メンタリスト シーズン5

メンタリスト5の1 赤いガラス玉

待ちに待った(たぶん)シーズン5。「ブラックリスト」だの「エレメンタリー」だの、テレビシリーズは見始めると切りがない。録画がどんどんたまっていく。で、「メンタリスト」だけど、あたしゃローレライなんかどうでもいいです。思わせぶりなだけで、どうせろくな情報持ってない。今回はFBIとCBIの不仲が描かれるけど、何しろFBIにはレッド・ジョンの内通者がいるという設定だから、信頼も協力も無理。ジェーンは自分ならローレライから情報を引き出せると自信持ってる。肉体関係を持ったのもそのためだが、このシリーズのファンとしては、ジェーンにはそういうことはして欲しくないな。リズボンはゲームに乗るな、操られるなと忠告するが、彼は聞き流す。見ている我々はローレライには期待していない。シリーズを通してちらちら出てくるのか、クリスティーナみたいに忘れ去られるのか。このまま出てこなくてもこちとらいっこうにかまわんよ。さて、そちらの方はさっぱり進展しないが、それ以外にも事件は起きる。ホテルの従業員レックスとキャリーが殺される。犯行現場はキャリーの家だが、二人は恋人どうしではなさそうだし、殺し合ったにしてはつじつまの合わないところがある。第三者がいたのか。通報で駆けつけたのはヤニック巡査だが、何となく何かありそう。でも、彼が犯人じゃあ反則だよなあ・・と思っていたら・・そのまんまかよ!さて、シーズン5ともなれば、見ている側もジェーンとリズボンの仲が気になる(レッド・ジョンの正体よりも!)。本人達の口から言うわけにいかないから、ローレライが言ったりする。リズボンはジェーンがローレライと関係持ったと知って、ちょっとショックだったと思う。でも、嫉妬するとかじゃなく、ジェーンがローレライに利用されないよう気を使う。ラストはよくわからないが、ローレライが消えてしまう。FBIによって別人とすり替えられてしまう。すり替えるにしても・・別人にもほどがある(←?)!ウェインライトはダーシーによって殺されたようだ。彼女は責任取ってFBIをやめたのか。こんな不祥事は表沙汰にできないから、裏でごちゃごちゃ取引する。CBIはウェインライトの死でバートラムが復帰。FBIのシュルツ役でポリー・ウォーカーが出ていた。あと、ヴァンペルト役アマンダ・リゲッティは腰回りにいやに肉がついてて・・オメデタ?

メンタリスト5の2 血染めのダイヤ

ジェーンはローレライが消えてしまったせいか、意気消沈気味。それでも事件は起きる。腕のいい研磨師ヴィクターが殺される。電動ノコギリで腹を切られるというショッキングな手口。ジェーンはよく現場の家のキッチンで勝手にお茶をいれて飲んだりするが、今回も早速入り込む。しかしお茶っ葉が見つからず・・見つからないからって流しにあった使用ズミの葉で・・ゲッ、不潔!!いつも思うのだが、殺人現場でそこらへんにあるものを飲んだり食べたりするのはすごく危険だと思うんだけど。たとえ毒殺されたんじゃないにしても、もしかしたら失敗した時のために・・とかで、毒が仕込まれているかもしれないのに・・。そういう可能性ってゼロじゃないと思うんだけど。ジェーンは窓から蝶を見て、鍋のふたが音を立てて・・中を見るとウサギがいて。ウサギのあとを追って外へ出て・・何となく「不思議の国のアリス」みたいな。いや、私はこの作品は読んだことないけど。どちらかと言うと「ザ・サイト」連想して。とにかくお茶は後でわかるがベラドンナで。そのせいでジェーンは幻覚を見る。今回ジェーンはこの経験のせいで自己と向き合うはめに。現われたのはシャーロット・・レッド・ジョンに殺された娘の成長した姿だ。ここで印象的なのは、彼女がもうレッド・ジョンのことなんかどうでもいいと思っていること。もう10年もたったのだから、パパには新しい人生を踏み出して欲しい。ジェーンにしてみれば、妻子の仇を討つまでは・・復讐の念を持つのは当然だと思っているから、シャーロットの言葉にはとまどう。でも、こういう幻覚を見るってことは、彼の心に迷いが生じてきているってことで。いくら追いつめたと思っても、いつもレッド・ジョンは彼の手をすり抜けてしまう。その度に今度こそ・・と、心をふるい立たせるが、内心では空しさや疲労感を感じているはず。娘が成長した姿で出てくるのは、殺された時の幼い状態ではこんな意見述べるのは無理だからか。妻が出てこないのは、面影が薄れ始めているからか。どちらにせよ生きていれば10年前と全く同じというわけにはいかない。彼の心の中ではリズボンも大きな位置占めているだろうし。ラストでジェーンが飲んでるお茶はベラドンナまじりか?幻覚でもいいから家族と繋がっていたいとか?ところで犯人・・使ったお茶っ葉をそのままにしておくなんて・・ドジ。ジュリアン役の青年はかわいかった。

メンタリスト5の3 金庫の赤い血

早くも3話目。見る度に「ブラックリスト」と比較してしまう。トーンの明るさと暗さ、ストーリーのわかりやすさとわかりにくさ。見終わった時のすっきり感ともやもや感。さて、サクラメントのフェデラル銀行が襲われる。てきぱき行動するから、こりゃ内通者がいるのだな・・と予想つく。ジェーンはたまたま近くの靴修理屋にいた。彼が目を止めたのは、貸し金庫室のドアが開いていたこと。強盗事件はすでに同じような手口で三件起こっていたが、今回は副支店長アーニーが殺された点が異なる。彼が内通者というのは見え見えで、それは実際そうだったんだけど、いちおうひとひねりしてある。例によってFBIがしゃしゃり出てくるが、リズボンも負けてはいない。マンシーニ捜査官とやり合うわけだが、意外なことに彼はリズボンをカードに誘う。彼はすぐカッとなる単純男に見えるが、元々はさっぱりとした気のいいヤツなんだろう。リズボンだって何やらかすかわからないジェーンのおもりばっかじゃ疲れるわな。たまにはわかりやすい男性と・・と思っても無理はない。この先ひょっとして・・とも思ったが、マンシーニはこれ以降出てこないようで・・カードと食事でサヨナラか?今回びっくりしたのは、支店長役でトム・スタークが出ていたこと。「デビルスピーク」の憎まれ役ババだ。すごく太っちゃって・・まあ「デビル」のDVDのインタビューですでに見てたから驚きはしなかったけど・・(減量しろ!とは思ったけど)。強盗の主犯はハットンという前科者。しかし、したたかなヤツで尻尾を出さない。アーニーの手引きで強盗に成功、殺したのは口封じのためか。ジェーンの思考の流れはよくわからないが、考えてみりゃ強盗の現場にいなかったのは、たまたまトイレに行っていた支店長と、アーニーの婚約者ナンシーだけ。他の行員やお客、ハットン以外の強盗達は店にいたから、アーニーは殺せない。ハットンがやってないのだとすればこの二人のうち、どちらかで。支店長は、ジェーンに貸し金庫利用者のリストを提出するよう言われ、従っていたから怪しくない。となれば残りはナンシーで。まあ動機は私がすべてを犠牲にして一人前にしてやったのに捨てようとしたからよ・・と、いつもの通り。浮気を疑ってメールのやり取りなど全部保存。相手はハットンだから、もう言い逃れはできないね。さてヴァンペルト・・座ってるシーンが多く、うつるのは上半身だけ。やっぱり?

メンタリスト5の4 血の抗争

メンタリスト5の5 赤い朝焼け

1話目を見た時意外だったのは、ジェーンがすでにCBIのコンサルタントとして働いていたこと。普通なら彼がCBIで働くようになるまでを描くはず。このシーズン5の第5話が通算100話目なのだそうで、それを記念しての内容か?数年前、リズボンは新ボスとして着任したばかり。チョウやリグスビーはいるが、ヴァンペルトはいない。大柄で短気なハニガンというのがいて、ヴァンペルトは彼の後任らしい。ある日ふらりと現われたジェーンは、実は精神病院を出たばかり。レッド・ジョンの捜査の進捗状況を知りたいだの、捜査資料を見せてくれだのとしつこい。もちろん断られるが、ハニガンを挑発してわざと自分を殴らせ、リズボン側に負い目を感じさせるよう持っていく。局長のミネッリは、訴えられては大変と、ジェーンの便宜を図る。そんなことやってる間にも事件は起き、ジェーンはリズボンにくっついて事件現場へ行ったり、持ち込まれる捜査情報を聞いたり。リズボン達は彼が邪魔でしょうがないが、言うことがずばずば当たるので、それも気になる。ウィンストンという男が殺され、彼の父親が高名な判事ということもあって、リズボン達にはプレッシャーがかかる。捜査が行き詰まり、打開策としてジェーンの特殊な能力を借りたのが運の尽き。CBIは以後好成績とトラブルの両方を抱え込むこととなる。この頃のジェーンは、まだ現実に対応しきれていない感じ。ちょっとおどおどしていて自信なさげで、心ここにあらずというムード。頭の中はレッド・ジョンのことでいっぱいで、他人の思わくなど気にしない。まわりがどんなに忙しかろうが自分はヒマ。CBIに入り込むためならどんな手段も使う。ラスト・・ジェーンの雇用は早速FBIの知るところとなり、ミネッリも驚くが、まあCBIにもFBIにもレッド・ジョンの手先が入り込んでいるからね。ドス・サントス役の人は「ディナーラッシュ」のダンカンやってた人だな。シュルツ(ポリー・ウォーカー)のそばにいた男性はレッド・ジョンの手先かな?この先何度か出てくるようで・・。

メンタリスト5の6 赤ワインとピザ

メンタリスト5の7 茜色の転落

海の近くで記念撮影していた若者の一団に車が突っ込んでくる。そのまま崖から落ちて大破。若者達は突然の出来事に右往左往。別の車で現われた男は、まだ息のあったドライバーを助けるふりをして殺し、カバンだかバッグだかを持ち去る。死んだのはテレビのレポーターのキャシー。事故か自殺だろうと誰も疑わないが、ジェーンは他殺と断定。調べてみるとブレーキに細工がしてあった。ニュース番組の主任キャスターがハント、敏腕レポーターがキャシー、お天気お姉さんがタラ。キャシーは出世のためならハントと寝る。ハントは自分と寝ないタラに意地悪するし、タラはハントやキャシーを軽蔑している。ここらへんは事件に関係ないけど、なかなかおもしろい。キャシーは表沙汰になってはまずいネタをつかんでいて、そのせいで消されたのか。浮かび上がってきたのは実業家のヴォルカー。金があり、いろんな政治団体に寄付をし、太い繋がりがある。悪事をやるにしても自分では手を汚さない。証拠を残さない。リズボンは彼のアシスタント、アマンダなら協力してくれるかも・・と、ゆさぶりをかける。こんなことをすれば彼女の命が危ないってわからないのかな。リズボンはいつも通りの手順で捜査できると思ってる。ヴォルカーが有力者でも自分には関係ないと思ってる。アマンダに安全を約束し、いつも通りにふるまっていれば大丈夫と保証する。あまりにも楽天的すぎる。ジェーンは、ローレライのいる連邦刑務所に侵入できないかと、そのことで頭がいっぱい。事件にはお義理で知恵を貸すだけ。アマンダの運命は決まったも同じ。でも、彼女も彼女だ。自分が危ない立場にいることはわかってるはず。なぜ切り札を用意しない?なぜみすみす殺される?アマンダの死にショックを受けるリズボン。追い打ちをかけるヴォルカー。普通ならわざとらしくお悔やみの言葉かける。でも彼は違う。「遺書がメールで届いた、自殺の原因は君だと書いてあった」・・うひょ~悪魔!てなわけで今回はおっそろしく後味悪いです。テレビ局のカズミア役の人は「ブラックリスト」に出ている。一瞬あれッ!?と思ってしまった。

メンタリスト5の8 夕陽に包まれた船

メンタリスト5の9 ブラック・チェリー

今回はありあわせのものでとにかく間に合わせたという感じ。こういうのを出してきて、見ている者にはこう思わせといて、実はこうだったと。犠牲者にはこういう過去をくっつけ、家族はこういう感じにして。警察は当てにならないと、ちょこっと私的に復讐させて、でも罪に問われたのでは後味悪いから大目に見てもらえるよう計らう。リズボンは自分の過去に重ね合わせ、必要以上に感情移入する。とにかくいつも通りの事件、いつも通りの捜査。ジェーンが罠を仕かけると犯人は必ず引っかかり・・。途中で誰か逮捕されても、誰も犯人だと思わない。あいつが犯人だろうって見え見えなのがいるし、結局はその通りで。まあこんなこと書いてても不毛だから、さらっと内容を。ゴルフ場でレムという男の撲殺死体が見つかる。彼は元ギャングだが、今は不動産会社に勤めてる。妹のジュリアナは、ギャングのシェイドが仕返ししたのだと思い込んでる。そのうちシェイドはつかまるが、もちろん犯人じゃない。レムが他の場所で殺され、ゴルフ場に運ばれたのはわかってる。ジェーンは売り出し中の住宅の一つが殺人現場だと割り出すが、ここらへんは都合よすぎ。レムはなぜか地方新聞の記事・・ハンターが行方不明・・を気にしていた。社長と同僚二人、それにレムが会社の保養所へ行き、狩りをしていて誤ってハンターを撃ち殺してしまったのだ。レムはギャングだったから、銃はもうたくさん・・と。したがって誤殺には無関係。隠しているのは耐えられない、事故だったんだし警察へ届け出ようと。それで残りの三人に殺されたわけ。まあこの三人、茂みがちょこっと動いたからってよく確かめもせんと撃ちまくって・・バカか?ウェイドというギャング対策班の女性がいて、突入チームにチョウも参加して欲しいみたい。チョウもまんざらでもなさそうで。一方ジェーンは、今まで会った人々を手帳に書き出して検討中。レッド・ジョンはこの中にいる?と言うかアメリカではすでに正体は明らかになっていて。私も早速そのキャラが出ているエピソードを見直しました(←アホ)。

メンタリスト5の10 パナマ・レッド

ジェレミーという青年が殺される。彼は大麻を栽培している農園で働いていた。大麻のことはよくわからないが、品種によっては栽培してもいいのか。医療用にも使われているらしい。どちらにせよそこで働いている者・・多くは若者・・にとっては誘惑の多い環境。ジェレミーの部屋の金庫は空で、盗まれたのが何かわかれば、犯人もわかるだろう。そのうち彼がタバコ会社の研究所で内緒で働いていたことがわかる。タバコに代わる合法的な大麻を作れれば、将来的に大儲けできるということらしい。一方ウェイドに誘われ、ニセ札作りの現場に踏み込んだチョウは、サムと再会してびっくり。彼女は何と臨月近い妊婦。危なっかしい性格は変わらず、そのせいでこんなゴタゴタに巻き込まれるはめに。彼女は偶然その場に居合わせただけで、ニセ札作りには無関係なのだが、チョウが頼んでもウェイドは見逃してくれない。仕方なく検事と取引し、彼女を釈放してもらうが、ウェイドにはそれが許せない。信頼を裏切るなんて・・。相変わらず人に迷惑かけてものほほんとしているサム。結婚相手のマシューがチョウとは正反対のタイプなのがおかしい。いかにも女性にもてなさそうな、さえないタイプ。だからサムには首ったけで、いいように操られている感じ。ウェイドを失望させてしまったチョウだけど、彼女にはあまり関わらない方がいい気がする。彼女は男社会の中で成果を上げようとすごくがんばってる。弱味を見せまいと肩を怒らせ・・。女だから、妊婦だから大目に見てもらおうなんて許せない。同性だからこそ厳しく当たる。ところでチョウが取引する検事・・久しぶりの登場だな。てなわけでジェレミー殺しの方はちっとも書いてないけど、ああなってこうなって、罠をかけると引っかかって・・いつもの通りなのよ。麻薬取引業者に扮したリグスビーがかわいい。あと、ジェレミーの恩師で不治の病にかかっているらしいバーンズの、静かな強さもよかった。カーソン役ポール・デヴィッド・ストーリー君も気になる。

メンタリスト5の11 ルビーのネックレス

原題は映画の題名で言うと「酒とバラの日々」ってことになるのかな。新人モデルで議員の娘でもあるチャーリーが殺される。彼女は依存症のリハビリ施設にいた。麻薬絡みのトラブルか?冒頭リズボンが判事にヴォルカーの記録を調べる令状出してくれるよう頼んでいたので、今回はその線で行くのかと思っていたら、チャーリーの件と半々。こういうどっちつかずの内容じゃなくて、単純に事件追って欲しい気も。途中で判事が態度変えると、別の判事に頼み込むなど、リズボンは懸命だが、殺し屋ミルクを殺されるなどいつもヴォルカーに先を越されてしまう。何をするにも法や規則が壁になるが、汚い手を使えば自分もヴォルカーと同じ汚れた存在になってしまう。だから粘り強く行くしかない。リズボンがんばれ!チャーリーの件に話を戻すと、彼女担当のセラピスト、ジョアナがジェーンとのおしゃべりで、施設の近くにカジノがあると口を滑らせるので、たいていの人はここで「はは~ん」となる。通勤に便利とかならわかるけど、カジノがあるのがいいなんて普通の人は言わない。ましてここは各種依存症のための施設だし。チャーリーの父親の話で、ルビーのネックレスがなくなり、メイドが解雇されたことがわかる。事件が起きると親やまわりの連中が犠牲者のことを、あのコは決して悪いコじゃないとか、いい人でした好かれてましたと口を揃えるけど、たいていはウソ。今回だって盗んだのはチャーリー自身。後で後悔して戻そうとするけど、相談した相手が悪かった。ジョアナはギャンブルの借金で首が回らず、チャーリー殺してネックレスを奪う。例によってジェーンが罠を仕かけ、ジョアナは引っかかる。でもつかまっても「私は病気なの」「どうしようもないの」と全然反省も後悔もしていない。取り調べに当たったリグスビーが呆れて、嫌悪感が顔に出てしまうのがよかった。チャーリーのルームメイトで、依存症のふりをして潜入取材をしていたジャーナリスト、マーガレットはメアリー・リン・ライスカブか?ちょっとやせた?チャーリーがののしりのメール送っていたカメラマンは結局どういう役回りだったのかな?さて別所哲也氏そっくりなヴォルカー役ヘンリー・イアン・キュージック。調べてみたら「ヒットマン」に出ていたようで。

メンタリスト5の12 小さな赤い車

何回かに渡ってリズボンをてこずらせてきたヴォルカーだが、そろそろ年貢の納め時。キャシー、アマンダに続き、今回ジョーンズという男が殺される。と言うか、彼の方が先かもしれないが。アマゾンの地熱開発が先住民の反対でとん挫。その後先住民が虐殺されたと。この件でヴォルカーに不利な証言するはずだったのがジョーンズだが、失踪。もちろんヴォルカーの命令でミルク、クライドの二人が殺したのだが、それを見ていたのが現場で遊んでいた少年マーヴィン。ヴォルカーは一足先に立ち去っていたから少年のことは知らない。二ヶ月後ジョーンズの死体が発見され、近くにラジコンカーがあったことから、ジェーンは目撃者がいたのでは・・と推測。例によってあれこれあるが、リズボン達はいつもヴォルカーに先を越されてしまう。誰かが情報を漏らしているのか。同じく例によって自信たっぷりなヴォルカーだが、あまりにも人を殺しすぎなので、そのうち行き詰まるに決まってる。今回アナベルは出国することで何とか生き延びたが、彼女は運がいい。と言うかまわりが消されまくっているのはわかるはず。いざという時のための切り札何で用意しておかないのかな。ヴォルカーは自分では手を汚さないが、殺しを見るのは好きなようで。そうやってあちこち顔を出していれば、そのうち手がかり残すと思うが。今回印象的だったのは、クライドがマーヴィンを殺さず、義妹か何かに預けていたこと。少年をどうやって納得させたのかは不明だし、義妹も出てこず、そこらへんちょっと手抜きだが。警察に失踪届出てるだろうし、マーヴィンは学校行ってるしで、そのうちつじつまが合わなくなってくると思うが。話を戻して、いくら殺し屋でも相手が子供となると話は別ということ。クライドが自殺とも思える死に方をした後、コスタも子供殺しは拒否。ヴォルカーは自分の手で始末せざるをえなくなる。今までは命令するだけですんだけど、実際自分一人でやるとなると・・当然のことながら手際が悪い。まあ結局逮捕されたけど、この先マーヴィンに証言させることはできるかな・・という気も。母親の承諾が必要だろうし。それに彼にはさまざまなコネがあるし。とは言えヴォルカーの件は今回で終わりにしてください。もういいです。

メンタリスト5の13 赤い納屋

今回は・・何じゃこりゃ。久しぶりにビジュアライズが出てきたので、スタイルズどうしてた?となるのかと思ったらマルコム・マクダウェル出てこない。リズボンがCBIに移ってから10年たったようで。サプライズパーティを開いてくれたはいいが、リグスビーの提案で男性ストリッパーまで呼んで、でもこんなのリズボンの好みじゃない。どういうわけかハフナーも来ていて。彼シーズン4の「赤い手帳」でジェーンにひどい目に会わされた人だ。目の間が狭いのが特徴のリード・ダイヤモンド。「ミディアム」でもアリソンにひどい目に会わされていたっけ。ハフナーはCBIをやめて独立しようと思っている。で、リズボンを引き抜きたい。今の仕事が好きと断る彼女に、レッド・ジョンの事件が解決すればジェーンはいなくなるんだぞと痛いところを突いてくる。でもそのうち彼が元ビジュアライズにいて、今度の独立資金も出してもらうことになってると判明する。まあそれがわかればリズボンもためらわずに断れるけど。ハフナーはどういう役回りなのかな。若い頃ぐれていて、教団のおかげで立ち直ったけど、スタイルズをあがめる気はない。受けた恩は忘れないけど、利用できるもの(この場合金)は利用する。まああんまり悪らつなやつという感じはせず、割り切っていると言うか。リズボンとは路線が違うだけ・・みたいな。何しろジェーンのやることは時にはひどすぎるからね。あんなにまでしなくてもいいのにと思うことはある。そのジェーンは近頃どこやらに閉じこもって・・ラスト、リズボンはやっと中へ入れてもらえるけど・・そこはレッド・ジョンを捜し出すための秘密基地と言うか。今まで出会って握手した人を全員思い出したのだそうで。で、今はしぼり込みの段階。かすった程度の人物は除く。死んだ者は除く。女性は除く。今回の事件で、1980年代の末頃にはビジュアライズの信者だったこともわかったから、それでまたぐっと範囲が狭まる。その頃まだ生まれてなかった者、赤ん坊~中学生くらいまでは除いていい。ものすごく背が高いとか、ものすごく太ってるとかも除いていい。一目でアジア系とか黒人とかわかる人も除いていいんでしょ?事件の方はあんまり大したことなし。すぐ銃を持ち出す短気なクレイヒューやってるのは「ヒドゥン」のクリス・マルケイだ。

メンタリスト5の14 血の生き残りレース

大学でやってる自然史博物館でリンダという学生の死体が見つかる。虫に食われるというひどい状態。で、ゼミのキッド博士とか、学生のメーガン、ポール、ジャネットらに話を聞いて回る。リンダには恋人がいたけど別れたらしい。そのモランは警官で、彼女が出会い系サイトを利用しているという匿名メールのせいで別れたと言う。調べてみると、メールやニセのプロフィルを作成したのはメーガン。キッドのゼミは厳しく、表向きは家族同様なんて言ってるけど、裏では足の引っ張り合い。実績を上げないと切り捨てられてしまうので、みんな必死。一人リンダだけは涼しい顔。優秀で奨学金もすんなり獲得、恋人もいる。で、メーガンは腹いせに二人の仲を裂き、そのせいでリンダがミスをしたのを喜ぶ。やったことがばれてもあたしの方がずっと魅力的と主張。取り調べに当たったリグスビーも呆れ顔。モランはもうちょっとリンダのこと信じてあげればよかったのに、決断が早すぎるね。とは言えリンダと付き合ってて幸せになれたとも思えんが。ヴァンペルトはパソコンの特別な講習に出るため、しばらくここを離れるようで。要するにアマンダ・リゲッティが産休に入るってことなんだろうけど。リズボンは費用の助成を局長に頼むけど、あっさり却下される。彼はこのところポーカーで判事にぼられっぱなしなので機嫌が悪い。で、ジェーンが奥の手を伝授して判事をへこませることに成功。機嫌を直した局長は助成を許可・・って予算がカットされたんじゃなかったの?と言うか、ポーカーで大金(たぶん)賭けるのは・・友人どうしでやるぶんには法に触れないのかな。で、事件の方だけど犯人はポール。新種の蛾を発見したおかげで首が繋がったけど、発見したのは実はリンダ。彼があせっていた、これしか方法がないと思って殺したというのは、動機としてはちょっと弱い。発見を自分に譲ってくれと懇願したのにはねつけられたとか、無能呼ばわりされたとか、そういうふうに持っていかないと。つまりもっとリンダを高慢ちきで意地悪にしないと。あの描写じゃ何を話してるかわからん。ポールの頼みを断ってるのは確かだが。ラスト・・今度のことはショックだったとキッドがさりげなくジェーンにモーションかけてくるが、結婚指輪見たとたんあっさり引き下がる。こういう時便利だね。

メンタリスト5の15 豪邸に燃える炎

不気味な雰囲気の漂うヴォーゲルソング邸。一人で住むエリーズは、燃えて灰になっていた。検死官パートリッジ役でジャック・プロトニック久々の登場。相変わらず若々しくてかわいくておしゃべり。彼の推理はいつも通りジェーンに全部否定される。プロトニックって見ようによってはレッド・ジョンにぴったりだよな。でも違うけど。エリーズの甥カーティスは財産のことでもめていたらしい。彼自身金には困っていたようで。主治医のラインハルトには前科があり、大量の薬を処方するなど怪しいが、彼はエリーズに強要されたのだと主張。エリーズは退役軍人の施設運営に金を出していたが、彼女の死で打ち切られるのでは・・とグリフィン牧師は心配している。施設の金の動きに不正が疑われるとか、エリーズは認知症だった、いや正常だったと、人によって言うことが食い違う。カルフーンという老女が行方不明になっており、たぶんあの灰は彼女なんだろう。エリーズは生きているんだろうと予測がつく。カーティスに不利な証拠が次々に見つかり、彼は大ピンチに陥る。弁護士まで司法取引に応じろと勧める始末。彼が何もやってないのは・・エリーズにはめられているのは見え見え。ジェーンは発煙筒を使って、ヨットに隠れていたエリーズをいぶり出す。ここらへんは「シャーロック・ホームズの冒険」の「ノーウッドの建築業者」風味。エリーズ役はマリエット・ハートレイ。「マーニー」から50年たつが、元気そうで何よりだ。ヨットを通じて親しくなったケーシーは、エリーズを母のように慕い、カーティス達に陥れられたというエリーズの言葉を信じている。エリーズにとっては他の者は道具にすぎない。カルフーンは酒浸り、自分の身代わりとして彼女を殺すのはむしろ慈善行為。ケーシーは愚かな女。金を持ち出し、施設が破産の危機になっても、自分のお金だ何が悪いとうそぶく。彼女をかばうケーシーに、チョウは君も始末されたかも・・と諭す。それでやっと彼女も目が覚める。彼女は感じのいいコなので、罪に問われたのでは気の毒だ。ラインハルト役の人は「ハムナプトラ」の人かな?

メンタリスト5の16 そこにはやはり血が

シーズン5はまだ見てない回もいくつかある。だから繋がらない部分もあるのだが、それはまあ気にしないことにして。ヴォルカーの件が終わったように、ローレライの件も今回で終わるってことですね?冒頭彼女がジュリアという女性を拷問して情報を引き出した後、撃ち殺す。彼女は気づかなかったけど(気づいても気にしたかどうか)、室内には監視カメラがあって、一部始終がうつっていた。音声はないので、何を聞き出したのかは不明だが、動かぬ証拠なのは間違いない。さすがのジェーンも言葉がない。今回のジェーンは眉間のたてジワが目立ったな。いつものお気楽な調子は影を潜めてる。ジュリアはローレライの妹ミランダの死に関係していたようだ。彼女から次の人物の名前を聞き出したローレライは、理事のうちの誰かを狙うが、失敗して逃走。ミランダは恋人の暴力から逃れるため、虐待された女性のシェルターにいたが、なぜか彼女の記録はない。調べていくうちに、他にもいたはずなのに記録が消された女性達がいることがわかる。どうも理事の一人がレッド・ジョンに女性を回していたらしい。目的は殺人。その助けをしていたのがジュリアらしい。その理事もローレライは殺してしまう・・と言うか、ジェーンは何とか蘇生させてレッド・ジョンの正体を聞き出そうとするのだが、国土安全何とか省のカークランドに邪魔され、理事は彼らの手の中に。見ていていくつか疑問に思う。監視カメラの映像は音声なしだが、最新技術を駆使して解像度を上げ、読唇術で読み取ることはできないのか。またジェーンは何度もローレライと対峙するが、なぜ催眠術を使わないのか。なぜ彼女には強い態度を取れず、いつも弱腰なのか。ローレライは結局最後までジェーンにはレッドジョンの情報は言わない。一人で戦いを挑み、殺されるが、ちっとも気の毒には思えない。すべて自分が招いたことだ。今回印象に残ったのはリズボン。彼女はジェーンのせいでかなり危ない橋を渡っているが、心のうちを相談できる相手がいない(私はチョウなら信頼できると思うのだが)。局長にも話せない。なぜなら彼の後ろにはカークランドがいるからだ。リズボンが退室した後、局長の背後から本当にカークランドが現われた時にはぞっとした。リズボンは局長を信用しなかったけど、それが正解でした、危なかった~!

メンタリスト5の17 赤と白と青

今回は何やら「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」風味。聖セバスチャン教会の近くで、近くにある陸軍基地のグリーン伍長の死体が見つかる。ルイス中尉がこちらで捜査すると言うのを、リズボンはうちの管轄だからと断る。まあ・・あっちに任せていたら犯人は見つかったかどうか。あるいは違う人(ピートとかレトナー)逮捕したかも。グリーンは非常に優秀で、ミスをしないタイプ。規則を守り、まわりにもそれを求めるので、特に男達からは嫌われていた。特に仲が悪かったのはホーキンス軍曹。そのうちセクハラがどうのと始まって、殺された原因はそっちの方かと思わせるが、最終的には無関係。男どもが固まるとか、上官には遠慮があるとか、隠蔽体質とか、まあいつの時代でも女性兵士には障害が立ちはだかる。もちろん男性兵士にも言い分はあるのだろうが。事件を通報し、その後なぜかいなくなった男性のことをジェーンは記憶に障害があるのではないかと気づく。今回印象に残るのは体や心に傷を負って帰還した兵士の多いこと。アメリカではこういった人々の生活保障・社会復帰のための費用も莫大なのではないか。グリーンはクリニックでも帰還兵のサポートをするなどしていた。そのうちの一人ピートは脳の損傷のため、少し前のことが覚えていられない。まあれこれあるが最後はいつも通りジェーンの罠。今回はリズボン達も前もって知ってる。あまりありそうにない状況を作り出すが、やましいところのある犯人は動かずにはいられない。おまけに令状が取れるまで20分とか猶予があるし、火事騒ぎで人の目もそっちへ行ってる。で、引っかかったのがクリニックの責任者ボーマン。薬の横流しで莫大な利益得ているのをグリーンに知られそうになったと。でも彼は離婚の慰謝料のためだった自分は悪くない別れた妻のせいだと全部人のせいに。軍ではホーキンスがやっと上官であるルイスをセクハラで告発する決意を固める。彼にチョウが敬意を込めて敬礼するのが印象的。彼も元軍人だしね。ボーマン役ジム・ホームズは「ミディアム」の「シグナル」の犯人役の人かな?

メンタリスト5の18 赤いカーテンの裏側

新作ミュージカル「トーチ」の資金集めパーティが開かれているホテル。その玄関に降ってきたのが準主役のシャロン。早い時点でジェーンはあることに気づく。見ている我々も気づく。出資者のハノーヴァーが怪しいと思う。顔がよく見えない。だからジェーンがシャロン殺しの犯人暴いてもあんまり驚かない。そこへ行くまでにさまざまな・・ミスリードと呼ばれるものが展開される。シャロンの元恋人で暴力的なビリー、シャロンの地位を狙っているマンディ。主役のディアンドラは気まぐれで扱いにくい。演出家のマクタヴィッシュはシャロンを主役にと考えていた。しかし実はディアンドラはシャロンの生き別れた母親。そうやってふるいにかけられ、容疑者はしぼられてくる。結局プロデューサーのドッジが実はハノーヴァーで、シャロンにそれがばれたため殺したとなるのだが、私にはなぜドッジがハノーヴァーに化けなければならないのか、理由がわからない。でもそんなことはどうでもよろし。ジェーンが罠を仕かけるために連れ出したのはお久しぶりのラローシュ。もちろん彼はとまどい気味。何だかよくわからないままハノーヴァー役をやらされる。「なまりはあった方がいいかな」なんてその気になっちゃってるのが途轍もなくかわいい!!連れ出すに当たって、ジェーンは貸しがあることをちらつかせる。黙っていてあげる・・ってあのタッパーのなかみのこと!?確かジェーンはなかみは見てないはずだが。でも見たぞ知ってるぞと思わせる。告白します!「メンタリスト」で私が一番気になっているのは(レッド・ジョンの正体ではなくて)あのタッパーのなかみです!!一方ジェーンはローレライに撃たれたレノンのことが気になっている。ナースのシェイラを味方に付け、ちゃっかり病院に入り込んでいて、カークランド達を呆れさせる。シェイラはカークランド達のことをトカゲエイリアンと言っていましたな。せっかく昏睡から覚めたレノンだが、カークランドが殺してしまう。自分のことを知ってるかと確認していたが、ネットでは彼もレッド・ジョンを追っていて、自分のことがばれてないかどうか確認したのだとか何とか。私も、カークランドがレッド・ジョン本人、あるいは手先という線は薄くなったような気がする。

メンタリスト5の19 朱に染まる町

パーシーという男が殺される。町の建物は全部彼のものという有力者。町はさびれ、ナヴァロがやってる西部劇ショーもあまり効果なし。町全体が売り出し中だが、覚醒剤の密造所が相次いで爆発するなど、評価は下がり気味。ジェーンの警察署長クックに対する態度が無礼だが、初対面で彼の裏の顔に気づいたのか。リグスビーは爆発のタイミングが気になって調べ始め、放火であることを突き止める。さすが元放火捜査部の面目躍如。放火はクックの仕業。数年後のモール建設を当て込んで、値段の下がった土地を買い占める。でもパーシー殺しとは無関係。ナヴァロの話によるとパーシーは若い頃は無軌道で、愛人が妊娠し、金で話をつけたが、女の兄には恨まれていたとか何とか。ジェーンじゃなくてもこれで流れはつかめる。女は堕胎せず産んだのだ。酒場のリリーがその子供だろう。彼女はパーシーの息子イアンと恋仲。それを知ればパーシーは二人の仲を裂こうとするに決まってる。男って金さえ渡せば、あるいは約束したんだから堕ろしたはずって思い込むらしい。無責任で臆病で逃げ腰。だから今回のこととか「ザ・マーダー」のようなことになる。結局犯人はイアンだったが、いい人なのでこんなことになって気の毒。ただ、この先リリーとはどうするつもりだったのかね。パーシー殺しは解決したものの、町の衰退はそのまま。ナヴァロががんばっているのが気の毒で。パーシーの妻ジョアンは彼をけなしていたけど、そういうアンタは町のために何かしている?ジェーンのやり方もひどい。マジシャンのケヴィンを怒らせてやめるよう仕向けるし、ショーも勝手に犯人暴きに利用した。彼にとっては事件でたまたま訪れた場所でしかないが、そこに住んでいる者にとっては生活の場所、お金を稼ぐ場所なのだ。もっと敬意を払え!リグスビーはヴァンペルトが研修から戻ったのでうれしくて仕方がない。ところが!その研修で出会ったというダンカンを紹介され大ショック。一方カークランドは・・リズボンとお茶してる!!何となく気持ちの悪い彼だけど、少し意図が見えてきたせいか、そんなに嫌でもなくなってきた。彼も独自にレッド・ジョンを追ってることがはっきりしたけど、ジェーンと手を組むことはありえないな。二人とも復讐は自分の手で・・って思ってるから。

メンタリスト5の20 レッドベルベットケーキ

ミッシーという女性が殺される。ジェーンは、電話で話してくれれば推理する・・と、まるでポアロみたいなことを言う。レッド・ジョンの追及に忙しいので横着する。こういう事件の場合まず疑われるのは夫。そのキップは、ロージーという女性と浮気中。彼はミッシーが関係修復を願っているのを知って、ロージーとは別れるつもりだったが、誘惑に負けてつい・・。いわゆる変態なのだが、妻と違って彼女は彼を満足させてくれるのだ。聴取に当たるチョウが、ポーカーフェイスなのがおかしい。ミッシーとキップが以前「愛の処方箋」というラジオ番組に出たのを知ったジェーンとリズボンは局へ行き、ホストのヘニングスに話を聞く。後でジェーンは彼の部屋へ忍び込んで見て回るが、トウシューズをはいた足の写真がうつるので、彼を疑っているのだなとわかる。ミッシーはなぜか足を撃たれていたから。ジェーンはまたリグスビーとヴァンペルトを番組に送り込む。前回ダンカンが登場したことで、二人の間は気まずくなってる。最初は固くなっていた二人も、へニングスのリードでホンネを言い合うようになる。もちろんこれは仕事で、お芝居をしているのだというのは忘れてはいないけど、それでもついつい。あれこれあったけど要するに二人は今でも相手のことが好きなのだ。でもそれだとサラの立場がないじゃないかとも思うけど・・。番組終了後ヴァンペルトは足を挫いたふりをしてへニングスの部屋へ。そこにはミッシーのクローゼットからなくなっていたゴールドのハイヒールが・・。これで決まりだ!ところが銃を構えて現われたのはへニングスの妻エリザベス。ジェーンはへニングスが犯人と思っていたけど、はずれたようで。エリザベスは夫の度重なる浮気を許せず、とうとうミッシーを始末。一度実行し、はずみがついたらしい。もちろんリズボン達が駆けつけてつかまえる。今度のチョウは足フェチのへニングスの聴取。でもやっぱりポーカーフェイスなのが笑える。その夜ヴァンペルトはリグスビーを訪ねる。またくっつくらしい。ダンカンはお払い箱か。向こうの人はドライだからねえ。次週は・・あッ、ラローシュのタッパーが・・。

メンタリスト5の21 赤く腫れた手首

今回やっとタッパーのなかみが(ほぼ)明らかになります。それはいいとしてストーリーはメチャクチャです。まずラローシュ宅に強盗が入る。金庫から盗まれたものはなしというのは表向き。タッパーがなくなっていたので、ジェーンに調査を依頼。強盗は一人は逃げ、一人は射殺。死んだ方はひどい関節炎を患っているから、金庫を開けたのは逃げた方か。思い浮かぶのは以前ジェーンと一緒に忍び込んだカルペッパーだが、金庫は新しいのに変えられている。それでも破られたと。そのうち死んだのは鍵屋のパーソンズだとわかる。被害者ヅラしてしらばくれていた妻ジェナが共犯。しかしもうタッパーは依頼者の手に落ちた後。ラローシュはCBI内に情報を流している者がいると調べているが、タッパーを盗んだのは調査をやめさせるためらしい。後でラローシュはジェーンが約束を破ってリズボン達に話したと怒るが、いくら彼でも一人では解決できない。期限は迫っているし。ラローシュの過去を調べたところ、彼の母親はスコットという男にレイプされ、自殺していた。最近出所した彼はこの事件に関わっているのか。カルペッパーは?ジェナはその後どうなった?ラローシュはタッパーのことは知られたくないから、起訴には持ち込みたくないだろうし。スコットと同房だった男は、彼のことを「口数の少ない男」と言っていて、それが伏線。タッパーのこと聞かれて顔色変えたのは、なかみを知っているからよね。スコットから聞いて(←?)いたのよね?と言うことは、スコットは自分をそんな目に会わせたのは誰か知っていたってことよね?裁判ではそのことは言わなかった(←?)。一方情報を流していたブレンダはとうとう尻尾をつかまれる。でもさんざん取引して自分有利にことを運ぶんでしょうなあ。例えばタッパーを盗ませたのは彼女だけど、ラローシュはこの件には触れない。スコットの母親役でメグ・フォスター。さすがに老けた。テレビのレポーター役マイク・ドイルは「ブラックリスト」の「キングメイカー」に出ていた人。エディ・シブリアン似のハンサムで、今回だけというのはもったいない。

メンタリスト5の22 レッド・ジョンのルール

早いものでシーズン5も終わり。いちおうラストで持ち札見せてサービスしてくれる。冒頭リズボンが手首を傷めてるようだったけど、説明はなし。ロビン・タニーが傷めていたとか?モーテルでアイリーンという女性の死体が見つかる。ジェーンはレッド・ジョンの犯行と確信するが、アイリーンの赤ん坊がいなくなってるのはなぜか。ジェーンはレッド・ジョン候補が七人にまでしぼり込まれたとあって、事件の捜査なんぞしたくないのだが、それを見透かしたように犯行が再開された。アイリーンはジェーンの子供の頃の思い出と繋がっていた。30年ほど前、サーカスの巡業で一緒だった。でもレッド・ジョンはなぜそんなことまで知っているのだろう。事件の方は、社会福祉局のミリアムが出てきたとたん、怪しい・・となる。アイリーンの夫で粗暴なロディや、彼と仲の悪いショーンなどが出てくるが、みんな目くらまし。ショーンは昔のジェーンみたいなことをやっているが、自分の能力は本物と豪語。リズボンの家族にアルコール依存症がいることを見抜いたし、ジェーンに恋してるとも。後でそのことでジェーンと何か言い合うかなと思ったが、今のジェーンはそれどころじゃない。バートラム局長も候補だと明かし、リズボンの気をそらす。赤ん坊の方はやはりミリアムの仕業。彼女はレッド・ジョンの協力者だが、正体は言わず、服毒自殺。う~ん、前にも書いたけどジェーンは何で催眠術かけて白状させないの?ミリアムに渡されたディスクに入っていたのは・・ローレライ?レッド・ジョンはすでにジェーンがしぼり込んだ七人の名前も知ってる。う~ん、それって無理でしょ、超能力者でもない限り。アイリーン殺したのはやはり彼で、ジェーンの思い出と繋がっている・・ただそれだけの理由で。ミリアムは赤ん坊欲しさに手伝ったと。で、七人ですけど局長やスタイルズは今までの言動から見てありえない。カークランドも被害者側。ハフナーやパートリッジはそこまで器は大きくない。まあ私は今回も出ていたパートリッジがレッド・ジョンだったらおもしろかったのにとは思うけどね。リード・スミス?誰?「赤いガラス玉」に出ていた?覚えとらん。マカリスターも一回だけだよね登場したの。