ゴーストライター

ゴーストライター

これを見たのはユアン・マクレガーが出ているから。40過ぎたのにういういしさを失わずにいるユアン。気が弱そうでボソボソしゃべって・・。「氷の接吻」と似たようなキャラで、私好みです。彼の役名は何?ゴーストライターだから名前なし?元首相ラング(ピアース・ブロスナン)の自伝を書いていたマカラが溺死。代わりに仕事引き受けることになったのがゴースト(ユアン)。どこかの島へ行って早速仕事。しかしいくらもたたないうちに外相ライカートがラングを戦犯として告発。テロの容疑者をCIAに渡し、拷問させたとか何とか。見ていてもよくわからん。ゴーストをマカラの後釜に推薦したのはラングの妻ルース(オリヴィア・ウィリアムズ)。どうも彼女はラングを裏で操ってる感じだ。マスコミが島に押しかけたため、ゴーストはホテルではなくラング邸に泊まり込むことに。マカラの部屋で、隠してあった写真を発見。これがいかにも合成って感じなのが惜しい。その写真にうつっていたのがエメット(トム・ウィルキンソン)。マカラが使っていた車のナビ通りに行くと、港でフェリーに乗って、エメット邸に着く。マカラはエメットを訪ねた帰りのフェリーで殺されたのか。エメットにはCIAにいたといううわさがある。黒幕は彼か。ゴーストの身には仕事を引き受けた直後から不審な出来事が起きる。どうしていいかわからなくなった彼は、マカラが連絡を取っていたらしいライカートと会ったりする。どんどん深みにはまっていくゴースト。冒頭編集者のロイが盛んに適任じゃないと反対してたけど、彼の言うこと聞いてりゃよかったのよ。そのうちラングは狙撃されて死亡。ゴーストの書き上げた自伝はタイミングがよくベストセラーに。ところが・・。あのラストだと後味が悪いな。そもそも秘密を知られたくなきゃ自伝出さなきゃいいじゃんよ。あのメモも・・何で渡すのかね。とは言え静かで落ち着いていて、それでいてドキドキさせる私好みの作品だった。監督がロマン・ポランスキーだというのはネットで調べるまで全然知らなかった。ライカートはロバート・パフ、ラングの弁護士クロールは珍しやティモシー・ハットンだ。他にイーライ・ウォラック、ジェームズ・ベルーシ。アメリア役がキム・キャトラルだというのはエンドクレジット見るまで気がつかなかった。