第15回研究会

テーマ:「人間と機械の恊働過程から生まれる知のコンピューティング技術」

機械の小型化、擬人化が進み、ロボットやウェアラブルセンサがスマホや携帯電話に替わる新しいインタラクション・メディアの時代に入ってきました。

同時に、インターネットもWikipediaやワトソンなどのキーワードやテキスト入力で知りたい情報を得るだけでなく、人や人々が対話行動やジェスチャする

だけでゲーム・機械を使いこなせたり、人がロボットに話しかけて恊働過程の中でほしい情報を得るようになってきました。

このように、人と機械が話しながら知識や知恵(体験知や集合知)を得られるような、

いわゆる「人間と機械の恊働過程から生まれる知のコンピューティング技術」が進むことで、

すべての人々が使いやすいインタフェースを実現できるようになります。

おそらく、この技術は、ロコモ(ロコモーティブ・シンドローム)や

認知症を防ぐ生活習慣支援や衣食住支援サービス等に超高齢社会やスマートシティ、スマートロボット時代の核技術になることでしょう。

そこで、クラウドネットワークロボット研究会では、第3回(2014年12月)および第4回(2015年2月)の2回にわたって、

この知のコンピューティングに必要となるヒューマン・ロボット・インタラクション、ヒューマンセンシング、ヒューマン・コンピュテーション、

集合知・体験知センシング、集合知・体験知を利用したアクチュエーション、

これらに関わる倫理的・法的・社会的課題を考慮したセンサーネットワーク設計、アクチュエーションサービスなどを特集します。

多くの方からの投稿をお待ちしています。

また、テーマセッションに限らず,一般セッションの発表も募集ております。

●日時

・2014年12月 4日(木) 09:00~17:30

●会場

東京大学山上会館2階201/202会議室(本郷キャンパス)

東京都文京区本郷7-3-1

交通案内

http://www.sanjo.nc.u-tokyo.ac.jp/sanjo/contact/

会場世話人

坂本大介

03-3818-3008(会場)

●プログラム

12月4日(木) 午前 ヒューマンロボットインタラクション 09:00 - 10:00

(1) 09:00-09:30

TeleCoBot:発話環境を考慮したテレプレゼンスシステム

○高橋成明・尾形正泰・今井倫太(慶大)・中村圭佑・中臺一博(ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)

(2) 09:30-10:00

機械応答とソーシャルメディアの併用による雑談ロボットの応答性と継続性の向上

○南 秀和・川波弘道・神原誠之(奈良先端大)・萩田紀博(奈良先端大/ATR)

10:00-10:15 休憩 ( 15分 )

12月4日(木) 午前 人間と機械の恊働過程から生まれる知のコンピューティング技術1 10:15 - 11:15

(3) 10:15-10:45

擬人化の光と影:パレイドリア現象からの考察

○高橋康介・渡邊克巳(東大)

(4) 10:45-11:15

Joint actionに潜む集合知:共同力発揮課題における力分配決定の機序

○阿部匡樹(北大)・渡邊克巳(東大)

11:15-11:30 休憩 ( 15分 )

12月4日(木) 午前 人間と機械の恊働過程から生まれる知のコンピューティング技術2 11:30 - 12:30

(5) 11:30-12:00

社会性形成を支援するソーシャル・イメージング技術

○鈴木健嗣・北原 格(筑波大)

(6) 12:00-12:30

情動を考慮したロボット介在活動における対面状況と表情表出の計測

○廣川暢一・潘 雅冬(筑波大)・舟橋 厚(愛知県コロニー)・鈴木健嗣(筑波大)

12:30-13:30 昼食 ( 60分 )

12月4日(木) 午後 人間と機械の恊働過程から生まれる知のコンピューティング技術313:30 - 14:30

(7) 13:30-14:00

オントロジーに基づくヒューマンフレンドリーロボット

○山口高平(慶大)・中野有紀子(成蹊大)・森田武史(青学大)

(8) 14:00-14:30

人間と機械の協調実現に向けた画像センシングと認識

○斎藤英雄・萩原将文・青木義満・杉本麻樹(慶大)

14:30-14:45 休憩 ( 15分 )

12月4日(木) 午後 人間と機械の恊働過程から生まれる知のコンピューティング技術4 14:45 - 16:15

(9) 14:45-15:15

ロボットを用いた三次元形状へのマッピングに基づく温度監視システムの提案

○杉本麻樹・鈴木克洋・中川 航・松本一紀・斎藤英雄(慶大)

(10) 15:15-15:45

Estimating Relative Social Status in Face-to-Face Interactions using First-person Vision

○Mirai Higuchi(Univ. of Tokyo)・Kris M. Kitani(Carnegie Mellon Univ.)・Yoichi Sato(Univ. of Tokyo)

(11) 15:45-16:15

Discoverying Appearance-based Grasp Structures with Wearable Cameras

○Minjie Cai(Univ. of Tokyo)・Kris M. Kitani(Carnegie Mellon Univ.)・Yoichi Sato(Univ. of Tokyo)

16:15-16:30 休憩 ( 15分 )

12月4日(木) 午後 パネル討論「知的情報処理できるクラウドネットワークロボティクスとは?」 16:30 - 17:30

(12) 16:30-17:30

モデュレータ:萩田紀博(ATR),

パネリスト:山口高平(慶大)、斎藤英雄(慶大)、鈴木健嗣(筑波大)、渡邊克巳(東大)、土井美和子(NICT)

講演時間

一般講演 発表 20 分 + 質疑応答 10 分

一般講演:発表 20 分 + 質疑応答 5 分

****************

クラウドネットワークロボット研究会(CNR)

専門委員長 萩田 紀博 (ATR)

副委員長 土井 美和子 (NICT), 今井 倫太 (慶大)

幹事 宮下 敬宏 (ATR), 神原 誠之 (奈良先端大)

幹事補佐 中尾 敏康 (NEC), 坂本 大介 (東大)