クモ観察会

クモ観察会


日時:2017年09月16日

場所:小平中央公園

講師:


これほど多様なクモがいたのか!見えなかった自然界のレイヤーがどんどん上に重なってくる。たった2時間で約30種ものクモ発見。以前同じ場所で調査した人の話では90種はいるだろうとのこと。豊口信行さんからの写真と報告です。


【クモ観察会】

心配された天気もギリギリ持ちこたえてくれて、予定通りの開催に。おとなこども合わせておよそ20名が参加した。

およそ2時間で小平中央公園および周辺を講師陣と一緒に歩いて観察したのだけど、わずか10メートル進むのに15分ぐらいかかることもあった。

これは、普段数秒で通り過ぎてしまう空間に、どれだけクモがいて、どれだけ多様な生き方をしているのかを如実に物語っていて、とても興味深かった。

山林、樹林地、公園、市街地、それから家の中。クモはあらゆる場所に棲み、あらゆる戦略で命をつないでいる。

ハエ、蚊、ゴキブリ、田畑で食害する虫を食べてくれるという点では、ヒトとの共生という意味でもとても相性のいい生きものなのだけど、その割にはその功績も含めてあまり知られていない。

参加者のみなさんが熱心に講師の解説に耳を傾けてメモを取り、時折感嘆の声をあげていたのが印象深かった。

世界におよそ46000種以上、日本では1600種以上が見つかっているというクモ。

白いページの多さにくらくらもするし、うれしくもある。


地球永住計画・生活クラブ生協まち小平・みどりのつながり市民会議 共催


ー講師紹介ー