オーメンシリーズ

オーメン

当時はオカルト映画ブームで、私もこの映画を始め、「キャリー」とか「ヘルハウス」とか映画館で見たものだ。WOWOWで久しぶりに見て、その後DVDレンタルしてまた見た。監督のコメンタリー入ってるからね。原作も古本屋で見つけて読んだところ。文庫が出ているなんて知らなくて・・ラッキーだった。「2」は昔テレビで見て、今回「1」と一緒にDVD借りて見直した。「3」は前WOWOWで見たけど何じゃこりゃだった。意味わからんし、ダミアンのなれの果て(?)見るのは辛かった。「2」では美しかったのに・・。ちなみに「4」もあって、こっちは少女が主人公らしい。見る前から(何かに予告編入ってた)駄作って予想つく。「1」はグレゴリー・ペックとリー・レミックが両親だから、ずいぶん老けた親だ。特にペックは当時60くらいでしょ。いちおうシナリオではソーン42歳、キャサリン35歳という設定。映画は細かい部分はみんな忘れてしまっていたので、懐かしいとかああそうそうとか思わなくて、初めての映画見るような感じ。今見ると描写が大人しいけど、当時としてはショッキングだったんだろうなあ。リメイクもされたが見逃した。リーヴ・シュレイバーとジュリア・スタイルズの両親は、小さな子供がいるという点では年相応だが、適役だったのかな。予告を見た限りではこの二人ミスキャストのように思えたが。今回見て一番感じたのは、幼い子供を殺さなくてはならなくなってしまったソーンの運命の悲惨さ。「キネ旬」によれば、当時のペックは息子が自殺した後の辛い時期だったらしい。そんな気の毒な背景を知れば、不幸な父親を演じるペックの心情やいかに・・という目で見ることになる。ソーンは、出生直後に赤ん坊が死んだと聞かされ、妻の容体を案ずるあまり、神父の申し出(みなしごを自分の子供として育てること)を受けてしまう。後でわかってみれば、自分達の赤ん坊は(悪魔の子を押しつけるために)殺されていたのだった。金持ちで将来は大統領にでもなろうかというソーンの地位を利用するために。最初は幸せだった。変化が起こったのはダミアンの誕生パーティ。子守りがみんなの見ている前で飛び降りる。この子守り役のホリー・パランスはジャック・パランスの娘だそうな。次に子守りになったミセス・ベイロック役のビリー・ホワイトローはなかなかの力演。

オーメン2

ソーンやキャサリンの言うことを聞かず、自分の思い通りにふるまう。時にはふてぶてしく、時にはやんわりと、時にはのらりくらりと・・。犬(モチ悪魔の使い)を無理に飼わせる。普通ならいくらダミアンが気に入ったとしても、狂犬病などのことを考えればあんな大型の野良犬を子供に近づけるはずがない。それを許してしまうのは、ベイロックの押しの強さにソーンが負けてしまうからである。ソーンにはダミアンの出生について弱みがある。一つのウソにいつまでも苦しめられる。そのあげく自分達の息子は殺されていたのだとわかる。愛する妻も殺されてしまう。もう踏んだり蹴ったり。ラスト、ソーンは死ぬけど、あれでよかったのよ。あのままダミアン殺していたら息子殺しってことになっちゃうし。キリスト教物って、不条理と言うか、とにかく不幸を押しつけられる。理由なし、待ったなしだから困る。しかも生き残るのは悪魔の方。神様は助けてくれない。ダミアンの正体は、自分達の子供は・・その調査に協力してくれたカメラマンのジェニングスも殺される。首チョンパと言うらしいが、これがこの映画一番のショッキングシーンだろう。ジェニングス役はデヴィッド・ワーナー。「ウィング・コマンダー」や「ミス・マープル」で見たばかり。「ツイン・ピークス」にも出ていた。ヘアスタイルがいかにも70年代風。今の感覚からすると、ストーリーは地味で退屈。神父二人の区別がつきにくいとか、いきなり登場するブーゲンハーゲンって誰?とか気になる部分もある。でもCGなどの技術がないぶん、作りのシンプルさ、工夫がほの見えて好ましい。動物園に行った時の動物達の反応もいい。DVDのコメンタリーはなかなか興味深い。金魚の代わりにイワシの缶詰を使ったとかさ。まあとにかくコメンタリーでも言っていたけど、これは「人が正気を失う話」なんだろうな。本当に悪魔の仕業ならもっとうまく密やかにやる。ダミアンを無事に大人にするため、もっと成長するまで待つ。あんなに事件を起こし、ソーンに真相探る気起こさせたりしない。ともあれ見ていてもソーンの苦悩は心にしみる。いきなり子供を殺せだもん。いくら人間じゃない悪魔だって言われてもねえ。怖がって泣かれたりパパ!って言われりゃ躊躇しますって。そしてこういう時神様ってちーとも助けてくれないんですよ。向こうは強力な協力者いるのにこっちは孤立無援。不公平だね。

オーメン2/ダミアン

「2」は映画館では見てなくて、テレビで見た。「月曜ロードショー」だったかな(忘れた)。主演はウィリアム・ホールデン。何か老けちゃって生彩がない。今回DVDのコメンタリー聞いて、監督の交代とか、本当はダミアンを高校生にしたかったとか、いろいろ裏話がわかった。「1」同様監督がリチャード・ドナーだったらもうちょっとマシな出来になっていたかも。高校生ダミアンという設定にしていればもう少し悪の力もつき、恋人もできて・・と話が広がっただろうけど、13歳じゃねえ・・。まあそういう「たられば」は今更言ってもね。見ていても、まあそれなりに何とかちゃんと作られていて、「1」の路線を大きくはずしてはいない。変に安っぽくなったりどぎつくなったりせず、踏みとどまっている。ただちょっとまとまりに欠ける。守り人が多すぎる。「1」の事件の後ダミアンを引き取ったのはソーンの弟リチャード(ホールデン)と妻のアン(リー・グラント)。アンは後妻で、マークという息子がいるが、彼はリチャードと先妻との間にできた子供らしい。ダミアンはいとこであるマークとともに陸軍幼年学校へ入る。教官のネフは守り人。大富豪であるリチャードの会社の後継者ポールも守り人。クライマックスではアンも守り人とわかる。守り人の中ではネフが一番地味で、悪魔系には全く見えない。ダミアンの自覚・覚醒が彼の任務か。何でも相談しろ、何でも力になる・・と言ってくる。最初はダミアンもネフの態度をどう受け取っていいのかわからない。そのうちにわかってくる。目立ってはいけない、将来のためにちゃんと勉強しろ、聖書のどこどこを読め・・。ネフ役は何とランス・ヘンリクセン。出ていたなんて今まで全然気がつかなかったわ~。ホント地味なのよ。知的でおだやかで表面に多くを出さない。ポール役ロバート・フォックスワースは表に出しまくり。こういう悪魔性出しまくり演技が普通だと思うけど、ランスは違うのよ~。その演技力に感心。彼の場合、悪の守り人と言うより天使側と言ってもいいくらい。「1」にはカギを握る神父が二人出てくるけど、どっちも堕落していた。悪魔を際立たせるためには神の側も何か出してくるべきだが、そういうのは全然なし。神父・教会・聖書・十字架・・それらはほとんど役に立たない。圧倒的に悪魔優勢なの。でも、悪魔出すにしても角の生えたサタンなんか出してこない。

オーメン2/ダミアン2

CGで作った悪魔の出てくる映画なんて・・とコメンタリーでも言っていたけど、それでよかったのよ。出さなくて正解。いや、当時はCGなかったから出したくても出せないんだけどさ。したがって悪魔はみんな人間か動物の形をしている。だから起こったことは、見ようによっては(悪魔の仕業なんかではなく)偶然の事故か突然死、ノイローゼ。ぱたぱた人間が死んでいくけど、見ていてもなぜ死ななきゃならないのかよくわからない。人間をあやつれるなら頭のなかみ取り替えればいい。いちいち殺す必要ない。目立ってはいけないはずなのに次々事件起こす。自分の力コントロールできないからという言い訳も成り立つが、全部の殺人ダミアンのせいじゃない。ポールだったりカラスだったり、何もなくても起こったり。本当の守り人ならダミアンに注意が行かないようにする。彼が横道にそれないよう守り、自覚をうながし、悩みを聞いてあげるはず。でもそれだと映画にならないからいろいろハデにやるんだけどさ。でもその中でもネフは一番控えめで、したがってより守り人に見えると・・。ダミアンが一線を越えるのはマークを殺した時。その前はそれでもいちおう悩み苦しむ。何で自分が?ってね。マークを念力(?)で殺した後絶叫するけど、ダミアン君ムシ歯ありますぜ。ダミアンは悪魔の力に守られているから病気もケガもしないのよ。完璧な体持っているっていう設定。それなのに何でムシ歯?まあ全体的にはよくできていて、ダミアン君が出ているぶん私は「2」の方が好みです。ダミアン役ジョナサン・スコット・テイラー君今頃どうしているのでしょう。「1」の坊やはリメイク版にちょっと特別出演したらしいけど・・。まとまりがなくクライマックスも今いち盛り上がらないまま映画は終わる。「1」のような名声は得られなかった「2」だけど、これも監督交代のせいなんだろうか。コメンタリーではプロデューサーがさんざん悪口を言っていた。あんなに言うなんて珍しい。よっぽど気に入らなかったんだろう。前の監督はブーゲンハーゲンの伝記を書いているハートという女性を、真っ赤なコート姿で登場させる。ハートはカラスにつつかれ、やっと道路にはい上がったところをトラックにひかれる。ハートとトラックを交互にうつすので次のシーンが予測でき、ショッキングでも何でもなくなる。第一あんな真っ赤なコート、運転手が見逃すわけないじゃん。

オーメン/最後の闘争

前WOWOWで見た時は全然意味わからなくて、呆然としちゃったんだけど、今回は「1」と「2」を見てるので少しは・・。冒頭七本の剣が見つかるが、「2」のラストで焼失したソーン博物館跡というつながり。ダミアン滅ぼす剣なのに悪魔は始末せずほったらかしにしていたらしい。その剣がイタリアのスビアコの修道院のドン・カルロ神父達の手に渡るが、ここは「1」で出てきた場所。「1」から「3」まで、シリーズ物としてはあまり間をあけず作られている。ブームが続いているうちに・・ってことなのかな。今やダミアンは32歳。ソーン産業は拡張を続け、彼は社長だが駐英大使にもなる(前の大使は不可解な自殺を遂げる。この映画で一番すぐれた描写)。二年後には上院に打って出るつもりだし、今現在大統領とも親しい。まさに日の出の勢い。一方でドン・カルロ達はダミアン抹殺の準備を進める。空では三つの星が重なって、それはナザレ生誕のしるし。その日3月24日に生まれた男児のせいで、ダミアンは力が出なくなっている。3月24日の午前0時から6時の間に生まれた男児を皆殺しにせよ。でもって悪の使徒達により赤ん坊が次々殺される。ダミアン役はサム・ニール。当時けっこう話題になった。成長したダミアン演じるのはこの人・・ってね。三作ともDVDレンタルしてコメンタリーも聞いたわけだが、作り手はニールを見てダミアンにぴったりだ・・って確信したらしい。まわりにいる者を引きつける魅力があるらしい。確かにいかにも育ちがよさそうで、知的でハンサムでエレガント。それでいて目には邪悪な光がちらちら。サタンの息子、闇の王子にふさわしい。でも今の我々から見るとちょっと物足りない。強烈さに欠ける。悪の道まっしぐらよりも悩んだ方が魅力増すけどどっちつかず。彼が主人公で、彼が一番強いはずなのに前面に出てこない。出演者もみんな地味。「1」の串刺し神父、首チョンパカメラマン、ごり押しベイロック達には存在感があった。ぎらぎらしていた。そして中心にはペックとレミック、ダミアン坊やもかわいい。「2」はちょっと分散した感じはあるものの、内面丸出しのポールに全く表に出さないネフの守り人コンビ、ホールデンとグラントが中心にいて、すっきりと悪魔的なジョナサン・スコット・テイラーのダミアン。うまく配置されていた。でも「3」は?ダミアンはもう大人で守り人なんか必要ない。

オーメン/最後の闘争2

必要なのは手下、使い走り。悪の使徒達はどうやって募集(?)したのか不明だが、人数だけはいっぱいいる。でもダミアンとのつながりがあいまいだし、要するにダミアンの地盤はゆるゆるに見える。ニールに力強さが感じられないのが一番バツ。それなりの演技してるし、うつす方もそれらしくとる。横顔うつしたり見下すような目つきとか首傾げてしゃべるとかいろいろ。でもすべてが今いち。何かと言えばうるさい音楽に頼る。でも「3」ともなると、もうあの音楽にもうんざりなのよ。ドン・カルロ達も七人もいるのにヘナチョコ揃い。七人でいっせいに剣振りかざして突撃した方がよかったんじゃないの?十分準備し、心がまえもできているはずなのにいざとなると・・。テレビ局で決行しようとした使徒、あんな高いところからどうやってダミアン刺すつもりだったのかな。剣を投げるつもりだったのかな。廃墟にいた二人は自分達から穴に入って出られなくなるし・・下見したはずだろッ!ドン・カルロ捜索もせずほったらかし。馬に乗っていた使徒は・・何で乗ったまま?降りて近づきゃいいだろッ!いちいち降りるのめんどくさいとか。馬に乗ったまま上から刺すつもりだったのか。馬がおびえて振り落とされるに決まってるだろッ!どいつもこいつも役立たずで(見ていてつまらん)、ドン・カルロだけ残る。演じているのはロッサノ・ブラッツィ。ダミアンの腹心ディーンがドン・ゴードン。彼は当時よくテレビにゲスト出演していた。それとニールと・・この映画で知ってる俳優三人だけ。危険な存在とわかっていて引かれるのがケイト。最後ダミアン倒すのもケイト。その代わり息子ピーターを失う。ピーター役バーナビー・ホルムはイアン・ホルムの息子だそうな。この年頃にはありがちだけど女の子みたいでかわいい。でもダミアンに心酔していて手先となる。邪悪な美しさがいい。普通ならダミアン倒されてもこの子があとを継いで・・となるけど、そんな気のきいたひねりはなし。ナザレ生誕も光とカゲと・・それだけ。赤ん坊殺しまくった意味ないじゃん。結局ナザレって何?何が誕生したの?何がどうなってるか全然わからないままエンド。やる気あんのかよ・・って呆れちゃうくらいぐずぐずスカスカ。もうちょっと時間かけてストーリー練ってから作った方がよかったんじゃないの?さて次は「4」だけど、感想書くほどのなかみあるかな?

オーメン4

子供のできない弁護士夫婦が迎えた養女はダミアン・ソーンの遺児だった!ってことは、ラスト近くになってやっとわかる。じゃあ母親は「3」の・・って誰もが思うだろうけど、そこらへんは不明。シリーズ物なんだからはっきりさせないと。「4」だから出来は期待しないけど、「3」がひどかったので最悪・・とも思わなかった。悪魔ぶりを発揮するったってディーリアはまだ8歳。不気味と言うよりふてくされたような、にらみつけてばかりの少女。やっぱり主人公は色が白く唇が赤く目はブルーかグリーンの美しい男の子でなきゃ。夫ジーンは将来大統領になるかもしれないとか、不妊だったのに突然妊娠し、おなかの子がディーリアに殺されるのでは・・と妻カレンが不安がったりとか、葬式のシーンで終わりとか「1」とよく似ている。ジーン役マイケル・ウッズはハンサムだし、カレン役フェイ・グラントは美しい(ちょっとシャロン・ストーン風)。ディーリアがブスなのでカレン見てりゃいい。探偵アール役の人は今ではもっと太って、たいてい好色な役やってる。まわりで妙なことばかり起きるので、カレンはディーリアの本当の両親は誰なのか調べ始める。彼女の言動はまわりから見れば出産や育児によるノイローゼだ。明らかになった真相のうち、ディーリアがダミアンの遺児というのはお約束だが、カレンが産んだアレクサンダーの秘密はちょっとひねってある。そんなに悪くない設定だし、出演者もわりといい。しかし全体的には見せるもの見せて(首斬り、転落)、例の音楽流して、はいッ終わり~って感じ。ところどころいい描写(超能力フェアとか、アールの後ろでクレーンが動いているところ)あるけど、それが続かない。作り手に意欲が感じられない。こんなもんかな・・って途中で気を抜いているみたい。それにしてもダミアン誕生からディーリア8歳まで40年近くたつのに、悪魔の企み(何をしたいのかあいまいだが)ちっとも進んでないじゃん。相変わらず少女とか赤ん坊の段階。悪魔なのに手際悪すぎ。でも・・悪魔は急がないんだろう。あッ!「3」のナザレ誕生はどうなったんですか?カレンはディーリアの出生の資料、医者のところに置きっぱなしじゃないんですか?「5」に引き継ぐつもりだったのかな(まさか)。

オーメン666

これは予告だけは何度も見たけど結局見なかったんだよな。「ダ・ヴィンチ・コード」見るのに忙しくて・・。ストーリーは今更だし、主演の二人が若すぎてぴんとこない。と言うかオリジナルの二人が年いきすぎなんだけどさ。子供は目のふち塗っていかにもなメイクだし、ミア・ファローの乳母も細すぎて力不足(演技力じゃなくて体力がね)。そんなこんなであんまり期待せず見る。映像はきれい。描写はさほど奇をてらったところがなくまとも。たった一つやりすぎに思えたのは、ソーンに悪魔の子を渡した神父の特殊メイク。火事にあったため、べろーん、ぐちょーん「オペラ座の怪人」風味。しかもわざわざ頭巾取ってばっちり見せる。いい仕事してるでしょ見て見てって感じ?もう一人の串刺し神父はピート・ポスルスウェイト。主役のソーン夫妻はリーヴ・シュレイバーとジュリア・スタイルズ。リーヴは大使には見えないし、ジュリアはつぶれ大福みたいな顔。そんな二人が愛してる・・なんてくり返す前半は見ていてかったるい。妻が死んでソーンが一人取り残されるあたりからだんだんリーヴに魅力出てくる。深い悲しみ、絶望、ためらい。リーヴには「ファントム」のステュのような薄気味悪いキャラのイメージが強いが、こういう役も(いざとなれば)できるのね。カメラマン役はデヴィッド・シューリス。ちょうどテレビ東京で「D.N.A.」やって、彼を見たばかり。「D.N.A.」ではなよなよくねくねしていて、あれじゃ男に目をつけられるぞ・・みたいな変な動きしていたが、こちらは適役。ブーゲンハーゲンがマイケル・ガンボン。メギドへ行く途中兵士がたくさん配置されているのが今日風。動物が騒ぎ出すシーンも屋内。ソーンとカメラマンが真相を探るため旅行する、冬のイタリアの屋台のシーンがいい。ラストは悲劇なのであんまり見たくないが、この映画はわりとあっさり流している。オリジナルのような重厚感はなく、全体的にさっぱり味。物足りなく思う人もいるかも。もっとCG駆使したえげつないもの見せられるかも・・と思っていたので、いい意味で拍子抜け。ミアはすぐスタントウーマンと入れ替わっていたし。ダミアン役の子は笑うとかわいいが、ラストは笑わせない方がよかった。どこかオリジナルとは違う面を見せて終わって欲しかった。