バトル・オブ・パシフィック

バトル・オブ・パシフィック

もうすぐテレビ東京が入らなくなるという時に録画しておいたもの。今でも新聞で、今日の「午後のロードショー」は何かな・・と調べるのが習慣になってる。見られないけど。さてこの映画・・OVらしい。知ってる人はカール・ウェザースだけ。見た後でちょっと調べたら、IMDbでのユーザー評価は2.7。あと、「バトルシップ」のパクリと書いてる人が多いな。まあ確かに。北朝鮮沖にアメリカの原子力空母の艦隊がいて、偵察機が次々に墜落。元帥(ウェザース)が呼び出される。艦隊と連絡が取れなくなっていると。一方インチョン港からサンペドロへ向かう戦艦アイオワ。これが最後の航海で、博物館・・博物艦?・・にするため、フリン教授(ニッキー・マッコーリー)や手伝いの若い女性達が乗り込んでいる。艦長ウィンストン(マイケル・ヴァン・ピープルズ)にとっても最後の仕事だ。そのうちケチョン島だかテチョン島だかから、ミサイル攻撃を受けているとの知らせが入る。乗艦していた大将は、この艦は丸腰だから敵を追跡するのではなく、島へ助けに行けと言うんだけど、ウィンストンは拒否。今敵を逃したら何とかかんとか。録画する時、字幕付きにしとけばよかったんだけど、当時は気づかなくて。そのため、何を言ってるのかよくわからないことが多い。まあ字幕があっても出来が悪いのに変わりはないんだけどさ。この時点では北朝鮮が攻撃してきたのだと思っている。電磁パルスのため、電子機器は使えなくなり、どんな最新の兵器も役に立たない。空母艦隊もいつの間にか全滅ということに。ただ、北朝鮮にはこんなことは無理で、裏で中国が協力しているに違いない。もっと考えると、北朝鮮や中国の仕業に見せかけようとしている何者かがいるのかも。しかしペンタゴンにはそんな柔軟な考えはなく、北朝鮮に抗議、向こうは関与否定、中国は・・のくり返し。あげくの果ては大統領に決断を迫り、核戦争まであと何分。ま、いつもの流れですわな。人類の運命を左右するような決断がアメリカの大統領によってなされる。が・・最近では大統領は姿を見せないことも多い。電話の向こうで声だけとか。さてアイオワは、電子機器はだめになったとは言え、古い装備もあって、そっちは影響受けてない。おまけにフリン教授は乗員以上にこの艦のことを知り尽くしている。例えば伝声管なんてのもちゃんと使えるようになっている。大将は丸腰だと言ってたけど、そのわりには景気よく撃ってるし。

バトル・オブ・パシフィック2

夜になってファレス率いる精鋭部隊が敵艦に乗り込む。ここらへんよくわからないが、わかったと言ってもどうなるものでもない。内部は洞窟のようになっており、ここはちょっとドキドキする。誰だってピカピカの、人類とは違う計器類が並んでいるの予想するから意外で。ま、単にお金の節約だろうけど。洞窟なら同じところぐるぐる回っててもわからん!しかしドキドキは一瞬で、エイリアンが出てきてあちゃ~となる。いくら何でもこれはないでしょってくらいひどい。何やら武器持ってるけど、ボタンも引き金もないらしい。そのうちみんなやられてしまう。ファレスだけが瀕死の状態で救出されるが、放射能を浴びていてすぐ死亡。まわりの医者とか全然気にしてない。ファレスはフィルムを体内に隠しており、これが貴重な証拠となるけど・・現像したの見せてくれたっけ?敵はエイリアンと言っても信じてもらえないけど写真はある。でも電子機器が全滅だからペンタゴンには画像を送れない。したがって核戦争は止まらない。後でこれがエイリアンの母船だったということになる。他に無人(←?)の小型のがいくつかあって、アイオワのまわりに。終わりの方でエイリアンは放射能を好むのだろうということに。核戦争を起こして、自分達に適した環境を作り出す計画だったのだと。ウィンストンは20年も使われていない主砲を使うことを思いつく。弾もちゃんと積んである。その一方では展示されたり航空ショーで使われているプロペラ機が援軍としてかき集められる。一見おもしろくなりそうに見えて・・期待した私がバカでした。ウィンストンは情報エキスパートのブラッドレイ大尉に結婚を申し込む。ああ~テレビの前でくずおれる私・・。もうどうにでもしてください、ふにゃ~。ブラッドレイ役ヨハンナ・ワッツはなかなかの美人。何もウィンストンみたいなオッサンと一緒にならんでも・・。ヴァン・ピープルズが悪いわけじゃないけど、主人公にしては魅力なさすぎるんだよな。任務一筋の堅物ならまだいいけど、後半急にでれんとし始める。副艦長ブライアント役はショーン・パトリック・スミス。イチャつくウィンストンを見て見ぬフリ。彼の方がマシだな。他にアンダース役クリス・ヘイズが目立った。ジェラルド・バトラーとディラン・マクダーモットをミックスしたような精悍な感じで。てなわけで・・ゴミ映画です。出演者はみんな一生懸命なだけに何だか気の毒です。