「韓国の民主化運動の歴史と現在。韓国の文化を理解して、日韓問題の歴史と現在を根底から考える」

講師:真鍋祐子×関野吉晴

地球永住計画 オンライン講演 〜賢者に訊く〜

真鍋祐子×関野吉晴

「韓国の民主化運動の歴史と現在。韓国の文化を理解して、日韓問題の歴史と現在を根底から考える」




【日時】

2020年06月12日(金) 午後6時半開場 午後7時開始

(午後9時終了予定ですが質疑応答で長引くことが多々あります)

(今回は収録放送なので12日午前に収録を行いますので11日までにお送りいただいた質問を採用させていただきます)



【参加方法】

以下「passmarket」から参加チケット(無料 or ¥1000 or ¥2000)をお申し込みください

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0110zp110qj67.html

※開催日に視聴方法を記したメールを差し上げます。

メールアドレスの記入ミスにはくれぐれもご注意ください。

チケット申し込み後、購入完了のメールが届かない場合は記入ミスの可能性があります。

お申し込みは「お申し込み完了メール」の受信をもって完了となります。

「お申し込み完了メール」が届いていない方はお手数ですが、ご連絡をお願いいたします。

締め切りは講演当日17時までです。



【会場】

Youtube Live 配信サービスよるオンライン開催です

会場へはお越しいただけませんのでくれぐれもご注意ください



【お問合せ】

地球永住計画事務局 chikyueiju@gmail.com

武蔵野美大主催のイベントではございませんので武蔵野美大へのお問い合わせはご遠慮ください。






---------------------------------------------------------------------------------

「写真で見る極限の世界」はビーパルで連載中の 関野吉晴「極限の民族の叡智に学ぶ」に掲載されます。

「賢者に訊く」の自然科学系の一部の対談はウェブナショナルジオグラフィックで連載されています。

過去の記事もご覧いただけます。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/web/

また過去講演の幾らかはYouTubeで全てご覧いただくことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCdLrAl57vGOPPDv94qGwJ2Q

ぜひご覧ください。

---------------------------------------------------------------------------------



【講演内容】


① メディアが好んで使う言葉遣いの誤り:「反日/親日」「恨」について

マトモなメディアでも正しい意味で使われないことがほとんど

メディアに出てくる「専門家」もよくわからずに使っている

嫌韓言説に悪用されてしまう


② 歴史問題の誤解はどこから生じるか?

・儒教規範からくる「過去との親近感」

・儒教規範からくる死生観、女性観など

・擬制的家族関係

・竹島問題:日本=「領土問題」/韓国=「歴史問題」


③ 日本では個人と組織・国家が未分化だが、韓国人は個人と国家を区別する

・「国家は信用するな」という考え方が強い

・国(政府)はきらいでも、その国の人と付き合ったり、その国について学ぶことは別


④ 私の研究テーマ(1):韓国漁村、中国朝鮮族村等での人類学調査(民間信仰等)

・くらしてみた異文化体験


⑤ 私の研究テーマ(2):韓国の民主化運動

・日本メディアが言うように、文在寅大統領は「反日」?「親北」?

・韓国の民主化運動の源流は「弔い合戦」:光州事件、セウォル号事件等

運動の主語は「私」ではなく、「死者」/SEALDs等との違い

・政権中枢を占める「386世代」(現・586世代):カン・ギョンファ外相等

光州事件を原点とする学生運動世代:反日よりは、「反米(=米帝主義)」

分断克服という問題意識(これが日本からは「親北」に見えてしまう)

1987年6月に軍事独裁政権から「民主化宣言」を引き出した中心世代

日本へのコンプレックスが薄い世代日本とのチャンネルが少ない

・「民主化宣言の成功体験があるので、不平不満があると集まってわーわー騒ぐことが民主主義だと勘違いしている」(池上彰)のは、本当か?




ー講座内容ー





coming soon



【講演者紹介】


真鍋祐子


・略歴

1963. 10

1986

奈良教育大卒

1989

筑波大大学院修士課程地域研究研究科修了

1996

筑波大大学院大学院博士課程社会科学研究科修了、

博士(社会学)

1987

慶熙大学校大学院碩士課程国文科研究生(1988まで)

1991

啓明大学校外国学大学日本学科客員専任講師(1993まで)

1996

日本学術振興会特別研究員(1998まで)

1998

秋田大教育文化学部助教授

2002

国士舘大21世紀アジア学部助教授

2006

東文研助教授

2007

同准教授

2010

同教授

・学外活動

日本社会学会

日本文化人類学会

「宗教と社会」学会

日本口承文芸学会

韓国・朝鮮文化研究会

現代韓国朝鮮学会

・著書

真鍋祐子 『열사의 탄생 한국민중운동에서의 한의 역학』 金景南 訳 民俗苑 Seoul、2015.5. (韓国語)

真鍋祐子 『自閉症者の魂の軌跡―東アジアの「余白」を生きる』 青灯社、2014.

真鍋祐子 『増補 光州事件で読む現代韓国』 平凡社、2010.

真鍋祐子 『光州抗争으로 읽는 現代韓国』 김영택 訳 社会文化院、2001. (韓国語)

真鍋祐子 『光州事件で読む現代韓国』 20世紀を読む 平凡社、2000.

真鍋祐子 『烈士の誕生−韓国の民衆運動における恨の力学』 平河出版社、1997.

真鍋祐子 『キャンパスにみる異文化−韓国暮らしの素描』 平河出版社、1996.

崔吉城 『恨の人類学』 真鍋祐子 訳 平河出版社、1994.

・取り組んでいるテーマ

朝鮮文化の宗教的エトスと現代韓国社会の動態性にかかわる実証的研究を、社会運動論と関連づけながら行なっている。

東アジアのグローバル化を念頭におきながら、現代韓国におけるナショナリズムとツーリズムのかかわりに関心をもつ。

「在日」知識人における知の構築とこれが韓国民主化運動に与えたインパクトについて、また日本の学術や言論で影響力をもつ「在日」知識人の「独自的普遍」という問題に関心をもつ。




関野 吉晴


1949年東京都生まれ。探検家。文化人類学者。医師。武蔵野美術大学名誉教授。1975年一橋大学法学部卒業。1982年横浜市立大学医学部卒業。1999年植村直己冒険賞受賞。2000年旅の文化賞受賞。2013年 国立科学博物館(特別展)「グレートジャーニー・人類の旅」開催。2002~2019年武蔵野美術大学教授(文化人類学)1971年アマゾン川全域を下る。その後25年間に32回、通算10年間以上にわたって、アマゾン川源流や南米への旅を重ねる。1993年から10年の歳月をかけて約5万3千キロ「グレートジャーニー」、その後、アフリカで生まれた人類が日本列島にやって来た主要3ルートを歩いた。





この講座は2020年06月12日にオンラインにて開催