ノートPC初期設定
PCを入手したあと、オリエンテーションまでにやらなくてはいけないこと
皆さんにできるようになっていただきたいこと、準備を終えていただきたいことは以下の通りです。
(斡旋PCを購入している場合、スタートガイドの 「4. Windowsをセットアップする」の、QRコードをスマートフォンで読み込んで設定を行ってください。
URLは、https://pc-dl.panasonic.co.jp/public/s_manual/windows11/w11setupC.pdf です。基本的にはマニュアルの通りに進めていただいて構いません。)
手順は大体、どのPCを購入しても以下のような流れですが、ここでは斡旋PCを購入された場合を前提に説明します。斡旋PC以外を購入、入手された方は適宜読み替えてください。本学では斡旋PC以外についてはサポート致しません。
- ノートPCにバッテリーを取りつける (斡旋PCでない場合、内蔵されている場合もあります)
ACアダプターを接続し、ある程度の充電を行う
PCの電源を入れる
言語やキーボードの設定を説明に従い行う
Wi-Fiの設定を行う
ライセンス条項を読み、同意する(同意しないとPCが使えません)
デバイスに名前を付ける(気に入りそうな名前でも付けておいてください)
パソコンは個人用で設定する(職場、学校用、というのもありますが、学校用を選択する必要はありません)
Microsoft エクスペリエンスのロックを解除…というのが出るので、サインインする
- Microsoftアカウントを設定する
Microsoftアカウントは、PCを使うために必要なアカウントで、メールアドレスのことです。
本学では、新規にoutlook.jpなどのメールアドレスを新規に取得することを推奨します。
ここで設定したアカウント(メールアドレス)とパスワードは、絶対に忘れないようにメモっておいてください。
アカウントの氏名、使用する国(地域)、生年月日を入力する
確認用メールアドレスを入力する(こちらは、PALSIASでも使用したGmailやiCloudのメールアドレスで構いません。)
確認用メールアドレスに「Microsoft アカウントのセキュリティ コード」と称したメールが届き、6桁の数字を入力してメールアドレスが自身のものかを検証しますので、この時点で確認用メールアドレスが読める必要があります
- 新しいPCとしてセットアップする
顔認証を登録する
(そこそこ便利なので登録してしまっても良いと思います)
(斡旋PC外では未対応のものもあります)PINを設定する
ここから後の流れは、Windowsによって若干違います。以下は一例です。出ないこともあります
エクスペリエンスをカスタマイズしましょう…と言われるので、必要があればチェックを入れてください
そのまま「スキップ」しても何ら問題ありません
常に最新の閲覧データにアクセスできます…と言われるのですが、これをやると
「Edgeが他のブラウザ(Google ChromeやFirefox)から、ブックマークやCookieを勝手に持ってきます」
ので、「今はしない」を選択することをお勧めしますOneDriveを使用してファイルをバックアップ…と言われますが、これをやると
「デスクトップ、ドキュメント、画像」のフォルダがインターネットに同期されバックアップされます便利そうなのですが、5GBしかサイズがないので、デスクトップとかドキュメントにちょっとした動画ファイルとかを置くとあっという間に溢れます
バックアップしてくれるのは便利ですし、パソコンが壊れたときに大切なデータがバックアップされていて助かる…ということがあるので使うのも良いのですが「容量制限がある」ことをよく理解して使ってください
PCからスマートフォンを使用する…とありますが、それほど便利でもないので「スキップ」で良いです
Microsoft 365の使用開始から1年間は50%の割引が適用されます…と言われますが、皆さんは本学の学生なので無料でMicrosoft 365が使用できます。「購入しない」を選択してください
100GB以上のクラウドストレージを取得する…とありますが、こちらも「辞退する」を選択してください
準備が完了しました!と出ますので、「閉じる」を選択してください
データのプライバシーについて、気になるようであればOffに設定
(大体Onにしておいて良いです)
ここまでできると、PCとして使えるようになります。
購入したPCによってはさらに追加の設定が必要になろうかと思います。
(お試し版のセキュリティソフトとか、メーカー独自のアプリが入っている場合です。なお、お試し版のセキュリティソフトは、早いうちにどうにかした方がいいです。)
ここでPCを放っておくと、Windows Updateという『Windowsが自分で自身のセキュリティを向上させる』プログラムが走り始めます。
この『Windows Update』は、巨大なデータをダウンロードするので、定額で使えるネットワーク回線で利用されることをお勧めします。テザリングでやるのはお勧めしません。
なお、ここから先、オリエンテーションまでPCを使って何か作業をしていただくことはない…のですが、くれぐれもPCを壊さないようにお願いします。
持ち運びの際には緩衝材で包む等してください。
ちなみに、斡旋PCの保守期間は4月1日からスタートします。修理をする場合は、4月1日以降に持ち込んでいただくことになりますのでご注意ください。
PCを入手したあと、オリエンテーションまでにやらなくても良いこと
ICTリテラシーオリエンテーションでは以下の内容を扱います。
Google Chromeのインストールと初期設定(プロファイルの同期、ブックマーク同期など)
Google関連のアプリケーションの使い方(Gmail、Google Form、Google Classroomなど)
Microsoft 365のインストールとアクティベーション(Microsoft Officeと呼ばれていたWord、Excel、Powerpointなど)
従って、それらに類する作業は事前にしないで大丈夫です。また、在学中はMicrosoft 365(Office)は無料で使えますから、買う必要はありません。
斡旋PCを購入した場合の特筆事項
本学の斡旋PCをご購入いただいた場合、具体的な手順は、皆様のお手元に届いたPCの箱の中に同封された紙に書かれていますが、具体的には
「取扱説明書 スタートガイド」と
「取扱説明書 ご利用にあたっての注意事項」という紙が入っています。
どちらも良くお読みいただきたいのですが、「スタートガイド」の「保証とアフターサービス」のところはまず横浜商科大学情報メディア課にご相談ください。
情報メディア課が一次対応窓口になっておりますので、故障の場合も横浜商科大学情報メディア課からパナソニックさんに修理を出し、修理から直って戻ってくる際も情報メディア課が受け渡し口になります。加賀ソルネット様は販売代理なので販売店ではないことにご留意ください。
スタートガイド(部分)
ご利用にあたっての注意事項(部分)
よくある質問とその回答
以下に、皆様から頂いた質問についてご回答いたします。質問がある場合は以下を読み、該当の質問がなければこちらのFormから質問を入力してください。お答えできるものについては以下に追記していきます。(個別のお返事は致しかねますのでご了承ください)。
PC初期設定について
【Q】マイクロソフトアカウントってなんですか?
【A】Windows PCを買った際に、サインインに必要とされるアカウントです。メールアドレスが使用できます。ただし、大学、高校のメールアドレスは使えないので、『自身で取得した個人メールアドレス』を利用いただくことになります。
特に拘りがなければ、初期設定時にその場で~@outlook.jpや~@outlook.com などのメールアドレスを取得できるので、それを使うことを強く推奨します。【Q】マイクロソフトアカウントに大学、高校のメールアドレスを使ってはいけない理由はなんですか?
【A】高校、大学のメールアドレスは基本的に卒業と同時に失効します。そのため、メールアドレスが失効することによりパソコンのパスワードを忘れた際のリカバリーが不可能になるので利用できません。
なお、gmailやiCloudのメールアドレスを利用する場合、何らかのトラブルに巻き込まれてアカウントが停止された場合にマイクロソフトアカウントが巻き込まれる可能性があります。
outlook.jpやoutlook.comなどメールアドレスを取得し、Microsoftアカウントに設定し、それだけのために使うことでトラブルが波及するリスクを下げられます。勿論、アカウントとパスワードを忘れないことが大前提となります。【Q】マイクロソフトアカウントは何に使われますか?
【A】Windowsへのサインインの他、Microsoft Edge(ブラウザ)のプロファイルに紐づけたり、OneDriveと紐づけたりするのに用いられます。特にOneDriveに関しては、商大IDとも紐づきますので、皆さんのPCの中にはマイクロソフトアカウントと連携する「OneDrive Personal」と、商大IDと連携する「OneDrive for Business」の二つが同時に動作する可能性があります。
【Q】PINとはなんですか?
【A】Personal Identification Number(パーソナル・アイデンティフィケーション・ナンバー) の略で、暗証番号のことです。
【Q】ACアダプターと充電器はどう違うのですか?
【A】まず、PCやスマートフォンは、コンセントから出てくる交流電源(交流=AC=Alternating Current)を、PCで必要としている直流電源(直流=DC=Direct Current)に変換する必要があります。(直流と交流は中2の理科で習いましたね?)
ACアダプターは『交流を直流に変換する機能』を指す言葉です。一方、充電器は『充電する機能』を指す言葉です。
充電器には、『充電池に電気を貯め、一杯になったら充電を止める』機能が含まれます。
皆さんのPCについてきた『上下にケーブルが生えていて途中に四角い部分があるアレ』は、ノートPCを使いながら内臓バッテリーに充電できますが、満充電になった時に自動的にストップする機能はノートPC側についています。また、内臓バッテリーを取り外しても、『モバイル出来ないノートパソコン』として使えます。都合、皆さんのPCについてきた『上下にケーブルが生えていて途中に四角い部分があるアレ』は、『ACアダプター』と呼称するのが適切なのです。【Q】お試し版のセキュリティソフトをどうにかした方がいい、というのはどういうことですか?
【A】お試し版のセキュリティソフトは、大抵の場合1-3カ月以内に試用期限が切れます。試用期限が切れると、セキュリティソフトは
『動きはするが更新はされない』という状態になります。セキュリティソフトは、新しく出現したコンピュータウィルスやマルウェア(悪意のあるソフトウェアのことです)を検出・排除するために、数日に1回、多ければ1日に数回程度、『新しい悪意を検出・排除するための情報』をダウンロードします。これを『パターンファイル』と言いますが、使用期限切れのセキュリティソフトは、このパターンファイルを更新しなくなります。
この状態でセキュリティソフトを使い続けると、『古い情報しか持たない』ので、最新の攻撃に対応できません。
一方、Windowsには標準で、『Microsoft Defender(マイクロソフト ディフェンダー)』が搭載されています。
これらの信頼度は
有料のセキュリティソフト>Microsoft Defender>試用期間の切れたセキュリティソフト
となります。ですので、「試用期間が切れたセキュリティソフトにお金を払うのが嫌」なら、アンインストールしてしまうのが吉です。
ただし、お金を払って有料のセキュリティソフトを買うつもりがあるなら、その方がよいでしょう。
代表的なものは「トレンドマイクロ社のウィルスバスタークラウド」「シマンテック社のノートン360」「ESET社のESET エンドポイント プロテクション」などがありますが、他にも「McAfee」「F-Secure」「Kaspersky」「G-Data」など様々なものがありますので好みで選ぶと良いでしょう。
ただし、無料の怪しげなセキュリティソフトを使うぐらいなら、Microsoft Defenderを使ってください。【Q】自宅にWi-Fiがないのですが、なんとかなりますか?カフェとかネカフェとかで…。
【A】なりません。まず、初期設定の際のWi-Fiは、WPA2-PSKという認証方式が求められます。SSIDに対してパスワード(Pre Shared Key = PSK)を入力するタイプのものです。これに対して、カフェにあるWi-Fiは、PSKを入れた後にWebで認証をする必要がありますので、PCの初期設定時には使えません。
そもそも、自分の管理していないネットワークからの初期設定は、セキュリティ上の観点からお勧めできません。
また、今後様々な大学生活を送るうえで自宅にネットワークがあることはかなりのアドバンテージになりますので、固定回線によるネットワークを
用意することを強くお勧めします。なお、Softbank Airなどの「いわゆるテザリング端末」は、速度が出ませんのでお勧めしません。