こちらは、洗足学園音楽大学・大学院、洗足こども短期大学の健康管理センターのサイトです。
健康管理センターは、保健室と学生相談室の総称で、学生センター(学生生活)と連携して学生サポートを行っています。
迷う事や困る事があれば、一番相談のしやすい窓口にまず相談してください。
<開室日について>
保健室(ホワイトキャッスル104)
平日・土曜日 9:00~18:00
学生相談室(ホワイトキャッスル102)※要予約
毎週 水曜日 11:00~17:00
毎週 木曜日 11:00~17:00
毎週 金曜日 11:00~17:00
詳細は学生相談室のページで確認をしてください。
生理用品はこちらで取り扱っています。
ファミリーマート(カレッジセンター地下1階売店)※在庫多数あり
MUSE女子トイレ 自動販売機(カレッジセンター地下2階食堂)
保健室(ホワイトキャッスル1階)(※保健室のみ、お困りの方に無料でお渡ししています。)
産業医からのお知らせ
依存症①~スマホ(ゲーム)依存に要注意🚨
日本では、18-29歳の年代でスマートフォンやタブレットの普及率がほぼ100%に達しています。インターネットが身近になるにつれ、日常生活に支障を来すケースが多くなっています。構成労働省の推計で、成人のおよそ421万人にスマートフォンやパソコンに没頭する『ネット依存』の傾向があると言われています。
【症状】
❝スマホにのめり込みすぎて部屋から出られない引きこもり状態❞
❝昼夜が逆転して生活リズムを取り戻せない❞などといった症状がよく見られます。
主な原因は『ゲーム』『SNS』。ゲームへの依存は「ゲーム障害」という名前で2019年にWHOで病気として認定されています。単純にゲームを好きという事ではなく、脳の中で理性をつかさどる前頭前野の働きが低下していると考えられています。アルコール依存症、薬物依存症、買い物依存症やギャンブル障害でも同様のことが起きるとされており、重症化すると本人の意思だけで抜けるのは難しくなります。スマートフォンの特徴として、いつでも・気軽に・そしてログインするとポイントがもらえるなどアクセスを促す仕掛けが沢山あることも熱中してしまう理由の一つです。また、学校や職場など人間関係が上手くいっていない時、ネットでのコミュニケーションで居場所を見つけ、はまってしまうケースもあります。
①心理的要因 現実世界での不安やストレス、抑うつなど
②社会的要因 人間関係の希薄以下や、SNSでの承認欲求など
③環境的要因 魅力的なアプリやコンテンツの増加
スマホ依存による影響
認知機能
・注意力、集中力の低下
・記憶力の低下
・思考力や判断力の低下
・衝動性のコントロールの困難
身体・生活面
・睡眠障害
・視力低下
・姿勢の悪化
・運動不足
心理・社会面
・対人関係の希薄化
・不安やうつ症状の増加
・自己肯定感の低下
・現実世界からの孤立
依存にならない!進行させない!対策
スマホ依存の対策は、使用時間の制限やデジタルデトックス自己管理、家族や友人との対話時間を増やすなどの環境調整が基本です。無理やりスマートフォンを取り上げることはお勧めできません。この様な行為は、例え家族であっても信頼関係を失う原因になります。
依存が進行している場足は、薬物療法以外に認知行動療法やカウンセリングなどの専門的な治療が必要になります。各都道府県に設置されている精神保健センターに相談したり、専門医療機関で治療を受けることも検討してみてください。重度になると複雑な問題が生じ、治療が難しくなるため、予防することや早期に発見することが重要になります。少しでも気になることがあれば、一人で悩んずに早めに専門家に相談することお勧めします。
専門医として吉田院長が出演している医療専門Youtubeチャンネル
『カラコロ・ラボ~家族の健康守ります~五月病』(全5回)が絶賛公開中です。ぜひご覧ください!
洗足学園産業医 吉田勝明医師