I2Cでは「SDA」と「SCL」という信号線で接続します。SDAはデータ用、SCLはクロック用です。SDAはある規則に則って、信号の向きが切り替わります。SCLは信号の向きが固定されていて、常にマイコン側から送信されます。また、この2本の信号線を合わせて「バス」と呼びます。
I2Cでは1組のバスに複数のデバイスを接続できます。個々のデバイスにはアドレスが割り振られていて、アドレスが適合した場合にだけデータを送信します。デバイスは1度に1つだけが動くので、信号の衝突は起こりません。
そして、バスには必ず「プルアップ抵抗」を接続します。I2Cでは万が一信号が衝突した場合でもハードウエアが損傷しないように工夫されていて、プルアップ抵抗はそのために必要です。今回、使用するモジュールにはプルアップ抵抗が搭載済みなので、追加する必要はありません。