#07| サギスル
#07| サギスル
Creater : 岡崎悠 / 高橋慧 / 畑誓伍
「サギスル」は、ブロックを組み合わせて詐欺メッセージを作る、体験型言葉遊びコンテンツ。
フィッシング詐欺などによく使われる言葉や言い回しが4つの面に書かれたブロックを選び取り、
それらを組み合わせてオリジナルの文章を完成させます。
たくさんのブロックを組み合わせて、
より“詐欺っぽい”文章を作りあげる遊び方や、ランダムに選んで文章を組み立てる遊び方などを通して、
詐欺でよく目にする表現を断片的に楽しみながら知ることができます。
この体験を通して、「この言い回し、もしかして詐欺なんじゃない?」と
詐欺を感覚的に察知する力を身につけてもらうことが「サギスル」の狙いです。
企画アイデアを考案する段階でのサギスルは、
「詐欺やってみよう!」というタイトル。
詐欺をする側を体験するという斬新なコンテンツ。
「詐欺を助長するものにならないか」という懸念はあったが、
10個のアイデアの中でもこれが一番気に入っていた。
「詐欺やってみよう!」というアイデアは、
詐欺の種類ごとに必要な手法が異なるため、
フィッシング詐欺にスポットを当てた
フィッシング詐欺体験サイト「サギスル」に仮決定。
専用のWebサイトを通じて、
騙す側・騙される側の双方を体験する
という企画内容となっていた。
この時点では、Figmaを用いたWebアプリ
のプロトタイプ制作を予定。
想定していた企画内容の大部分を占める「フィッシング詐欺の体験」「詐欺事例の紹介」は、
既存のコンテンツをそのまま踏襲するような形であったことと、
ネット上で調べる以上の効果を見込めないことから、ここから企画内容を大幅に変更。
当初、騙す側を体験する手法として想定していた「詐欺メッセージを作成する」ことに注目し、
詐欺によく使われる文言や言い回しが記載されたブロックを組み合わせて遊ぶ、
手に取って学べるコンテンツの制作をすることに。
展開図を元にして画用紙に印を付けて切り出し、
長方形のブロックを組み立てていく。
そしてブロックに使う言葉の考案・入力・印刷、
4つの面への貼り付けを経て、ブロックが一つ完成。
たくさんの種類があるほど楽しめるため、
山積みになるまでブロックを制作した。
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