教育活動
担当授業一覧
2023年度(芝浦工業大学)
前期
数学基礎(数理科学科1年)
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
Calculus with Differential Equations (数理科学科2年・English)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究I(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
関数方程式論(数理科学科2年)
Topics in Pure and Applied Mathematics(数理科学科2年・English・オムニバス)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究II(数理科学科4年)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
2022年度(芝浦工業大学)
前期
数学基礎(数理科学科1年)
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
Calculus with Differential Equations (数理科学科2年・English)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究I(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
関数方程式論(数理科学科2年)
Topics in Pure and Applied Mathematics(数理科学科2年・English・オムニバス)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究II(数理科学科4年)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
2021年度(芝浦工業大学)
前期
数学基礎(数理科学科1年)
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
Calculus with Differential Equations (数理科学科2年・English)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究I(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
関数方程式論(数理科学科2年)
Topics in Pure and Applied Mathematics(数理科学科2年・English・オムニバス)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究II(数理科学科4年)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
2020年度(芝浦工業大学)
前期
数学基礎(数理科学科1年)
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
Calculus with Differential Equations (数理科学科2年・English)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究I(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
関数方程式論(数理科学科2年)
Topics in Pure and Applied Mathematics(数理科学科2年・English・オムニバス)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究II(数理科学科4年)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
2019年度(芝浦工業大学)
前期
数学基礎(数理科学科1年)
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
Calculus with Differential Equations (数理科学科2年・English)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
関数方程式論(数理科学科2年)
Topics in Pure and Applied Mathematics(数理科学科2年・English・オムニバス)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
2018年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
関数方程式論I(数理科学科2年)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
Introduction to Differential Equations (English)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
微分方程式(機械制御システム学科1年)
測度論(数理科学科2年)
解析学III(数理科学科3年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
集中
応用数学特別講義I(岡山理科大学理学部応用数学科・大学院理学研究科応用数学専攻)
2017年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
創る(全学科1年)
関数方程式論I(数理科学科2年)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
Introduction to Differential Equations (English)
非線形解析特論(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
微分方程式(機械制御システム学科1年)
測度論(数理科学科2年)
解析学III(数理科学科3年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
2016年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
創る(全学科1年)
関数方程式論I(数理科学科2年)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
Differential Equations (English)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
微分方程式(機械制御システム学科1年)
測度論(数理科学科2年)
解析学III(数理科学科3年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
2015年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
創る(全学科1年)
システム工学演習A(全学科2年)
関数解析(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
Differential Equations (English)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
微分方程式(機械制御システム学科1年)
解析学II(数理科学科2年)
解析学III(数理科学科3年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
2014年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
システム工学演習A(全学科2年)
解析学特論(数理科学科3年)
数理科学演習II(数理科学科3年)
関数解析I(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析特論(大学院)
非線形解析研究(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
微分方程式(機械制御システム学科1年)
解析学II(数理科学科2年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析研究(大学院)
2013年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
システム工学演習A(全学科2年)
解析学特論(数理科学科3年)
数理科学演習II(数理科学科3年)
関数解析I(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
非線形解析特論(大学院)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
微分方程式(機械制御システム学科1年)
解析学II(数理科学科2年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
2012年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
解析学特論(数理科学科3年)
数理科学演習II(数理科学科3年)
関数解析I(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
微分方程式(機械制御システム学科1年)
解析学II(数理科学科2年)
関数解析II(数理科学科3年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
総合研究(数理科学科4年)
2011年度(芝浦工業大学)
前期
基礎数理セミナー(数理科学科1年)
線形代数I(機械制御システム学科1年)
解析学特論(数理科学科3年)
数理科学演習II(数理科学科3年)
関数解析I(数理科学科3年)
近代解析(全学科3年)
後期
微分方程式(数理科学科1年)
解析学II(数理科学科2年)
関数解析II(数理科学科3年)
数理科学セミナー(数理科学科3年)
非常勤
物理学実験II(オムニバスでフーリエ解析を担当:早稲田大学教育学部理学科地球科学専修)
2010年度(工学院大学)
数学I・II(情報学部情報デザイン学科09-12)
数学演習I・II(情報学部情報デザイン学科07-12)
線形代数学I・II/数学III(工学部建築系学科、同電気システム工学科01-06、同07-12、同GE学部機械創造工学科)
非常勤
解析学1A(ルベーグ積分:早稲田大学教育学部数学科)
物理学実験II(オムニバスでフーリエ解析を担当:早稲田大学教育学部理学科地球科学専修)
2009年度(工学院大学)
数学I・II(情報学部情報デザイン学科09-12)
数学演習I・II(情報学部情報デザイン学科07-12)
線形代数学I・II/数学III(工学部建築系学科、同電気システム工学科01-06、同07-12、同GE学部機械創造工学科)
非常勤
複素解析1B(早稲田大学教育学部数学科)
2008年度(工学院大学)
数学I・II(情報学部情報デザイン学科01-04、09-12)
数学III(GE学部機械創造工学科)
線形代数学I・II(工学部建築学科09-12・建築都市デザイン学科、同電気システム工学科01-06、同07-12)
非常勤
複素解析1B(早稲田大学教育学部数学科)
2007年度(工学院大学)
数学I・II(工学部建築学科01-04)
線形代数学I・II(工学部建築学科09-12・建築都市デザイン学科、同電気システム工学科01-06、同07-12)
数学演習I・II(工学部情報通信工学科01-03)
非常勤
複素解析IB(早稲田大学教育学部理学科数学専修)
2006年度(工学院大学)
数学I・II(工学部建築学科建築学コース01-03、同電気システム工学科01-06)
線形代数学I・II(工学部建築学科環境建築コース・建築都市デザイン学科、同電気システム工学科01-06、同07-12)
非常勤
複素解析IB(早稲田大学教育学部理学科数学専修)
2005年度(工学院大学)
数学I・II(工学部電子工学科01-03、同電気工学科01-06、 同建築学科建築学コース01-03)
線形代数学I・II(工学部電気工学科01-06、07-12)
非常勤
複素解析IB(早稲田大学教育学部理学科数学専修)
2004年度(工学院大学)
数学I・II(工学部建築学科建築学コース01-03、同04-06、 同建築都市デザイン学科)
線形代数学I・II(工学部電気工学科01-06、07-12)
非常勤
複素解析IB(早稲田大学教育学部理学科数学専修)
数学特別講義I(埼玉大学理学部数学科・後期)
2003年度(工学院大学)
数学I, II(工学部機械システム工学科、同マテリアル科学科)
線形代数学I, II(工学部建築学科建築コース、同電気工学科07-12)
数学演習I, II(工学部電子工学科01-03)
2002年度(学習院大学)
解析学II演習(理学部数学科)
数学演習(理学部化学科)
非常勤
微積分IA/IIA(早稲田大学教育学部理学科数学専修)
2001年度(学習院大学)
解析学II演習(理学部数学科)
数学演習(理学部化学科)
2000年度(学習院大学)
解析学II演習(理学部数学科・後期)
数学演習(理学部化学科・後期)
担当授業の参考図書
担当授業の参考図書を挙げておきます。随時追加します。 シラバス も参考にしてください。
数学基礎
栗山憲「論理・集合と位相空間入門」(共立出版)(教科書)
松坂和夫「集合・位相入門」(岩波書店)
藤岡敦「手を動かしてまなぶ 集合と位相」(裳華房)
金子晃「数理基礎論講義」(サイエンス社)
注意.この授業の内容は「数学の基礎」です。「数学基礎論」(数学の一分野)ではありません。参考書を選ぶときは注意してください。
微分方程式
解説・演習書(解法)
長澤壮之他「理工学のための微分方程式」(培風館)(教科書)
クライツィグ著・北原他訳「常微分方程式」(培風館)
古屋茂「新版 微分方程式入門」(サイエンス社)
山田直記・田中尚人「理工系のための実践的微分方程式」(学術図書)
木村俊房「常微分方程式の解法」(培風館)
石村園子「やさしく学べる微分方程式」(共立出版)
原惟之・松永秀章「常微分方程式入門」(共立出版)
解説書(理論)
俣野博「常微分方程式入門 基礎から応用へ」(岩波書店)
柳田英二・栄伸一郎「常微分方程式論」(朝倉書店)
笠原皓司「微分方程式の基礎」(朝倉書店)
バージェス・ボリー著・垣田他訳「微分方程式で数学モデルを作ろう」(日本評論社)
内藤敏機「数学のかんどころ 常微分方程式」(共立出版)
ブラウン著・一楽他訳「微分方程式(上)(下)」(シュプリンガー)
関数方程式論
解説書(常微分方程式)
長澤壮之他「理工学のための微分方程式」(培風館)(教科書)
草野尚「境界値問題入門」(朝倉書店)
笠原皓司「微分方程式の基礎」(朝倉書店)
大谷光春「常微分方程式論」(サイエンス社)
木村俊房「常微分方程式の解法」(培風館)
原惟之・松永秀章「常微分方程式入門」(共立出版)
柳田英二・栄伸一郎「常微分方程式論」(朝倉書店)
解説書(偏微分方程式)
長澤壮之他「理工学のための微分方程式」(培風館)(教科書)
加藤義夫「偏微分方程式(新訂版)」(サイエンス社)
壁谷喜継「フーリエ解析と偏微分方程式入門」(共立出版)
関数解析
解説書
竹内慎吾「関数解析:基本と考え方」(裳華房)(教科書)
樋口禎一他「関数解析学の基礎・基本」(牧野書店)
黒田成俊「関数解析」(共立出版)
宮寺功「関数解析」(理工学社)
藤田宏他「関数解析」(岩波書店)
宮島静雄「関数解析」(横浜図書)
藤田宏「理解から応用への関数解析」(岩波書店)
増田久弥「関数解析」(裳華房)
ブレジス著・藤田他訳「関数解析 その理論と応用に向けて」(産業図書)
志賀浩二「固有値問題30講」(朝倉書店)
志賀浩二「線形という構造へ」(紀伊國屋書店)
非線形解析特論(大学院)
解説書
増田久弥「非線型数学」(朝倉書店)
増田久弥「非線形楕円型方程式」(岩波書店)
増田久弥編著「応用解析ハンドブック」(丸善出版)
高橋渉「非線形関数解析学 不動点定理とその周辺」(近代科学社)
竹内慎吾「関数解析 基本と考え方」(裳華房)
数理科学セミナー(3年次ゼミ)
卒論・修論のタイトルと概要については メンバー で見ることができます。
研究室配属
数理科学科の学生は3年次後期からいずれかの研究室に配属され、 数理科学セミナー(3年次後期)、 総合研究(4年次通年)の計1年半にわたり指導教員の直接的な指導のもとでより専門的な数理科学を学びます(注)。 希望する研究室に配属されるためにはそれまでの成績が参考とされることが多く、 当研究室でも(あまりそういう心配はありませんが)希望者数が定員を上回った場合は原則として成績を重視して選考します。 研究室にスムーズに入れるよう良い成績を残しておくことが望まれます。
(注)研究室に正式に所属するのは総合研究(4年次)からです。
数理科学セミナー/総合研究では
当研究室の学部学生はまず数理科学セミナーで研究の基礎となる関数解析学や微分方程式論をゼミで学んだのち、 総合研究(4年次ゼミ) において各自がテーマを決めて卒業論文の作成に取り組みます。 テーマは基本的に当人の希望を尊重して決めており、解析学に関連すれば広範囲で認めています。
例年の研究テーマを大別すると
非線形微分方程式の解の性質に関する研究
非線形解析の方法となる理論に関する研究
とに分けられます。 前者の研究では、非線形微分方程式には方程式ごとに強い個性があるため、 テーマとしては特定の微分方程式を選びその特徴を調べていく形となります。 後者の研究では、 非線形解析にはフーリエ解析・楕円関数・変分法・分岐理論・不動点定理などの微積分や関数解析から得られる様々な理論があるので、 テーマとしては特定の理論を選びその成り立ちや応用を研究する形となります。
大学院生は一般化三角関数と楕円積分の一般化(p楕円積分)に関する研究を行っています。 これらはp-Laplacianとよばれる非線形微分作用素の固有値と固有関数に深く関係しています。 大学院生への指導内容については、 院生ゼミの記録 をご覧ください。
必要となる予備知識
微分積分と線形代数は必須です。 解析系の選択科目、とりわけ「解析基礎」は深く関連します。 また応用数理系の選択科目は内容の理解を深めてくれるでしょう。
総合研究の他学科学生受入れ
当研究室では、システム理工学部の数理科学科以外の学科から総合研究を当研究室で行いたいという学生を受け入れています。 ただし (1) 微分積分学Ⅰ・Ⅱ、線形代数Ⅰ・Ⅱ、微分方程式の単位を取得していること、さらに (2) 与えられた課題に関する発表をしてもらいその内容で判断します。
数理科学セミナー(3年次)のテキスト
2023年度(2024年度卒業予定)
伏見康治・赤井逸「復刊 直交関数系 増補版」(共立出版)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2022年度(2023年度卒業予定)
柳田英二・栄伸一郎「常微分方程式論」(朝倉書店)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2021年度(2022年度卒業予定)
柳田英二・栄伸一郎「常微分方程式論」(朝倉書店)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2020年度(2021年度卒業予定)
加藤義夫「偏微分方程式(新訂版)」(サイエンス社)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2019年度(2020年度卒業予定)
柳田英二・栄伸一郎「常微分方程式論」(朝倉書店)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2018年度(2019年度卒業予定)
草野尚「境界値問題入門」(朝倉書店)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2017年度(2018年度卒業予定)
バージェス・ボリー「微分方程式で数学モデルを作ろう」(日本評論社)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2016年度(2017年度卒業予定)
柳田英二・栄伸一郎「常微分方程式論」(朝倉書店)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2015年度(2016年度卒業予定)
高橋渉「非線形・凸解析学入門」(横浜図書)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2014年度(2015年度卒業予定)
J.ヨスト「ポストモダン解析学」(丸善出版)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2013年度(2014年度卒業予定)
堀内利郎・下村勝孝「関数解析の基礎」(内田老鶴圃)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2012年度(2013年度卒業予定)
神保秀一「偏微分方程式入門」(共立出版)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
2011年度(2012年度卒業予定)
草野尚「境界値問題入門」(朝倉書店)その後それぞれ興味を持ったテーマへ。
総合研究Ⅰ・Ⅱ(4年次ゼミ)
卒論・修論のタイトルと概要については メンバー で見ることができます。
数理科学セミナー(3年次後期)を終えると、総合研究Ⅰ・Ⅱ(4年次)に入ります。 この時期、就職活動や教育実習がありますから、 自分の予定と合わせてうまく計画を立ててください。
4年次進級にあたって
以下の点をいま一度確認してください。卒業間際に気が付いても手遅れとなる可能性が高いです(必ず自分の入学年度の「学修の手引」を参照すること)。
3年次までの必修科目である実験・演習の単位を取得し、総合研究Ⅰ・Ⅱを除く必修科目の未修得科目が2科目以下で、かつ卒業要件を満足するために取得すべき単位数の合計が総合研究Ⅰ・Ⅱを含め残り20単位以下であること(2020年度入学生)。
卒業要件単位については内訳ごとにクリアしていること。例えば英語科目は8単位以上取得すること。
「総合研究Ⅰ・Ⅱ」の履修『登録』を忘れないこと。
総合研究を始めるにあたって
卒論作成のためにノートPC(自分のでもいいし貸与も可です)にはTeXをインストールしてください。TeXの入門書として 奥村晴彦・黒木裕介「LaTeX2e美文書作成入門(改訂第8版)」(技術評論社) を推奨します(4月に配布します)。この本のDVD-ROMでTeXをインストールできますが、TeX Live のページで最新版をインストールするのがよいと思います(ほっとけばインストールされますが、私の環境だと半日くらいかかりました)。 TeXによる数学の文書作法について 小田忠雄「数学の常識・非常識-由緒正しいTeX入力法」(日本数学会) が大変参考になります。 また、総合研究では概要書や卒業論文などで極めて論理的な文章を書くことが要求されます。当研究室ではそのための参考図書として 杉原厚吉「どう書くか 理科系のための論文作法」(共立出版) を推奨します(4月に配布します)。 話の展開の仕方が上手になるなど、就職活動で思わぬ効果があるかもしれませんし、 卒業後も文書を書く際に必ず役に立つはずです。特に第5章は必ず読んでください。
Microsoft社のWord・Excel・PowerPoint等は サイトライセンスソフトウェア においてダウンロードできます。総合研究でPowerPointを使うのであればPCにインストールしておきましょう。
本学では数式処理ソフトの Mathematica や Maple が使用できます。 自分のPCにインストールしたい場合は以下の手順で行ってください。 どちらも優れたソフトですが、Mathematica の方が参考書が多い分、使いやすいかもしれません。 なお、インストールする際にはPCが学内のネットにつながっていること、 およびそのPCの管理者権限が必要となります。
Mathematica
学情センターの サイトライセンスソフトウェアについて から「Mathematica」を選び「インストール方法」に従う。
Maple(パーチェイスコードが必要です)
[マイコンピュータ] を開き、[アドレス] 欄に \\download2.sic.shibaura-it.ac.jp\download を入力し、Enterキーを押す。
[\\download2.sic.shibaura-it.ac.jpに接続] ウインドウが表示される。 [ユーザ名] 欄にSIC\学情センターのユーザログイン名を入力する。 [パスワード] 欄に学情センターのWindowsのログオンパスワードを入力する。 [OK] ボタンを押す。 (注意:ユーザ名の前の「SIC\」を忘れないように。)
「maple」フォルダにあるマニュアルを参考にインストールする。
卒論作成にあたって
以下の点に留意してください。
実験室には定期的に顔を出すこと。指導教員が研究の進捗状況を把握しアドバイスするためです。またメンバーとの何気ない情報交換によって危ないところを救われることもよくあるようです。これまでの例では、日ごろから顔を出している学生で総合研究がうまくいかなかった例はありません。
Slack とメールをすぐ確認できる状態にしておくこと。研究室ではゼミ連絡や書類の添削を Slack で行います。また事務や学科からの連絡は大学アカウントのメールで来ます。Slack とメールを常に確認できるようにしておいてください。
アルバイトの予定を入れ過ぎないこと。特に書類準備期間や発表準備期間にアルバイトが入っていると、十分な指導ができず未完成のまま本番を迎えることになるので注意してください。最悪の場合は提出や発表を認めることができない場合があります。
また概要書や論文本体の作成については以下の点に留意してください(指導教員の主観です)。特に赤字で書いたものは後からでは取り返しがつかなくなること。
自分の文章には責任を持つこと。当たり前だが、読み手はその文章をあなたが書いたものだと認識する。書いてあることの意味が自分でもわからないなどということはあり得ない。剽窃や盗用はもってのほか。「その文章を参考文献の著者に読ませられるかどうか」を常に考えながら書くとよい。
「はじめに」には目的を書くこと。何をするのかを書く。
「まとめ」には要点をまとめること。ここだけ読めば要点が分かるように、数学的事実を現在形で書く。感想はいらない。
段落替えをしたらインデント(字下げ)を入れること。テキストファイルにおいてEnterを2度押す(空行を一つ入れる)と、段落替えとともにインデントが入る。
番号付きの数式や定理には必ずラベルをつけること。ラベルを付けるときは \label を、引用するときは \eqref を使うこと。\label をつけないと、数式を新たに挿入して番号がずれた際に、引用する番号も手動で書き換えなければならず大変面倒になる。
日本語の文章の文頭はなるべく日本語で始まるように書くこと。例えば「(2.1)は」「f(x)は」など、文頭が数式番号や関数から始まる文章は避ける。
数式に句読点を入れるかどうかは文章全体で統一すること。基本的には数式中にも句読点が入る。その際「f(x)=0.」などと文章が数式で終わるのはなるべく避け、「f(x)=0である.」のように終わることが望ましい。また、高校の教科書などでは数式の終わりには特に句読点を入れていないが、それはそれで文章全体で統一されていればよい。なお半角の句読点を使う場合は、直後の空白を入れ忘れないこと。
こまめにファイルのバックアップを取ること。実際、当研究室でも発表直前にファイルが消滅した例が過去に数件ある。
参考文献は厳選し、すべて本文中で必ず引用する。何を知るためにどの文献を読めばよいのかがわかり、読者への情報提供になる。これに対して、引用すべきなのに参考文献に載せないのは違法行為となる場合がある。
文章チェックは印刷して行うこと。書いた文章のチェックは画面を見て行うのではなく、印刷して部分と全体を見ながら赤を入れつつ丹念に行うこと。
文章チェックは音読して行うこと。黙読するよりも音読する方がはるかに間違いに気づきやすい。
概要書は以下のように書くこと。発表会に欠席した友人がいたとして、後日あなたの概要書を読んだときに、「こういうことをやっているのか」「面白そうだから聞きに行けばよかった」「もう少し詳しいことを知りたい」「この参考文献を読んでみよう」などと思ってくれるように書く。
発表スライドは補助的なもの。長々と読ませるものや、逆に理解する間を与えないものなどは避けること。スライドはあくまでも補助的なものであり、登壇して説明する自分の存在意義をよく考えながら話すこと。
総合研究のスケジュール
以下は竹内研のスケジュールです。他の研究室には適用されません。随時、調整を加えていく予定ですので、過信せずに参考程度にしてください。赤字のイベントの日程は昨年度のそれを参考にしており、学科の都合で変更される可能性があります。
2023/04/17 更新(まだ学科スケジュールを反映していない箇所があります)
2月~3月(各自の研究テーマを決める。)
3月末までに総合研究の研究テーマが決定していること(面談)。ゼミで学んだ、あるいはこれから学ぶ内容に関連したテーマを各自探す。
4月~8月(各自の研究を開始する。)
4月~6月
研究テーマに関して教員と一対一のゼミ。ここで毎週作成するレジュメが卒論の中核になる。「研究の目標」(研究テーマに関して自分は何をしたいか)を設定。
7月
中間発表に向けて概要書(A4、1枚)とスライドを完成させ、発表練習を行う。 2月の最終発表の時期はこれらに加えて卒論の提出があり大変忙しくなるので、 概要書作成と発表練習に関してはここでしっかり訓練しておくこと。
8月
中間発表会。研究を続ける。夏休み中はSlackで毎週進捗報告を行う。
9月~11月(各自の研究を進める。卒論の構想を練る。)
研究を続ける。卒論の構想を指導教員に報告する。
12月~3月(卒論を完成させ、最終発表を行う。最後に反省。)
12月
卒論を作成する。毎週作成してきたレジュメをもとに編集を行う。40ページ以上。年明けは概要書とスライドの準備に追われるので、 冬休み中に卒論原稿を完成させる。
1月
冬休み明けに卒論原稿を指導教員に提出する。 卒論のさらなる推敲に加え、 最終発表に向けて概要書(A4、2枚)とスライドの作成に取りかかる。概要書はある意味で卒論本体以上に重要であり、 相当に時間をかけて推敲する。
卒論の指導が満足にできるのは1月下旬まで。 1月下旬から2月上旬にかけて、教員は定期試験の採点と成績処理、 そして入試業務に追われるので注意。
2月
最終発表会。
3月
総合研究で作成した各種ファイルを共有フォルダへコピーする。 3年生への引き継ぎ。