アバウト・ア・ボーイ

アバウト・ア・ボーイ

原作は一度読んで、映画の感想書こうともう一度読んで、そのまま時間がたって内容忘れて・・。映画を見るのは今回で二回目か。何をするにも時間のかかる私・・。ウィルは働かなくても暮らしていけるけっこうな身分。父親が残したクリスマスソング一曲のおかげでお金が入る。部屋で目立つのはCDのコレクション。テレビをボーッと見て、運動としては玉突きをやり、身なりに気をつかい、自分ではやることいっぱいあると思ってる。38にもなって独身で無職だが、それでいいと思ってる。私なんかは彼がそう思っているのなら、それでいいじゃないか・・と思うが、まわりは一人はよくないとか家族のすばらしさを説く。余計なお世話だが、ウィルもウィルだ。一人がいいと言っても女性と付き合っていい思いはしたい。そこは身勝手だと思う。そのうち彼は付き合うにはシングルマザーが最適と気づく。相手を安心させるため、自分も子持ちのシングルファーザーだと嘘をつく。マーカスという少年が彼につきまとい始める。シングルマザーの母親フィオナは精神が不安定で、自殺を図ったりする。自分は学校があるからずっと母親を見張っているわけにはいかない。どうしたらいいか。そうだ二人じゃなく三人ならいいのだ・・と、ウィルに白羽の矢。マーカスは自分も学校ではいじめられており大変なのだが、それでも母親の心配をする。ウィルにとっては迷惑な話だが、マーカスの中では筋が通っている。そのうちマーカスはエリーという上級生が好きになる。ウィルもシングルマザーのレイチェルに一目ぼれ。結局最後はハッピーエンドなのだが、見ている人の多くは、一年後のウィルを見て、レイチェルとの仲より、まだ無職なんだろうかとそっちの方が気になるだろう。ある日突然印税が入らなくなる・・とは思わないのかな。ヒュー・グラントはこれ以上ないほどのはまり役。面倒な女感ぷんぷんのフィオナやってるのはトニ・コレット。レイチェルがレイチェル・ワイズ。シングルマザー達のうち、スージー役の人は「バレット モンク」でチョウ・ユンファを痛めつけていた人。キャロライン役の人はランジェラ版「ドラキュラ」に出ていた。びっくりしたのはマーカス役ニコラス・ホルト。いつの間にか美青年に。アリ役のコも黒髪が印象的なキアヌ・リーブス風美青年に成長ずみ。クライマックスの舞台は原作にはない。見る人を感動させるお手軽な方法だが、まあいいでしょ。