死の体験授業~本当に大切なこと~
講師:山崎章郎
ー講座概要ー
在宅緩和ケア充実診療所 ケアタウン小平クリニックの医師・山崎章郎さんは、主に終末期がんの患者さんが人生の終わりを自宅で過ごすための支援をされています。
今回のテーマは「死の体験授業~本当に大切なこと~」。
ー講座内容ー
初めに音楽を聴きながら、参加者それぞれが死の過程を疑似体験することから始まりました。
(これは武蔵野美術大学の特任教授として行った「死の体験旅行」という授業に基づいています。)
この公開対談シリーズは、専門家であるゲストの提言を基調にした筋書きのないライブです。ですから、会場で何かを感じていただくのが一番いいのですが、今回はとくにその場で感じることの意味が大きかったと思います。
死を意識した時に初めて見えてくること。
他者との関係性の中で初めてわかること。
死後生(自分を知る人の心の中で生き続けること)について。
参加した人それぞれが、本当に大切なことについて考え、感じるとても貴重な時間になりました。
(写真:豊口信行)
ー講師紹介ー
山崎章郎(やまざき ふみお)
1947年福島県生まれ。 千葉大学医学部卒。千葉大学第一外科、 旧国保八日市場市民総合病院 (現国保匝瑳市民総合病院)勤務の後、 1991年10月より桜町病院聖ヨハネホスピスに赴任。 1997年4月より聖ヨハネホスピスケア研究所所長を兼任。 2005年10月より本格的なコミュニティケアを目指した「ケアタウン小平」をオープンし、ケアタウン小平クリニック院長として精力的に訪問診療活動を展開中。 日本ホスピス緩和ケア協会 常任理事 日本死の臨床研究会 代表世話人 。
〈主な著書〉
死の体験授業(サンマーク出版 1,404円)
市民ホスピスへの道(春秋社 1,944円)
家で死ぬということ(海竜社 1,470円)
病院で死ぬということ(文春文庫 530円)
続 病院で死ぬということ(文春文庫 470円)
ここが僕たちのホスピス(文春文庫 490円)
僕のホスピス1200日(海竜社 1400円)
僕が医者として出来ること(絶版 講談社+α文庫 567円)
河辺家のホスピス絵日記(共著 聖公会出版 2160円)
ホスピス宣言(絶版 春秋社 1700円))
この講座は2018年04月05日(木)に武蔵野美術大学三鷹ルームで開催されました。