地球永住計画 講演 〜写真で見る極限の世界〜
「アメリカ合州国~ナバホNATIONSとバイオスフィアⅡとこれからの世界~」
【日時】2020年11月10日(火)
午後6時45分開場 午後7時開始
(講演時間90分で終了の予定ですが質疑応答で長引くことが多々あります)
【参加方法】
以下「passmarket」から参加チケット(無料 or ¥1000 or ¥2000 or ¥5000)をお申し込みください
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/014d9dzypma11.html
視聴方法をメールにてご連絡致しますのでメールアドレスの記入ミスにご注意ください
メールの配信は講演前日の予定ですのでお待ちください
締め切りは講演当日18時半までです
【会場】
Youtube Live 配信サービスよるオンライン開催です
会場へはお越しいただけませんのでくれぐれもご注意ください
【お問合せ】
地球永住計画事務局 chikyueiju@gmail.com
武蔵野美大主催のイベントではございませんので武蔵野美大へのお問い合わせはご遠慮ください。
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「写真で見る極限の世界」はビーパルで連載中の 関野吉晴「極限の民族の叡智に学ぶ」に掲載されます。
「賢者に訊く」の自然科学系の一部の対談はウェブナショナルジオグラフィックで連載されています。
過去の記事もご覧いただけます。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/web/
また過去講演の幾らかはYouTubeで全てご覧いただくことができます。
https://www.youtube.com/channel/UCdLrAl57vGOPPDv94qGwJ2Q
ぜひご覧ください。
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〜写真で見る極限の世界〜
関野吉晴
『アメリカ合州国~ナバホNATIONSとバイオスフィアⅡとこれからの世界~』
1 アメリカ先住民の中で、最大の民族であるナバホのコミュニティーに滞在した。
ある一家に居候させてもらって、彼らの暮らしぶりを見せてもらった。
2 また同じアリゾナでバイオスフィアⅡを訪問した。バイオスフィア2はアメリカ合衆国アリゾナ州に建設された、巨大密閉空間の中の人口生態系のことだ。名称の意味は「第二の生態圏」である。建設の目的は人類が宇宙空間に移住する場合、閉鎖された狭い生態系の中で果たして生存できるのか検証することであった。また「バイオスフィア1」すなわち地球の環境問題について研究することでもあった。
バイオスフィア2は砂漠の中にそびえ立つガラス張りの巨大な空間に熱帯雨林・海・湿地帯・サバンナなどの環境お世界各地から持ち込んだ動植物で再現している。建物の面積は1.27ヘクタール。最後部の高さは28mある。
実験はこの中で農耕・牧畜を行い食料と水分、そして酸素を自給自足することを目的としていた。
実験は2年交代で科学者8名が閉鎖空間に滞在し、100年間継続される予定であったが実際には最初の2年間で途切れてしまった。
資産家が200億円を投じて建設されたバイオスフィア2であったが、酸素不足・二酸化炭素・食料不足・心理的側面等の問題を解決できずに終わっている。このことは生態系を模倣することが、いかに難しいかということを物語っている。
3 同じくアリゾナ州立大学の研究所に、古生物学者ポール・マーチン博士を訪問した。ベーリング海峡を渡った最初のアメリカ人がどのくらいの時間をかけて、どのように南下して、南米最南端まで達したのかをシュミレートした研究者だ。1000年でカナダから南米最南端に達したが、それをポール・マーチンの電撃作戦と呼んでいる。
(関野吉晴記)
ー講座内容ー
この講演は2020年11月10日 オンラインにて開催