制作期間:2024.4 ~ 2024.7
利用材料:乳液、酸化チタン(粉末)
海洋汚染、珊瑚の白化の原因となる成分が入っていない日焼け止めを作った。
複雑な工程や入手困難な材料はない、簡単に作れるレシピで、気軽に作れるものを目指した。
「人間ではない者たち」と協働するにあたって、何を対象とするか探すために、大学内の「万葉植物園」に訪れ観察したり、日常生活で人間以外の生き物を観察した。
虫は苦手で触れないことから、植物や飼い犬、海の生き物を主に調べた。
いきものたちを観察して得た疑問文を中心に、アクタント・マッピングキャンバスを用いて問いを考えた。このとき、計3つの問いを考えたが、このときからサンゴ礁の白化について特に関心を持っていた。
アイデアシートを用いてアイデアの具現化をする際、海の生き物に着目して、海洋汚染や珊瑚の白化を間接的でも改善につながるプロダクトが作れないか考えた。この段階では、
・どちらもレシピ作成がメインとなるため、レシピのその先が欲しい
・食材入手はどうするか
など考えていた。
2つのアイデアのうち、他の人の評価や難易度などを考慮し、「サンゴを守る日焼け止め」を選んだ。
プロトタイプを制作するにあたって、まずは手作り日焼け止めのレシピを調べて、その中でも材料が必要最低限のものを選び、制作してみることにした。しかし、想定外に材料の配送が遅れ、ベースの乳液から手作りすることが間に合わなかった。
【材料】
・乳液 10g
・酸化チタン 1g
そのため、普段使用している乳液を代用し、酸化チタンと乳液を良く混ぜるだけの簡単なレシピでプロトタイプを制作した。
自分が考えたアイデアをこのまま進めて良いのか不安になってしまい、プロトタイプ制作までに思っていたより時間を要してしまった。常に時間ギリギリで作業をしていたせいで、成果物1の完成度がとても低くなった。今後は常に余裕を持って進めていきたい…。また、現段階でもレシピ、日焼け止め制作以外の案が思い浮かんでいない。
発表会ではみんなたくさん褒めて、良い反応をしてくれたのは嬉しかったが、この先どのように改善すべきなのかアドバイスをもらうべきだったと反省した。