イメージ史。人が、地球を、からだを、感じたことを、絵や像にすることの、その歴史についての話。

講師:松本夏樹


ー講座概要ー

松本夏樹先生(武蔵野美大映像学科非常勤講師)はサイレント映画時代の手回し映写機を使って「回しながら話す日本最後の活弁士」であり、国立近代美術館フィルムセンターや武蔵野美大美術資料図書館など各地で講演、上映を行なってきました。

また、古いアニメーションフィルムや映写機のコレクターでもあり(松本夏樹コレクション)現存する日本最古のアニメ「なまくら刀・塙凹内名刀之巻(1917・約2分・35mm)画:幸内純一」の発見者としても広く知られています。

松本先生は武蔵野美大で1995年から現在まで23年間講師を務め、授業は、キリスト教図像学、文明論、映像史、手回し活動写真制作演習など多岐に渡りましたが、来年度を最後に本学を去ることになります(2018年11月現在)。

今回はその中でも美術大学において特に重要な「イメージの歴史的変遷」に関しての講義と、手回し映写機の上映を行っていただく予定です。



ー講座内容ー






ー講師紹介ー

松本夏樹(まつもと なつき)

1952年生まれ。81年、ドイツ、シュトゥットガルト市のクリステンゲマインシャフト神学単科大学に学ぶ。帰国後は翻訳、著述、講演等に従事する。現在、武蔵野美術大学・立命館大学非常勤講師として美術及び映像文化史を講じると共に、収集した内外の幻燈とそのスライド、手回し映写機とその映画フィルムの上映、講演活動を行っている。

松本夏樹公式ウェブサイト www.wunderkabinet.org/


この講座は2018年11月20日(火)午後6時 から武蔵野美大103教室で開催されました。