にしろ洞窟にしろ、細いすきまを通り抜けるシーンが多い。ボンべがつかえるから置いていくとか、後ろから怪物が迫っているのに体がつかえてなかなか通り抜けられないとか。そこを男性の強い力でぐいっと引っ張り出してもらうとか。あおるような音楽がかぶさり、息もつかせぬスリリングなシーンが続く。

地獄の変異7

手に汗握るってこういうことを言うのね。銃撃戦やカーチェイスとは一味違った興奮味わいましたぜ。ジャックがこの先どうなるのか予測がつかない。チームワークが乱れてきて、かってな行動取るのも出てくる。固まっていれば生存率は高いが、離れてしまったりケガをしたり。二手に分かれたうち、ジャック達の方が脱出できそうなルート見つける。そうなると今度はタイラーがキャスリン達を呼び戻しに行くわけよ。そんなことやって手間取れば助かる者も助からなくなるんだけど、そこはまあお約束。まだるっこしいけどハラハラは続く。ところで・・中盤あたりから「ザ・キープ」風味出てきます。マイケル・マンの作品で、アメリカでも日本でもコケ、原作者は内容変えられたと怒り・・。確かにあれに出てくるわけのわからないものには怒って当然ですな。でも・・私けっこう好きなんですよ、この映画。WOWOWで見て、原作も読んだ。あの空間。底知れない広がり、暗闇、冷気・・とにかく異様。「アローン」のところでも書いたけど、あの映画にもちょっぴりそのムードはある。古代悪魔が閉じ込められている空間。そして今回の「地獄」ですよ。この映画には印象深いシーンがいくつかある。美しい水中シーンとか、チャーリーが怪物と戦うシーンとか。ザイルを利用して、まるでターザンのように右に左に振れるんだけど、勢いをつけるために岩壁を走るの。「マトリックス」みたい。でも怪物は空を飛べるから逃げられないんだけどね。見逃しちゃいそうなほど遠くから音もなく飛んでくるシーンがグー。もっといいのはチャーリーと戦って火をつけられ、炎につつまれて落下していくところ。暗闇の中ポッと炎が・・まるで燃え尽きてポトンと落ちる線香花火の先みたいな・・。それをスローモーションにしたみたいな・・。それがどこまでもどこまでも果てしなく落ちていくのよ。音楽もなし、怪物の叫びもなし。ただ炎が落ちていくの。ジャック達がいるところからほんの少し離れれば、もう深さもわからないほどの穴が開いているんだわ。まあこんな文章何長々と書いているんだって思うかもしれないけど、空間の怖さを言いたいんですよ。「2001年宇宙の旅」などで描かれる宇宙空間も怖いけど、こっちの地球内部に向かって広がる空間も怖い・・と、まあそういうことですの。

地獄の変異8

クライマックスは秘宝探検物によくあるシチュエーション。炎・煙・熱気・爆発・・たいていは神殿とか像が崩れ、財宝もろとも・・となる。今回は神殿も像も財宝もないけど、やっぱり崩れて怪物は埋まっちゃう。全滅かどうかは不明だけど、何せ世界最大規模の洞窟ですから多少は生き残っているでしょうよ。まあこのクライマックスは、出来はともかく、ここまでやってくれるのかと、そのサービス精神に改めて頭が下がったわけ。でもって、目くるめく(?)クライマックスから一転、ラストは人間社会に戻ってきた・・というムード。空があって人がいて・・何事もなく暮らしている。今までのことは悪夢だったんだろうか・・って思いたくなるほど平和。映画も終わりに近づき、何となくだれた物憂いムード。見ている方も緊張の糸がぷっつり切れてる。いつエンドクレジットが始まってもおかしくないなあ・・なんて思ってる。トップを送り出し、タイラーはキャスリンと向かい合い・・この二人いいムードになるのかしら。・・そこへ、爆弾ドッカーンですよ。エッ?エッ?どういうこと?ギョギョッ、まさかこんな形でラスト持ってくるとは・・油断してたぜベイビー。虚をつかれるってこういうことね。静まりかけていたドキドキがまた始まり、宙ぶらりんのままエンド。ホントいやな感じ、後味が悪い。何かざわざわした落ち着かない気分なんだけど、エンドクレジットで流れる歌聞いているうちに、また別の感情がわいてくる。こんなに最後の最後まで楽しませてくれる映画って、これまでにあったっけ?・・って。全国で三ヶ所くらいしかやってなくて、ここもお客さんそんなに入っているわけじゃない。ほとんどの人は知らないままだろうし、また見た人でもすぐ忘れちゃうんだろうけど・・でも、あるんですねえこういう掘り出し物が、お得なお宝映画が・・。こういうのがあるから映画館通いはやめられないんですよ。それにしてもいつ感染したんだろ。未知の生物観察するにしてはちょっと警戒心なさすぎだなあ・・と思ったのは確か。髪の毛とかだらんと垂れて・・。あるいは画面には現われず怪物に追われている時に何かあったのか。人工呼吸した時うつらなかったのかしら。今は自覚症状なくてもそのうち・・。帰りの電車の中でもあれこれ妄想して・・思わずニンマリしそうになるのをガマンしていましたの。