4D Flow MRIから得られる速度場に対する
変分データ同化手法の開発

研究者 岩田 和真・  上田 架(大学院生)

intro:

生体流れの3次元速度場の非侵襲的計測手法である4D flow MRIが抱える、ノイズやアーチファクトが混入することで計測情報の物理的解釈が困難になるという問題を解消するために、変分データ同化によって本来の速度場を推定する手法を開発した。

method:

計算速度と計測速度の誤差を意味するコスト関数が最小となるように入口境界条件を制御することで、流れの力学的保存則を満足し、かつ計測速度にほどよく一致する計算速度を推定することが可能となっている。