コンピュータシステム診断とは？

スキャンツールと呼ばれる小型のコンピュータ診断機を車両に接続し、状態を診断します。車両のセンサーが拾っている様々な数値やエラーコード(故障や不調時に出力されます)を取得できるので、故障箇所の診断を正確に行うために非常に役立ちます。

「コンピュータシステム診断認定店」は、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会及び各都道府県の自動車整備振興会が実施するコンピュータ診断技術に関する所定の審査に合格し、自動車の電子装置について確かな機能診断が実施できることが認定された整備工場です。 (東京都自動車整備振興会HPより引用)

当社もスキャンツールを用いて、機能診断を行うための技能を認定された整備工場です。

最近は車体にレーダーセンサーが付いていたり、フロントガラスに事故防止のカメラが付いている車種も多く、事故修理時にエーミングと呼ばれるセンサーの調整が必要になる場合があります。その場合のセンサーの調整にもスキャンツールが必要になります。

分かり易い例としては、車両のディスプレーに警告灯などの表示が出ている場合にはスキャンツールを接続します。警告灯のマークでおおまかな不具合は判断できますが、詳細に関してはスキャンツールを用いることで具体的なエラーコードやセンサーの出力する数値を確認できるので、故障部位の診断に役立ちます。

「警告灯は出ていないけれど、最近車の調子が悪い」などのご相談をいただく際にも原因の究明にスキャンツールから得られる様々な情報を役立てられます。