「リンゴの国」は現代の貨幣・紙幣社会が発展した理由とその利便性を改めて考え直すために、全ての通貨がリンゴに置き換わった異世界-リンゴ世界-での発展と衰退をゲーム上で体験できるストーリー体験型新感覚ボードゲームのことを指します。
通貨が思うように循環せず、その通貨自体に通貨以外の用途がある世界ではどのような問題が起こり、どのような発展と衰退を遂げるのか。当たり前が当たり前ではなくなった場所での双六形式の個々人それぞれのルートをお楽しみ下さい。
リンゴの国ではボードゲームの別に、あるリンゴ世界に迷い込んだ人間の双六のイベントに沿ったストーリブックが付属されています。ゲームを楽しんだ後に自身が止まらなかったマスなどを小説形式で簡単に目を通してみてはいかがでしょうか。
大まかなグループの方針を決定し、メンバーで沢山のアイデアを出した。考案したアイデアをFigma上に並べて再度グループテーマを熟考した後に詳細な成果物などを検討・仮制作した。
アイデアが豊富に出たが、それらをグループ分けして自分達の方針を設定していくことが難しかった。
先を見据えて制作を進めることの大変さを感じた。
お金についてのコンテンツをメンバー全員で出来る限り抽出した。
最終的には海外と日本のチップ文化に対する意識の違いに着目したテーマ「チップ文化」と今回のテーマである「通貨の変換によって起きる繁栄と衰退」の二つが残った。
どちらの案が最終的に作り易く、面白くなるかをホワイトボードを使ってメンバーで話し合った。一見面白そうなテーマでも内容を検討する中で中身がなかったりすることはよくあることなのでそうならないように少し深くまで広げてみることが最初の重要な点だと気付くことができた。
成果物としてのボードゲーム制作を開始した。
デザインに統一感を出すため世界観の仮設定を行い、少し大人びた印象を受けるボードゲームを目指してデザインした。
リンゴ世界ならではのリンゴを豊富に使ったデザインを散りばめ、落ち着きながらもインパクトのあるものが出来上がった。
プロトタイプを制作し、グループメンバーでゲームを行ってみたところ、見落としていたルールの穴や新たな問題が浮かび上がってきて混乱した。その後の話し合いによるスムーズな対応は素晴らしかったと思う。
タイトルロゴ・役カード・ルールブックにはゲームボードと同じく黒を基調とした落ち着いたデザインを使用した。
通貨であるリンゴには4つの変化があるためそれぞれが分かりやすいようにデザインを施した。ルールブックは二種類作ってデザインの選択肢を増やした。
デザインの最終確認を行なった後にゲームボードやカード、チップの印刷と切り取りを行なった。
データとしてでなく形として成果物が現れた感動は大きかった。
リンゴの国が完成した。ガンチャートを設定しペース配分を上手く行なったつもりだったが、まるで思い通りに行かなかった。
大きな活動の難しさが学べて良かった。