メタル・トルネード

メタル・トルネード

ルー・ダイアモンド・フィリップスが出ているので見てみることに。ヘリオスワールド社のジョナサン(グレッグ・エヴィガン)は、ヘリオス計画によって太陽から無限に、しかもクリーンなエネルギーが得られると、自信満々だ。エネルギー危機も解決できる。一方ウィンターズという男が実験中に死亡。後でわかるが彼は数年前にヘリオス社をクビになっていた。彼は設計ミスを証明しようとしていたらしい。天体物理学者マイケル(ルー)は妻をなくしたらしいが、詳しいことは不明。同僚のレベッカ(ニコール・デ・ボア)と再婚するつもり。お目当てのルーだが、とても天体物理学なんて柄じゃない。少しでもそれらしく見せようとしてるけど、鼻の下のヒゲやメガネで、見かけはゲイリー・オールドマン風味。ものを見る時目から離すのもジジくさい。精悍さの薄れた彼に代わり、目の保養になるのが息子ニック役スティーブン・マクドナルド。背が高く、ほれぼれするような美貌の持ち主。声は低すぎるほど低い。ニックは高校生で、今も教師をおちょくって停学になったところ。しかし頭はよく、たぶんスポーツも得意。後でマイケルを助けるためにヘリオス社のコンピューターに侵入。つまりハッキングをやってのける。さて、太陽エネルギーの取り込みには成功したように思えたが、マイケルやレベッカはエネルギーのうち2パーセントがどこかへ消えてしまったのが気になる。ジョナサンは何を言っても聞き入れないし、マイケルと一緒に働くグレッグも調査には消極的。この対応の遅れが被害を拡大させることに。ウィンターズの妻も何とかジョナサンに連絡を取ろうとするが、無視され続ける。フランスでも同じ実験で磁気渦が発生。エッフェル塔が破壊されたりする。解決法は・・もちろん爆弾だ。電磁波爆弾。アメリカには災害に備えて各種爆弾が取り揃えてあるらしい。いや全く芸のないストーリー。ジョナサンが土壇場で改心するのもお約束。演じているのがエヴィガンだから最後までワルじゃない。バイクのねえちゃんとか保安官とか脇役がよかったな。スピード違反の女性だけは別だけど。マクドナルドは「トータル・リコール」に出ているらしい。グレッグ役フランク・スコーピオンは「メッセージ」に出ていたらしい。