ゴースト・イン・ザ・シェル
この映画アメリカではコケたらしい。日本ではどうだったのかな。何となく「イノセンス」に似たムード。音楽(女性コーラス)とかさ。そのうちトグサだのバトーだのワンコだの・・あら「イノセンス」のメンバーじゃん・・となって。こちとらアニメのことなんか何も知らないし、知ろうとも思わないからさ。あっちも何が何だかさっぱりわからなくて。第一セリフが全然聞き取れなかったし。相変わらずの「ブレードランナー」的近未来都市。こんなごたごたした世界はごめんだよな。夜ばかりですごく不健康な感じ。普通の庶民の暮らしはないの?あッ、出てきた・・と思ったら桃井かおりさん。てことはここはやはり日本なんだ。電脳犯罪だ、サイボーグだなんてやってるけど、その一方で桃井さん・・。プロジェクト2571で誕生した少佐(スカーレット・ヨハンソン)。脳以外は機械で、公安9課で電脳犯罪を取り締まる。過去の記憶がなく、近頃ではしきりにバグが起きる。そのうち彼女は記憶を取り戻す。ハンカ・ロボティクス社の社長カッターが元凶だったのだ。まあこんなストーリーは実はどうでもよくて。せっかくのアクションも、暗くて何が何だかわからない。ヨハンソンはよくやっている。そこらの健康的なお嬢さんもできるし、こういうサイボーグキャラもできる。ヌードかと思うようなコスチュームもいい。多脚戦車のフタ(じゃないけど)をひっぺがそうとふんばってるシーンが印象的。バトー役ピルー・アスベックがこれまたよかった。体格のよくなったキーファー・サザーランドって感じ?クゼ役がマイケル・カルメン・ピット・・って要するにマイケル・ピットだよね?あのうつし方じゃわかりませんて。オウレイ博士がジュリエット・ビノシュ。新巻き鮭・・じゃない、荒巻がビートたけし氏。多くの人が桃井さんにずっこけたようだけど、ビートたけし氏のセリフ棒読みにも呆れたようで。ところで・・オズモンド博士やってるのは・・もしかしてマイケル・ウィンコット?あっという間に殺されちゃったわ。もしかしたら生きてるかもというわずかな期待も、シーツ取ったらそこには死体が・・ってわざわざ見せて、ファンの希望をこなごなに打ち砕いてくれたのでした。ご親切にどうも!