クマタカとイヌワシを使って実猟ができる日本でただ一人の鷹匠

講師:松原英俊


ー講座概要ー

鷹匠は、訓練した鷹や鷲を使い、キジなどの鳥やウサギなどの動物を狩る人のこと。鷹狩りには大きく二系統があり、時代劇映画などで見るのは、大名などがお抱えの鷹匠を持ち、オオタカやハヤブサを使ってキジやカモなどの鳥類を獲る、いわばレジャー的な要素の高い鷹狩りです。もう一系統は東北山間部の農民の冬の副業で、オオタカやハヤブサよりひと回り大きいクマタカ、イヌワシを訓練して、ウサギやキツネ、タヌキなどを捕獲し、その毛皮を売ることで生活を支える鷹匠です。松原英俊さんは、そのクマタカでの狩りをする、現在国内ただ一人の鷹匠。鷹狩りという伝統文化を伝える活動は「やまがた雪文化マイスター」として山形県に認定されている。彼のパフォーマンスは最高のアートだと思っている。是非山形からタカを持って来てもらい、彼の半生をじっくり語って貰いたい。



ー講座内容ー





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ー講師紹介ー

松原英俊(まつばら ひでとし)

松原英俊さんは1950年青森市生まれ。1974年文学部東洋史学専攻卒業、山形県真室川町の鷹匠の沓沢朝治氏に弟子入りし、1年後に独立。現在、クマタカで猟をする日本でただ一人の鷹匠である。登山キャリアも豊富で、国内の3000メートル級のほとんどに登り、1995年に中国の未踏峰ギシリク・タークに山岳会の一員として登頂、また単独でペルーの4000メートル級4峰にも登頂している。


この講座は2018年11月08日(木)に武蔵野美術大学三鷹ルームで開催されました。