インドは、13億の人口を持つ世界最大の民主主義国であり、多民族・多宗教・多言語の多様性に富むコントラストに満ちた国です。GDPでは2050年までには米国を抜き世界第二位になるともいわれており、新興国の中でもひときわ大きな存在といえます。ただ、地球上で最も裕福といわれる人々がいる一方で、教育も受けられず、電気、水道なども利用できない子供たちもたくさんいます。これら社会構造、貧弱な社会インフラに起因する様々な課題、また近年の頭脳流出もインドが持つ負の側面といえます。インドは、見る角度によって全く違った姿を見せます。いずれも真実ではありますが、それがインドの全てではありません。
世界で存在感を増すインドは、日本においてもインド太平洋地域における最も重要なパートナーの一つとして捉えられています。そのインドを包括的に理解していただくために、”Study India Program”を用意いたしました。”Study India Program”は、インドの有名私立大学であるSymbiosis International Universityからオンラインで実施いたします。
植民地時代前後の歴史、宗教、近隣諸国や日本との関係を中心とした外交政策、人種と民族のるつぼと呼ばれる多様な社会の有り様、古代を起源とする伝統的な芸術文化、インド料理や祭りなどの生活文化、そしてデザイン、先進のIT,AIの動向まで、様々な角度のセッションを通してインドの全体像を学んでいただきます。
講義は、全て双方向、インタラクティブで行います。またより身近にインドを感じていただくためにバーチャルでの企業、NGO訪問、一般家庭訪問、ヨガ体験、ボリウッドダウンス体験などのセッションも用意しています。
Unity in Diversity, 多様性の中の調和・統一、Harmony in Chaos,混沌の中の調和、魅力あふれるインドに触れ、多くの学びと気づきを得ていただければと思います。
Symbiosis International(Deemed University)は、「1つの家族としての世界」というヴェーダの思想の原則に基づき、S.B.ムジュムダール博士によって1971年に設立されました。
現在、この大学には、インドの4つの州と6つの都市に、37の構成員、7つの研究センター、9つのサポート部門、11のスキルおよび継続教育部門があります。すべての大学のキャンパスは、「質の高い教育を通じて国際理解を促進する」という共生のビジョンを象徴しています。
大学は2002年に人文科学省から「Deemed University」として認可されました。法学、経営学、コンピュータサイエンス、医療、メディア・コミュニケーション、人文科学と社会科学、工学と建築とデザインと幅広い分野で博士課程、修士課程、学部課程を提供しています。最近では、Symbiosis Medical College(女子大学)が設立されましたが、医科大学とそれに付属する大学病院および研究センターには最先端の設備が整っています。
◾️大学の紹介ビデオです
研修の方式:インタラクティブ・双方向のオンライン研修
レクチャーは、インドのPune(プネ)市から全てオンライン双方向・インタラクティブで行います。
1.本研修の講義数:90分講義×30回
2. 開催時期:
第1回 2024年 7月29日(月)~8月17日(土)詳細はこちら
3.募集人数:各60名
次の7つのカテゴリー、30講義(90分)の構成となります。
英語(English Communication):英語でのプレゼンテーションの手法を中心に学びます。
異文化理解・インドの生活文化
インドの歴史・宗教
インドの社会・文化
インドの政治・経済
テクノロジー
デザイン
※随所に各サブジェクトに対応したアクティビティが用意され体験的に学習できます。
様々な分野の講義が用意され、インドを多面的に理解できます。各講義は専門的になりすぎず、概要を理解できる内容としています。
講義は一部(日本語)を除きほぼ全て英語で行いますが、リスニング等に不安があっても内容を十分理解できるよう、次のような配慮がされています。
前半の3講義の英語研修では、英語でのプレゼンテーションの手法を学んでいただき、グループワーク発表が円滑に行えるようにします。
研修専用サイトにて、講義事前情報としての動画・ドキュメントなどの資料、またスライド等の当日使用する資料も、講義前に閲覧、ダウンロード可能とし講義前の十分な準備ができるようにします。
これらの資料を使用し、講義前に各自事前学習をしていただきます。
講義の途中で、必要に応じて日本語がわかるスタッフがサポートいたします。
グループワークの実施
研修開始前に7つ程度のグループ分けを行い、グループ別に、中間1回と最終日の合計2回、研修内容についてグループでの所感をとりまとめ発表していただきます。発表は資料含め英語とします。
基本的にグループワーク、発表ともに、シンビオシス大学のインド人学生との共同作業となります。
現地の情報に生で触れられる企業、NGOへのオンライン訪問やインドの生活文化を楽しく体験できる多くのアクティビティが用意されています。
グループワーク以外にもインド人学生との交流を随所に織り込みます。
5.アクティビティについて
インドプネ市にバーチャル遺跡ツアー
オンライン NGO訪問 学校にいけない子供たちへの教育
オンライン 企業訪問 日本ともビジネスを行っている現地IT企業訪問
インド伝統ワーリ絵画ワークショップ
インド一般家庭バーチャル訪問
本場インドのヨガ体験
ボリウッドダンス体験