#36| 無限タワマン
#36| 無限タワマン
Creator : 長田結菜 / 味上大晟 / 長坂有一郎 / 平賀万結
無限タワマンとはキャッシュレス決済で使ったお金の分だけタワマンを登っていくアプリです。根本のコンセプトは買い物が楽しくなるサービスで、ターゲットは電子マネーを使う消費者全般となっています。お金を使う満足感や買い物をするワクワク感、使ったお金が可視化されることによるリアル感を味わうことができると思います。今回このアプリを表現するため、アプリのプロトタイプとタワマンの模型を制作しました。
メンバーそれぞれが社会人へのインタビューを行ったり、実際にキャッシュレス決済や既存のアプリのサービスを利用したりした結果を共有しました。miroの付箋機能を用いて、調査結果をキーワード分けし、その中から見えてきたことをメンバーで話し合いました。そこから「どのようなサービスまたはコンテンツを作りたいか」抽象的なキーワードを書き出し、次のアイデア出しの基準としました。
抽出されたキーワード
miro
キーワードから具体的なアイディアを創造するのに苦労した私たちは、360度探索などの思考の整理を何度か行いました。この段階では大雑把なものでも良いので多くのアイディアが求められました。抽象的なキーワードから10個のアイディアを出すのはとても大変でした。その中で印象的だったのは札束風呂。思考の整理をしている中でこのワードは最もインパクトがあり、一時は札束風呂に囚われてしまうほどでした。
なんとか10個のアイディアを出した私たちはその中から1つに絞ることに苦労しました。どうしても札束風呂を捨てきれなかった私たちは消費行動と階段を連動させるコンテンツのゴールに札束風呂を置くことにしました。そしていくつかのアイディアを組み合わせ、この無限タワマンに辿り着きました。
お金を使うことを制限するのではなく、楽しさや快感を見出したことを高く評価されました。ただ、お金を使うことによってセレブ感覚を味わえる仕組みは、「詐欺」みたいに感じるという意見もありました。「買い物が楽しくなる」というコンセプトは崩したくなかったため、このコンセプトを崩さないかつアドバイスされた点の改善を図ることにしました。
「買い物が楽しくなる」というコンセプトを崩さないままアドバイスをもらった点の改善策を検討しました。「お金を使ってセレブ感覚を味わうことができる」のではなく、「お金を捨ててセレブ感覚を味わうことができる」という考え方に変わりました。そこで登場するのが「札束風呂」です。使ったお金は札束風呂に捨てられ、少しずつ溜まっていきます。そして月末に溜まった分の札束風呂を楽しんだあと全て捨てられることで、使ったお金の重みを感じることができます。
1.
札束風呂に使っているアバターがいます。
2.
キャッシュレス決済を利用すると。。。
3.
アプリが連動し、上の階層へ上がることができます。クーポン獲得も可能です。
4.
月末になるとお札が散っていくとともに今月利用状況のまとめが表示されます。
~メイキングオフショット~
タワマンを大きくする?お風呂を大きくする?というところから始まり色々試行錯誤しました。成果物用の模型を組み合わせて配置や向きを考えました。お風呂でインパクトを与えたい!ということになりお風呂が大きく映えるような構図にしました。枠線がダサい!隙間!どのサイズ感?など改善点がいくつもあり色々なパターンが増えてしまいました。作りはシンプルですが、配色やバランスに時間をかけて調整しました。
〜ロゴ試作集〜