小樽商大の学生向け情報

私について

2000-05年の間、アメリカのプリンストン大学の大学院に留学。博士号取得後、2005年から8年間ミシガン大学で教えていました。専門はミクロ経済学の理論、特に意志決定理論や行動経済学（そんなに合理的でない人々を扱う経済学です）です。2013年度の後期が日本の大学での初めての授業ですが、日本語の方が英語より遙かに上手なはずですので何とかなるでしょう。

ミシガン大学の学生による私への賞賛あるいは罵詈雑言

趣味はスキーです。天狗山とキロロのシーズンパスを買う予定です。アメリカではここで滑っていました。（Vail / 僕のスキーの先生）。ゴルフもします。小樽近辺で（札幌でなくて）安くてきままにプレーできるところ（できれば歩きプレー）をご存じでしたら教えてください。

ミシガン大学に勤めていたころには夏の帰国時によく北海道を旅行していました。（礼文島・天売島・焼尻島・知床・糠平etc...などにも行ったことがあります。）

2013年度授業

産業組織論（学部）

• 準教科書として

• 小田切宏之（2001） 『新しい産業組織論』 有斐閣

• を指定しますが、この教科書通りに授業が進行するとは限りません。

• 詳しい内容は10月2日の初回授業（オリエンテーション）で説明します。

産業組織論（大学院）

ゼミについて（2014年度以降）

選考について

大学に提出した公式の募集要項はこちら（PDF)です。

来年度から開講のゼミなのでオープンゼミはありません。もし質問などがあればメールでアポを取ってください。

提出課題のレポートですが、トピックは何でも構いません。いわゆるまじめでお堅いトピックでなくてかまいません。ただし、砕けたトピックでも、論理・分析は真面目にお堅く進めてください。論理的でなるほどと思わせる話を聞かせてもらうのを楽しみにしています。

予定

2014年度は3年生向けのゼミを開講する予定です。2015年以降は3/4年生合同のゼミと4年生への個別の卒論指導を検討しています。トピックとしては、ミクロ経済学・行動経済学の理論を学習しその応用をしたいと思っています。日本の大学でゼミを担当するのはこれが初めてですので、第一期生のゼミ生と一緒に手探りしながら進んでいくことになるでしょう。

読書案内

私のゼミを検討される方はこういった本を読んでみられるといいと思います。これらの本は大学一年生の知識で十分読める良質の入門書です。ゼミではもっと高度な本を読みます。

ミクロ経済学全般

伊藤英史『ひたすら読むエコノミクス』

ゲーム理論

梶井厚志『戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する』

社会心理学（専門家ではありませんがこういうことにも興味はあります。）

山岸俊男 「「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門」

行動経済学

ダン・アリエリー 『予想通りに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』

また経済学をある程度きちんと学ぶにはある程度の数学が必要です。一段上を目指したい学生は

尾山大輔・安田洋祐編著 「改訂版 経済学で出る数学: 高校数学からきち んと攻める」

あたりで勉強されるといいでしょう。

その他

• ゼミの集まりは室内全面禁煙とします。喫煙可の場所（飲食店など）であっても禁煙とします。

• 飲酒は自己責任で。また他人に執拗にお酒を勧めること、運転前の飲酒は厳禁とします。私自身は酒好きですが。