ジェイン・オースティンの読書会

ジェイン・オースティンの読書会

原作はまだ読んでいない。古本屋で見つけようと思っているのだが、なかなかありませんわ。オースティンの本は「ユー・ガット・メール」や「イルマーレ」で小道具に使われていて、向こうの人にとってはなじみ深いものなんだろう。私はいくつ読んだのかな。「高慢と偏見」「説得」「分別と多感」くらいかな。「説得」は読んでると必ず眠くなって、読み終わったもののストーリーが思い出せない。そのうち読み返さないと。ジョスリン(マリア・ベロ)は犬の繁殖をやっている。そのうちの一匹が死んでしまい、人間並みの葬式終えたとこ。シルヴィア(エイミー・ブレネマン)は夫ダニエル(ジミー・スミッツ)から好きな人がいると離婚を切り出され、大ショック。バーナデット(キャシー・ベイカー)はフランス語教師プルーディー(エミリー・ブラント)と知り合う。シルヴィアの娘アレグラ(マギー・グレイス)を加え、オースティンの読書会をやったらどうだろう。主な作品は六つあるから、あと一人必要だが、ジョスリンはグリッグ(ヒュー・ダンシー)という青年を連れてくる。彼はジョスリンに引かれているのだが、ジョスリンは彼とシルヴィアをくっつけようと余計な世話を焼く。映画は呆れるほど女性に都合よく描かれる。若くて美形で性格も素直なグリッグは、年上のジョスリンを思い続ける。ダニエルは離婚が正式に成立したとたん、シルヴィアが気になり始め、最後にはよりを戻す。パムのことは全く描写されない。プルーディーは美形の生徒トレイ(ケヴィン・ゼガーズ)によろめきかけるが、夫ディーン(マーク・ブルカス)の元へ戻る。ディーンに無理にオースティンを読み聞かせるシーンでは、私はてっきり怒り出すかと・・。でもラストでは彼もすっかり読書会の一員としてなじんでいて。夫が歩み寄ってくれたのだから、プルーディーの方もスポーツ観戦に同行するとか、努力しなきゃ。あれじゃあ一方的すぎる。ベイカーは「ミディアム」でジョーの母親やってた人。スミッツは「ブレス・ザ・チャイルド」に出ていた。おなかのあたりがだいぶ太くなっていたな。プルーディーの母親役のリン・レッドグレーブは、出番は少ないながら強烈な印象。グリッグの姉役ナンシー・トラヴィスも出番はちょこっとだが、爽やかな感じでよかった。