キッスは殺しのサイン

キッスは殺しのサイン

これは大昔一度見たことがある。内容はほとんど覚えていない。正直に言うと内容なんてどうでもいいのだ。私にとっては、主題歌を歌っているのがウォーカー・ブラザーズであるという・・その一点が大事なのだ!しかも・・この曲を作った二人のうちの一人はスコット・ウォーカーなのだ!映画音楽を手がけるなんて・・当時意外に思ったものだ。当時の洋楽ファンなら一度は英語の歌詞を辞書を片手に訳してみたのではないか。レコードのジャケット裏に訳詞が載っていることもたまにはあったが、たいていはなかった。何て歌っているのか知りたくて、この「やさしい悪魔」も訳したっけ。ビキニの美女二人の小さな白黒写真が印刷されていて・・そうか、こんな感じの映画の主題歌なのね。テレビ放映の時はせっかくの主題歌もよく聞こえずがっかりして・・はあ~あれから何十年たつんだろ。DVD発売を知って即購入。今度はちゃんと全部聞けるぅ~あら?レコードと少し違うぞ。♪メモリーズ オブ キスズ オン ア サマーズ デイ♪の部分がないではないかッ!そうです、あの頃はレコード何回も聞いて・・それこそ歌詞を暗記するくらいに。でも・・いいんです、DVD出してくれたんだから文句は言いますまい。予告編も吹き替えもな~んもついてないけど、それでもいいんです。出してくれただけで!!内容は・・困ったな、内容なんてあるのかな。セクシーなボインちゃんがいっぱい出てきて、次々に人が殺されていって・・ただそれだけ。主演はリチャード・ジョンソン。彼は・・保険会社の調査員?エルケ・ソマーがキム・ノヴァクに見えて仕方なかったのは私だけ?ソマーの金髪の美しいこと。あと、首が長い。コンビ組むのがシルヴァ・コシナで、男に弱く手癖が悪いという設定。それがラストの伏線になっている。悪役がナイジェル・グリーンで、馬面だけど、丸顔にするとドナルド・プレザンスになる。美女もいろいろ出てくるが、名前聞いたことあるのはマーガレット・リーくらいか。エリザベス・モンゴメリーによく似ている。昔テレビで見た時は何だかよくわからないうちに終わっちゃって。でも今回見てやっとああそういうことなのね・・とわかった。