大学探検部黎明期に活躍した先達に辿った軌跡をじっくりと訊く

講師:向後元彦×山田勇×平靖夫

進行:関野吉晴

司会:岡村隆

地球永住計画 オンライン講演 〜賢者に訊く〜 特別企画

〜先達に訊く〜


向後元彦×山田勇×平靖夫


大学探検部黎明期に活躍した先達に辿った軌跡をじっくりと訊く


進行:関野吉晴

司会:岡村隆




【日時】2020年9月1日(火)

午後6時45分開場 午後7時開始

(午後9時終了予定ですが質疑応答で長引くことが多々あります)



【参加方法】

以下「passmarket」から参加チケットをお申し込みください。

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01n494115xrhc.html


無料開催ですが「ご支援チケット」をご用意させていただいておりますので、可能な方にはご支援いただけると大変助かります。

寄付金はゲストの謝礼、交通費、地球永住計画の運営資金などに利用されます。


※開催日に視聴方法を記したメールを差し上げます。

メールアドレスの記入ミスにはくれぐれもご注意ください。

チケット申し込み後、購入完了のメールが届かない場合は記入ミスの可能性があります。

お申し込みは「お申し込み完了メール」の受信をもって完了となります。

「お申し込み完了メール」が届いていない方はお手数ですが、ご連絡をお願いいたします。

締め切りは講演当日18時半までです



【会場】

Youtube Live 配信サービスよるオンライン開催です

会場へはお越しいただけませんのでくれぐれもご注意ください



【お問合せ】

地球永住計画事務局 chikyueiju@gmail.com

武蔵野美大主催のイベントではございませんので武蔵野美大へのお問い合わせはご遠慮ください。






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「写真で見る極限の世界」はビーパルで連載中の 関野吉晴「極限の民族の叡智に学ぶ」に掲載されます。

「賢者に訊く」の自然科学系の一部の対談はウェブナショナルジオグラフィックで連載されています。

過去の記事もご覧いただけます。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/web/

また過去講演の幾らかはYouTubeで全てご覧いただくことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCdLrAl57vGOPPDv94qGwJ2Q

ぜひご覧ください。

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【講演内容】



6月の宮本千晴さん(日本観光文化研究所・マングローブ植林)、江本嘉伸さん(地平線会議代表世話人)の対談に引き続いて先達に話をお伺いします。今回も司会は同じ岡村隆さん(法政大学探検部OBでスリランカで50年間仏跡調査)にお願いしました。

 今回の3人は大学探検部黎明期にご活躍した大先輩です。前回と同じようにお三方に若い時に、両親を含めて誰に影響或いは薫陶を受けたのか。どんな本を読んで影響を受けたのか。どのような出会い、事件で目覚めたのか。己れの成長に影響を与えたもの。子供の頃から青年期の印象的な体験を語って頂きます。

 また、私達後進に対してどのような思いで導いてきたのか。大学探検部はは何を目指していたかに関わりますが、どのような人間になって欲しかったのか。後進を導くにあたって気をつけたことは何か。

 私たち団塊の世代周辺ともっと若い世代に期待していること、苦言を呈したいことなどを存分に語って頂きます。



#先達: 他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。




ー講座内容ー





coming soon



【講演者紹介】



向後元彦

山・探検

1960 東京農業大学探検部設立

1962 東部ネパール調査隊(東京農業大学探検部)

    -バルン氷河、ルンバサンバ・ヒマール、カンチェンジュンガ氷河踏査(単独)

1963 ブータン、アッサム奥地踏査(単独)

    トゥインズ登山隊(東京農業大学山岳部)

    -トゥインズ7,000mで敗退、ツィシマ・ピーク(6,390m)同南峰(約6,300m)初登頂

1964 北ボルネオ探検隊(東京農業大学探検部)

    -キナバル山(4,101m)登頂

1964-65 南極最高峰ヴィンソン・マッシフ登山計画

-各大学山岳部・探検部の若手OBが中心。相談役として西堀栄三郎、木下是雄、高橋照

    -アメリカ隊に先行され断念

1990 チベット横断(中国科学院+長江航下隊支援隊)

家族ぐるみの探検

1965 紀代美と結婚-西荻窪のアパートでの暮し

1967 東部ヒンドゥークシュ探検隊(東京農業大学探検部+紀代美)

-エクタ・ゾム(約6,000m)初登頂

    -カフィリスタン調査

1967 西アジアの旅(紀代美とふたりで)

    -アフガニスタン、イラン、トルコ、そして英国へ

1967-68 英国生活(紀代美とふたりで、長女・江美誕生))

1969 中央アジア探検隊(東海大・早大探検部OBなどと)(紀代美・江美は中野坂上)

    -イラン、イラク、アフガニスタン、ソ連領トルキスタン、パキスタン

1970-71 ミクロネシアの旅(家族4人-紀代美・江美・美陽)

    -トラック諸島、ポナペ、グアム、サイパン

1971-72 小スンダ列島の旅(探検学校+紀代美・江美)

-バリ、ロンボク、スンバワ、フローレス、コモドの島々

1972  韓国自動車旅行(家族4人+在元・さと)

1973  オーストラリア、ニューギニア、ソロモン諸島の旅(家族4人+TV取材班)

1973-75  韓国生活(韓国複写機株式会社・家族4人で)

1975  インド(ラダク高地)の旅(8月、家族4人で)

1977  インド、ネパールの旅(8-9月、家族4人で)

     クウェイトへ(一人で)

1980-82  クウェイト生活(家族4人で)

     -80.7-8夏。サウジアラビア、ヨルダン、トルコ自動車旅行

     -81.夏。イエメン、ジブチの旅(紀代美とふたりで)

-81.冬。エジプト (家族4人で)

マングローブ・プロジェクト

1978 「砂漠に緑を」設立

1980-91 サウジアラビア・カフジにおける植林研究

1980-91 アラビア半島各地、イラン・パキスタン・インド西北部調査

1983-88 アブダビ・ムバラス島における植林研究

1985 トラック諸島-修復立案調査(UNESCO)

1986 パキスタン-修復立案調査と植栽試験(UNESCO)

1986……インド-社会林業への助言(UNESCO)

1987 バングラデシュ-修復立案調査(UNESCO)

1988-89 3つの協会の設立支援-国際マングローブ生態系協会、日本マングローブ協会、

沖縄国際マングローブ協会

1990-93 ビルマ・イラワジデルタ-修復立案調査と植栽試験(UNDP/FAO)

1992 マングローブ植林行動計画(ACTMANG)設立

1993 エリトリア-「マンザナール計画」への協力(Gordon Sato, Howard Teas と)

1993 アメリカ・フロリダ半島とエクアドル調査(海外林業コンサルタント/林野庁)

1993 オマン-植林計画への助言(オマン政府の招待、紀代美と)

マングローブ長期プロジェクト(NGO)

1993-02 エクアドルでの活動(マハグアール原生林保全)

     -調査、環境教育、植林支援、持続的な地域開発協力

1993-現在 ベトナムでの活動

-調査、植林支援、環境教育、持続的な地域開発協力、ワ-クショップ開催など

1999-現在 ミャンマーでの活動

-調査、植林支援、環境教育、持続的な地域開発協力、ワ-クショップ開催など

還暦から夫婦の旅

* マングローブ・プロジェクトは軌道にのった。60歳になった。あらためて世界を歩く。

年月日 日数 旅先 目的/課題

2000.8.6-8.29 22 東欧・中欧(ポーランド、チェコ、オーストリア、ハンガリー) 旅

2000.12.16

-2001.1.6 22 ギリシア(本土、クレタ島) 旅、考古学

2001.7.31-9.1 33 北欧・バルト三国(デンマーク、ノルウェー・スバルバル諸島、フィンランド、スウェーデン、エストニア、ラトビア、リトアニア) 旅

2001.12.17

-02.1.2 22 メキシコ 旅・考古学

2002.12.15

-12.31 17 ニュージーランド 旅・山

2003.12.14

-2004.1.1 23 インド(ハイダラバード、バンガロール、コモリン岬、

スーラト、アーメダバード) 旅

2004.2.17-2.28 12 ラオス 旅

2005.7.12-7.19 8 中国東北部(大連、ハルピン、長白山) 旅・山

2005.12.16

-2006.1.9 25 アフリカ南部(南アフリカ共和国、ジンバブエ、ボツワナ) 旅

2006.5.31-6.8 9 ブルガリア(紀代美のみ) 旅

2006.8.24-9.2 ドイツ(紀代美のみ) 旅

2006.9.24

-12.7 75 南米(ブラジル、アルゼンチン、チリー、ペルー) 旅・山

2007.4.9-23 15 中国(杭州~上海) 旅

2007.12 10 ミャンマー(カチン州、パアン)*イラワジ河口調査のあとに。 旅・山

2008.4.21-5.20 31 中国(廈門、福建省、雲南省―梅里雪山展望) マングローブ

2008.5.23-5.30 8 韓国(智異山・老姑壇ハイキング) 山

2008.9.2-10.2 31 アイルランド、イタリア(ドロミテ)、オーストリア、ドイツ、

フランス 旅・山

2009.4.2-4.7 6 ペナン *江美・りおん・紀代美・元彦 旅

2009.5.8-5.13 6 カナダ *紀代美のみ 旅

2009.3.22-27 7 タイ(チェンマイ) *ミャンマー調査の後に 旅

2009.5.18-6.17 31 エジプト、モロッコ、チェニジア、スペイン 旅・考古学・古生物学

2009.10.11-

10.19 9 ネパール(ポカラ、ナラヤニ川、チトワン) 

*信州大学山岳部記念行事に参加 旅・山

2009.12.11

-2010.1.8 29

ミャンマー、ベトナム(HMC、ダラット、ハノイ) マングローブ

2010.2.16-3.24 38 エジプト、英国(ロンドン) *体調不良 古生物

2010.4.16-5.13 28 タイ *前半はミャンマー マングローブ

2010.7.6-7.16 11 中国(青海省) *体調不良 蝶

2010.7.24- 癌(検査・手術) 

2011.4.8抗癌剤治療2回目、以後3,4,5,6回の治療は拒否 病気

2011.7.6-9.7 64 カナダ、アラスカ、アメリカ(バス+レンタカー) 蝶・古生物学

2011.12.5-12.22 18 フィリピン(ルソン島、パナイ島、パラワン島) マングローブ古生物学

2012.3.3-4.4 33 ウガンダ(一周)、エチオピア(一周) 蝶・古生物学

2012.6.11-7.7 27 ミャンマー(イラワジ河口) マングローブ

2013.5.10-6.8 30 ネパール(ランタン谷、ムクチナート) 蝶・古生物学

2013.6.20-7.3 14 北海道(レンタカー+キャンプ/ホテル)

*大雪山(水越武夫妻同伴)、アポイ岳、知床半島 蝶・古生物学

2013.12.23

-2014.1.2 33 ミャンマー(イラワジ、ラカイン、タニンターリ) 「マングローブ大学」検討

2014.2.28-3.4 6 アイスランド 旅

2015.9.28

-10.24 27 オーストラリア(パース~ダーウィン~アリススプリングス) 蝶・マングローブ、古生物学

2016.6.26-7.30 35 ペルー(コルディエラ・ブランカ、ピウラ)

山・マングローブ・古生物学

2016.12.21-28 8 台湾(一周+蘭嶼) 元彦のみ

マングローブ

古生物学

2017.7.10-8.10 31 フランス(シャモニー+マーク・ステイヤルト別荘)

セネガル(ダカール大学講演+南部) 蝶・マングローブ・古生物学

2018.6.27-7.28 31 ペルー(コルディエラ・ブランカ+ピウラ)

蝶・マングローブ・古生物学

2018.10.22-11.5 15 ミャンマー(ヤンゴンA Handbook of Konjak, Myanmar 打合せ+ 古生物学

2019.1.25-2.16 22 インド(講演‐国立海洋研究所/国立ビルバル・サハニ古環境研究所+マングローブ/マドガイ調査) 古生物学

2019.10.17-11.2 17 ミャンマー(オッポ、ダウェイ、ベイ)

マングローブ

2019.10.11.16-28 ミャンマー(国際会議、シュウェタウンヤン、Aung Kan Thar村Thaton Township, Mon) マングローブ

2020.2.1-3.2 中米(パナマースミソニアン熱帯研究所、コスタリカー国連平和大学、メキシコ) マングローブ

古生物学

著書:

『一人ぼっちのヒマラヤ』(1964,ベースボールマガジン社)、

『緑の冒険』(1988,岩波新書)、

『海の森マングローブをまもる』(1992, 大日本図書)など

訳書:

M・ヴァヌチ著(向後元彦、向後紀代美、鶴田幸一訳)『マングローブと人間』(2005,岩波書店)

論文:  多数

受賞:

中東調査会最優秀論文賞(1986)

Rolex Award for Enterprise ロレックス賞(スイス、1987)、

日経地球環境技術賞(1994)

環境水俣賞(1998)

大同生命地域研究特別賞(1998)

Worldview Climate Prize 2019 (ノルウェイ、2019)

現在取り組んでいる課題:

① マングローブ大学/マングローブ研修センターの設立(ミャンマー)

② マングローブの起源・進化の研究

③ マングローブ考古学研究(エクアドル・ラトリータ文明)

④ 世界の蝶コレクションの整理

⑤ 執筆―「冒険の心・人生(仮題)」

⑥ 本つくり―集『未来の仲間たちへ』(農大探検部OB/OGから若い君たちへの伝言)

⑦ 旅―まだ見ぬ世界へ

所属:

NGOマングローブ植林行動計画(設立者)

東京農大探検部(設立者)

京大探検部(部友)

日本山岳会(終身会員)



平靖夫

1945 −1歳  3月東京大空襲で両親が茨城に疎開

1945 0歳 生まれたくなかった記憶

1946 1歳  りんごの味と唄を知った。今も大好き!

1947 2歳 鼠取りに挟まれて、皆に嘲られた!

1948 3歳 闇市でおやつをもらった。煮干やベーコン

1949 4歳 九品仏川に落ちた。カミキリに噛まれた。

1950 5歳 話すと「吃り」、山羊に突き飛ばされた

1951 6歳 空の雲、川の水、永遠の命に憧れた。

1952 7歳 ひとつの話を聞くと、5種類に聞こえた

1953 8歳 横浜へ転校、焼売に感動した

1954 9歳 五円玉を盗んで怒られた。

1955 10歳 南極探検の学級募金をした

1956 11歳 16ミリ映写機の操作を教わった

1957 12歳 大山登山、相模湾の水平線は丸かった

1958 13歳 サッカーを始めた。オフサイドを知った

1959 14歳 転校、理由は執拗ないじめ

1960 15歳 久しぶりの男女共学でドキドキ、ワクワク

1961 16歳 暗い日々の始まり。無線を始めた

1962 17歳 もしかしたら、戦争が起きるかと思った

1963 18歳 虚無の日々、出口のない青春のトンネル。

1964 19歳 岩波の講座全巻読破。文化系に活路

1965 20歳 山岳部に入って、辞めることにした

1966 21歳 他大学の授業を、あちこち受講した。

1967 22歳 探検部が入れる学生団体を組織した。

1968 23歳 靴屋のアルバイトで旅費を稼いだ

1969 24歳 フランス郵船に乗りたくて、帰国を決意

1970 25歳 空中分解した探検隊の失敗を噛み締める

1971 26歳 最上川遭難、今も一生忘れない

1972 27歳 料亭へ呼び出され、卒業の要請、受諾

1973 28歳 卒業研究組合を組織して、全員単位取得

1974 29歳 架線よりポンプだ、川喜田二郎さんへ

1975 30歳 K2登山支援、山より大事我が人生の行末

1976 31歳 文字仕事するのが辛い、うつ鬱とした日々

1977 32歳 止まらない志賀高原の開発

1978 33歳 志賀高原の山小屋暮しを降りる覚悟を決定

1979 34歳 富士山測候所で高度順応、そのまま75km

1980 35歳 青山でアウトドアショップの立ち上げ

1981 36歳 札幌パルコ店開店、冬戦教で射的を指導?

1982 37歳 ヒゲの殿下とフィンランドへ、映画づくり

1983 38歳 スェーデンで90km、ビーバーに見惚れる

1984 39歳 サーミとアイヌの出会いを企画

1985 40歳 ワールドロペットマスター(アジア初)

1986 41歳 ミュンヘンビールフェストでイベント屋に

1987 42歳 展示会・博覧会ディスプレイ

1988 43歳 克雪利雪を、スキー&スノウモービルで

1989 44歳 長野五輪支援を断念する。

1990 45歳 スキー場から不動産プランナーに変身!

1991 46歳 大規模開発の環境アセスメント計画

1992 47歳 クマゲラと出逢う

1993 48歳 開発中止を決定、土木へ転属

1994 49歳 登山経験が生きる、安全衛生環境管理に

1995 50歳 50歳で人生最大の公共工事に巡り合う

1996 51歳 公衆災害対策で地域に頭を下げる仕事

1997 52歳 双子懐妊で会社人間を辞める練習の始め

1998 53歳 会社人間から、社会人間へ、公園デビュー

1999 54歳 転勤なし、毎日家族一緒の暮し、給料激減

2000 55歳 下水汚泥にまみれて、堆肥づくり

2001 56歳 臭い、汚い、糞まみれ、人生幼稚園

2002 57歳 TMO第3セクターのまちづくり

2003 58歳 町の生ゴミを肥料に再生、有機栽培の実証

2004 59歳 人権と個人の秘密を守る生ゴミリサイクル

2005 60歳 誰も引き受け手が、育たない公益事業

2006 61歳 癌の手術でドラム缶を動かす体力減退

2007 62歳 生ゴミリサイクル実証事業を終了

2008 63歳 小・中学校の統合で行き場のない子供たち

2009 64歳 老親介護と中学進学を機に山形県へ転居

2010 65歳 遊佐町の外郭団体職員として再就職

2011 66歳 カレー開発の命を受ける

2012 67歳 町民カレーの研究(全国のカレー調べ)

2013 68歳 カレールウの試作と製造計画

2014 69歳 カレールウのデビュー、販売とPR

2015 70歳 鮭の鰹節づくりにチャレンジ

2016 71歳 NPOの理事となり事務局を任される

2017 72歳 この年の町ハンガリー交流事業の団長拝命

2018 73歳 NPOの理事長となり、無給生活を選ぶ

2019 74歳 趣味は自伐林業、薪ストーブのある暮らし

2020 75歳 他になり手が見つからないまま現在に至る



山田勇

1943年 京都西陣生まれ。京都大学農学部林学科・探検部卒。京都大学農学博士。京都大学東南アジア研究所教授を経て、現在、京都大学名誉教授。元日本熱帯生態学会会長。

1965年より東南アジアの熱帯林調査を始め、167回、1500箇所におよぶ世界各地の森林調査に基づき、生物から人間の生活までを含んだ「生態資源」調査により地域理解を深める研究を行っている。1995年に日本林学会賞、2003年に大同生命奨励賞を受賞。

主な編著書に『生態資源-人、場、モノを生かす世界』(2019 昭和堂)、『世界の森大図鑑-耳をすませ、地球の声に』(2012 新樹社)、『世界森林報告』(2006 岩波書店)、『アジア・アメリカ生態資源紀行』(2000 岩波書店)、『森と人のアジア』(編著1999 昭和堂)、『事典東南アジア』(共編著1997 弘文堂)、『Tropical Rain Forests of Southeast Asia』(1997 Univ.Hawaii Press)、『森と人の対話』(編著 1996 人文書院)、『熱帯雨林を考える』(共編著1992 人文書院)、『東南アジアの熱帯多雨林世界』(1991 創文社)、『熱帯の有用樹種』(共編著 1978 熱帯農業研究センター)など。



岡村 隆

1948年、宮崎県生まれ。探検家。月刊『望星』前編集長。NPO法人南アジア遺跡探検調査会理事長。地平線会議設立同人。法政大学探検部の学生時代から日本観光文化研究所に出入りし、1973年以来、編集者の本業の傍ら、スリランカ、モルディブなど南アジアのジャングルに埋もれた遺跡を探査している。著書に『モルディブ漂流』『泥河の果てまで』など。2019年に植村直己冒険賞を受賞。



関野 吉晴

1949年東京都生まれ。探検家。文化人類学者。医師。武蔵野美術大学名誉教授。1975年一橋大学法学部卒業。1982年横浜市立大学医学部卒業。1999年植村直己冒険賞受賞。2000年旅の文化賞受賞。2013年 国立科学博物館(特別展)「グレートジャーニー・人類の旅」開催。2002~2019年武蔵野美術大学教授(文化人類学)1971年アマゾン川全域を下る。その後25年間に32回、通算10年間以上にわたって、アマゾン川源流や南米への旅を重ねる。1993年から10年の歳月をかけて約5万3千キロ「グレートジャーニー」、その後、アフリカで生まれた人類が日本列島にやって来た主要3ルートを歩いた。





この講座は2020年09月01日にオンラインにて開催