ホーンテッドマンション

ホーンテッドマンション

公開当時はテレビでもかなり宣伝していたし、大ヒットしたんでしょ?でも始まって1時間くらいは全然おもしろくなくて退屈で、あらら?って感じ。元々はディズニーランドのアトラクションの一つらしいが、私はディズニーランドには全く興味なし。私が今までこれを見なかったのはエディ・マーフィがあんまり好きじゃないから。だってうるさいんだもの。それにわざとらしいし。不動産屋やってるジム(マーフィ)・・一人でやってるの?奥さんのサラ(マーシャ・トマソン)も同業。トマソンはなかなかの美人。結婚式用の化粧は似合ってなくて変だったけど。仕事人間のジムは普段おろそかにしている家庭サービスの埋め合わせをしようと車で湖に向かうが、途中でサラが売却を依頼された物件を見に寄る。古いがりっぱな屋敷なので成功すれば報酬がっぽり・・このスケベ根性が仇となる。100年以上も前、屋敷の主人エドワード(ナサニエル・パーカー)は、身分違いのエリザベスと愛し合うが、舞踏会の最中彼女は自殺。悲しんだエドワードも自殺。その呪いのせいでエドワードも執事ラムズリー(テレンス・スタンプ)もその他の召使や客達も成仏できず、煉獄にとどまっている。つまりここは幽霊屋敷。今回サラに目がつけられたのは、彼女がエリザベスに生き写しだから。彼女がエドワードと結ばれれば、呪いは解け、みんな天国へ行ける。ただし死人とは結婚できないから、サラは死ぬ必要がある。ここらへん「コープスブライド」風。ところがサラだけでなく、ジムや子供達がついてきてしまった。結局エリザベスの死はラムズリーの仕業とわかり、彼は地獄へ落ち、エドワードとエリザベスは結ばれ(人魂となって屋敷内をさまようエリザベスが、なぜ今までエドワードと会わなかったのかという疑問は残る)、ジムは少し心を入れ替えハッピーエンド。最後の方になって少し活気が出ておもしろくなる。エドワードは愛のためなら家名などどうでもよく、駆け落ちしてでもエリザベスと結婚したい。でも執事からするとそんなことされては困る。悪役とは言え執事の気持ちもわかる。パーカーは堅実な感じだが、もう少し若くてハンサムな青年の方がよかったような気も。また、エドワードが恋に落ちるのが黒人女性という設定はちょっとムリがあるような気もした。召使エズラ役は「ブラボー火星人2000」のウォーレス・ショーン。他にジェニファー・ティリー。