宇宙人ポール

宇宙人ポール

グレアム(サイモン・ペグ)とクライヴ(ニック・フロスト)はコミコン(コミック・コンベンション)に出るため、ロンドンからやってきた。クライヴはSF作家で、グレアムは挿絵担当か。コミコンの後はエリア51とかロズウェルなどの聖地巡礼だ。ばかでかいキャンピングカーもレンタルした。行く先々でハネムーン中のゲイカップルに間違われるのがおかしい。うるさく言うのはアメリカ人気質か。どっちかはっきりさせたがる。そういうのが気に入らない連中もいる。飲むなら男らしくビール、パフェなんてとんでもない。途中で逃亡中のエイリアン、ポールに遭遇。一緒に旅をすることに。もちろん黒いスーツの男達が追ってくる。SFオタクならエイリアンに遭遇して大喜び・・となるはずだが、現実はそうはいかない。特にクライヴは、せっかくグレアムと楽しく旅行できると思ってたのに・・と、おもしろくない。おまけにグレアムはルースという女性に一目ぼれ。ポールを見てしまったせいで、彼女まで一緒に旅をすることに。ポールは1947年に宇宙船がワイオミングに墜落、その後政府の管理下に置かれ、知ってることは全部話したけど、死んだものを生き返らせるなどの特殊能力解明のため、頭の中を調べられそうになって・・生体解剖ってことか?・・逃げ出したようで。逃亡にはある人が協力してくれていて、宇宙船が迎えに来るよう連絡もしてもらった。そこの近くにそびえる山は・・「未知との遭遇」に出てきたのと似ているな。それくらいはわかるけど、私は「E.T.」とか見てないのでパロディの多くはわからない。マリファナを吸ったり、少年が万引きするなど、見ていていいのかな?と思ってしまうシーンも。一度死んだグレアムが生き返ったり、ルースの目が見えるようになるなど、ストーリーもありきたり。ほめてる人が多いけど、私には今いち。よかったのは追っ手と見せて実は協力者だったゾイト役ジェイソン・ベイトマン。ソフトなハンサム。ボスのビッグ・ガイがシガニー・ウィーバー。私は吹き替え版を見ていたので、全然気がつかなかった。ポール役セス・ローゲンも同様。他にビル・ヘイダー、珍しく髪のあるジョン・キャロル・リンチ、ブライス・ダナー。