サンキュー・スモーキング

サンキュー・スモーキング

もう公開は終わっているのになぜか年末から上映し始めたので行ってきた。いつの話・・ってお正月の話ですよ。アーロン・エッカートのファンだしキャメロン・ブライトも出ているし・・って、ただそれだけの理由。ここ(シネマ・アンジェリカ)はいつ行ってもガラガラ。「ブルー・レクイエム」の時は七人。実は「息子のまなざし」も見たんだけどその時は貸し切り。今回は少しは話題になったし・・と期待したんだけどやっぱり七人。原作はまだ読んでいない。映画は・・まあ普通。今回のようなお調子者もいいけど、私は「サスペクト・ゼロ」でのような役のアーロンをもっと見てみたい。ロバート・デュヴァル、ウィリアム・H・メイシーなどのような名脇役。何とか生きのびているロブ・ロウ。ケイト・ホームズは腰掛け程度。体と引き換えに特ダネ物にする小悪魔の役なんて別に彼女でなくたっていい。さっさと引退してトムと暖かい家庭築きなさい!サム・エリオットは・・年取ったなあ・・。「スパイ大作戦」の頃はハンサムだったけど。キャサリン・ロスの五番目の夫だけど、今でも続いているようだ。キャメロン君は普通にかわいらしかった。私が一番感心したのはマリア・ベロ。タバコ・銃・アルコールという嫌われ三大業界の宣伝担当仲間。自分達のことをモッズ特捜隊(死の商人・・Merchant Of Deathの略)と呼ぶのが笑える。昔「モッズ特捜隊」というテレビ番組があって、数年前クレア・デインズ主演でリメイクされた。ベロはアルコール業界の宣伝ウーマン。三人の愚痴の言い合いは笑えるが、中でもベロにはほれぼれとしてしまう。演技に説得力があり、どんな役でもOKよ・・という自信とパワーが感じられる。知的で冷静、金髪が美しい。映画の内容は・・最後の方はよくわからなかったな、バタバタと展開が早くて・・。ラスト、三人に愚痴仲間が増えたというのも、ファストフードはわかったけど、あとの二人は何の業界なのかわからなかったな。ところどころ画面が止まったり、作りは凝っていた。話題になった(?)お色気シーンは何がどうなっているのか私には全然わからなかった。別にわからなくてもいいけど。すごく感動したとかそういうのは全然なくて、シャキッとしたベロの印象だけが残った。主人公ニックのことより彼女の日常知りたかった!