2025年9月
Discover Agriculture に論文が発表されました。
Our paper was published in Discover Agriculture.
Fukuda et al. (2021) のNIR/PAR比からイネのLAIを非破壊計測する手法が、様々な草型や葉色のイネにも適用可能で、その他の非破壊LAI計測法よりも高精度であることを示した論文になります(筆頭著者の修論の第二章)。
とりあえず世に出せて良かったです。
2024年11月
Plant Methods に論文が発表されました。
Our paper was published in Plant Methods .
Microcontroller-based water control system for evaluating crop water use characteristics
マイクロコントローラー(Arduino)によるポットの自動秤量・灌水制御を通じて、一定の土壌水分含量を維持可能かつリアルタイムモニタリング可能なシステムを開発しました。このシステムを用いて、主要作物イネ・ダイズ・トウモロコシの水消費量および環境ストレス応答のローコスト・ハイスループットな評価が可能となりました。
2021年3月頃からArduinoを勉強し始め、ようやく1つ目の論文を出すことができてホッとしています。
シロイヌナズナ用に小型化したシステムも完成済みで、どんどん研究の幅を拡げていきたいです。
プレスリリースも出してみました。
2023年8月
Physiologia Plantarum に論文がアクセプトされました。
Our paper was accepted in Physiologia Plantarum .
マメ科作物のダイズにおいて、ペルチエ素子によるコールドガードリング (茎を冷却して篩部輸送を低下させる) システムを開発し、葉に蓄積した糖・デンプンが光合成誘導を低下させることを、ガス交換測定やトランスクリプトーム解析を組み合わせることで明らかにしました。
光合成ダウンレギュレーションの全容から葉緑体にデンプンが蓄積するメカニズムの一端までを明らかにすることで、10年来取り組んできた糖と光合成の研究に一区切りつけることができました。
2022年2月
Plant Physiology に論文が掲載されました。
Our paper was published in Plant Physiology.
イネ科作物において、4種のC₃作物と5種のC₄作物の個葉~個体レベルの水利用特性を評価することで、C₄作物の迅速な気孔開閉がC₄作物の高い水利用効率に貢献していることを明らかにしました。
個体レベルの水利用特性評価法を開発したことと、気孔開閉モデルとC₃・C₄光合成モデルを組み合わせた動的光合成モデルを構築したことで、自分にとって新しい研究の方向性を開くことができました。
2021年1月~
Field Crops Research に論文が受理されました。
イネ群落内外におけるNIR (近赤外放射) とPAR (光合成有効放射) を1分間隔で連続測定することで、生育期間を通じてイネ群落LAIの成長曲線を非破壊的に推定可能な新手法を開発しました。
名古屋大学に来てから3年かけて進めた仕事で、初の作物学系の論文になります。
www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378429021000162
2021年3月
プレスリリースも出してみました。
http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20210301_agr1.pdf
2020年5月~
今年は東郷・長野・上越・つくばの4地点でイネの研究(と測定技術開発)を行っています。
2020年5月
Plant Physiology に論文が受理されました。
シンクソースバランスの変化(低下)に応じて細胞壁が厚くなることで、葉肉コンダクタンス(gm)の低下を通じて光合成がダウンレギュレートされることを、電子顕微鏡観察と安定同位体法によるgm測定から明らかにしました。
2018年5月 日光植物園
2017年4月~ 名古屋に移りました。
2016年6月~ 東京に帰ってきました。
2015.9~ オーストラリア国立大学にしばらく留学してます
2012.4~ もうしばらく東京で研究してます
~2012.3 日光植物園で研究してました