地球永住計画 講演 〜写真で見る極限の世界〜 中米編パート1
【日時】2020年6月4日(木)
午後6時45分開場 午後7時開始
(午後9時終了予定ですが質疑応答で長引くことが多々あります)
【参加方法】
以下「passmarket」から参加チケット(無料 or ¥1000 or ¥2000)をお申し込みください
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/013cbc11087he.html
視聴方法をメールにてご連絡致しますのでメールアドレスの記入ミスにご注意ください
メールの配信は講演前日の予定ですのでお待ちください
締め切りは講演当日15時までです
【会場】
Youtube Live 配信サービスよるオンライン開催です
会場へはお越しいただけませんのでくれぐれもご注意ください
【お問合せ】
地球永住計画事務局 chikyueiju@gmail.com
武蔵野美大主催のイベントではございませんので武蔵野美大へのお問い合わせはご遠慮ください。
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「写真で見る極限の世界」はビーパルで連載中の 関野吉晴「極限の民族の叡智に学ぶ」に掲載されます。
「賢者に訊く」の自然科学系の一部の対談はウェブナショナルジオグラフィックで連載されています。
過去の記事もご覧いただけます。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/web/
また過去講演の幾らかはYouTubeで全てご覧いただくことができます。
https://www.youtube.com/channel/UCdLrAl57vGOPPDv94qGwJ2Q
ぜひご覧ください。
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〜写真で見る極限の世界〜
関野吉晴
『中米編パート1』
50年続いた政府とゲリラとの内戦の和平合意後も混乱の続くコロンビアからグレー
トジャーニーの最大の難関ダリエン地峡を越えてパナマへ(中米編パート1)
中南米編パート2は6月24日(予定)、パナマーコスタリカーニカラグア—エルサルバドル—グアテマラをテーマにします。
コロンビアは50年間内戦が続いていた。コロンビアでは、アマゾンの熱帯雨林に野生
の生きざまを追う、新世界ザルの世界的権威伊沢紘生さんの研究拠点のあるマカレナ
自然保護区に向かう。ここは反政府ゲリラFARCの支配地域で、政府の許可とゲリラの
許可が必要だ、ボートで向かう途中、ゲリラの村にも寄り、彼らの資金源であるコカ
インのか仮精製工場も見せてもらう。ここには7種類のサルが空間、餌、活動時間の
違いなどで、競争することなく平和に生きているさまを観察した。伊沢さんは彼らの
生き方を競争の裏側の論理と呼ぶ。人間もそうあるべきだと考えている。
コロンビアとパナマの国境は中南米でも最も生物の多様性のある地域で両国とも国
立公園に指定、世界遺産になっている。しかし観光客は皆無に等しい。麻薬の運び
屋、反政府ゲリラ、政府軍、農園主に雇われた右翼民間軍隊、密貿易者が活動してい
て、戦闘、虐殺が続いていた。一時は国連平和維持軍の派遣も考慮された。特に反政
府ゲリラFARCは麻薬と共に誘拐・身代金を資金源にしていたので外国人旅行者もター
ゲットになった。
ここには先住民クナが住んでいる。クナの多くはパナマのカリブ海側島嶼部に住ん
でいて、漁業を生業にしているが、彼女たちの刺繍作品モナはとても美しく、有名
だ。
(関野吉晴記)
ー講座内容ー
この講演は2020年6月4日 オンラインにて開催