アイスマン
二作目の冒頭で10分くらい一作目のダイジェスト版見させられるので、何だかもう見ちゃったような気にさせられる。そのせいであんまり興味わかない。夜、高速道路を走るトラックが事故を起こし、積んでいたカプセルのようなものが開いて、中から男が出てくる。冷凍されていたのが事故のショックで生き返ったのか。その男ホー(ドニー・イェン)は、1621年、インドの老人から皇帝への捧げ物としてリンガと呪文を授けられた。このリンガは元々は「ラーマーヤナ」の中に出てくる話らしいが、何が何やらわからん。とにかく三度生き返ることができるが、もう二回使ったのであと一回使えるらしい。ところがホーは何やら罪を着せられ、その後は雪崩にスノーボード。でも誰がカプセルに入れたんだ?400年たって目覚めたけれど、ちょうどハロウィンだったので、妙な格好をしていても誰も怪しまない。彼を見て錦衣衛と呼んだのが酔っ払ったメイ。彼女はクラブのホステスか?とにかくストーリーはメチャクチャだし、登場人物のキャラは薄っぺら。細かいことはいいから先へ行こう先へ行こうって感じですっ飛ばす。見せたいのは映像技術。ホーが椅子を持ってきて腰掛ける・・ただそれだけのことにもワイヤー使ってるみたいな。過去から来たので、便器の水を飲んだりとかお約束のギャグをかます。肌の露出や男女のイチャイチャに顔をしかめるかと思えば、盛大に立ちション。他に大便やらオナラやら下品なギャグも。客を喜ばせようという魂胆見え見え。私には「たわけ者が」というホーの口癖がおもしろかったけど。さて例のカプセルは三つあって、他の二つに入っていたフーとゴウも目を覚ました。二人はホーを追うが、これは彼が倭寇と結託した裏切り者だと思い込んでいるせいか。もう一人ユンはなぜかチョン副警務署長になっていて、警察を動かしてホーの居場所を突き止めようとやっきになっている。過去へ戻りたいからだろう。ホー、フー、ゴウの戦いはかなりの迫力。ワイヤーとか使っているとは言え、やはり体の動き、うつし方・・間の取り方とかうつす角度・・が欧米の作品とは違う。とは言え、何のために戦っているのかなという気もする。ドラマ部分が弱すぎ、説明不足。イェンもいいが、ゴウ役ワン・バオチャンがいい。小柄で、ちょっと女のコみたい。ところで、三作目・・作られるのかな?
アイスマン 宇宙最速の戦士
久しぶりにドニー・イェンでも見てみるか・・と録画したのだが・・何ですか、これ?最初の10分くらいは次から次へと・・これまでのあらすじみたいな。え?前編があったの?これって後編?でも最後終わってないし・・。後で調べたら2014年に「アイスマン」というのがあって、これが二作目。そのうち三作目が作られるのか。イェンはほっぺたのあたりがプックリしてきた。口のまわりも。明時代の秘密警察錦衣衛。ホー(イェン)、ユン(サイモン・ヤム)、フー、ゴウの四人は小さい頃から仲良しで。でも・・運命は暗転する。ホーはある老人から秘術を授かる。天竺の皿とリンガ(カギのようなもの)、それとホーの唱える呪文で時を越えることができるのだ。よくわからんが四人は雪崩に巻き込まれ、氷漬けになって400年。その後香港で何やらあって、もう見ているこっちは途方にくれるしかない。ついていけましぇ~ん。どうやらユンは明に戻って皇帝の座につくことを企んでいるらしい。フーも仲間だ。ゴウは殺されてしまう。ホーが殺されないのは、彼の唱える呪文がないとタイムスリップできないからか。ユンとフーを追ってホーは過去へ。香港で知り合ったメイも一緒だ。ホーの故郷桃園村は、襲われて母親を始め村人は皆殺しの運命にある。過去に戻り、運命を変えなければ。そのわりにはホーは運命の日を迎えてしまう。もちろん村長に何か言っても全く取り合ってもらえないのだが、それにしても何もしなさすぎだ。途中で北条将軍が出てくる。日本では豊臣が滅び、徳川の時代に。いちおう1624年頃の設定らしい。北条はユン達の力を借りて江戸幕府を倒し、日本を支配したいらしい。そのうち、北条役が倉田保昭氏だと気づいた。これまたずいぶん久しぶりで・・。もう70過ぎてると思うが、すばやい動き。どこまでご本人がやってるのかわからんけど。メイ役ホアン・シェンイーはホラン千秋さんに似ているな。口紅赤すぎ。ユーナン役ジャン・シューインは紺野美沙子さん似。ホーのいいなずけだろうから、メイの出現には心を痛めたことだろう。しかし表には出さずあくまでしとやか。メイやユーナンだけでなく、ユンの妻も美しい。母親を始めみんな死んじゃったけど・・ホーも死んだけど(ありゃりゃ)・・ホーは過去に戻って生き返り、エンドレス。まあゲームみたいなストーリーですな。他にチェン・カンタイが出ていた。