メンタリスト シーズン2

メンタリスト2の1 贖罪

第二シーズン1話目。冒頭デパートか何かでの殺人はメインじゃないってすぐわかる。さあ、皆さん始まりますよ~って感じ?ジェーンはその場で解決しちゃったけど、後始末が大変。リズボン達の通常のやり方でも犯人つかまっただろうが、ジェーンは余計な手間かけたくない。こんな些末な事件はさっさとかたづけ、レッド・ジョンの事件に専念したい。しかしそれは彼の都合、わがまま。そんなのが通るわけもなく、チームはレッド・ジョンの捜査からはずされてしまう。代わって担当になったのがリズボンの元上司ボスコ。この人シーズン途中でやられちゃったみたいなんだな。私はちょうどそのエピソード見逃しちゃったので、何があったのかまだ知らないんだけど。このボスコ・・目の間が狭くて貧相。ちっとも有能に見えない。ジェーンは何とか情報共有しようと働きかけるんだけど、あっさり断られる。その断り方がまた感じ悪くて・・でも、そういう態度取られると負けずに相手を不快にさせるジェーンもジェーン。肩に手を置かれると、即自分もボスコの肩に手を置くのがいかにも彼らしい。さて、メインの事件・・被害者モニカは100万ドルを横領し、逃亡中。家族・・特に娘のケシーは、浮気をし、家族を捨て、犯罪まで犯した母を深く恨んでいる。弟アンセルはガンで大変だったのに・・。びっくりしたのは父親役でラファエル・スバージが出ていたこと。信心深くて、苦しいことがあっても家族みんなで耐えていこう、妻のこともとがめないというタイプ。「レッド・ラム」の父親のような偽善者ではなく、善人なのでホッ。モニカが浮気に走ったのはアンセルのせい。苦しみを男でまぎらわそうってか?横領の罪かぶったのもアンセルのせい。最高の治療受けられるなら・・。おかげでアンセルは治ったけど、そうなると今度は家族に会いたい。会えば横領の犯人は別にいるとばれるかも・・で、始末される。モニカの勤務先の会社の会長が犯人なんだけど、出てきた時から怪しいわさ。社員は家族同様なんて言う社長や会長はたいてい犯人(おいおい)。母親の真意を知って涙にくれるケシー。それはいいんだけど、何もかもアンセルのためなんて言われたんじゃ彼には負担だろうなあ。ボクのせいで・・なんて落ち込まないでね。

メンタリスト2の2 緋文字

橋の下に若い女性の死体。自殺か他殺か。ジェーンにやり込められる検視医は、この後二度ほど出てくる。リズボンがカウンセリング受けるカーメン博士は、次の回にも。死んだ女性クリスティンは、女性議員メリンダの秘書。メリンダの夫エリオットと不倫していたといううわさも。メリンダの父親ウォルターは元議員で、局長に圧力かけてくる。不倫の末の自殺ですまなくなると、今度はクリスティンの異母兄ハーランが疑われる。このハーラン役ジョシュ・スチュワートはどこかで見たような。彼の車からクリスティンの靴の片方が見つかり、容疑は決定的に。でもジェーンは違うと思っている。メリンダとエリオットの夫婦には、どこかぎこちないところがある。ウォルターは、娘にかなりの期待をかけている。それと・・いつも自分が寝そべっているソファの位置が少しずれてる。情報がもれているふしがあり、盗聴が疑われる。彼はまず罠を仕かけ、清掃人アートをつかまえる。思い当たるのは、ずれていたソファ。天井のシミの見え方がいつもと違う・・なんて、ジェーンでなければ気づかないけど。アートは、ウォルターが雇ったもみ消し屋。逃げようとするが事故死。ジェーンは何と彼が生きて事情聴取受けてるように見せかける。メリンダ、ウォルター、エリオットの三人を呼び、ゆさぶりをかける。真っ先に離反したのはエリオット。メリンダは実はレズで、クリスティンとは恋人どうし。彼はウォルターのバックアップを条件に、形だけの夫の役を引き受けたのだ。不倫のうわさも、レズを隠すため。ただ、殺人事件の巻き添えはごめんだ。結局ウォルターは、娘の恋人を何度も奪ってきたらしい。自分が誘えばすぐなびくような遊び好きの女だ、やめとけ。娘の将来を思っての行動だが、今回はそれが裏目に出た。浮気を疑ったメリンダが、クリスティンの相手が父親だと知って・・はずみで殺してしまうが、尻ぬぐいを頼めるのは父親しかいない。まあジェーンにはこんな事件より、ボスコがレッド・ジョンの情報つかんだらしいことの方が気になる。彼が教えてくれるはずないから、こっそりデスクにアートの盗聴器を仕かける。それにしても、靴を片方隠すから自殺じゃないってことになった。ハーランに罪を着せるより、自殺の線が濃厚・・となるようにすればよかったのに。ウォルター役は「刑事スタスキー&ハッチ」のポール・マイケル・グレイザー。

メンタリスト2の3 血塗られたバッジ

リズボンはもう五週間もカーメン博士のセラピー受けていて、うんざりしている。ジェーンは一回ですんだのに・・。いらいらし、コーヒーさえまずいと文句つける。匿名の通報が入って、治療が中断されたのがうれしいくらいだ。見つかったのはビルという男の死体。以前リズボンがつかまえた、連続少女レイプ犯だ。今回彼女の過去が少し明らかになる。12歳で母親をなくし、弟が三人いる。父親はアル中で、虐待もあった。ビルを逮捕した時の上司はボスコだった。そのうち凶器の銃から彼女の指紋が出るが、覚えがない。と言うか、犯行時刻当時の記憶が抜け落ちているのだ。ウソ発見器の結果も思わしくなく、ビルの捜査からはずされ、裁判の証言に立つこともできなくなる。いくつかの事件を抱え、裁判の証言やその準備で多忙。ビルの被害者の父親からは、「娘が襲われたのはあんたのせいだ!」とののしられるし、ストレスはたまるばかり。父は酔っ払うと記憶をなくしてた。自分もそうなんじゃないか・・という不安。苦悩するリズボンに対し、ジェーンは気楽そう。でも彼なりにちゃんと考えていて、催眠術をかけても思い出せないのは、薬のせいでは・・と推測する。我々も、カーメンのところで出されたコーヒーがまずかったのはそのせいではないか・・と思う。催眠術なんて誰にも知られたくないから、ジェーンと自宅へ。何か薄暗くて細長い部屋だ。壁の絵は前の住人が置いていったもの。つまり彼女には、部屋を飾りつける趣味も時間もないってことか。それにしてもリズボンはあっという間に術にかかる。とても無力な感じ。相手がジェーンだから危険はないけど。さて、追いつめられた彼女は、みんなの前でぶち切れる。不安になった局長は、カーメンを行かせる。まあ切れたのはジェーンの指示による芝居だし、カーメンが怪しいのは途中から見え見えだし。案の定リズボンをなだめようとべらべらしゃべるうちにボロを出す。結局金をもらい、ビルを殺して容疑がリズボンにかかるよう細工し、証言に立てないようにする・・ってことらしい。でも方法としては回りくどくない?リズボンを殺してビルのせいにする方が簡単なのに。ビルの勤め先・・ビデオ店か何かの店主役でジェイク・ビジーが出ていた。こんなチョイ役で出してくるような人じゃないのに・・もったいない。

メンタリスト2の4 赤い脅迫

メンタリスト2の5 赤い恐怖

建築家のアランが窓から墜落死。妻リリアンによると、この家はヴィクトリアという女性から買ったが、その後何かと言いがかりつけてきているらしい。相続税が払えなくて売ったのだが、アランがリフォームしようとしているのが気に入らないらしい。この家には幽霊が出るといううわさがある。今から80年も前に死んだベックワースの幽霊。アランの死に方はベックワースと同じ。警報装置の状態から見て、誰かが出入りした形跡もない。しかしジェーンの手にかかれば種明かしは簡単。幽霊出現のトリックは、交霊会でよく使われる手。警報装置だって、秘密の出入口があるだけの話。ベックワースが財を成したのは禁酒法時代。となれば秘密の出入口や、密造酒の保管場所が設けられているはず。宝が隠されているといううわさもあり、ヴィクトリアと郷土史研究家フィリップが手がかりらしきものを持っていたが、彼らにはその謎々を解くことができない。ジェーンはすぐ第一の謎々を解くが、その際罠を仕かける。引っかかったのは・・まあ出てきた時から怪しいんだけど。今回のジェーンは、保安官代理フィッシャーや、フィリップに対し、かなり失礼な態度を取る。いきなり正面からかまし、犯人なら動揺するはず・・と、その反応を見る、いつものやり方だが、明らかにやり過ぎ。それよりも私にはヴィクトリアの態度が解せない。家を返せと言うけど、じゃあアンタ受け取った代金返せるの?税の支払いに使っちゃったんじゃないの?ところで彼女には、その人が発しているオーラが見えるらしい。アランはくすんだピンクだったとバカにし、チョウはしっかりしてて現実的な濃い赤、ジェーンは色とりどりだそうな。そういうのが見えるのなら、甥のドリューの言動にも何か感じるのでは?それとも身内には目が曇るのか。今回のような古くて大きな屋敷が舞台というのは私好み。秘密の仕かけ、通路、思いがけない空間。ただ、ヴィクトリアの態度には説得力がないし、途中で出てくるジェブという男のこともよくわからない。ジェブ役デレク・チートウッドは「フレイルティー/妄執」のハルだ。私は彼をクリントンさんと呼んでいる。少し太ってきたかな。夫の浮気を疑い、そのまま死なれてしまって、深く後悔するリリアンと、ジェーンとの心の通い合いはよかった。

メンタリスト2の6 ラメと赤い血

今回はやや散漫な印象。二つの家族が、土地のことでいがみ合ってる。一方は地下にオイルを含んだ砂の層があって、オイルマネーが入る。もう一方は土地をだまし取られたと思っている。でも両家の・・カービーとドナは結婚し、子供もいる。そのカービーが死体で見つかる。その頃、ジェーンがボスコのオフィスに仕かけた盗聴器が見つかってしまう。CBIをやめるなら不問にすると言われるが、ジェーンは拒否。拘置所へ送られる。二つの家族がどうのこうのという場合、誰が誰というのをはっきりさせておかないと、わけがわからなくなる。今回の場合、ジェーンはブタ箱にいるため、そっちの描写も多くなる。そしてこっちの方が見ている者にとってはおもしろいし、興味深い。金髪のカワイコちゃんが凶悪犯どもの真っ只中に・・さあどうなる!同房のブーは男性をレイプした後、刺し殺したという・・どうするジェーン!彼がサツだというのはなぜか知れ渡っていて、ただじゃすまない雰囲気だけど大丈夫?もちろん彼は凶悪な男も難なく手なずけちゃう。拘置所から電話かけまくって、ドナの兄ロディがぶち込まれるよう仕組む。カービーの顔にはなぜかラメがついていた。ロディに面会に来た父親の頬にもラメが・・。ジェーンは脱獄にもすんなり成功し、若い後妻サンドリーヌの犯行だと暴く。なぜならこの中でラメを使った化粧をしているのは彼女だけだから。う~ん、彼女何でカービーの顔拭いとかなかったんでしょう!その場にいなくても、もたらされた情報だけで事件を解決しちゃうなんて、ポアロみたい・・と言うか、都合よすぎる気も。今回印象に残るのはリズボンの信念。いくら道理を説いてもジェーンにはちっとも通じない。怒ったり呆れたり心配したりしながら、それでも彼女は道理を説く。もちろんジェーンにだってわかってる。わかった上で好きなことやってる。盗聴だけでも重罪なのに、脱獄までやらかしたジェーン。事件を解決したとは言え、それで罪が帳消しになるわけでもない。こうなったらリズボンにボスコを説得してもらうしか手はない。彼がリズボンにほれてるのは誰の目にも明らか。おかげで助かったジェーンだが、リズボンがボスコの弱味握ってるだの何だのと憶測述べる。でもそれらはたぶん二人が恋愛関係にあったのではという憶測から気をそらせるため。彼なりの気配り、感謝のしるしなんだろうが、結局八年前に何があったのかは不明のまま?

メンタリスト2の7 熱血

8話を見てからこれを見ると、前触れのようなものを感じる。憎まれ役のはずのボスコの態度が軟化し、あらら?となる。友好的になってしまったのでは、彼の存在意義がなくなってしまう。ある晩、空き家のはずの家で、リズボンのチームとボスコのチームが鉢合わせ。危うく銃撃戦になるところだった。ミアという女性が誘拐されるが、空き家にあったのはコリンという男性の死体。数年前誘拐され、身代金だけ取られ、未解決のままの事件。ミアの誘拐も同一犯の仕業か。ボスコはジェーンの参加を嫌がるが、ミアの姉ヴェローナの夫ダンカンがジェーンの態度に怒って追い出しにかかると、かえって反発。ジェーンをはずすのを拒否。そうなるようジェーンが仕向けたのだが、ボスコの意地っ張りも相当なものだ。そのうち身代金の要求が来るが、375万ドルという半端な数字。これじゃあ家の財政状態知ってる者の仕業ってすぐわかっちゃう。一方リズボンはコリンの事件を担当していたアーレン元警部から、当時コリンの恋人ダイアンが疑われていたことを聞き出す。このアーレン役アート・ラフルーは、「ブロブ」などに出ている。ヴァンぺルトは聞き込みの最中、当のダイアンに出くわし、撃たれるが防弾チョッキのおかげで助かる。そんなことをしている間にも、身代金受け渡しの時刻は迫ってくる。このままではミアもコリンと同じ運命・・と悟ったのか、ボスコはジェーンの計画に乗る。金を入れたトランクにボスコが追跡装置をつけた後、ジェーンがわざと騒ぎを起こし、トランクがしばらく放置されるという状況を作る。犯人はその間を利用して装置を取り除くはず。罠にかかったのは・・。みんなが犯人のアジトを急襲する間、ジェーンは外から見ている。私がいつも不思議に思うのは、こういう時全員が中に入り、外で見張ってる人のいないこと。ジェーンが外にいるけど、単に臆病だからで、誰かが逃亡すると見越して見張ってるわけじゃない。というわけで事件は解決。ボスコは譲歩する気になったらしく、レッド・ジョンの情報をまとめた概要をジェーンに渡す。でもジェーンは概要じゃあ・・と、不満顔。そりゃあ素直に感謝の気持ちなんか表わしたら双方が気まずいだけ。だからいかにも不満げなとこ見せる。意地の張り合いやってられるのも今のうちだよ!ところでこのボスコの情報と言い、後で出てくるモンタギューの分析結果と言い・・役に立ったんですか?

メンタリスト2の8 彼の赤い右腕

この8話は見逃していて、今回やっと見たんだけど、衝撃の内容。まずリグスビーとヴァンぺルトがベッドイン。とうとう結ばれたんですな。で、リズボンからの連絡が入ってあわてて出勤。二人が同じ香料の匂いさせてるのにジェーンが気づいて・・バレバレですな。墓地で見つかったのは50代の男性。なぜか全裸で股のところに花が飾ってある。翌朝ボスコのチームが撃たれているのが見つかり、騒然となる。ボスコは虫の息、二人は死亡、ヒックスは行方不明。で、ショッキングなシーン(リグスビーとヴァンぺルトの部分も含めて)の連続で、見ているこっちも胸がざわつく展開。その一方で「何で今?」という気も。8話目というところでやる内容じゃないでしょ。すごくショッキングな事件が起きて、しかも犯人はCBI内部の人間。レッド・ジョンの手がここまで伸びていたのか。リズボンにとって大事な人で、ジェーンに対する態度も軟化し始めたように思えるボスコがいきなり退場。一度に部下を四人も失ってショックを受けたボスが引退を決意する。犯人レベッカがつかまって、何か取っかかりでも・・と思ったとたん殺されて、振り出しに戻ってしまって。でもチームの結束はいっそう強くなり、新しい一歩を踏み出す・・って、こういうのシーズンの最終話でやるような内容でしょ。最終話でこういうの見て、次のシーズンに期待ふくらませるわけでしょ。・・てなわけで、見ていても疑問がわきっぱなし。冒頭の殺人事件と、ボスコ達の事件と、彼らのチームが追っていたというアルメニア人のカルテルの件・・何だか話が散らばってる。結局アルメニア云々は無関係。リズボンは墓地の件なんか後回し・・と思ってるけど、ジェーンはしきりに気にする。そのうち身元がわかるけど、駆けつけてみるとそこにはヒックスの遺体が・・。でもこうやって書いていても、だからどうなんだって感じで。昔のレッド・ジョンはミスをしたけど、今は非常に手際がいい・・と。ジェーンやリズボンは後手後手に回っている・・と。レベッカは洗脳されていて、レッド・ジョンの崇拝者。自分は彼に愛されてると信じ込んでいるけど、あっさり始末される。ボスコ達が殺されたのは、レッド・ジョンがジェーンに(自分の担当に)戻って欲しいから。彼はジェーンに追って欲しい。彼はジェーンと知恵比べしたい。何か子供っぽいね。

メンタリスト2の9 ルビーより高し

CBIも資金難なのか、金持ち連中にゴマをするため、エスター・ドーヴァートン主催のパーティへ。このパーティ自体おっそろしく金がかかっていそう。その頃ドーヴァートン宝石店には泥棒が侵入。エスターの夫カールが撃たれる。エスターには甥が二人いる。兄のジョージと弟のトム。トム役は「インターメディオ」のカラード・ハリスだ。あっちでは気がつかなかったけど、ここでの彼はジェームズ・ダーシー風味。二人のうちどちらかが犯人というのは見え見えだが、ジェーンはカールを疑う。調べてみると、小切手詐欺だの、元妻への生活費不払いだの、次々にボロが出てくる。何も知らなかったエスターはショック受ける。防犯カメラの映像からマーフィという男が浮かび上がるが、すでに殺されていた。彼の義兄カルペッパーの仕業か。カルペッパー役はデヴィッド・ウォーショフスキー。一回の出演で終わらせるには惜しいキャラだが、作り手もそう思ったのか後でまた出てくる。ジェーンはエスター達三人とカルペッパーが鉢合わせするよう仕組み、反応を見るが不発。マーフィとジョージは更生施設で一緒だったし、トムは店に来たマーフィを接客しているところがテープに残っていた。そのうちエスターを誘拐したという脅迫状が届くが、えらくカラフルなので、ジェーンが作ったな・・と予想がつく。ジェーンはすでにトムが犯人と目星つけてるようだが、理由は?トムったら、ここがCBIで尋問するための部屋で、隣りの部屋から誰かが(鏡越しに)見ているかもしれず、盗聴されてるかもしれず・・それなのにまんまと罠に引っかかって・・おバカさん。結局彼の目的はエスターの財産?カールというライバルの出現で、取り分が減ると危機感をいだいた?マーフィにダイヤを盗ませたが、その後殺害。盗まれたのはマーフィが飲み込んで、解剖の時見つかったダイヤだけ?何か今いちはっきりしない内容。ラスト・・やっと意識が戻ったカールは、ジェーンにあれこれ言われて激怒。でも実はこれ、エスターに彼の本音聞かせるための芝居。プロのテニス選手だったけど刑務所に入るなど落ちぶれて・・。彼女に会って立ち直ったけど、過去を正直に話せなくて。エスターだって気持ちはゆれていたはず。信じたい・・でも・・。ジェーンはそんな二人の間にある壁を取り除くため、あえて憎まれ役を演じたのだ。

メンタリスト2の10 炎の剛速球

野球の名スカウト、バーニーが殺される。容疑者としてまずパートナーのフィッチ、次にバーニーの別れた妻レズリーが疑われる。息子マイケルが3歳で事故死して以来、レズリーは自分を責め、バーニーは禅の世界へ。捜査の最中、ジェーンは頭に打球を受け、昏倒。以後ふらふらしたりやたら少年時代の記憶が蘇ったり。父親アレックスと二人、遊園地などで興行して回る、浮草のような暮らし。”奇跡の少年”として技を披露し、父親にほめられればうれしいし、自分に自信も持ってる。でもある日・・父親が見つけてきたカモは、重病の少女。医者に見放され、藁にもすがる思いの祖母。病が治るという水晶を売りつけるが、ジェーンの良心は痛む。そうやって手に入れた1万ドルを、父親は早速ポーカーに注ぎ込む。結局自分は金儲けの道具でしかないのだ。こんな生活から逃げ出したいが、今の自分は父親なしで一人でやっていけるのか?ジェーンの少年時代を演じているのはクリス何とか君。悪くはないけど、もうちょっと垂れ目のコの方が・・。アレックス役はニック・チンランド。幸いジェーンは母親似のようで。さて、庭師の証言で、有望新人の一人スコッティとバーニーが口論していたとわかる。でもまだ未成年ということで、スコッティにべったりくっついている父親のせいで、聞き取りも満足にできない。もう一人の有望新人スネークの父親もそうだが、息子につきっきり。あれこれ口出すし・・仕事は?とにかく1ドルでも高い契約金をせしめようと必死。ジェーンには、彼らが自分の父親と重なって見える。だから彼はスコッティにそれとなく忠告する。金に関しては親任せにせず、自分でしっかり管理すること。スコッティは思い当たることがあるので・・バーニーとの口論もそれが原因・・早速自分でエージェント雇い、父親を呆然とさせる。一方スネークの方は、年齢をごまかしていた。22歳は不利で、18歳の方が有利ということらしいが、遅咲きの選手だっているだろうに。とにかくこんなばかばかしいことでスネークの父親はバーニーを殺してしまったんですとさ。

メンタリスト2の11 バラ色のメガネ

今回はいろんな人が出てきて、名前確認するのが大変。吹き替えだと何と言ってるのかわからないこと多し。車の中で男女が殺されているのが見つかる。免許証からセルビーとジャナ夫妻だとわかる。セルビーの高校の同窓会へ行く途中だった。彼は在学中デレクという少年をいじめ、そのせいで退学に。ジャナとは二ヶ月前に知り合い、結婚。自宅の留守電には金のことで脅す男の声が残っていた。ジャナはポーランド人で、ネットを介してバダリという男と結婚することになっていたが、セルビーと出会って心変わり。電話の主はバダリで、違約金(元々は彼のお金)と慰謝料を要求していたのだった。セルビーは暮らしが楽ではなく、同窓会に出席する誰かから金を借りようとしたのだろう。明るく楽しい高校生活も、裏ではいじめや恋の過ちが・・。いじめをずっとがまんしてきたフィルを、ジェーンはそそのかす。そのせいで殴り合いが始まる。フィル役ケヴィン・サスマンは見た顔だ。「A.I.」に出ていたらしい。検事で副知事候補でもあるゲイブは到着日をごまかしていた。それをただすためリズボンとジェーンがホテルを訪ねると、在校生で受付を務めていたテスがいた。すわ淫行かと思ったら実はテスはゲイブと下級生との間にできた娘だった。さて、調査の結果デレクはすでに亡くなっているとわかったが、みんなはそのことを知らない。ジェーンは顔が少し似ているリグスビーをデレクとして送り込む。突然デレクが現われ、みんなの前で昔の復讐をすると宣言すれば、犯人はふるえ上がって逃げ出そうとするはず。で、動いたのは・・。要するにデレクいじめには黒幕がいたのだ。セルビーはそそのかされたのだ。調子に乗った犯人は、セルビーに写真をとらせていた。ジャナのことで金が必要になった彼は、これをネタに金を借りる(ゆする?)つもりだったのだ。でも犯人は、金を渡せば、また次も・・と思い、始末することにしたのだ。今回印象的だったのは、楽しげな卒業生とは違い、一人ぼんやりと手持ち無沙汰な様子の副校長。彼はこんなのに出たくない。家でゆっくりしていたい。その気持ちわかる。さんざん手を焼かせたクソガキどもが、自分一人で一人前になったような顔をして集まってるの見たって・・そりゃうれしくも何ともないでしょうよ!

メンタリスト2の12 血を流すハート

複合施設の起工式の最中、埋められた女性の遺体が見つかる。ちょうど今、CBIのPRのためテレビ局が取材に来ていて、リズボン達はまわりをウロウロされるのが気に食わない。でも反対に利用してやる。犯人は劇的効果を狙ってこんなことしたわけで、成果を見ようと見物人にまぎれているかも。式はメディアが撮影していたから、テープにうつっているかも。そのうち、自然保護を名乗り、建設に反対しているグループのボス、ジャスパーが怪しい・・となる。しかし犠牲者マーサは、建設に絡む汚職を告発しようとしていたようで、その彼女をジャスパーが殺すのは筋が通らない。まあ今回の作り手の意図は、事件そのものより、カメラと質問にさらされたCBIメンバーの描写にある。人一倍目立ちたがりのジェーンだが、うつされるのを嫌がる。時にはカメラマンに凄んだりする。たぶんこのシーンがこの回のハイライトだろう。愛する妻と子を失ったのは、彼がカメラに向かってレッド・ジョンに宣戦布告したから。あんなことしなければ殺人鬼に目をつけられることもなく・・。取材している二人がジェーンの過去を知らぬわけがなく、それでも質問したりうつすってことは・・視聴者の皆様へのサービス!常識的に考えれば、彼らへの密着取材はおかしい。ボスコの件(見逃した回で彼は殺されたらしい)等でCBIには世間の注目が集まっている。少しでもイメージアップするためという上からの指示で取材が・・。でも時には囮捜査もする彼ら・・メディアに素顔をさらしちゃっていいの?リグスビーとヴァンぺルトの場合は、ありのままに・・というのが重荷だ。何しろ二人は規則を破って今では深い仲。ばれれば片方は飛ばされる。根がバカ正直で不器用な二人は、ウソをついているという後ろめたさでいっぱい。ラスト、二人はとうとう告白・・でも、リズボン以外はみんな気づいてる。この二人の正直さ、不器用さは微笑ましいと言うより痛々しい。でも今回一番印象的なのは何と言ってもチョウ!インタビューされても全然答えず、逆に質問攻め。冷静でポーカーフェイスでテクニシャン。さすがは尋問のエキスパート。レポーターもカメラマンも苦笑してあきらめてしまうのがおかしい。いいぞ、チョウ!今一番気になるのはジェーンじゃなくてチョウだ!

メンタリスト2の13 レッドライン

今回は30万ドルもする高級車がいっぱい出てくる。好きな人にはたまらないだろう。カー・ディーラーのリゼルが殺される。彼女の売り上げ成績は中くらい。女であることを武器にしている・・と、男達の目は冷たい。仲良くやってると言いつつ、裏では抜け駆け、足の引っ張り合い。でもそういうのに加わらないのもいて、ジェーンが容疑者リストからはずすのが笑える。捜査はぽんぽん進んでいくが、どれが重要でどれが重要でないのかよくわからない。いろんな車、いろんな人、いろんな出来事・・ごちゃごちゃしている。そのうち解決。グリスビーとヴァンぺルトは早くも雲行きが怪しい。オレのキャリア、あたしのキャリア・・どちらもあきらめないから当然衝突。愛も仕事もなんて欲張りすぎ?いやいや両方欲しがったっていいはずだ。どちらも完全を求めるから支障が出るのだ。迷ったあげくリズボンが下したのは、要するにわきまえろってこと。仕事中にいちゃつくから、仕事がおろそかになるから職場での恋愛禁止・・となるんでしょ?取りあえずホッとした二人だけど、これからも昼間っからソワソワ状態なんだろうなあ。さて、容疑者の一人として浮かんだのがマッシュバーン。やり手で金持ちで、今じゃたいていのことでは満足できない。リゼルに高価な絵をプレゼントするなど気があったようだし、相手にされず殺害?疑われるスリルを楽しんでいる?彼はリズボンにも引かれたようだ。彼女はリゼルの死で自暴自棄になった恋人ジェフを救ってもいる。男達は明らかにリズボンに引きつけられているが、何もなくて終わってしまう。彼女の方で相手を寄せつけないようにしているのだ。たぶん彼女の過去が関係しているのだ。ディーラーの一人ブラッド役ケヴィン・ラームは、びっくりするくらいジェームズ・スペイダーに似ている。ラスト、高級車に乗ったジェーンがリズボンを誘うが、ここはマッシュバーンだった方がしゃれた結末となる。彼はやり手にありがちなギラギラしたところがなく、ややもっさりしている。若くて浮き足立っているジェームズやブラッドとは違い、落ち着きがある。今回だけでなく他の回にも出るようで、楽しみだ。リズボンにアタックしてよ!

メンタリスト2の14 ギャングの血

今回は珍しくチョウが主役。彼ってたぶん人気あると思う。例によって話があちこち飛ぶので、解決して「あっそう」となるものの、こうやって文章にしようとすると、「あれ?どうだったっけ?」ってなもんである。ジョンジョンとかKSの部分かな、あれがあるせいでややこしくなる。チョウの過去があまり好ましくないものであることは、今までもほのめかされていたが、今回明らかになる。昔友人だったデヴィッドが死体で見つかる。その前数回彼から電話があったが、チョウは無視していた。連絡を受けた時彼はちょうど恋人のエリースとディナーに出かけるところ。恋人がいたなんて・・職場に呼ぶなんて・・オヨヨ。彼より背が高い。あまり若いとは言えない。弁護士か検事か、そんな感じのインテリ。演じているサンドリーヌ・ホルトは、画面が暗いせいではっきりしないが、かなりの美女。残念だったのは、ディナーがお流れになった時の彼女が描写されないこと。楽しいデートがふいになって彼女がどういう反応見せるのか知りたかった。それで彼女のことがわかる。怒るのか残念がるのか笑って意に介さないのか。代わりにボクがエスコート・・と、名乗りを上げるのかと思ったらジェーンはチョウの方についてきちゃった。さて、私はチョウの過去なんか明らかにならなくたっていい。謎めいていた方がステキ。まあ彼のデヴィッドの母への接し方、過去から逃れようと軍隊に入ったことがわかるのはいいけど。彼韓国語しゃべってたな。韓国では年長者への礼儀は絶対。それがよく出ていた。それと彼って軍人ぽいでしょ。悪党のKSも一本筋が通ってる感じでよかった。こういうドラマ見慣れると、例えばリードの秘書が鼻をぐすぐすさせていて、アレルギーだと言うけど、麻薬が絡んでいるな・・とすぐわかる。「ミディアム」でアリエルの様子がおかしくなったのと同じ。クライマックスでのチョウの暴走も、犯人を引っかけるための芝居だとすぐわかる。作り手としては、いつもはクールな彼が、親友や恋人のためならこんなにも激情的になるんですぅ~と、サービスのつもりなのだろう。でも私はそんなサービスいりません。過去も私生活もなさそうな、いつでも出動準備OKみたいな、シンプルでクールな彼でいて欲しい。そういう彼が見られれば満足なんですぅ~!あれ?この頃ジェーンのことちっとも書いてない。いつの間にか非常に、すごくチョウ寄りの私ですぅ~!

メンタリスト2の15 レッド・へリング~おいしい罠

ウェスティング・リゾートでの料理コンテスト。賞金は10万ドル。最初の料理を出すことになっているジェフリーは汗をかき、盛んに水を飲む。そのうち倒れて死ぬ。シェフの一人ジュリアは議員の娘。そこからお偉方に話が回り、CBIが捜査を担当するはめに。死因はヒマから抽出されるリシンという毒と判明。検視医のシュタイナーがちょこっと出てくる。今回はあわただしい厨房、おいしそうな料理・・と、「ディナーラッシュ」を思い出させる。ジェーンやリグスビーは盛んにつまみ食いをするが、チョウは手を出さない。そりゃそうだ。毒殺かもしれないのに、そこらにあるもの食べるか?ジェフリーはアルコール依存症で、妻アビゲイルとは別居中。料理の腕はともかく、いろいろ問題を抱えていたようで。依存症から立ち直ろうと禁酒していたが、彼の部屋からは酒ビンが。このジンにリシンが入っていたのだ。トリュフが盗まれた件では主催者(ジョン・ポリト)と殴り合いのケンカ。シェフどうしの足の引っ張り合いも激しく、トリュフを隠したのはルド、酒を渡したのはハンナ。また、金に困っていたはずのジェフリーは、リッツホテルで逢引き。そのうち相手はジュリアとわかるが、彼女も毒殺される。アビゲイルは妊娠している。それを知ったジェフリーは禁酒し、ジュリアとの関係も清算するつもりだったらしい。店を切り盛りするイライザは独立するつもりだったが、酒の販売許可が下りず、断念したいきさつがある。店の売り上げを奪おうとイライザを襲ったのは、ジェフリーの弟ケヴィン。彼の口から高利貸しホーリックの名前が。ホーリックの口からリッツホテルの話が出てくる。いろんな人が出てきていろんな話をし、そのうち隠していたことが明らかになって・・。ジェーンはまずアビゲイルの家にヒマを隠し、疑いがかかるよう細工する。ジェフリーとジュリアの追悼ディナーに乗り込み、料理の一つにハバネロをどっさり入れる。ジュリアを殺したリシンはハバネロに仕込んであった。犯人は一口食べたとたん、毒を飲まされたとあわてるだろう・・。それに引っかかったのは・・。今回は犯人の告白がえらく長い。演技の見せどころ、見ている人を共感させようという魂胆だろうが、私はどうもねえ。仕事中髪を垂らしてるのが気に食わんかった。さて、事件は解決したものの、アビゲイルのジェーンに対する怒りはおさまらない。彼が隠れて出てこないので、リズボンが代わってわびる。

メンタリスト2の16 コード・レッド

ザイテック生物学研究所・・朝いつも通り仕事を始めようとしたアリシアは、とんでもない事態に驚愕する。クリプトハンザBというウイルスの容器が床に転がっている。自分はもう感染している。解毒剤はあるが、感染してからでは効かない。彼女はジェーンを刑事と勘違いして助けを求める。リズボンとヘリで駆けつけたジェーンは浮かれ気味。少々不謹慎だ。州疾病管理局ハーケンの態度は高圧的。アリシアのミスで事件性はないと決めつける。厳重な管理下で容器に近づけるのはアリシアと夫クリフ、他に三人だけ。ところがシステムが故障したままもう二ヶ月もほったらかしにされていたことがわかる。そうなると誰でも出入りできることになり、前日から監察のために来ていたハーケンでさえ容疑者となる。おかしかったのは、このハーケンが犯人だ!あるいは犯人ならいいのに・・と書いてる人の多いこと。上から目線の嫌なやつだからね。ハーケン役はトニー・カラン。「ミディアム」でも書いたが「リーグ・オブ・レジェンド」の透明人間。今回はビシッとスーツ姿で有能さありあり。でも私は彼を見ているとどうしても半裸でヒゲモジャでケープ翻して手には剣と楯持って「スリーハンドレッド~!」とか叫びそうで・・。アリシア役の人はスラッとした足がとてもきれいだ。「ミディアム」のパメラ・フランクリンだ。夫クリフも「ミディアム」に出ている。そう言えば「ミディアム」に「死のウイルス」ってあったな。今回は気になるところいくつか。アリシアは何も知らず保管室に入る。二重になってるけど、室内にはすでにウイルスが・・。空気感染だから外にもれるのでは?あと、犯人が容器開けた後外に出る時ももれるでしょ?それと出入りチェックする監視カメラついてないの?お互い浮気相手がいるという妙な夫婦アリシアとクリフ。クリフに片思いの同僚リリスなど、いわくありげな背景が浮かび上がるが、結局無関係。犯人の動機は単純にお金。1グラムで30万ドル。でもこういうところに勤めている人の経済状態ってチェックされないの?急に金回りがよくなったとか、借金返したとか。盗むにしてもいずれ監察が入ってばれるってわかってるのに。借金まみれで後先考える余裕なかったってのならわかるけど、犯人はお金には困っていない。だいたいこんな兵器開発してるからいけないのだ。それにしてもジェーンのやり方・・犯人がわかったんだからいいじゃないかって、それでいいのかよ。

メンタリスト2の17 赤い箱

なぜか新しいボスが来るようで・・。ハイタワー・・って、「ポリアカ」かよッ!家庭教師ジェームズが殺されるけど、生き返る・・ホラーかよッ!ただし脳死状態で、回復の見込みはなし。肉体的にはまだ生きてるのに、彼のこと話す時には「死んだ」「殺された」という言い方をする。家族はいないのか、臓器提供して欲しいのだが・・となるし、何だよ早いなあまだ生きてるのに・・とか思っちゃうのは日本人だから?意思表示できないイコール死なのかな。ジェームズはクレオパトラのものだという指輪を盗み、売るためにイギリスからアメリカへ。家庭教師をしながら生徒の母親達と関係を持つなど、ろくな人間ではないが、根っからの悪人というわけでもない。父親スローカムはロンドン警視庁の警部補で、何とか指輪を取り戻そうと職もなげうつ。しかし息子はすでに植物人間に。彼の苦悩・後悔はジェーンにもわかるので(彼自身、常に後悔にさいなまれている)、二人の心は通い合う。と言ってアメリカ人みたいにハグし合ったりしない。そんなスローカムの意地が悲しくも微笑ましい。さて、ハイタワーは有能だしコネもあるというやり手。リズボンはジェーンがクビになるのでは・・と心配するが、意外にもハイタワーはジェーンはなくてはならない人と持ち上げる。ただし彼が何かヘマをした時は、管理する立場にいるリズボンに責任を取ってもらいますからね・・となる。こういうワンクッション置く、言葉に二重の意味持たせるようなタイプは珍しいな。今までの男のボスだと「おりゃ知らんぞ」とか「いいようにやってくれ」とか「こっちは何とかする」とか単純だったけど、こっちはねちねち。ハイタワーはリグスビーとヴァンぺルトの仲にも早速気づく。この二人、モーテルの捜索中ソノ気になるなど、アホとしか言いようがない。誰も来ない・・って、もちろん掃除のおばさんが来る。人前で愛情表現するのが習慣になってるから、慎み深く装うということができない。それが彼らをピンチに追い込む(たぶんね、予告でヴァンぺルト泣いてたぞ)。しかも二人の仲を黙認していたと責められるのはリズボンなのだ!こういうハイタワーに、ジェーンはどう接していくのかな。

メンタリスト2の18 赤い水

チョウとヴァンぺルトの前に頭をケガした女性が現われる。弾が頭をかすめ、そのせいで記憶を失っている。近くには三人の射殺死体。そのうち二人は運悪く巻き込まれた夫婦。残りの一人はレナードという保護観察中のネイティヴ・アメリカン。今回ウェス・ステューディという大物がゲスト出演しているが、何の役にも立たないキャラで。レナードのいたショショーニ族の居留地で捜査が始まるが、ステューディ扮するシルバーウィング(ここのまとめ役か、それとも保安官?)は、リズボンに何か聞かれても知らない気づかなかった・・そればっか。見てる人全員彼が事件のカギ、何か知ってる、隠してる、悪ボスかも・・と思っているが、ホント何にもなくて終わる。いちおう女性の記憶は戻るのか・・と興味つなごうとしてるけど、あんまりおもしろくない。第一見てる人の多くはリグスビーとヴァンぺルトがどうなるか、そっちの方が気になる。犯人の目星はすぐつく。レナードの雇い主、土産物店の店主ウィリス。ジェーンが彼の店でお土産用の酋長の飾り(羽根のいっぱいついてるやつ)品定め。その時の応対からジェーンはたぶんぴんときたのだ。部族の誇りはというジェーンの言葉に、ウィリスはその飾りは別の種族のものだから関係ないとか何とか。自分に直接関係ないことならどうでもいいのだ。後で飲料水に利用している湖への汚染物質の不法投棄がレナード殺害の理由とわかる。彼は金のためなら汚染も気にならない。自分だけ水を飲まなきゃいいんだから。さてハイタワーはやることが早い。リグスビーとヴァンぺルト呼びつけ、必要なことだけ言い、さっと切り上げる。二人はすぐにでも結論出さなくてはならない。リズボンは時間置こうとしたけど、遅らせたからって事態は変わらない。上司としてはハイタワーの方が正しい。チョウもリグスビーに仕事を取るか恋愛を取るか、単純なことだと言い切る。元々二人は規則知りながらこういう仲になったわけで、今更悩んだってしょうがないでしょ。こうなりたくなけりゃがまんするしかないけど、そのがまんができなかったんでしょ。取調室でいちゃつく二人を見て気の毒に・・なんて思うかよッ!おまえらいいかげんにしろッ!今回ちょっと持ち直したハイタワーの人物評価。でもこの先どう引っくり返るかわかりませんけどね。

メンタリスト2の19 ブラッド・マネー

メンタリスト2の20 赤い血だまり

ハリントン(ボブ・ガントン)の長男ザンダーのCEO就任祝いの席上、遅れて現われたザンダーは首を刺されており、家族や客の目の前で死亡。ハリントンは世界有数のメディア企業で、ビジュアライズというカルト教団批判記事のせいで、もめている。この後何度か出てくる教祖スタイルズ(マルコム・マクダウェル)初めて登場。ジェーンと火花を散らす。さて、ハリントンには若い後妻タラとの間に娘エラが生まれたところ。ザンダーには妻セイディとの間に娘アシュリーがいる。次男のエドは何をやってもザンダーには劣る・・不出来ということでふてくされ気味。そのうち屋敷に爆弾が仕かけられるが、予告メールの送り主はセイディの助手エリザベスだった。彼女はビジュアライズの信者で、完全に洗脳されているようだ。とは言え彼女には爆弾は作れない。今回一番困ったのは、セイディとタラが似ていて区別がつかないこと。どっちかは金髪にするとか、ぽっちゃりにするとかしてくれないと。一番怪しく思えるのはエドだが、こういうののお約束で彼ではない。仕事は何をやっているのかな。自分にできて、ザンダーにできないことと言うと、女を引っかけること。女記者ヘザー、エリザベス、さらには義理の母タラとも関係を持つ。ハリントンが、エラの父親はザンダーではないのか・・と疑ったのが悲劇の始まり。実際はエドの子で、タラはザンダーに相談していただけ。しかし嫉妬に狂ったハリントンは・・。まあエドはろくでなしかもしれないけど、何をやっても兄と比べられ、父親に認めてもらえない境遇には同情できる。爆弾騒ぎの後駆けつければ、彼の面前でCEOの地位はセイディに。これじゃ立つ瀬がない。エド役タンク・シャーデーはどこかで見たような・・。二度目の脅迫はジェーンの罠とすぐわかる。いつも机の下などにもぐり込んで遊んでいるアシュリー。あの時も・・ハリントンがザンダーと口論し、逆上して刺したあの時・・アシュリーは部屋の隅にいて、一部始終を見ていた・・ハリントンにそう思わせる。二人きりにすればハリントンは行動を起こすはず。でもそばにはチョウが待機していて・・。チョウが「両手を頭の上に」と言うと、アシュリーまで手を上げてるのが何とも胸キュン・・。エラもかわいいね・・タラの子・・タラノコ。

メンタリスト2の21 赤い鼻の恐怖

ノアという男性がピエロに殺される。彼は数学の天才だが、人との付き合いは苦手。妻ダフネはウエートレスをして彼を支えている。数学の天才だが精神に障害、献身的な妻ということで、ダフネは「ビューティフル・マインド」と同じだ・・と思ってる。最初株の取引がどうのこうのとか、ノアの兄の落ち着きのない態度とかで、私は「ミディアム」の「不思議の国」と同じじゃん・・と。結局株ではなく、いつの間にか暗号解読やら何やら。ノアと付き合ってたトールマンはうさんくさい人物で、報酬200万ドルでノアに解読装置を作るよう依頼。完成したものの、ノアは国家の危機を案じて引き渡しを拒否。これが殺害の理由らしい。ところでこのトールマン、どこかで見たことあるぞ。「ミディアム」の「暗号」のリブラやったフィッシャー・スティーヴンスだ。えッ、この人元アイドルなの?あの話題になった「ザ・コーヴ」の製作も手がけた?それにしてもこの人首が細いな。トールマンはオリバーというノアの同類みたいな青年にも装置を依頼。彼は宇宙人が攻めてくるとか妄想を抱いているが、ジェーンもチョウも「そうだ」とか「知ってる」と話を合わせるのが笑える。否定されると反論できるが、肯定されるとそれ以上言えなくなる。冒頭ノアが誰かに追われていて、カゲになったところにピエロが潜んでいて、目だけが動く。「サスペリア2」みたいでいいシーン。ダフネは映画のように愛があれば乗り切れると思っていたが、現実は違ってて。病気だから仕方ないとは言え、ノアは彼女のことなんか何とも思ってないし、夫婦生活も会話もなし。稼ぎはないし、装置を完成してこれでやっと楽になれると思ったら渡さないと言い出すし。要するに他人のことはどうでもよくて、自分の世界に生きてる。こういう人とやっていくのは大変。ダフネ役ルーシー・デイヴィスは、リグスビー役オウェイン・イオマンの奥さんだそうな。一目で年上ってわかる。さて今回ジェーンはトールマンと盤なしでチェスをする。私にはさっぱりわからないが、知ってる人にはどういう状態なのかわかるのかな。もちろん最後はジェーンがトールマンを打ち負かすんだけど、これでもかみたいな勝ち誇った態度取るのが嫌味。たぶん彼はこうやってあちこちで買わなくてもいい恨み買ってると思うよ。

メンタリスト2の22 赤いメール

前回の原題は「18-5-4」で、何のことかと不思議だったけど、ABC順で行くと「RED」ということなのね。さて・・たぶん「メンタリスト」を見ている人は、ほぼ全員ジェーンとリズボンが結ばれると思っているだろうし、そうなって欲しい。今はまだその気(け)はないけど。でも作り手はそんな予想や期待をはぐらかそうとして、霊能者クリスティーナを再び出してくる。彼女の霊能力は本物なのか。もちろんジェーンはサイキックなんかいない、死後の世界はないと、ことあるごとに断言する。でもクリスティーナが相手だとちょっと分が悪い。それでも偶然でかたづけようとするジェーン。ハイタワーにはお互い引かれ合ってるんでしょ・・とずばり言われてしまう。ええッジェーンそうなの?本命はリズボンなんでしょ?クリスティーナとはうまくいきっこない。彼女は自分の能力信じてるし、ジェーンは霊能力なんて認めないしで、折れ合うということがない。一時的に欲望(←?)満たすことはできても、二人が心から理解し合うことはない。果てしない口論の末、別れるに決まってる。事件の方は例によって殺人事件、例によって浮気、例によって隠し子。あれこれお決まりのことがあって、あわただしく人が出入りし、あまり確実とも言えないことで犯人追いつめ、何となく解決。人が殺されることってとても深刻なことで、見ている人はショック受けるし、同情とか怒りとか何かしら印象残して欲しいところだけど、見ていても何も感じない。捜査物はテレビで無数に放映され、無数に殺人事件が起きるので、無感動になるのも仕方ないけど、これでいいのかなあ。と言うわけで今回は事件については書く気はないの。じゃあ何を書く?ジェーンの恋?ううん、クリスティーナなんてどうでもいい。それにジェーンはミス・レッドの方が気になるんじゃないの?それにしてもリズボンは魅力的だ。ロビン・タウニーは若い頃の安っぽさはどこへやら、いい女路線まっしぐら。男が見て魅力的と言うより、女から見て魅力的。共感できるし、応援したくなる。リグズビーとヴァンぺルトは一時の熱情はどこへやら、何事もなく仕事。チョウはリグスビーに「女を買ったことは?」と聞かれ、「ない」と即答。ウフンいかにも彼らしい。

メンタリスト2の23 夜明けの赤い空

シーズン2最終話ということで、レッド・ジョン登場。ジェーンはクリスティーナとレストランでデート。あら、また出てるよこの女。だから・・うまくいかないってば。ウエーターにお母さんから伝言。ほら、こういうのが入るわけよ。そのたんびにジェーンは自分はそういうの信じないって表明しなけりゃならない。それでもそのうち話がはずんで・・とってもいいムード。でもジェーンはトイレに逃げちゃう。彼はまだ結婚指輪している。自分だけこんな楽しい思いしちゃいけないような気がする。うん、わかる。わかるけど手を拭く紙何枚取ってるんだよ一枚で十分でしょうが。クリスティーナは自分の力で、魅力で、ジェーンを変えられると思ってる。過去から抜け出し、私と結婚するのよッ!でもそう簡単には変われない。と言うかジェーンは変わりたくない。その頃ヴァンぺルトのPCに、あるものが引っかかる。何か嫌な予感。何者かが侵入し、寝ている女性を殺害・・しかもレッド・ジョンのマークが!すぐジェーンに呼び出しがかかる。ああ、よかった、おかげでなぜその気になれないのか弁解する手間が省けたぞ、いいタイミングでありがとうレッド・ジョン!と思ったかどうかは知らないが、ジェーンがホッとしたのは確か。だってデート中断にこれ以上いい言い訳はないもん。あら?クリスティーナもついてきたぞ(とっとと帰れ!)。映像はネットに配信されていた。被害者の身元もそのうちわかる。女子大学生マーリー・・ルームメイトのルースが発見し、通報してきたのだ。レッド・ジョンのこととなると意固地になるジェーン。クリスティーナが協力するならボクちゃん降りると駄々をこねる。ただし、レッド・ジョンが絡んでるとなると、どんなささいな手がかりでも・・例え霊能者のお告げでも・・欲しいと思うんだけど。だからジェーンの言い分が通るのはおかしいんだけど。レッド・ジョン絡みのエピソードは、その回では解決せず、次回に持ち越されなくてはならないので、ストーリーに無理が出る。シーズン1の最終話も消化不良だったでしょ。今回もそうで、従ってあまりいい出来ではない。ジェーンはいつもの冷静さ失うので、それじゃ捜査うまくいかないよって感じ?

メンタリスト2の23 夜明けの赤い空2

見ている人がここで期待するのは、被害者マーリーの遺体を前にしたジェーン、クリスティーナの推理・お告げ合戦。ジェーンは生前のマーリーについて推測したけど、クリスティーナも何かしゃべるはず。死んだばかりで混乱してて何も言ってこないとかさ。まあとにかくそういうのがなければ彼女が登場する意味がないってこと。マーリー殺しはレッド・ジョンの仕業に見せかけた誰かの仕業ってのは見え見え。しかもその誰かってのもすぐわかる。そのうちマーリーの恋人グレイディーが怪しいとなるが、彼はダミーってのも見え見え。今回はその上クリスティーナが余計なことをする。自分から身を引いて大人しくしてるかと思ったら、テレビに出てレッド・ジョンに呼びかける。青くなるジェーン。自分も過去に同じことやってとんでもないことになった。このままじゃ彼女の身が危険だ!でもクリスティーナは「私は大丈夫」と絶対の自信持ってる。「人は変われる」と思ってる。いやもうホント救いようのないバカ。「ミディアム3」のデブラといい勝負。たぶんこういう事件捜査している人達は、「私だけは大丈夫」と信じていて殺されたケースを嫌と言うほど見てるだろうし、殺人鬼は最後まで殺人鬼、変わることはありえない・・と保証してくれるだろう。案の定クリスティーナが出演した番組の女性司会者が殺される。こうなると24時間体制でクリスティーナの身辺警護をしなければならず、チッ!余計な仕事増やしやがって。そのうちクリスティーナは失踪。ジェーンは冷静さ失っているので捜査からはずされ、休んでいるよう言われるが、独自にグレイディー・・本名ウェスリーのアジト突き止める。いちおうストーリーたどって感想書いてるけど、どうも穴ボコだらけだ。ジェーンの推理ではマーリーは真面目ないいコだ。ルースによれば恋人がいたが秘密にしていたようで。そのうちウェスリーが浮かんでくるが、何か変な感じで。マーリーが付き合うようなタイプじゃない。二人が一緒にうつってる写真は・・合成?彼はストーカー?途中でチョウとリグスビーが怪しい人物取り逃がすけど、あれはルースの恋人のディランだよね?ウェスリーはとろいオタクタイプで、あんなに身軽じゃない。

メンタリスト2の23 夜明けの赤い空3

豚の血で描いた壁いっぱいのニコニコマーク・・レッド・ジョンのニセモノって丸わかり。うん・・だから・・ルースとディランが怪しいってことなんですけど。あまりにも証拠がウェスリー犯人と示しすぎ。彼が怪しくないとすれば、彼の存在を持ち出したルース達が怪しいってことで。アジトのホテルも・・どういうこと?空き家なのに勝手に入り込んでるとか?カギが開いてるのはなぜ?中に入ったジェーンが殴られ、気がつくとラップでぐるぐる巻き。ウェスリーがナイフで刺そうと・・。でもジェーンにはこれがルースとディランの命令だってわかってて。ウェスリーの母親を人質に取って、無理にやらせているのだと。マーリーの件も二人の仕業で、ルースが殺し、ディランが撮影。その後ネットに配信。今またジェーン殺しも撮影中。要するにスナッフ・フィルムとってる。レッド・ジョンの仕業ってことにして。ルースはマーリーのこと偽善者とかののしってたけど、詳しいことは不明。あら、でもそれじゃまずいでしょ。殺してしまうなんて何かよっぽどの理由あるはず。ちゃんとそういうの出してこなけりゃ。それと・・ジェーンがここに来るってことは、三人にはわからないはずなんだけど。いちおう(場所の)手がかりとなる写真は残してきたけど、たくさんの中からその一枚に気づくかどうか。気づいたとして誰が来るかわからないわけだし。今回はたまたまジェーン一人だったけど、数人で来れば殴ってぐるぐる巻きなんて無理。それなのに撮影準備して待ってたわけ?あわや・・という時、ルース達は撃たれる。ジェーンはこのホテルのことリズボンの留守電に入れてあったから、彼女が駆けつけたのかと最初は思ったけど、それにしては警告もなしにバンバン景気よく撃って。レッド・ジョンの登場ですよ。彼(彼女かも)、プライドが高いんだと思う。自分の名前かたって殺人事件起こすなんて許せないからバンバンと撃って始末。いや、ルース達かわいそうじゃないですってば。連続殺人鬼かたってただですむわけないじゃん。やっぱり彼らも「私達だけは大丈夫」って思ってたんだろうなあ。クリスティーナもそう。私ならあなたを助けてあげられるなんて、思い上がりもいいとこ。アンタ、自分はレッド・ジョンより上っておおっぴらに宣言してるのよ、気づいてないの?

メンタリスト2の23 夜明けの赤い空4

ハイタワーは今回ヘアスタイルが変わってた。黒くてつややかな髪が、何だか砂漠みたいに不毛な茶色で・・似合わん。クリスティーナに対し、テレビで自分の仕事宣伝してる・・と手厳しいこと言ってたけど、全く同感。クリスティーナが失踪した時、警護にあたっていたのはヴァンぺルト。自分のミス・・としょげるが、ハイタワーはちゃんとフォローの言葉かける。なかなかいいぞハイタワー。普段のクリスティーナの態度からして、一筋縄ではいかないとわかっているからね。ところでヴァンぺルトはいつもPCの番をさせられ、いささかうんざり。外回りをしたくても、出かけるのはいつもチョウとリグスビー。たぶんハイタワーは、リグスビーとヴァンぺルトが外で一緒にならないよう、それとなく気を使っているのだと思う。せっかくおさまった仲が再燃しては面倒なことになる。久しぶりにPCから解放されて・・きっとヴァンぺルトも張り切ってたと思うけど、クリスティーナ失踪。でもあなたのせいじゃないですってば。警護していたのは彼女だけではない。他にもいたのになぜクリスティーナはいなくなった?自分から逃げた?レッド・ジョンに連れ出された?彼女のこと心配?・・いえ、ぜ~んぜん。だって自分が播いた種でしょ。そのせいで女性司会者巻き添え食ったし。ラストははっきりしない。クリスティーナの行方・生死は不明。もう出てこなくてもいいよ、ジェーンはリズボンと結ばれるんだから。ルースとディランは始末されたけど、ウェスリーはどうなった?足だけ撃たれ・・まだ生きてたよね?こら、何ではっきりさせない!母親はどうなった?猫は?クリスティーナはどうでもいいが(しつこい)、こっちははっきりさせろ!はっきりさせてシーズン2終わらせろ!レッド・ジョンはジェーンに謎のような言葉聞かせるけど、ジェーンはリズボンには何も言ってなかったとウソをつく。あっそ、自分一人で解決したいのね、レッド・ジョンやっつけたいのね、クリスティーナ助けたいのね。マーリーのところで書いたことのくり返しになるけど、レッド・ジョンに関することはどんなささいなことでも得たいわけで。何で素直にリズボンに協力求めないの?

メンタリスト2の23 夜明けの赤い空5

と言うわけで、どれだけ穴ボコだらけか検証してきたわけだけど(←?)、レッド・ジョンの不気味さだけは半端じゃなかった!何か・・顔とかわからなくて・・何かかぶっていたの?声だけだけど・・たぶんジェーンはあまりの怖さにチビッたと思うマジで。普通なら憎い仇を前にして怒りとかで頭いっぱいになるはずだけど、そんな感じじゃなかったでしょ。私が見たのは吹き替え版だけど、それにしても妙な声だったな。ヘリウム声みたいな。私一瞬女性?って思ったんだけど。この場所知ってるのリズボンだけだけど、彼女ってことはありえないよね。それにもしそうならいくら正体隠してもジェーンにわかっちゃう。私自身は鑑識のケイちゃんが気になる。いや、役名はブレットだけど、私にとっては「ゴッド・アンド・モンスター」のケイちゃん。ジョン・プロトニック。前にも出てたよね、一回目だったっけ?自分の推理得意になって披露していたら、ジェーンにあっさり否定されちゃって、おもしろくない。今回もジェーンの推理馬鹿にしたような顔で聞いていて、不真面目な感じ。前のこと根に持って、ジェーンのこと嫌ってて、それを隠そうともしない。まあそれは別にいいんだけど・・殺人現場に鑑識が来るってのはあたりまえなんだけど・・わざわざ登場させておいて、その後出てこないってのがどうも・・。不自然な気がする。前回はへこまされるだけで終わり、今回は嫌味言って終わり。今までのことから見て、レッド・ジョンが警察内部の者、あるいは内部に共犯者いるってのは、大いにありうるわけ。ここへ現われたのも、ジェーンかリズボンのケータイ盗聴してるとか。ヴァンぺルトのPCに入り込んでるとか。そうなるとこのケイちゃん・・いや、ブレットあたりが・・なんて思ってみたり。ネットではクリスティーナがレッド・ジョン、あるいは共犯者なんていう説もあって、あたしゃさすがにそこまでは考えてなかったのでちょっとびっくりしましたとさ。ちなみにレッド・ジョンが言ったのはウィリアム・ブレイクの詩の一部のようで。ブレイクと言えば「レッド・ドラゴン」!このレッドつながりには意味はなし?さてと・・シーズン3見られるのはいつかな。スティーヴ・レイルズバックが出演した回、早く見たいよ~ん。