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地球環境自然学講座に関わる全ての人々でつくるページです。
受講案内
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お勧め図書
熱帯森林保護団体代表 南 研子著
「アマゾン、森の精霊からの声」 ほんの本 (2006年)
2020年12月12日、北海道大学大学院 文学研究院教授 小田博志先生(文化人類学)は当講座で「いのちの網の目の人類学」を講演されました。この中で、人類学の新しい潮流として、人類を他の「生類(しょうるい)」との関わりの中でみる「マルチピーシーズ人類学」という考え方を紹介されました。その具体的事例として、アラスカ、アンデス、アマゾン、オーストラリアの先住民族の人々は、「人もまた自然の一部であり、生きとし生けるものは互いにつながりあっていて、「いのちの網の目」の中で個々の生き物は生きている」と考えていること。この先住民族の知恵と新しい科学が出会うことで、地球を滅亡から救う可能性が見えてくるとのことでした。
小田博志先生から紹介頂いた、アマゾン先住民とともにアマゾンの森を守る活動を続ける南研子さんの著書を読みました。先住民族カヤボ族の酋長ラオーニさんはじめ、村の人びとと共に生活して見えたアマゾンの森の現状、インディオの人々の苦しみと将来への希望など、著者から直接に語りかけられているような思いで一気に読み、深い感動を覚えました。ぜひ受講生の皆さまに読んでほしい本として紹介します。なお2000年に出版された「アマゾン、インディオからの伝言」もお勧めです。
アバンナット北極プロジェクト ~北極圏を哲が行く~ 第61号(2022年3月31日発行)
2021年9月11日に当講座で講演されたグリーンランド冒険家 山崎哲秀さんから上記レポートが届きました。現在、グリーンランドのシオラパルク村で調査活動中ですが、5月中旬には帰国予定とのこと。
グリーンランドもコロナ禍で調査活動が計画通り進まないことがあるにせよ、犬ぞりを引いてくれるエスキモー犬に仔犬が3匹誕生し、リーダー犬をはじめとする10頭はチームワークよく元気に活躍してくれることを大変喜んでいることなどを報告されています。ブログ,
ホームぺージに日々の活動の詳細を紹介されていますので、ぜひお読みください。
北極圏調査活動に必要な犬ぞりを引くエスキモー犬の飼育費(餌代、世話代、予防接種代など)を支援していただけるサポーターを募集しています。Tシャツ(2000円)も販売中です。
4月9日(土)、本講座開講式を行い2022年度の活動がスタートしました。過去2年間、コロナ禍で計画通りの運営はできません
でしたが、今年度こそ無事に実施できることを祈っております。皆さまのご支援をよろしくお願い致します。
ホームページは3月31日にホームページビルダー版を閉鎖しました。今後はGoogleサイト編集版をお届けします。
ロシアのウクライナ侵略が失敗に終り、一日も早くウクライナに平和が戻ることを願う日々です。
2022.5.1 地球環境自然学講座幹事 藤原雄平