メンタリスト シーズン6

メンタリスト6の1 砂漠のバラ

このシーズンでレッド・ジョンの正体がわかるんだけど、何しろアメリカではすでに放映ずみだから、ちょっと調べりゃすぐわかる。それにしてもシーズン7では何をやるのかね。リストのなかみをリズボンが知ったということは、この先どんどん他の人にも広まるってことだ。と言っても、レッド・ジョン自身自分の他に誰の名が書かれてるか知ってるわけで、別に極秘にする必要も・・。知られたくないならパートリッジ殺して自分から容疑者減らすようなことはしないと思うが。リズボンはヴァンペルトに七人の名前を告げ、現在位置を追跡させる。リグスビーはすぐヴァンペルトの態度がおかしいのを怪しみ始める。何か隠してる、こそこそしている・・浮気だ!何とまあ単純な。で、ヴァンペルトは彼の疑いを解くため、秘密をもらす。すると今度はチョウがリグスビーを挙動不審だと怪しみ始める。要するにヴァンペルトやリグスビーは善人で正直者だと言うこと。重い秘密を抱えていられない。その点チョウは、「絶対にもらさない」と言うのなら、彼から先へは広がらないと考えていい。ところでチョウ・・顔とか体つきがちょっとたるんでいるような。その点ヴァンペルトはすっきり。産後の体形調整はばっちりだ。最初の野球選手の婚約者殺しは、手か足を狙えよ・・って感じ。いくら殺人犯でも、あんなふうに何発も撃ち込まれるってのはひどくないか?誰かが撃つと、俺も俺もって感じで・・。次のヤードリー殺しは、ダイナーのソーニャが余計なこと言うせいで、最初から怪しく見える。人間ってなかなか黙っていられない。リズボンは、秘密をもらしたのは自分の義務を果たすためと思っている。ジェーンと衝突し、捜査の途中で帰ってしまうが、ここまで感情的になるのは珍しい。もちろん彼女にはすぐレッド・ジョンの魔の手が伸びる。リグスビーとチョウがヤードリーの妻子に事情を聞くシーンが笑える。妻マディソンは死体発見と聞いて「ああよかった」。そりゃ宙ぶらりんは嫌だもんね。ヤードリーの連れ子ギャヴィンとは犬猿の仲。それでいて関係を持ったことも。二人の周囲には毒気が充満。ところで、リストの七人の声を録音し、レッド・ジョンの声を知っているロザリンドに聞いてもらうってことは考えなかったの?

メンタリスト6の2 黒い翼の赤い鳥

パートリッジは死の間際に「虎よ、虎よ」と言い残す。以前ジェーンもレッド・ジョンから聞いた。どういう意味なんだろう。リズボンはスタンガンのヤケドだけで、他は異常なし。ただ、精神的には動揺している。リストにあった男達が悪夢に出てくる。特にバートラムはボスなだけに、リズボンだけでなく他の連中も何事もないふりをするのは難しい。ジェーンはふと思いついてソフィーに電話してみる。以前出てきた精神科医だが、なぜかなかなか電話に出ない。一方、車が炎上してストーンという男性が死ぬ。彼はドローンを設計していて、勤め先の会社は軍にレッド・バードという製品を納入。ニコラスという助手の話では昆虫の形をしたドローンもあるようで、おんや~「エレメンタリー」でもそういうのあったぞ。あっちは蚊だったけど。レッド・バードには欠陥があって、民間人の家を誤って攻撃するという事故が・・おんや~これもどこかであったぞ。それだけドローンはナウい(←死語)ってこと?ストーンは責任を感じて悩むけど、経営者のクリスはそれとなく自殺を勧める。そう、武器を搭載したドローンを自分の車に激突させるという自殺。ただ、遺書でレッド・バードの欠陥を明らかにされると困るので、クリスは彼のパソコンをいじくる。都合の悪いものは消去。今は遺書もパソコンの中に?ストーンはサムライにはまっていて、娼婦相手にコスプレをやっていたようだが、さすがにハラキリは選択外?さて、ジェーンはソフィーの家を訪ねる。ん?合鍵持ってるの?電話に出ないのも道理、キッチンのオーブンの中には生首が・・。レッド・ジョンは情報を得るため、患者を装ってソフィーに近づいたはず。ボイスレコーダーに残った口述によると、レッド・ジョンは高所恐怖症か?リズボンのところには見舞いかたがたハフナー(リード・フィリップス)が様子を探りに来る。もうCBIをやめてビジュアライズに移ったようで。バートラムのところには合同捜査と称してマカリスター保安官とFBIのスミスが来ている。何だか事態が動き始めたぞ・・というムード。リズボンはレッド・ジョンは本物のサイキックと思い始めたようだけど、確かにそうででもなけりゃ説明がつかないね。

メンタリスト6の3 血塗られた結婚式

冒頭リグスビーの子供ベンジャミンが出てくる。2歳くらいか。メガネをかけているってことは弱視?職場恋愛禁止の規則がなくなったので、ヴァンペルトは密かにリグスビーのプロポーズを期待するが・・。ジェーンはリズボンを無理に誘い、ナパ・バレーへ。ここはマカリスター保安官の管轄だが、殺人事件が起きたので、これを口実に捜査に割り込む。前回殺されたソフィーの口述テープから、レッド・ジョンは高所恐怖症らしいとわかったので、あそこに上ってみてくれだの、崖からの景色を説明してくれだのと持ちかけ、マカリスターの反応を見る。湖から上がったのはラリーという男性の死体。ここの教会で行なわれるステイシーとロベルトの結婚式に出席するため来ていた。大人しくて無害で誰からも恨まれるタイプではない。親族達は最初はあたりさわりのないことを言ってるが、そのうちジェーンがかき回したせいで・・出るわ出るわ、一気に険悪ムード。ステイシーは式を取りやめるとまで言い出す。彼女の家は裕福で、そのせいかわがままで自分勝手。特に結婚式なんだから自分が一番輝いているのでなくちゃ。ロベルトの方はメキシコ系か。家族は敬虔なカトリックなのだろう。うまくいかないのは見え見えで、式なんか中止になった方が双方のためにはいい・・とジェーンは気にしない。ところがステイシーの父の仕事がお宝を扱うことで、50万ドルもする聖書を手に入れたばかり。娘の式ではその一節を読もうと思っていたと。それを知ったジェーンは、今度は何が何でも式を決行させろと言い出す。犯人の動機は高価な聖書、あとは犯人が誰かだが、そんなのは簡単だ。式が中止になっては困る人物、中止に反対した人物。ジェーンが聖書のことを聞かなかったらどうなっていたのだろう。偶然に頼りすぎだ。また、事件解決のためとは言え、式をぶち壊したかと思うと決行させる。人の一生を左右して平気なのだ。披露宴の席でリグスビーがヴァンペルトにプロポーズするというおまけも、何か釈然としない。パーティの主役の座をヴァンペルトに奪われたステイシーはどうしたんだろう。ヴァンペルトと二人で喜び合うシーンをなぜ入れない?まあラスト、ヴァンペルトとリグスビーの門出を祝って、ハリス達が祝砲を撃つのはよかったけど。

メンタリスト6の4 レッド・ジョン・リスト

以前出た人がまた出てくる。ハイタワーは別として、ベン・マークスだのハイバックだのと言われても思い出せませんてば!!FBIのスミスもレッド・ジョン候補の一人。太っていて間抜けそうに見えるが、それが曲者。マークスが死体となって発見されるが、ヤケドやら親指切断やらひどい拷問のあと。以前、ジェーンの部屋にカークランドが忍び込んだことがあったと思うが、ジェーンはそんなこともあろうかとニセのリスト置いといて。そりゃあ彼はそれでいいかもしれないけど、それに載せられた連中はたまったもんじゃない。みんな犯罪者とは言え、ひどい拷問の末殺されていいはずがない。カークランドは大真面目なのだが、ハイバックなんてどう見たってただの変質者。レッド・ジョンとは似ても似つかないってことぐらいわかるはず。それともジェーンがあげているのだからと、無理にでも信じようとした?レッド・ジョンと関係があるかどうかは不明だが、FBIなどの上層部に巨大な何かがあって、犯罪の隠蔽とか殺人が行なわれているらしい。う~ん、これだと「ブラックリスト」の結社みたいじゃん。カークランドは下っ端のスミスならその組織とは無関係だろうと利用するが、反対にだまされていて。それがわかった時にはもう死が目の前で。彼はレッド・ジョン本人ではなく、ジェーンと同じ復讐する側ってのはすでにわかっているが、今回やっとその理由が明かされる。彼には双子の弟マイケルがいて、レッド・ジョンに殺されたらしい。ただ、マイケルの死体が見つかったわけではなく、はっきりしたことはわからないようだ。カークランドは薄気味悪さだけが印象に残り、有能なのか無能なのかはっきりしない。手落ちがないよう用心深くふるまうが、それでいてニセのリストにだまされ、スミスにだまされ・・。人を信用せず、協力してくれる人もいない、孤独な性格なのだと思う。殺されるのは気の毒だが、自分が招いた結果でもある。今回ハイタワーとその子供が事故死していたことがわかるが、身を隠しているのだというのは見え見え。ジェーンは自分の復讐のためなら人の迷惑もおかまいなし。無理に引っ張り出す。一方リグスビーとヴァンペルトは結婚して三日目だが、ベンの世話や仕事の忙しさのせいで・・。ばかばかしい相談にも真面目に答えるチョウがおかしい。

メンタリスト6の5 赤いタトゥー

前回はスミスが怪しいと見せて終わるが、今回はハフナー。スタイルズの居どころは誰も知らないようだ。ローレライのDVDが届いたあたりから姿を消しているらしい。とは言え彼がレッド・ジョンだとは見てる人誰も思うまい。あるホテルでパークマンという男が殺される。直前にエレベーターで他の客とちょっとしたトラブルを起こし、苦情を受けた職員が彼の部屋を訪ねる。ドアを開けた直後、パークマンが「刺された」と言い残して死ぬ。犯人はどこから逃げた?窓は開いていたが、この高さでは無理。途中で、パークマンが刺されたのはもっと前なのでは・・と思えてくる。エレベーターに乗った時にはすでに刺されていたのだ。だから部屋に犯人がいた痕跡が見つからないのだ。一方ホテルの近くでフロストという若者の死体が見つかる。最初は別々の事件に思えたが、パークマンはジムで体操のコーチをしており、フロストをずっと指導していたことがわかる。また、パークマンがビジュアライズの信者だったことから、ハフナーやクーパーが捜査に割り込んでくる。クーパーは教団の幹部で、以前も出てきたが、よく覚えていない。ジェーンはいろいろ引っかけようとするが、全然乗って来ず、クーパーはこの事件とは無関係だと知る。ハフナーの方は必要以上に圧力をかけてくる感じで、何を考えているのかよくわからない。まあ事件の方は思った通り。パークマンはホテルに入る前に刺されていたのだった。こんなのはどうでもよくて、今回はチョウにもやっと春が来たかと、そちらの方が気になる。リグスビーは彼にさんざんのろける。それどころか「おまえにもいいコ見つけてやる」とか言い出す。何が腹立つってこういう余計なお節介。自分が幸せいっぱいなものだから、親切の押し売り。チョウがジムへ聞き込みに行った時に出会ったのがキラ。明るくて気さくで、どことなくサマーに似ている。そのせいかチョウも興味持つが、CBIにまで押しかけてくるのはちょっと・・。ジェーンはすぐに彼女の正体を暴く。私立探偵・・新婚のリグスビーに近づくわけにはいかないからね。てなわけでチョウの恋の予感もあっという間にエンド。しかもこのキラは依頼人・・レッド・ジョンに殺されてしまう。

メンタリスト6の6 地獄の炎

マリブのジェーンの自宅。ショットガンやらピストルやらを用意し、待つジェーン。リズボンからの電話。はは~ん、ここをまず見せといて、前に戻るんだな。そう思っていると二日前に。ジェーンは五人を集め、タトゥーの有無を調べ、一気にレッド・ジョンの正体を暴くつもり。リズボンは自分をその場に立ち会わせるよう念を押すが、ジェーンにその気がないのは明らか。スタイルズがエクアドル領事館にいるとわかり、まずヴァンペルトが出向く。彼に気に入られているからだが、リグスビーのことを「ウドの大木」と言われ、ムッとするのがおかしい。次にジェーンが出向くが、どうもスタイルズは不治の病らしい。何やら儀式をやったりして、次の高みに上るのだ・・みたいなふうに信者には見せるが、死が間近なのは確か。20年以上前の殺人の件(って何?前出てきた1970年代の事件とは違うの?)でFBIに追われていて、昔助けたエクアドル人の助けでここにいる。たぶん彼はエクアドルの大自然の中で静かに死を迎えたいのだろうし、パートリッジやソフィー、キラを殺して回るような状態でもない。それでもジェーンはまだ彼がレッド・ジョンだと疑っているのか。ジェーンはFBIをあざむき、スタイルズを逃す。他の四人もマリブへ行かせるが、バートラムが誰かに電話していたのがちょっと目を引く。ジェーンは途中で夕日を見たいとか言って車を下り、リズボンに今までの礼を言い、ハグする。感動している彼女を置き去りにし、車で走り去る。ハグしたのはケータイを盗むためかな・・あ、やっぱり。人家はなし、ケータイはなし、しかも夜。自分の復讐のためなら手段を選ばない。気の毒なリズボン・・あ、今度は彼女が車とケータイを奪い、夜道に男性を置き去りにしたぞ。ひどいじゃないか。一方銃を突きつけ、肩を出せと迫るジェーン。何とマカリスター、スミス、バートラムと、三人もタトゥーがあったぞ。そう言えば少し前、合同捜査だとか言ってこの三人一緒にいなかったっけ?その後銃声が響き、爆発が起きる。どうなったかは次回でどうぞ。

メンタリスト6の7 偉大なるレッド・ドラゴン

爆発の後、マカリスター、スタイルズ、ハフナーと思われる三体の黒焦げ死体が見つかる。スミスとバートラムはほぼ無傷。スミスのタトゥーを見たリズボンは、彼がレッド・ジョンだと思い込む。彼は撃たれながらも逃走。意識不明のまま病院に運ばれたジェーンはバートラムに殺されそうになるが、運よく目が覚める。バートラムも逃走。彼にもタトゥーがあると聞いてリズボンは驚く。今回のバートラムの行動にはびっくりだ。こんな裏の顔があったなんて。逃走用の資金とかちゃんと用意してあるし、てきぱき行動する。カークランドの件を担当しているコルデロ刑事も仲間。だから捜査が進展するはずがない。後でスミスがリズボン達に話したところによると、ウィリアム・ブレイクの名前を取ってブレイク結社というのがあるらしい。「虎よ、虎よ」は緊急時の合言葉で、パートリッジも一員だったらしい。もちろんレッド・ジョンも。ボスコ達を殺したレベッカをCBIへ入れる手引きをしたのはスミス。しかし依頼者のことは何も知らない。彼はカークランドを殺したことも認める。結社のことを探っていたからだ。スミスはレッド・ジョンではないと判断したジェーンは、バートラムがレッド・ジョンだとメディアに発表。そのせいで彼に気づいたバーテンダーが殺されたりする。ラスト、FBIが乗り込んできて、CBIを封鎖すると宣言。放心状態のジェーンは教会へ。シーズン6の・・と言うより、「メンタリスト」のクライマックスが近づいているわけだが、どうしても「なぜ今?」と思ってしまう。そこへ向かって突っ走っているのはわかるが、作りがずさんすぎないか?ハフナーやスタイルズの死が見向きもされない。リズボンもジェーンも彼らの死を何とも思っていないようで。いくらまわりがあわただしくなってるからって・・。チョウやリグスビー達がのけ者にされてるように見える。バートラムのトランクルームで見つかった暗号の意味は?何と言うか、FBIが乗り込んでくるのも当然な気がする。レッド・ジョンの捜査と言うより、ジェーンの個人的な復讐になってしまっている。そのせいで出さなくてもいい死者が出る。リズボンにも制御できない状態。

メンタリスト6の8 レッド・ジョン

さていよいよです。FBIのアボットに言わせると、バートラムがレッド・ジョンだとなると、部下のリズボン達も信用できない・・となるわけですな。チームを解散させられただけでなく、こんな疑いかけられたら頭にきますわな。ジェーンだけは行方をくらましている。バートラムがジェーンに電話をかけたせいで、アボットはますます疑いを深める。一度ジェーンがつかまりそうになるけど、そこへ現われたのがチョウ達。FBIと一触即発の危機になるが、アボットが折れて、ジェーンはバートラムと落ち合う場所へ急ぐ。この時のチョウの固い決意を表わす厳しい表情に見惚れてしまった。何と言うか、死も辞さない・・みたいな。後でみんなして(ジェーンを逃した罪で)手錠をかけられて車に缶詰めにされるんだけど、ジェーンにまんまとまかれてしまったという報告が入り、アボットが悔しがる。これを聞いてリグスビー達は唇をゆるめるけど、チョウだけは笑わない。このまま刑務所送りになってもかまわない・・みたいな。ジェーンのためと言うよりは自分の信念にしたがってるという。彼はムショに送られた経験あるだろうし、最悪の状態も覚悟しているだろう。で、ジェーンはバートラムに会うが、レッド・ジョンではないと言われてしまう。殺されそうになるけど、コルデロが撃ったのはバートラムの方。で、マカリスターが現われる。今までの経緯に比べ、マカリスターがあまりにもあっけなくやられてしまうので、本当に彼がレッド・ジョン?何か裏があるのでは?とみんな思ったようで。私もです。現われてもすぐには殺さない。自分がいかに頭がいいかしゃべりたい。そんなことやってるから形勢が逆転する。で、今度はジェーンが・・そのシーン見ていて思う。銃を突きつけるなど優位な立場になると、同じような表情をし、同じようなことをしゃべる。ジェーンもマカリスターも同じじゃないか・・って。リストの内容を当てたのは自分がサイキックだから・・と言っていたな。でも、自分が死ぬのは予測できなかったようで。マカリスターを殺す時のジェーン(と言うかサイモン・ベイカー)の顔にはシワが目立ち、ここまで来るのにかかった歳月の長さを感じさせる。

メンタリスト6の9 青い楽園

事件から二年たち、リズボンは警察署長か。さしたる事件も起こらない静かな日々にも慣れてきたところ。アボットがジェーンの居どころを探りに来たけど、知らないと言ってやった。前回アボットはジェーンのことをリズボンのカレシと言っていて、彼女はきっぱり否定したけど、まだそう思っているのかも。リグスビーとヴァンペルトは会社を立ち上げ、軌道に乗ってきたところ。ヴァンペルトにとって初めての子供も生まれ、二人とも忙しい。ジェーンはどこの島にいるのか。まわりの人達とすっかり仲良しだけど、時々さびしくなる。観光客のキムと出会い、言葉をかわし、結婚指輪をはずしてみたり。ゆるやかな日々のせいで、ジェーンの勘も鈍ってきたのか。キムを見て何も感じなかったのか。彼女の話を鵜呑みにして疑ってもみなかったのか。まあ、昇進の話で迷ってるというのは本当かもしれないが。突然アボットが島に現われるけど、リズボンのデスクに置いてあった貝殻を見てぴんときたのかな。ジェーンが今までに犯した罪は懲役20年から終身刑に値するらしい。殺人もあるからなあ。FBIのコンサルタントをやるならチャラにしてやるというのがアボットの申し出。ジェーンは一度は断るが、思い直す。リズボンと一緒でなければ嫌だとか、いろいろ条件をつける。彼女の都合は無視。アメリカへ戻ってから、アボットに条件は無効だと言われてしまうが、それも当然だろう。自分個人の復讐のため、あれだけのトラブルを起こしておきながら、さっさと行方をくらます。いまだにFBIも操れる、自分の好き勝手にできると思ってる。ジェーンの前に現われたのがキム。彼女は捜査官だった。彼女をファーストネームで呼ぶジェーンに、リズボンは大ショック。夜、一人でジェーンの手紙を何度も読み返していた純情なリズボン。ところがジェーンは向こうで早速女性と親しくなっていたなんて・・。ところでチョウはFBIに入ったようだ。久しぶりに会ってもハグもしないし、表情もゆるめない。でも、ジェーンを見送ってからほんの少し口元をゆるめる。そこがチョウらしい。

メンタリスト6の10 緑の屋上庭園

ジェーンはアボットの要求をはねつけたせいで、もう三ヶ月も拘束されている。ある日キムがリズボンのところへやってくる。国家の一大事になりかねない事件が起きたので、協力して欲しいとのこと。彼女が説得すればジェーンも動く。政府の仕事をしているプログラマーのシュナイダーマンという男が失踪。誘拐の線もある。連邦準備銀行がサイバー攻撃を受けるおそれもある。シュナイダーマンの妻ディファイアンスはFBIを警戒し、霊能者を要求。ニセモノを用意したがすぐ見破られた。それでジェーンを?彼だって霊能者じゃないけど?とは言え、ディファイアンスとはすぐ打ち解ける。彼女はロマで、ジェーンはサーカスにいたから彼らのことはよくわかる。彼女が頼りにしていた霊能者クレオも、シュナイダーマンと時を同じくして失踪。ジェーンは推理を披露するが、キムはウソと決めつける。でもアボットは彼を信じ、アパートの屋上のプランターからバラバラ死体を見つけ出す。殺されたのはクレオ。シュナイダーマンは寝室でクレオと鉢合わせし、妻と不倫していると思い込み、彼を殺して逃亡したのだろう。クレオはニセ霊能者で、情報を得るため寝室を嗅ぎ回っていたのだろう。しかしディファイアンスは不倫はしていないと怒るし、1000万ドルの身代金の要求も来る。途中でジェーンは姿をくらますが、またすぐ自分から出てくる。理由は後でわかる。ニセリストでアボットをだますためだ。とにかくまわりの者は振り回されっぱなし。ジェーンに逃げられたことでキムや他の捜査官の経歴に傷がついたが、そんなことを気にするジェーンじゃない。リズボンも結局は今の仕事をやめてジェーンのところへ戻っちゃう。また彼に振り回されるとわかっていて戻っちゃう。今回も次回もどこでそんな知識を?と、キムがリズボンに驚くシーンがあり、ヒマだったから・・と弁解する。確かにあの警察署ならヒマだっただろうけど、それだけじゃないと思う。他の人ならタバコ吸うとかビール飲むとか世間話するとか、要するにグータラグータラするところを、本を読んで勉強していたのだ。リズボンは真面目で向上心があるのだ。偉い。キム役エミリー・スワローは、最初ネットで見た時は何でこんなガイコツみたいな女性出してくるんだ?と不思議だったけど、好感が持てる。ジェームズ・ウッズにそっくりなのがなぜかおかしい。

メンタリスト6の11 白線

ジェーンは相変わらずカウチが欲しいだの何だのと勝手なことばっかり言ってる。彼にはデスクは必要ない。と言うか、今は何でもPCに入ってるし、紙類がいらないぶん、デスクの上はすっきりしている。ペンもいらないし。DEA(アメリカ麻薬取締局)の捜査官五人が殺される。その少し前、手入れで麻薬を100キロ押収し、幹部一人を殺したから、その報復か。襲撃犯は監視カメラを二つ壊していたが、ジェーンは三つ目を見つける。彼らはなぜカメラの位置を知っていたのか。なぜ三つ目は知らなかったのか。ここらへんはほじくればたぶんつじつまが合わなくなるかも。DEAのヒギンスあたりが内通者ならわかるが、怪しく見えて結局何でもなかったし。湾岸カルテルのボスの正体は不明。候補は何人かいて、ヒギンスはペレスだと思っているが、決め手はない。何年もの間組織を完璧に仕切り、全く尻尾を出さない。たいていの男は力を誇示してボロを出すものだが・・。ジェーンはなぜか参考人扱いのクリスタルに興味を示し、デートに誘う。彼女は手入れで殺された幹部の恋人だ。キムにはいまだにジェーンの考えがわからない。チョウやリズボンに聞いたりするが、彼らにもわからない。キムはジェーンに興味持ってるが、それ以上は進まない。彼女もリズボンも基本的には生真面目なタイプ。酒を飲んでもはめをはずしたりしない。クリスタルがジェーンの好みのタイプじゃないという点では二人の意見は一致していて・・この二人・・仲良くやれそうだ。襲撃犯三人は先回りして殺されていた。キムはクリスタルの前で犯人の情報をべらべらと・・。この時点でもうクリスタルが怪しいってわかる。ペレスは自分が犯人に仕立て上げられそうになって、クリスタルにねじ込むが、反対に始末されてしまう。ここらへんも見せ方が・・。手下の男は縛られた時まだ生きてた?車のトランクに入れられたのはペレス?手下とペレス似ていてわからん。あと、船の上でジェーンがケータイを置いた時、クリスタルが録音もしくは通話中になっていないかどうか注意しないのはおかしい。ジェーンは危ういところを海に飛び込んで助かるが、寒さにふるえていても誰も同情しない。チョウでさえ「協調性を学べ」と冷たい。ところでクリスタルの(表向きの)職業は何?

メンタリスト6の12 金のハンマー

カルテジアンとかいう会社のチャールズが心不全で亡くなるが、体内からは大量のクスリ。自殺か事故か、それとも他殺か。弟カーティスとは祖母の遺産をめぐってもめていたらしい。ジェーンは、第一容疑者だ・・などと無礼な発言。FBIが捜査を始めたのは、会社の業務の中に国防総省から依頼された仕事もあるため。社長や顧問弁護士はセキュリティには自信持ってるようだが、軍事データが国外にもれているといううわさも。ジェーンはチャールズの部屋にあった新聞から、これが何かの取引に使われており、彼はそれに気づいたため殺されたのでは・・と推理。いろいろあってハッサンという男に行き着くが、彼は提供者からの情報を売る担当。しかし提供者が誰なのか知らないし、買い手のことも言わない。提供者が会社内部の誰かなのは確実だから、ジェーンはカーティスを逮捕させ、犯人を安心させて再度取引させようと提案。当然犯人扱いされたカーティスは怒るが、キムは国家のためと説得する・・と言うか脅してたな。取引現場に現われたのは社長秘書のシュルツ。張り込んでいたチョウ達に逮捕され、一件落着。チャールズは国家のために命を落としたということで、勲章でも出たのか。カーティスは兄の仇を討てたけど、たぶん単純には喜べまい。彼が言うように「やり方がひどすぎる」。ジェーンはあやまらないし、捜査官に支給される車はキャンピングカーがいいなどと言ってる。オフィスと自宅が兼用できるからだ。シーズン6になって、ジェーンの悪口ばかり書いているけど、嫌悪感感じてるのは私だけかね。不精ヒゲも何だか汚らしい。シュルツは情報を流して50万ドルほど得ていたが、みんな母親の治療費と自分のクスリで消えてしまった。母親のためにやったのだから罪じゃない・・と、後悔するふうもない。今回はメインの事件がやや薄味。暗号もはっきりしない。またなぜシュルツは新聞をチャールズの部屋に置いてきたのかね。チョウは仕事の後はジムに行ってトレーニングに励むようだ。読書の方はどうなのかな。彼はジェーンに対しては冷めた見方をしている。CBIではさんざん振り回された。今度はFBIへ来て、またかき回そうとしている。ジェーンは変わらない。変わろうとしない。

メンタリスト6の13 黒いヘリコプター

今回はラローシュが命を落とすという、ファンにとっては(←?)あんまりな内容。前回弁護士のアルディレスが殺された。誰かに見張られてる気がする・・と不安で、リズボンに相談しに来る。「君なら絶対に信用できるから」・・そうそう、わかってるじゃないの。リズボンは取りあえずリグスビー達を紹介する。ヴァンペルトが調べると、何とアルディレスだけでなく自分達も盗聴されてるようで。アルディレスが殺されたことで警察とか動くかなと思ったが、はっきりしない。ジェーンはラローシュを引っ張り出す。彼はリズボン達のせいでCBIを失職、今はサンフランシスコ市警で内部調査やってる。仕事は嫌いだし、給料はCBI時代の半分に減った。それでも今は平和な日々を送れる。もうジェーン達とは関わり合いたくない。でも例によって弱味を握られてるから断れない。ところで彼が失職した理由って何だっけ?デスクに自分と犬の写真飾っていて、撃たれて死ぬ時も犬のこと心配していた。気の毒に・・。またジェーンのせいで犠牲者が増えたぞ。敵のことは不明。ブレイク結社の残党とか?今回のメインはイーディスという弁護士が殺されたこと。ジェーンは早速ばかでかいキャンピングカー乗り回してる。アボット達にプレゼントしてたけど、チョウがもらったのは何?アボットなんて態度が軟化しちゃって情けない!ジェーンはある農場に入り込む。権力に従わず、自給自足、自分達を守るため武装もしているという集団。みんな平等だが、いちおうアレックスというのがリーダー役を務めてる。演じているテイラー・ニコルズは見たことがある。調べてみたら「ミディアム」に出ていた。こちらの事件は大したことなくて、ジェーンがすぐ犯人見つける。ここにいるマーシャは昔イーディスが弁護した女性。爆弾テロをやって、逃亡中。ここにもぐり込んでいたけど、ブログに彼女がうつった写真が載っていたのをイーディスが見つけ、会いに来る。出頭には私がついていってあげるから・・そんなこと言われたってねえ。「彼女が余計なことするから悪い」と、マーシャは反省ゼロ。イーディスだってそれくらい予想つくだろうに。マーシャ役シンディ・ピケットは「スリープウォーカーズ」に出ていたらしい。

メンタリスト6の14 灰色の水

メンタリスト6の15 白い吹きだまり

メンタリスト6の16 すみれの花束

メンタリスト6の17 銀の翼が時を越え

メンタリスト6の18 緑の森

リズボンとパイクの仲は順調なようだ。ただ、彼には昇進の話が来ていて、それを受けるとD.C.で働くことになる。彼には離婚歴があるけど、リズボンとのことは真剣に考えており、できれば彼女にも一緒に来て欲しい。リズボンはとまどいつつも承諾するが、本音を言えばもう少し考える時間が欲しいところだろう。サム・ヒューストンという国有林で女性の死体が見つかる。近くにはフォレンジャーという男性専用のクラブがある。会員は上院議員や判事など有力者ばかり。ケータイも禁止、日常から離れて過ごすのが建前だが、そこはそここっそり娼婦を呼び出す者も。被害者マディソンもその一人で、そのうち有名なゴルファー、キムラが呼び出したのだとわかる。演じているジェームズ・ラインは日系には見えないが(韓国出身らしい)、長身でいい体格をしている。彼に事情を聞こうとすると、弁護士グレッグ(ジェームズ・パトリック・スチュワート)がしゃしゃり出る。なぜかジェーンは彼のエリがすり切れていると言う。途中でピーターというのが怪しいとなるが、見つけた時には殺されていた。出てきた時からうさんくさいやつで、どこかで見たような・・と調べてみたら、「蝋人形の館」に出ていたジョン・エイブラハムズ。ドールトン役・・ってビデオばっかりとってたコ?事件とは別に、クラブに滞在中のマーヴィンのことも描かれる。詐欺でかなりヤバい状況にあるが、自分は悪くないと思ってる。ジェーンにそそのかされて、アボットと取引しようとする。何でこんなの描くのかな・・と思ったが、この取引をマディソン殺しの犯人に見せて、アボットなら取引して見逃してもらえる・・と、思い込ませるためだった。引っかかったのはグレッグ。キムラの金を使い込んだのがそもそもの発端らしいが、詳しいことは不明。投資か何かに失敗して、エリのすり切れた服を着てるほど金に困っているとか?もっともそのことはまだばれてないし、彼はキムラの弁護士なんだから、マディソンと出くわしたとしても別に・・。あんなふうにパニクる必要なんかないんだけど。それにしてもアボット・・殺人事件は早々に解決するし、マーヴィンは詐欺でぶち込んだし、手柄続きで笑いが止まらないんじゃないの?

メンタリスト6の19 茶色い目の少女たち

メンタリスト6の20 白いテーブル

メンタリスト6の21 黒い取引

メンタリスト6の22 青い鳥