2番目のキス
DVDをレンタルして見た。すっかりロマコメの女王という感じのドリュー・バリモア主演だから安心して見ていられる。公開された時は一館でしかやってなくて、そのうちこっちでもやってくれるだろうと思っていたら結局来なかった。「ラブソング」みたいにシネコンでやってくれれば見れたのに。共演はジミー・ファロン。彼に知名度がないから単館?もう少し公開が後だったらよかったのに・・。今じゃレッドソックス知らない人いない。仕事一筋で恋には縁遠かったリンジーだけど、ふとしたことで知り合った教師ベンとはいい感じ。ラブラブの楽しい日々が続く。あんな好青年が今まで独身でいるなんて絶対おかしい。何か秘密があるはず。やっかみもあるのかリンジーの友人ロビンが断言する。ロビン役は「アナコンダ2」のケイディー・ストリックランド。この映画で知ってる人ってドリュー、ジミーの他には彼女だけだな。ベンの秘密・・それはレッドソックスの熱烈なファンであること。オフシーズンはまだいい。しかしシーズンが始まると・・。最初は笑っていたリンジーもだんだんいい顔していられなくなる。「ラブソング」と同じでこの映画も、出会い、楽しく過ごし、途中でぎくしゃくし別れ、最後くっつくというお定まりの展開。目新しさがないぶん熱狂的なレッドソックスファン達の描写で引っ張る。野球に興味なくても、何かに夢中になるというのは共感できるからそれで笑いが取れる。しかし二人の恋の行方は・・最後どうなればお客納得する?ベンの方は簡単。レッドソックスのためなら仕事もさぼるし出世なんか眼中にない。しかしリンジーの方が大事。彼女のためならファンもやめる。問題はリンジーの方。昇進目前のキャリアウーマン。でも30になってちょっとあせっている。仕事だけでいいのかしら。恋を家庭を選ぶべき?結局リンジーがどうすることにしたのか今いちよくわからなかったな。リンジーのためにファンをやめる決心をしたベンを、リンジーが思いとどまらせるという、野球の試合中のドラマチックな出来事でお茶を濁していたような・・。滑り出しは快調でも最後まで好調を維持するのは難しい。途中でだれたりしめっぽくなったり。そしてうやむやな結末。女の幸せは結婚すること、男は仕事ができて一人前。昔はそんな単純な設定で映画作れたけど今はねえ・・。まあ私はジミーのファンなので彼を見ているだけで楽しめましたけど。