ゴースト・フロム・ダークネス

ゴースト・フロム・ダークネス

何だかSFみたいな題名だけど、ティーン向けホラー映画ってとこ。これがもう少し大人向けでお金をかけると「ブギーマン」になる。つまり天井裏怖い地下室怖いクローゼット怖いベッドの下怖い。懐中電灯持って探検して回るほど広い家に住んでいるわけではない我々には関係ない話。これを見たのはチャールズ・パウエルが出ているからだけど、どうしちゃったんでしょう彼。数年でかなり太りましたねえ。早速彼の作品捜したわけですが、この作品しか見つけることできませんでした。それにしてもレンタルビデオ店っていつもやかましい曲流れていてホント困るのことよ。行くのは借りたいものがあるからだけど、テンポの速い曲のせいで何を借りにきたのか忘れてしまうわけ。題名メモしておけばいいんだけど、今度はそのメモを持って行き忘れるわけ。ついでに家に帰り着く頃には何を借りてきたのか忘れてしまっているわ。年は取りたくないわねえ・・。さて主人公兄弟のうち弟のライアン役はジェシー・ジェームズ君。すごい名前だからすぐ覚えちゃう。「ゴッド」でクレイの息子役、「メッセージ・イン・ア・ボトル」にも出ていた。少し大きくなってぽっちゃりぎみ。兄デール役のケヴィン何とか君はすっごい美形。「わんぱくフリッパー」のルーク・ハルピンみたい。ハンサムで健康的で弟思い。「トランスアメリカ」にも出てるらしい。闇への恐怖に取りつかれているライアン。両親が家をあけ、兄弟二人でお留守番。外は雷雨、停電し、次々に変事が起きるけど現実なのか夢なのか。冒頭悪ガキの企みで地下室に閉じ込められる少年が出てくる。この子がライアンかと思ったら違った。じゃあデールのガールフレンドのなくなった弟かと思ったらこれも違うらしい。要するに闇の住人の犠牲者は多いということを言いたいのか。ラスト、解決したように見えてやっぱりいる・・というのもお約束。ライアンの部屋でなく今度はデールの部屋ってとこが技ありラスト。「光の中に存在しないものは闇の中にも存在しない」という言葉が何度もくり返されるが、闇の住人の姿が稲光の中に浮かび上がるというのは皮肉である。稲光も光だから。ガールフレンドの「恐怖が闇の住人のエネルギーになっているのでは」という言葉もおもしろい。全体的にあんまり怖くない話を、何とか怖く仕上げようと苦心している・・そんな印象を受けた。ヒマつぶしと目の保養(ケヴィン君)にはなりまっせ。