地球永住計画 公開講演 『現代の冒険者たち』
宮崎学(自然界の報道写真家)
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関野吉晴(探検家・医師)
【日時】
2022年10月04日(火) 18時45分開場 19時00分時開始
※ 約120分で終了の予定ですが、質問への回答などによって若干延長されることがあります。
※ トイレ休憩や途中退席、退館など全く問題ございませんので各自自由に行ってください。
【会場】
武蔵野プレイス 4階 フォーラム
【日時】
2022年10月04日(火) 18時45分開場 19時00分時開始
※ 約120分で終了の予定ですが、質問への回答などによって若干延長されることがあります。
※ トイレ休憩や途中退席、退館など全く問題ございませんので各自自由に行ってください。
【会場】
武蔵野プレイス 4階 フォーラム
東京都 武蔵野市 境南町 2-3-18(JR 武蔵境駅 南口スグ)
【参加方法】
・当日払いチケット 1500円
以下「こくちーず」からお申し込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/35f313e38cf6baaa492897c92e999920/
※ 一度に複数枚の申込みはできません。必ず一人一枚チケットをお申し込みください。
※ 空席がある場合は開始時刻直前までお申し込みいただけます。
・前売り特別割引チケット 1000円
以下「passmarket」からお申し込みください。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0163i7hhk5m21.html
※ 前売り特別割引チケットにつきキャンセルはできません(譲渡は可能です)。
※ 前売り特別割引チケットは定員60名のうち20枚限定、販売締め切りはイベント開始日の3日前です。
・オンデマンド収録配信 視聴チケット 1000円(10/22配信)
以下「passmarket」または「peatix」から参加チケットをお申し込みください
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01z28f81x7m21.html
https://chikyueiju-miya2022.peatix.com
※ peatix は手数料の関係で passmarket よりも 115円高い価格になっています。ご容赦ください。
※ 生配信ではなく公開講演のオンデマンド収録配信です。会場へお越しにならないようくれぐれもご注意ください。
※ 講演動画は配信終了後から3日間視聴可能ですのでお好きな時間にお楽しみください。
いづれもメールアドレスの記入ミスにはくれぐれもご注意ください。
お申し込み後、購入完了のメールが届かない場合は記入ミスの可能性があります。
お申し込みは「お申し込み完了メール」の受信をもって完了となります。
「お申し込み完了メール」が届いていない方はお手数ですが、ご連絡をお願いいたします。
【お問合せ】
地球永住計画事務局 chikyueiju@gmail.com
武蔵野美大主催のイベントではございませんので武蔵野美大へのお問い合わせはご遠慮ください。
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「現代の冒険者たち」はビーパルにて掲載されます。
https://www.bepal.net/news/164753
「賢者に訊く」の自然科学系のゲストの一部はウェブナショナルジオグラフィックで連載されます。
過去の記事もご覧いただけます。https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/web/
また過去講演はYouTubeでご覧いただけるものもございます。
https://www.youtube.com/channel/UCdLrAl57vGOPPDv94qGwJ2Q
ぜひご覧ください。
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今回の現代の冒険者は鷹匠の松原英俊さんに続いて、異色の冒険家です。本人は冒険家だと思っていないとおもいます。極点に到達するするとか,未踏の大岩壁に単独で、厳冬期に登るとかしてるわけではありません。
年齢も松原さんと同い年で、自称自然界の報道写真家と言っていますが、フクロウの写真で、土門拳賞を受賞しています。一昨年には、東京都写真美術館で「宮崎学イマドキの野生動物」という写真展を開催して、半世紀近くにわたる宮崎さんの作家活動の軌跡をたどりながら、黙して語らぬ自然の姿を浮き彫りにして、話題になりました。
宮崎学さんは生地の中央アルプスの麓、伊那谷を拠点にして、1972年よりフリーの写真家として活動を開始して50年、「自然界の報道写真家」として、現在も日本中の自然を観察しています。
宮崎さんは動物たちの通り道に自作の赤外線センサー付きのロボットカメラを設置し、撮影困難な野生の姿を撮影した「けもの道」のシリーズなど、哺乳類、猛禽類の撮影において独自の分野を開拓してきました。また、人間の生活空間近くに出没する野生動物や、外来動物の影響など、動物の生態を通して人間社会を浮き上がらせる社会性のあるテーマにも取り組んでいます。
危なげないレールからはずれ、常識からはずれ、実験的なチャレンジする姿は正に冒険者そのものと言えます。
今年の夏は長期間に渡って北海道で、ヒグマを中心に野生動物の観察を行いました。本州のフィールドでのやり方が通用することを確信して、来年は本格的にヒグマの観察に打ち込むようです。
以前にも、地球永住計画の公開講演会「賢者に聞く」に登場していただきましたが、今回は最新の北海道のヒグマを中心に野生動物の最新事情について報告して貰います。関野吉晴記
一昨年の東京都写真美術館の展覧会では、宮崎さんは、以下7章に分けて、50年に渡って撮った写真を展示しました。
第1章|〈ニホンカモシカ〉
第2章|〈けもの道〉
第3章|〈鷲と鷹〉
第4章|〈フクロウ〉
第5章|〈死〉
第6章|〈アニマル黙示録/イマドキの野生動物〉
第7章|〈新・アニマルアイズ]〈君に見せたい空がある〉
特に一番人気だったのは以外にも、第5章|〈死〉でした。今回も、死について語っていただきます。
以下は、著書からの引用です。
輪廻転生 目を背けてはならない、とおもいながら、ファインダーをのぞいていた。 鼻が曲がるかとおもわれるほどの死臭が漂うこともあり、ハエのウジが体皮をやぶって湧き出してくる こともある。怯むことなく見つめていると、そこにはふしぎなドラマが展開されていた。
「死は生の出発点である」私は、自然の新しい摂理を、生きものたちから学んだ。(宮崎学『死』平凡社)
また、第6章|〈アニマル黙示録/イマドキの野生動物〉についても語ってもらいます。
人間と野生動物の関係も宮崎さんの重要なテーマとなっています。1993年から2012年まで、長期にわたって、人間の生活空間近くに出没する野生動物を通して人間社会を描いたシリーズ〈アニマル黙示録〉に加え、現代社会にたくましく生きる野生動物を活写した〈イマドキの野生動物〉があります。
例として、《漂流物の台所洗剤のキャップを宿にしたオカヤドカリ》〈アニマル黙示録/イマドキの野生動物〉より
その他(「ヤクルト・ヤドカリ」や「キユーピー・ヤドカリ」も。いまや世界中の海は私たちの身近なゴミであふれかえっています。)
現在、私(関野吉晴)はドキュメンタリー映画「ウンコと死体の復権」を撮影中ですが、裏テーマとして、ゴミ問題もあり、人間の出したゴミとやせいどうぶつのかんけいに関心を抱く宮崎学さんの仕事にシンパシーを感じています。
(関野吉晴記)
ー講座内容ー
ー講師紹介ー
宮崎学(みやざき・まなぶ)
日本各地の野生動物を被写体とすることが多いが、本人は「動物写真家」と呼ばれることを嫌っており「自然界の報道写真家」を自称している。撮影には、赤外線センサなどとカメラを組み合わせた自作の無人撮影装置を使うこともあり、一般的には撮影困難な野生動物の生態をも数多く写真に収めている。猛禽類などの生態写真に関しては、1980年代から日本の第一人者とされている。
公式プロフィール:1949年、長野県生まれ。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。他写真集・著書多数。2013年、IZU PHOTOMUSEUM、2016年パリ・カルティエ現代美術財団に招かれ写真展を開催。最新刊「イマドキの野生動物」などが発刊中。
2020年、東京都写真美術館で、「宮崎学 イマドキの野生動物」を開催。 半世紀近くにわたる作家活動の軌跡をたどりながら、黙して語らぬ自然の姿を浮き彫りにしようと試みた。
この講演は2022年10月04日 武蔵野プレイス にて開催