令和5年2月の給食とひとくちメモ

令和5年2月28日(火)

春の味「はるみ」

ハヤシライス(ターメリックライス)  マセドアンサラダ   かんきつ    牛乳                      

春の味「はるみ」 

 今日は「はるみ」というかんきつを紹介します。冬の終わりころから出回るかんきつなので、春を感じさせる味という意味で「はるみ」と名付けられました。果肉が大粒なのが特徴で、ぷちぷちとはじける食感が楽しめます。外の皮が柔らかく、手で簡単に皮をむくことができます。種が少なく中袋も薄いためため、丸ごとパクパク食べられます。取扱い期間が短く、市場に出回る量も限られているため、なかなかお目にかかる事がない「はるみ」ですので、じっくり味わって食べてください。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 ハヤシライスの味が、まろやかでおいしかったです。(蓮野小学校の児童の感想より)

令和5年2月27日(月)

ゲンかつぎ給食

ごはん   すまし汁    ブリたれカツ    よろこぶ和え    牛乳                      

ゲンかつぎ給食 

 受験のシーズンには、縁起の良い食べ物が注目されることがあります。穴が貫通しているれんこんは、「先を見通せる、試験に通る!」と言われていますし、ダジャレのようですが、イヨカンはその名のとおり、「試験に通りそうな、良いよかん~(いい予感)」と言われています。今日の給食にも縁起の良い食べ物が取り入れられています。大きさによって名前の変わる出世魚の「ぶり」をカツに調理し、試験に「勝つ」ことの願いを込めました。また、お正月やお祝いごとなどで登場するこんぶには、「受験に合格して、みんなで一緒に喜ぶ」という願いを込めています。さらに、食物繊維の多いこんぶは、栄養のある食材です。受験生のみなさん、体調管理に配慮しながら、受験本番に臨んでください。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 ぶりたれカツ人気で、ごはんとおいしくたべました!(せいろう幼稚園の園児の様子より)

令和5年2月24日(金)

フルーツサンドを作ろう

セルフフルーツサンド(せわりコッペパン)  キャベツたっぷりにこみ   ポテトミートやき フルーツクリーム和え     牛乳                      

フルーツサンドを作ろう 

 サンドイッチ用のパンにフルーツとクリームをはさんだ「フルーツサンドイッチ」。大正から昭和の初めにかけて既に誕生していたと言われています。今日の「フルーツクリーム和え」には、みかん、もも、ようなしなどのフルーツが入っています。今日は、食パンではなく、コッペパンのわれめにはさんで、自分でフルーツサンドイッチを作って食べましょう。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 フルーツクリームが甘すぎず、すっごく食べやすかったし、おいしかったです。全部おいしかったです!(聖籠中学校の生徒の感想より)

令和5年2月23日(木)

天皇誕生日   二月二十三日 天皇の誕生日を祝う。          

              国民の祝日に関する法律 第2条

令和5年2月22日(水)

おでんの日(猫の日)

ごはん    えびだんごのおでん    みそまめ(園は肉だんご)   いそか和え     牛乳                      

おでんの日(猫の日) 

 本日、2月22日は「おでんの日」です。アツアツのおでんは「ふーふーふー」と息を吹きかけて食べるので、「2(ふー)2(ふー)2(ふー)」と読む語呂合わせから認定・登録されました。「おでん(御田)」は、日本料理のうち煮物料理の一種で、鍋料理にも分類されます。鰹節と昆布でとった出汁(だし)に味を付け、様々な種を入れて、長時間煮込んで作られます。おでん種には、さつまあげ・はんぺん・焼きちくわ・つみれ・こんにゃく・大根・芋・がんもどき・牛すじ・厚揚げ・ゆで卵などがあり、おでん種、つけだれの種類は地域や家庭によって異なります。おでんは、さまざまな種類の具を煮込んで作るため、多くの栄養を摂取できる料理です。たとえば、出汁の昆布などはグルタミン酸、魚や肉はたんぱく質、野菜は食物繊維やミネラルなど多くの栄養を含んでいます。味わって食べていただけるとうれしいです。

※2月22日は、「猫の日」でもあります。これは猫の日実行委員会が「ニャンニャン ニャン」とよめる ことから1987年に制定したと言われています。「猫の日」の方が知名度が高かったでしょうか?

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 「昨日もうちおでんだった~でも、給食のおでんおいしい!」

 「みそまめ、農家のおばあちゃんが作ってくれたことがあるよ。」と話してくれた児童がいました。(山倉小学校の児童の様子・感想より)

令和5年2月21日(火)

春の雨

雪の一日となりました

ちゅうかまぜごはん    もずくスープ    えびしゅうまい(園は1個  小中は2個)  はるさめサラダ    かたぬきレアチーズ    牛乳                      

春の雨 

 二十四節気の雨水(うすい)とは、雪が雨に変わって降り、これまで積もってきた雪や氷が解け始めて水になるという意味があります。丁度、大地に草木が芽生える頃にあたり、昔から農業の準備を始める目安の時期となっていました。実際にはまだ雪が残っていることもあるのですが、あたたかな雨が降り注ぐことで、春への確かな目覚めを感じさせてくれる時期です。2023年の雨水は2月19日から3月5日あたりまでをさします。そう言えば、2月19日(日)の強い雨も、若干冷たさがゆるんできたような感じでした。と思っていたところ、本日21日(火)は、雪が降る一日となってしました。                         直接「雨水」とは関係ないかもしれませんが、今回の食育メモでは、「春雨(はるさめ)」についてお知らせします。

 春雨は、じゃがいもや緑豆(りょくとう)という豆のでんぷんを麺状に細長くして乾燥させたものです。中国発祥で、日本には鎌倉時代に伝わったといわれています。作っている時の、でんぷんが細長く流れ落ちる様子が、春にしとしとと降る雨のように見えることから「春雨」と名付けられたそうです。春雨の主な栄養成分は炭水化物で、ほかにもナトリウムやカリウム、カルシウム、鉄分なども含んでいます。食べる際は水やお湯で戻し、炒める、煮るなどの調理をしていただきます。本日は、サラダにしてみました。味はどうでしたか?

🍒子どもたちの感想や様子🍒

    もずくスープのもずくがおいしかったです。(蓮野小学校の児童の感想より)

令和5年2月20日(月)

聖籠中のリクエスト給食

ごはん    のっぺ汁    たまごやき    チーズきりざい   のむヨーグルト                      

かんたんで栄養たっぷり 「きりざい」 

 今日は、聖籠中学校のリクエスト給食です。きりざいとは、魚沼地方で食べられている郷土料理です。きりざいの「きり」は、切ること、きりざいの「ざい」は野菜の「菜」のことを表し、野菜を細かく切って混ぜ合わせて作った一品という意味です。昔、貴重なたんぱく源だった納豆をできるだけ大事に食べるための知恵として、野菜や漬物を細かくきざんで入れ、量を増やして食べていたそうです。きりざいは、タンパク質や鉄分が含まれている納豆に、カルシウムの多いチーズやビタミンの多い野菜も入るので、成長期のみなさんにおすすめの料理です。作るのも比較的容易ですから、ぜひお家でも作ってみてください。 

🍒子どもたちの感想や様子🍒

    人気メニューでした。小学校に向け、25分を給食の時間としています。今日は、全員が25分以内に食べ終わりました。(せいろう幼稚園の5歳児の様子より)

令和5年2月17日(金)

食育の日 「ほしかぶ」

※本来は19日が食育の日

ごはん    ほしかぶのにもの     ぎんざけのしおやき   コーン入りひたし                 牛乳                      

食育の日 「ほしかぶ」 

 「干しかぶ」は「かぶ」という名前がついていますが、実はダイコンでできています。「干しかぶ」は皮をむき、大根をいちょう切り、または半月切りにし大根を薄く輪切りにして蒸かすなどした後、干して作られます。茹でてから作ることもあって「茹で干し大根」と言われることもあります。長く寒い新潟の冬を越すために、昔から保存食として作られ、食べられてきました。田植えの忙しい時には、大量に作られたおかずで、塩むすびと一緒に食べられたようです。みなさんのご家庭では、干しかぶ料理を作りますか? 

🍒子どもたちの感想や様子🍒

    さけがいつもより食べやすくておいしかったです!野菜もおいしかったです。(聖籠中学校の生徒の感想より)

令和5年2月16日(木)

新潟の宝石「なんばんえび」

ちゅうかめん     みそラーメンスープ     なんばんえびのごまからめ       しおもみ      牛乳                      

新潟の宝石「なんばんえび」 

 新潟県では「南蛮海老(なんばんえび)」がよくとれます。正式名称は「ホッコクアカエビ」ですが、一般的には「甘えび」と呼ばれています。鮮やかな赤い色と形がトウガラシ(南蛮)に似ていることから、新潟県では「南蛮海老」と呼ばれて親しまれています。一年を通じて漁獲されますが、最も美味しいのは冬で、水温が低くなる秋から冬にかけてが食べごろです。特徴のある甘みをもった味が特徴で、刺身、天ぷら、唐揚げ、練り物(海老しんじょう)、蒸し料理などバリエーションは豊富です。頭は味噌汁にすることもあります。料亭のおもてなし料理から居酒屋のメニューまで、さまざまなシーンで活躍する万能な食材です。本日の給食では、揚げたえびに炒ったごまを加え、たれをからませて調理しました。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 みそラーメンがとてもおいしかったです。野菜がたくさん入っていて、みその味もよかったです。(亀代小学校の6年生児童の感想より)

令和5年2月15日(水)

大豆の変身④ 「うち豆」

ごはん       うちまめのみそしる      カレイのたつた揚げ            くきワカメのアーモンドきんぴら     ふりかけ     牛乳                      

大豆の変身④ 「うち豆」 

 今日は「打ち豆」について紹介します。「打ち豆」は、大豆をつぶして平たくし、乾燥させたものです。昔から、新潟県では冬の保存食として各家庭で作られてきました。潰してあることによって球状で保存するよりも乾燥がしやすく、調理もしやすく、調理に時間がかからないという利点があります。打ち豆の出汁(だし)には、体の老化を防ぐ抗酸化作用のあるポリフェノールがたくさん含まれており、体の老化防止・動脈硬化抑制などの効果が期待できます。「打ち豆」を味噌汁に入れると、大豆の甘みや風味を一層感じることができます。今日のお味噌汁の味はどうでしたか?

🍒子どもたちの感想や様子🍒

     かれいの竜田揚げは、見た目でカツ(肉)かな?と思った子がいましたが、魚だと分かっても「おいしい」と言って食べていました。香ばしくからっと揚がっていて、魚が苦手な子でも食べやすかったようです。(山倉小学校の児童の様子より)

令和5年2月14日(火)

2月のお誕生日給食

ケチャップライス    米粉のクリームスープ   チーズオムレツ  パインサラダ    チョコドーナツ    牛乳                      

2月のお誕生日給食  成長期のみなさんへ 

 今日は2月のお誕生日給食です。2月がお誕生日のみなさん、お誕生日おめでとうございます。成長期は必要とされるエネルギーや栄養素の量が増大しているため、栄養素が不足気味になりがちな時期とも言えます。栄養不足の状態では正常な発育に障害がでるとともに、感染症に対する抵抗力も低下してしまいます。成長期のみなさんは、しっかりと栄養をとるために、今日の給食もしっかりと食べてほしいと思います。十分な睡眠も心がけてください。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 チーズオムレツが、チーズの味がしっかりしていておいしかったです。チョコドーナツ、みんな「おいしい!」と言って食べていました。また出たらうれしいです。(蓮野小学校の児童の感想より)

令和5年2月13日(月)

大豆の変身③ 湯葉(ゆば)

ごはん    ゆばのかきたま汁    さばのみそ煮    たくあん和え    牛乳                      

大豆の変身③ 湯葉(ゆば) 

 大豆の変身③です。今日は「湯葉(ゆば)」を紹介します。「湯葉」は大豆を煮て粉砕し、布でしぼってつくった豆乳を煮立て、その表面にできた被膜のことです。今から約750年ほど前に、弟子たちが日蓮聖人の体を気づかい、消化吸収の良い栄養源としてつくったのが始まりといわれています。日本へは約1200年ほど前、平安時代の僧である最澄が中国より、「仏教」「茶」とともに「湯葉」を持ち帰ったのが起源ともいわれています。湯葉には、良質な植物性たんぱく質と脂質が含まれています。今日の給食では、湯葉のかきたま汁を提供します。フワッ・トロッとした食感をお楽しみください。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 お汁人気でした♡さばのみそ煮も柔らかく食べやすかったので、魚のきらいな子も食べていました。(せいろう幼稚園の園児の様子より)

令和5年2月11日(土)

建国記念の日  政令で定める日 「建国をしのび、国を愛する心を養う。」

                       (国民の祝日に関する法律 第2条)

令和5年2月10日(金)

越後美人を思わせる野菜

「やわはだネギ」

せわりコッペパン    やわはだネギのポトフ    チリコンカン   ゆでブロッコリー         牛乳                      

越後美人を思わせる野菜 「やわはだネギ」 

 「やわ肌ネギ」は、以前の食育一口メモでも紹介しました。新潟市や聖籠町などで栽培されているネギです。光沢があり、きめの細かい白さが越後美人の「やわ肌」を連想させることから、「やわ肌ねぎ」と名付けられたと言われています。湿潤な気候と農家さんの細やかな目配り・気配りにより、ねぎの甘さがより強くなっています。今日の給食では、やわ肌ネギの甘さを感じやすくなるように、ネギを大きめに切ってポトフにしました。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 チリコンカンとせわりコッペパンがおいしかったです。スープも色んな具材があってよかったです。(聖籠中学校の生徒の感想より)

令和5年2月9日(木)

甘平(かんぺい)

※献立表の「かんきつ」が変 

 更になりました

ポークカレー(麦ごはん)  かいそうサラダ   かんきつ(甘平:かんぺい)  牛乳                      

かんきつ:甘平(かんぺい)(※献立表の「かんきつ」が変更になりました) 

 2月は、柑橘類(かんきつるい)の旬の時期です。今日は「甘平(かんぺい)」というかんきつを紹介します。愛媛県にしかないかんきつで、2007年に品種登録されました。大玉で、甘く、名前のとおり平らな形をしているかんきつです。みかんのように手で容易に皮がむけるのが特徴です。食べると、シャキッとした独特な食感と、濃厚な甘みが感じられます。比較的新しい品種なので、生産量が少なく、あまり市場には出回らないそうです。今日の給食で「甘平(かんぺい)」を初めて食べる人が多いのではないでしょうか。「甘平」は、高級かんきつの部類に入っています。

 ※実は、本日のかんきつは「せとか」を予定していたのですが、2月2日段階で、「雪の影響で【せとか】が入荷できなくなった」という連絡を受けて、急きょ「甘平」に変更した次第です。「甘平」は「せとか」と肩を並べるかんきつと言われています。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 みんなが大好きなポークカレーでした。みんなおいしそうに食べていました。調理員さんありがとう。(亀代小学校より)

令和5年2月8日(水)

大豆の変身 ②高野豆腐

ごはん   こうや豆腐のたまごとじ煮   こイワシフライ(園2本 小3本 中4本)       ひじきのいため煮   牛乳                      

大豆の変身 ②高野豆腐 

 以前に、食育クイズで出題した高野豆腐(こうやどうふ)を再度紹介します。高野豆腐を作る時は、硬く水切りした豆腐を適当な大きさに切って、寒い外に置いて冷凍させます。夜に固めた豆腐は日中に溶け、水分が蒸発していきます。冷凍と蒸発を何度も繰り返して、完全に水分を抜きます。こうして出来上がった物が高野豆腐です。高野豆腐はたんぱく質や大豆イソフラボン、鉄、食物繊維などが豊富に含まれている食材です。煮物にして食べるのが定番ですが、その他にも和洋中さまざまな料理に活用することができます。乾いている時には非常に固いのですが、水に戻すとスポンジのようになります。出汁をよく吸うので煮物によく使われます。本日も煮ていますが、炒めても焼いても揚げてもおいしくいただけます。スイーツにしたりハンバーグにしたりする方もいるようです。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

  山倉小学校いち、よく食べる6年生の教室では、「ひじきもっとちょうだい」、「たくさん盛って」と、おかわりの行列ができていました。給食指導では栄養教諭より、【中学生になると、食器が大きくなって、給食の量が増える】というお話をしました。中学生になっても、今と変わらず、残さずに食べて欲しいなと思います。(山倉小学校6年生の児童の様子より)

令和5年2月7日(火)

亀代小学校リクエスト給食

わかめごはん  さわに椀   からあげ   カレーもやし  チョコプリン   牛乳                      

亀代小学校リクエスト給食 

 今日は、亀代小学校のリクエスト給食が提供されます。カレーもやしは人気献立のうちの一つです。もやしがシャキッとした食感に仕上がるように、茹で方を工夫しています。さて、シャキッとしたもやしに仕上げるためにはどうすればいいでしょうか?

1 熱いお湯を使って、もやしを短い時間でサッとゆでる

2 ぬるま湯の中にもやしを入れて、サッとゆでる

3 水の中にもやしを入れて、サッとゆでる

  もやしを茹でる時、ザルあげのタイミングがわからずに生っぽさが残ってしまったり、逆にくたっとして水っぽくなってしまったりすることがあります。シャキシャキした食感が心地よいのが、もやしのおいしさですので、ゆでるときには是非とも食感を残すように一工夫したいところです。一般的に、もやしは水からゆでることで、程よい加熱具合でザルあげできるようになり、失敗しにくくなるようです。「水の中にもやしを入れてから(サッ)と茹でる」ことで、シャキシャキ感が強まるようです。「サッと」という感覚は、何度か試していくうちに体が覚えるのではないかと思います。ということで答えは「3 水から茹でる」でした(ただし、沸騰したお湯で茹でるレシピもありますので、唯一絶対の答えとは言えないかもしれません)。

🍒子どもたちの感想や様子🍒

  さわにわんがおいしかったです。(蓮野小学校の児童の感想より)

令和5年2月6日(月)

たぬき汁

ごはん    たぬき汁    サワラの西京焼き   のりナッツ和え    牛乳                      

たぬき汁・・・昔は本当にたぬきが入っていたそうです 

 たぬき汁は、お寺のお坊さんなどが食べる精進料理の一つです。最初は本当の狸肉を使用していました。狸独特の風味があったため、汁にしょうがや味噌を入れて風味をやわらげたようです。その後、お寺での獣肉食が禁止されたことから、歯ごたえが似ているこんにゃくを狸肉にみたてた精進料理へと変化していきました。また、熱い汁でありながら、油で湯気が抑えられるため、見た目にはそれほど熱そうでなく、飲んだあとで初めて「熱い!」ことがわかり、「だまされた」と感じたようです。たぬきは昔話や民話でも、人間をだます者、人間を化かす者としてよく表されるていることからも「狸汁」という名は、ぴったりだったのかもしれません。たぬき汁で体があたたまりましたか?

🍒子どもたちの感想や様子🍒

     魚は骨がなくて食べやすく好評でした。(せいろう幼稚園の園児の様子より)

ごはん     おにたいじすまし汁    イワシのとさ煮    きゅうりのうめこぶ和え        節分まめ(園はゼリー)   牛乳                      

節分給食 

 昔は、災害や病気は鬼のせいだと言われており、その鬼を追い払うための儀式が行われてきました。節分の日には、豆まきをする以外に、鰯の頭を柊の枝に指し玄関先に立てたり、関西を中心に恵方巻きを食べたりするという風習があります。豆まきについては、米と同じエネルギー源で霊力を持つとされる豆をまくことで、病や災いを祓い、更にその豆を食べることで力をいただけると考えられてきました。また、鰯を焼いたときの煙と匂いが厄を払うと言われ、鬼の嫌がる鰯の匂いと柊の葉のトゲに痛がって鬼が近寄らないので鬼門封じや厄除けになると昔から考えられてきました。さらに恵方巻は、その年の恵方(歳神様のいらっしゃる吉の方角)に向かって無言で太巻き寿司を丸かぶりし、新しい年が良い年であるようにと願いながら食べるものです。巻き寿司を使うのは「福を巻き込む」、切らずに食べるのは「縁を切らないために」という意味が込められているそうです。   

 今日の給食では、豆腐の入った「鬼退治すまし汁」、イワシを煮た「イワシの土佐煮」そして「節分豆(園はゼリー)」が提供されます。みなさんのご家庭では、どのような節分の過ごし方をされますか?

🍒子どもたちの感想や様子🍒

   お汁におにが入っていてかわいかったです。いわしもやわらかくておいしかったです!(聖籠中学校の生徒の感想より)

令和5年2月2日(木)

意外な組み合わせ

里芋とチーズ

うどん   カレーなんばん   さりいものチーズつつみ揚げ   しょうが風味づけ     ヤスダヨーグルト   牛乳                      

意外な組み合わせ 里芋とチーズ 

 今日は、さりいもで作った新しい給食のメニューを提供します。名付けて「さりいものチーズつつみ揚げ」です。細く切ったさりいもをベーコンといっしょに炒め、チーズといっしょに春巻の皮に包んで揚げてあります。さりいもとチーズは、互いの食感が相性がよいので、クリームグラタンにしたり、チーズ入り砂里芋コロッケにしたり、砂里芋の味噌チーズ焼きなどにしてもおいしいと思います。ご家庭のおすすめレシピがありましたらぜひ教えてください。

 今日は、調理員さんが約1000個の「さりいものチーズつつみ揚げ」を手作りしました。さりいもの皮をむいて切る人、さりいもとベーコンを炒める人、春巻きの皮に包む人、揚げる人に分かれ、協力して頑張りました。

 🍒子どもたちの感想や様子🍒

         カレーなんばんは、具がたっぷりでおいしかったです。(亀代小学校の児童の感想より)

          

令和5年2月1日(水)

大豆の変身

ごはん     肉じゃが   豆腐ハンバーグ   ごま和え    牛乳                      

大豆の変身 

 今月は、大豆が変身した食べ物がたくさん登場します。「畑の肉」といわれる大豆は、私たちのからだに必要なたんぱく質や脂質をたくさん含む栄養価が高い食材です。日本では弥生時代から栽培されていたと考えられています。今日の「大豆の変身」メニューは豆腐ハンバーグです。豆腐ハンバーグは、ハンバーグの中に大豆から作られた豆腐が入っています。お肉だけで作ったハンバーグよりも、あっさりとしていて、やわらかく、ふわふわする食感を楽しむことができます。あっさりしていると「何か物足りない」と感じてしまうかもしれませんが、食物繊維やたんぱく質が豊富な豆腐をベースとしているので、栄養面では大変にすぐれた一品となっています。ぜひ味わって食べてください。 

🍒子どもたちの感想や様子🍒

 1年生に「今日は全部食べられましたか?」と聞くと、「はい!」と元気に答えてくれました。「僕は大豆が好きだよ。豆腐も納豆も好き。」と、好きな大豆製品の話もしてくれました。(山倉小学校の児童の様子より)

令和5年2月の地場産物

(聖籠町の食材)

米・米粉  大豆  味噌  豆腐


厚揚げ  ねぎ(柔肌ねぎ)


里芋(砂里芋) キャベツ 大根