Creator : 飯田蒼平 / 長谷和華菜 / 窪島瀬南 / 関谷春望
Summary : 私たちのグループは「経営を極限まで簡単に」というのをコンセプトに、カードゲームを作りました。名前は「マニージャー」。経営の中でも資金のやりくりに着目し、お金が回ることの楽しさ、難しさ、ありがたさを学ぶことが目標になります。経営というのは難しいイメージがあると思いますが、中高生を中心とした学生を対象に、できるだけ親しみを持ってもらいたいと思い簡単なゲームにしました。農業会社やレストラン、運送会社などになりきり、最初に配られた1000万をどうやりくりしていくか考えるゲームです。
①ゲームの準備
じゃんけんで勝った人から時計回りでサイコロを振り、出た目に応じて職業を決めます。同じ目が出たら振り直します。1 人 100 万円を 10 枚(合計 1000 万)を手にし、ゲームを開始します。 先ほどのじゃんけんで勝った人から山場のカードを引きます。アクションカードを引いた場合、②に移り、イベントカードを引いた場合はもう一枚カードを引きます。
②ゲームスタート
カードを引いた人から何百万円を投資するかを宣言して前に出します。(投資できるのは 100 万単位、投資しないのも可)。そしてカードを引いた人がサイコロを振ります。 投資した分を手札に戻し、〇〇%の通貨カードを得るor 失います。
③ゲーム中盤から終了まで
②を1ターンとし、時計回りで 8ターン繰り返します。8ターン経過後ゲームを終了し、持っている通貨カード の合計を計算し、勝敗を決めます。(多い人が勝ち)
イベントカード
次のターンのアクションカードにのみ効果が出ます。カードを引いてもターン経過はありません。連続で出た場合、最後に出たカードのみ有効です。
※10万円が10枚集まった場合は100万円1枚と両替になります
私たちのグループは、授業で行った360度探索で出したキーワードを元に、上のようなアイデアシートを作りました。内容はお金を管理する案や、見えにくいお金を見える化する案、お金の使い方を学ぶ案などが多く出ました。
これらの中で、「複数人でお金を管理できるサービス」が最も斬新で、Z世代の特徴の、現金を持ち歩かないことが多くお金のやりとりの際にめんどくさい、という課題を解決してくれると思い、中間発表会で発表する企画にしました。右にあるのがこの企画のコンセプトシートです。
中間発表会でクラスメイトや先生に、既存のサービスを組み合わせれば再現できてしまう企画ではないか、とご指摘を頂いたためグループ内で話し合いをした結果、企画の方向性を変えることにしました。
また初めから360度探索を行ったり、以前に出たお金の使い方を学ぶ案の方向性について話し合った結果、新たな企画を立案することができました。
こうして出来上がった企画が、経営について極限まで簡単に学ぶことができるというコンセプトの「マニージャー」です。最初の企画の課題であった、既存のものの組み合わせで再現できてしまうという点については、実際に経営者の立場になってゲームをするという、オリジナリティの高い設定にすることで解決しました。
カードゲームということで手を動かして遊ぶので、本当に企業を経営している気分になりワクワクしながら経営を学ぶことができる作品に仕上がったと思います。ぜひ一度遊んでみてください。
表紙に戻る