令和6年 9月の給食一口メモ
令和6年 9月の給食一口メモ
ナスは90%以上が水分であるため、果実には栄養分が多いとは言えないようですが、皮にはナス特有のポリフェノールで、強い抗酸化力を持つといわれる『ナスニン』が豊富に含まれています。『ナスニン』のポリフェノールは、眼精疲労の緩和に効果があるとされています。また、ナスにはナスニンの他に、体の熱を逃がす効果のあるカリウムが含まれているので、急に気温が上がって疲れたなと思った時には積極的に摂ると良いとも言われています。秋は、夏と比べると昼と夜との気温差があります。秋にとれるナスは、その気温差により、やわらかく水々しく、甘みのあるナスになります。今日は味噌汁にしてみました。秋ナスの味噌汁をじっくりと味わってほしいです。(※ことわざ「秋茄子は嫁に食わすな」の意味は、様々あるようですので、いろいろな意味を調べてみてください)
ツナそぼろ丼が好評でした。山倉小学校の5年生はごはんが先になくなり、後から来た子は残った具(そぼろ)だけおかわりしていました。食缶が空になっていました。(栄養教諭より)
今日の白身魚のフライは「スケソウダラ」を使っています。タラ(真鱈)に比べてスケソウダラは、あまりなじみがないように感じられるかもしれませんが、スケソウダラは、獲れたてをすり身にしたあと、さまざまな練り物の原料にされます。かまぼこやさつま揚げ、はんぺんなどのほか、カニカマなどの材料にも使われています。また、大手ハンバーガーチェーンのフィッシュサンドには、スケソウダラが使われているそうですし、タラコや明太子の原料には、スケソウダラの卵巣が使われています。このようにスケソウダラは、私達の食生活においては大変身近な魚であると言えます。スケソウダラのフライはおいしく食べられましたか?
パンがもちもちだった。(聖籠中学校の子どもたちの感想より)
サラダだけでなくスープもカラフルで具だくさんで、野菜をたっぷり摂取することができました。米粉パンもいつも通りモチモチしておいしくいただきました。(聖籠中学校の検食簿より)
「トッポギ」とはトックと呼ばれるお餅をコチュジャンや砂糖を使って甘辛く煮混んだ韓国料理のことをさします。「餅」を意味する「トク」と「炒める」を意味する「ポギ」を合わせた言葉で、そのまま訳せば「餅炒め」という意味になります。ただし、日本のお餅と違い、粘りが少ないために、煮込んでも溶けることはありません。「トッポギ」は元々は宮廷料理だったようですが、近年の韓国では庶民料理として親しまれ、屋台の定番メニューとなっています。「トッポッキ」と表記されることもあるようです。
韓国を感じられるメニューでおいしかったです。(亀代小学校の子どもたちの感想より)
亀代小学校5年生と一緒に給食をいただきました。ヤンニョムチキンとトッポギとわかめのスープが人気でした。(栄養教諭より)
はりはり漬けには、干した大根が入っています。以前にHPの一口メモで紹介したように、はりはり漬けの名前の由来は、食べた時にこの干し大根が「はりはり」と音を立てるからだと言われています。「はりはり」とした大根の歯ごたえ、昆布のネバネバ、スルメの風味、数の子のプチプチのバランスが絶妙のお漬物です。ご飯のおかずにぴったりの一品です。雪の多い地域、新潟の越冬のための保存食として昔から親しまれており、各家庭によって人参を入れたり、大根の干しかげん、漬け汁の配合なども様々です。毎年年末が近づくと、家庭の軒下などにハリハリ用の大根が、ずらりと吊るされてる風景があちこちで見られます。みなさんのお宅では「はりはり漬け」を作りますか?
はりはり漬けがおいしかったです。(山倉小学校の子どもたちの感想より)
今日は、8・9月の「お誕生日給食」です。8月・9月生まれのみなさん、誕生日おめでとうございます。ダブルポテトサラダには、さつまいもとじゃがいもが入っています。聖籠町でも、もうすぐおいしいさつまいもがとれる時期になりますね。ダブルポテトサラダは、じゃがいもとさつまいも、どちらかが多くても少なくても、おいしくできると言われていますので、ご家庭でもぜひ作ってみてください。
ハヤシライスがとってもおいしかったです。(蓮野小学校の子どもたちの感想より)
ハヤシライスは、トマトの酸味が効いていて、コクもありとてもおいしかったです。ポテトサラダとの相性もよく、子どもたちは喜んで食べていました。(蓮野小学校の検食簿より)
「まごは(わ)やさしい」とは、栄養バランスを整えるために食事に取り入れたい、7つの食材の頭文字から成る言葉です。具体的には、「ま」はまめ類、「ご」はごまなどの種実類、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚・海老などの魚介類、「し」はしいたけなどのきのこ類、「い」はいも類を指しています。 ◯「ま」=まめ類・・・豆腐や納豆など、すぐに食べられるものを利用すると食事の準備が楽になります。みそ汁や豆乳を取り入れるのもおすすめです。 ◯「ご」=ごまなどの種実類・・・ごまは、ご飯や汁物、サラダにトッピングすると、料理にアクセントを与え、見た目も華やかになります。 ◯「わ」=わかめなどの海藻類・・・のりをご飯に巻いたり、わかめやひじきを汁物やサラダに加えたり、手軽に料理に活用できます。 ◯「や」=野菜・・・1日の野菜摂取目安は350gで、そのうち緑黄色野菜を120g、淡色野菜・いも・きのこを230g摂取することが理想的とされています。 ◯「さ」=魚・・・しらすやししゃもなどの骨ごと食べられる小魚は手軽にカルシウムが摂れるのでおすすめです。 ◯「し」=しいたけなどのきのこ類・・・香りと食感がよく、和食から洋食、中華料理まで、さまざまな料理に適しています。 ◯「い」=いも類・・・風通しのよい場所や直射日光の当たらない冷暗所に置くことで、長期保存が可能です。 みなさんのお宅では「まごは(わ)やさしい」を意識していますか?
魚の味付けがちょうどよかったです。(聖籠中学校の感想より)
給食で麺が提供される時は、のどごしがいいので、ごはん類と比べると噛む回数が減ってしまいます。麺類を食べる時は「このスープにはどんな食材が使われているのかな?」とか「味が濃厚だな」とか「さっぱりしているな」とか、じっくり味わって食べてもらうと自然と噛む回数も増えてきます。また、今日の「さつまいもと大豆の揚げ煮」は、ちょっと固めに調理されているので、よく噛んで食べてください。よく噛むことは、食べ物の消化を助けたり、脳を刺激して発達を促したり、病気の予防をしたり、と様々な効果をもたらしてくれます。有名な標語に「卑弥呼の歯がいーぜ!」(ヒミコノハガイーゼ)というものがあります。 「ヒ」:肥満防止 「ミ」:味覚の発達 「コ」:言葉の発達 「ノ」:脳の発達 「ハ」:歯の病気予防 「ガ」:ガンの予防 「イー」:胃腸快調 「ゼ」:全力投球(身体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できる)
みそラーメン、よろこんで食べていました。さつまいもも大人気でした。(せいろう幼稚園の感想より)
ブリは出世魚です。関東では…ワカシ(ワカナゴ)→イナダ→ワラサ→ブリというように名前が変わります。今日のブリは、佐渡でとれたものです。佐渡ではイナダクラスの大きさのブリを「フクラギ」と呼んでいます。成魚に向かうほど脂ののりがよくなり、旨みも増しますが、刺身や寿司ネタとしてはイナダやワラサの方がいいという人もいます。ブリというと冬にとれるイメージがありますが、夏と秋にもブリはとれます。というより通年水揚げされています。夏と秋のブリは、冬のブリと比較して脂が少ないため、ブリカツのように揚げ物にしてもおいしく食べられます。本日の「ブリたれカツ」の味はいかがだったでしょうか?
ごまだれサラダがおいしかったです。(山倉小学校の子どもたちの感想より)
お月見汁は、お団子と丸いかまぼこが入っています。かまぼこをよく見ると、白い部分がうさぎの形になっています。
旧暦の8月15日の夜(十五夜)に見える月を「中秋の名月」と呼び、2024年は9月17日がその日にあたります(※月が地球の周りを回る軌道が円軌道ではなくわずかに楕円軌道のため、新月から満月までの日数は幅があり、旧暦の満月と一致しないことがあります。したがって本日の中秋の名月は、満月よりもやや小さい月となっています)。昔から中秋の名月には、ススキや団子をお供えして月を愛でてきました。この頃に収穫される里芋をお供えすることから、地方によっては「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。今日の給食には、「満月」をイメージした「丸い形の食べ物」が入っています。いくつあるか探してみてください。
今日は、栄養教諭の蓮野小学校訪問日でした。2年生は、お汁を見て「この丸いのは何?」と興味津々でした。「それはじゃがいもで作ったお団子だよ」と教えると、驚いていました。十五夜給食をみんな楽しそうに食べていました。(栄養教諭より)
「クラムチャウダー」は、アメリカの代表的なスープのひとつです。「クラム(Clam)」は、ハマグリやアサリなどの二枚貝を意味します。それでは、「チャウダー」とは、どういう意味でしょうか? 3択クイズです。 その1・・・白色 その2・・・野菜 その3・・・具だくさんのスープ 日本では牛乳が入った白いクラムチャウダーを目にすることが多く、クラムチャウダーは白いというイメージを持つ人が多いかもしれません。実は、本場アメリカのクラムチャウダーは地域によって異なります。日本のように白いスープのものは、ニューイングランド風で、「ボストンクラムチャウダー」とも呼ばれています。ニューヨーク州マンハッタン島では、トマトソースをベースとした赤い「マンハッタンクラムチャウダー」が一般的です。チャウダー(Chowder)の元々の意味は、フランス語の「大鍋」ですが、「貝や魚肉、鶏肉を中心としてベーコン、じゃがいも、玉ねぎといった野菜を煮込んだスープ」を指すようになりました。クラムチャウダーは「二枚貝を使った具だくさんのスープ」を示しますので、正解は「その3・・・具だくさんのスープ」でした。
クラムチャウダーがおいしかったです。(聖籠中学校の子どもたちの感想より)
クラムチャウダーは、アサリをおいしくいただくことができて、子どもたちにも好評ですね。アップルパン、オムレツ、サラダも組み合わせがよくておいしかったです。(蓮野小学校の検食簿より)
チンゲンサイ(青梗菜)は、アブラナ科の青菜系の野菜で、白菜の仲間です。中国野菜の中でも身近な野菜の1つとなっています。日本には1970年代の日中国交回復の頃に入ってきたとされています。生育期間が40日から50日と短いうえ、気温の変化に比較的強いことから、ハウス栽培の活用により1年中市場に出回るようになりました。チンゲンサイは、食感がシャキシャキとしていて、ほのかに甘みがあり、煮崩れしないのが特徴です。ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、中華料理はもちろん、西洋料理にも合う万能野菜です。本日提供する肉団子の中に、チンゲンサイが入っています。残さずに食べてほしいと思います。
春巻きは、パリパリとしてとてもおいしかったです。(亀代小学校6年生の感想より)
山倉小学校3年生は、わかめごはんが人気でした。(栄養教諭より)
夏休みが終了し、疲れがたまっている人はいませんか?そんな人におすすめなのが、今日の給食で提供する「いか」です。いかは、生はもちろん煮ても焼いても炒めても美味しく、和洋中を問わずさまざまな料理の食材として使える優れた存在です。「いか」には、コレステロール低下作用、肝臓・心臓機能向上作用、インスリン分泌促進、視力回復作用のあるタウリンや、脳神経の働きを助けるナイアシン、味覚を正常にする亜鉛などが豊富に含まれています。ただ、「いか」には、ビタミンCやビタミンD、ビタミンK、食物繊維はあまり含まれていないので、本日の献立のように、野菜などと組み合わせることにより、足りない栄養素を補給することが大切になってきます。
いかのみそやきがおいしかった。(山倉小学校の子どもたちの感想より)
いかは、厚みがあってほんのりとみその風味が良かったです。旨味たっぷりの肉じゃがとのりの香りがさわやかな和え物もおいしくいただきました。(山倉小学校の検食簿より)
「五目」という名前がつく料理には、五目うどん、五目そば、五目ご飯、五目焼きそば、五目寿し、五目ラーメンなどたくさんあります。五目の意味は、5種類の食材が入っているということではなく、野菜や肉などいろいろな食材が入っていて栄養のバランスがとてもよいことを示しています。もちろん「味」や「いろどり」についても考慮されています。本日の「五目肉団子」の「味」や「いろどり」は、いかがだったでしょうか?
みそけんちん汁がとってもおいしかったです。(蓮野小学校の子どもたちの感想より)
五目団子は、見た目も味もよく普通の肉団子よりも栄養がありますね。れんこんのごまマヨ和えは、れんこんのシャキシャキ感もあり、おいしかったです。(蓮野小学校の検食簿より)
9月9日は五節句の1つである「重陽の節句」です。「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願う日です。最近はあまりなじみがない節句ですが、旧暦を使用していた頃までは五節句を締めくくる最後の行事として盛んに行われていました。また、今日は、蓮野小学校のリクエスト給食の日です。リクエスト給食は、それぞれの園や学校から、食べたい給食メニューを調理場にリクエストして提供されます。もちろん食材の価格上限を考慮した上で提供されます。来月は、せいろう幼稚園のリクエスト給食です。楽しみにしていてください。
沢煮椀は、だしが効いていておいしかったです。からあげも喜んで食べていました。(せいろう幼稚園の感想より)
新潟県は長野県に次いで、全国第2位のきのこ生産県です。主な生産量をみてみると 「干ししいたけ(全国10位)」 「生しいたけ(全国13位)」 「なめこ(全国2位)」 「えのきたけ(全国2位)」 「ひらたけ(全国1位)」 「ぶなしめじ(全国2位)」 「まいたけ(全国1位)」 「エリンギ(全国2位)」などとなっています。新潟県の生産量の6割が魚沼産です。自然豊かな環境と、豊富できれいな雪解け水により、歯ごたえのよい、おいしいきのこが栽培されています。本日の給食では「なめこ汁」を提供します。「なめこ」にはナイアシンなどの水溶性の栄養素が含まれています。栄養をムダなく摂取するためには、本日の「なめこ汁」など、汁ごと食べられる料理にするのがおすすめです。
メンチカツのれんこんがおいしかった。なめこ汁好きなので、もっと食べたかったです。(聖籠中学校の子どもたちの感想より)
聖籠町産のぶどう(巨峰)です!
本日の小学校と中学校の給食では、聖籠町で収穫されたぶどうが提供されます。新鮮なぶどうには、白い粉がついています。この白い粉は、「ブルーム」と呼ばれるロウ物質です。「ブルーム」は、雨や朝霧などの水分を弾いて病気を予防するほか、果肉の水分の蒸発を防いで新鮮さを保つために、ぶどうが自ら作り出しているものです。触るとすぐに落ちてしまうので、鮮度を見分ける目安になります。「ブルーム」はぶどうだけでなく、ブルーベリーやスモモ、リンゴなどの果実のほか、ブロッコリーなどの野菜にも付いています。
ぶどうシーズン始まりましたね!店頭ではぶどうもなしも高くてなかなか食べられません。初ぶどう嬉しいです。(聖籠中学校の検食簿より)
かぼちゃは、煮物やポタージュスープ、さらに天ぷらなどの料理で食べる機会が多い野菜です。かぼちゃには、ビタミンE、ビタミンB1、B2、ビタミンC、β‐カロテン、カルシウム、鉄分、カリウムなどビタミン・ミネラル類が豊富に含まれています。これらの成分の相乗効果によって風邪の予防や疲労回復効果、虚弱体質の改善に役立つ栄養価の高い食材として世界中で親しまれています。β‐カロテンとビタミンEを効率的に摂取したい場合は、油と一緒に調理をすると体内での吸収率をアップさせることができます。また、β-カロテンは皮の部分に豊富に含まれているので、皮は剥かずにそのまま使うようにします。また、一般的には捨ててしまうことの多い「わた」の部分には果肉部分の5倍ものβ‐カロテンが入っており、調理方法を工夫することで食べることができます。カボチャは実・皮・わた・種とすべての部分に多くの栄養素や薬効を含む、優秀な野菜です。ただ、カボチャは過酷な環境で生き抜くために、水分や栄養分の流出防止対策として皮が硬くなっており、切るのが大変です。今日の給食では、調理員さんが安全に配慮しながら、硬いかぼちゃを切ってくれたので、残さず食べてほしいです。
卵焼きがおいしかったです。また出してほしいです。(山倉小学校の子どもたちの感想より)
頭も骨も丸ごと食べられるししゃもは、栄養を余すことなく摂取できる食材です。焼くだけの簡単な調理で美味しく食べられ、栄養も補うことができるのは、ししゃもの大きな魅力です。ししゃもは、全体の約20%がたんぱく質で、ししゃも1匹はおよそ20gですから、含まれるたんぱく質は20☓0.2=4 およそ4g程度です。ししゃもを1匹と半分食べると、ほぼ卵1個分と同じ量のたんぱく質を摂取できます。ししゃも1匹には、およそ66mgのカルシウムが含まれると言われています。コップ1杯の牛乳(180ml)と、ししゃも3匹がほぼ同じカルシウム量です。成長期のみなさんは、身長を伸ばしたり骨を強くしたりする必要があるため、大人よりも多くのカルシウムが必要です。ししゃもを頭からまるごと食べて、カルシウムを十分に摂取してください。
ししゃもいそべフライがサクサクでおいしかったです。(蓮野小学校の子どもたちの感想より)
今日は、栄養教諭が蓮野小学校を訪問し、一緒に給食を食べました。「栄養教諭の先生に頑張って食べる姿を見せよう」と子どもたちが話していたんですよ、と担任の先生に教えていただきました。子どもたちのリクエストで、一番前の席が用意されていました。「全部おいしかった!」と笑顔で話しかけてくれる姿に元気をもらいました😊(栄養教諭より)
「コールスロー」とは、キャベツを千切りもしくはみじん切りにして作るサラダです。主に、マヨネーズやフレンチドレッシングなどで味付けをします。キャベツの他に、にんじんやとうもろこし、ハム、りんごなど、お好みの食材を加えることでアレンジを楽しめます。一般的に、サラダは野菜をお皿に盛り付け、食べる直前にマヨネーズやドレッシングをかけて味付けします。一方で、コールスローは調理の段階で調味料を加えて味付けすることで、キャベツに味をなじませます。そのため、しっとりした食感をしているのが特徴です。コールスローは、必要な材料を用意すれば自宅でも簡単に作ることができる点が魅力です。それぞれのご家庭ではキャベツ以外にどのような食材を使用してコールスローサラダを作っていますか?
チキンカレー、大人気でした。おいしかったです。(せいろう幼稚園の感想より)
令和6年 8月の給食一口メモ
今日の豚汁には、聖籠町産のナスと長ネギが入っています。明日8月31日は「野菜の日」です。「野菜の日」は、1983年に全国青果物商業協同組合連合会など9団体が、「もっと野菜のことを知ってほしい」「野菜をたくさん食べてほしい」という想いで「8(ヤ)3(サ)1(イ)」の語呂合わせから制定した記念日です。また、1ヵ月のカレンダーで見ると、「野菜の日(8月31日)」の真上にあるのは8月24日。831(やさい)の上にかけることから、8月24日は「ドレッシングの日」と制定されています。さらに、8月24日「ドレッシングの日」から8月31日「野菜の日」までの1週間を「◯◯◯ウィーク」と呼ぶ会社もあります(※この「◯◯◯ウィーク」は一般社団法人 「日本記念日協会」への記念日申請はしていないのではないかと思います)。
お米のささみカツがとてもおいしかったです。せいろうやさいの豚汁も、かぼちゃがおいしかったです。(蓮野小学校の子どもたちの感想より)
今日のスープには、聖籠町産の「オクラ」が入っています。オクラの生まれ故郷はアフリカのナイル川支流域と言われており、紀元前の古代エジプトでは栽培され食べられていました。オクラはアフリカからヨーロッパを経て、アメリカへ渡り、日本へは、明治時代初めにアメリカから持ち込まれたと言われています。空に向かって育つことから名づけられた「そらまめ」と同様に、オクラも空に向かって育ちます。それでは、「オクラ」に関する問題を出します。 「オクラ」は何語の言葉でしょうか? その1・・・英語 その2・・・日本語 その3・・・フランス語 「オクラ」は和食にもよく登場することから、「和」のイメージが強いですが、実は英語名「okura(オクラ)」から来ています。さらにさかのぼれば、アフリカのガーナ共和国で話されるトウィ語「nkuruma(ンクラマ)」に由来しているそうです。ということで、正解は「その1・・・英語」でした。
すごくおいしかったです。(蓮野小学校の子どもたちの感想より)
パインサラダは、予想通り甘酸っぱくておいしかったです。オクラのスープは、やさしい味で心もあたたまりました。(蓮野小学校の検食簿より)
おつまみとしてついつい食べたくなる枝豆は、栄養もありヘルシーな食材です。冷凍でも売られており一年中食べられるイメージがありますが、枝豆のおいしい食べ方はあるのでしょうか? 3択問題です。 その1・・・とれたての新鮮な枝豆を調理して食べる 2・・・冷蔵庫など涼しい場所に一日保管した枝豆を調理して食べる 3・・・日光の当たるあたたかい場所に一日置いた枝豆を調理して食べる 正解は、「1・・・とれたての新鮮な枝豆を調理して食べる」です。枝豆は、収穫直後が最も美味しいといわれているので、旬の時期に採れた枝豆は、すぐに茹でるようにしましょう。そうすると栄養も美味しさも保つことができます。枝豆は、生のまま置いてしまうと、栄養が損なわれてしまうので気を付けましょう。枝豆農家さんは、お店の開店時刻に合わせて朝早くから枝豆を収穫しています。今日の枝豆も感謝をしていただきましょう。
マーボー丼があたたかくておいしかった。(山倉小学校の子どもたちの感想より)
久しぶりの給食、マーボー丼やももシャーベットは給食ならでは。枝豆も給食で出ると特別感がありますね。(山倉小学校の検食簿より)
夏休み明けの最初の給食、山倉小学校の2クラスが完食しました!(栄養教諭より)
人間はもちろん、地球上のほぼすべての生物は「体内時計」をもっていると言われています。この体内時計によって、昼夜の変化に合わせて体内の環境を変動させる「生体リズム」が生み出されています(例えば、夜になると体温や血圧、脈拍などが低くなり、朝から昼にかけて高くなるという体の仕組みも生体リズムによるものです)。体内時計を正常に動かし、健やかな体を保つためには規則正しい生活が欠かせません。食事をとる時間が日によってまちまちだったり、睡眠不足や運動不足が続いたりすることは生体リズムを乱す大きな要因の一つで、こうした状態が続くと、健康面にもさまざまな悪影響が及ぶことになります。体内時計のずれをリセットできるのは朝だけだと言われています。◯毎日決まった時間に起きる ◯起床後1時間以内に主食・主菜・副菜のそろった朝食をとる ◯朝食後~昼食前に軽い散歩などの運動をする などを心がけてほしいです。
・おいしかったです。(亀代小学校の感想より)
・夏休み中、給食が恋しくてしかたありませんでした。レモンやカレー、ごまなどの香り豊かな薄味メニューでおいしかったです。(聖籠中学校の検食簿より)
身土不二(しんどふじ・しんどふに)とは、「身と土、二つにあらず」という意味です。もう少し詳しく説明すると、「人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にある」という意味の言葉です。体と土とは一つであり、人間が足で歩ける身近なところ(三里四方、四里四方)で育ったものを食べ、生活するのがよいとする考え方です。言葉の起原は大昔の仏典にあるようですが、現在では食の思想として「その土地のものを食べ、生活するのがよい」というような意味で使われています。食分野で使われる場合は「しんどふじ」と濁って読むようです。地場産物の旬の食材は、収穫量も多く、しかも栄養価も高いです。地場産の旬の食材を食べて、みんなで健康になりましょう(※「身土不二」は「地産地消」と考え方が似ている点もありますが、より「食品ロス」削減の考えが入っていると言われています)。
今年の夏も暑かったですね。今日は特に暑さがこたえる日になりそうです。暑い日はアイスクリームやかき氷を食べたくなります。アイスクリームなど冷たいものを食べた時に、こめかみがキーンと痛む経験をしたことがある人もいると思います。この痛み(頭痛)は、以前は「アイスクリーム頭痛」と言われていましたが、現在は、「冷たいものの摂取または冷気吸息による頭痛」とされているようです。この痛み(頭痛)は、「冷たい刺激が口の中の神経(三叉神経:さんさしんけい)を刺激して生じる」とか、「急に喉や口の中が冷えてしまうため、人間の身体は一時的に血流量を増やして温めようとして、頭につながる血管が膨張することから、頭痛が起きる」とか言われています。頭痛を感じることなく、冷たいものを最後までおいしく食べたい場合は、何より「ゆっくりと時間をかけて食べる」ことが大切です。ゆっくり時間をかけて食べることで、喉が冷える早さを抑えられ、神経の刺激や血管の膨張を緩やかにすることができ、「アイスクリーム頭痛(冷たいものの摂取または冷気吸息による頭痛)」が起きにくくなるそうです。みなさんも、冷たいものは、時間をかけて味わって食べてください。
今から8年ほど前の某テレビ番組で「パンの目」について説明がありました。「パンの耳」については日常的に耳にしていますが「パンの目」という言葉は、それほど耳にしない言葉だと思います。もともとパンは生地の段階で細かい空洞があり、その中には炭酸ガスなどの気体がたまっています。これを加熱すると中の気体がふくらんでパンも大きくなります。食パンは型に入れて焼くために、生地は上へ伸び、生地が上へ伸びることで中の穴も伸びていくという仕組みで、この穴のことを「パンの目」と呼ぶようです。食パンの目が縦に伸びている場合は、パンの中まで火が通っていて生地がしっかり練り込まれている証拠であると言われています。うまく焼けていない場合は、パンの目が縦長ではなく丸くなるとも言われています。食パンを食べることがあったら、是非「パンの目」を観察してみてください。
朝食に「食パン」を食べている人もいらっしゃることでしょう。日本では、食パンのまわりのきつね色の部分(茶色い部分)のことを「パンの耳」と呼んでいます。日本では古くは鎌倉時代から、「耳」という言葉は「物の縁(ふち)」という意味で使われていました。明治時代になり日本でもパンを食べるようになり、その縁の部分を耳と呼び始めたのではないかと言われています。「耳」という言葉は、食パン以外にも「いかの耳」や「ピザの耳」など様々なものに使われています(※「食パン」の場合は、「耳」の内側にある、白い生地部分を「クラム」または、「内相」と呼ぶようです)。それでは、日本以外の国では「パンの耳」のことをどのように呼んでいるのでしょうか?アメリカではパンの耳のことを「crust (クラスト:硬い表面)」または「the heel of the bread(パンのかかと)」と呼びます。パンの耳は固いことから、「硬い表面」や「かかと」を使って表現しているらしいです。日本では「パンの耳」と呼んでいるので、それを英語に訳して「the ear of the bread」と言っても意味が通じないので注意したいものです。また、ドイツやフランスではパンの耳ではなく「パンの皮」と呼びます。中国語では『面包皮』と書きますので、これも「皮」という意味を含んでいる言葉となっています。それぞれの国ごとにいろいろな言い方があって面白いですね。 ※ なぜ「食パン」と呼ぶのか?については諸説ありますので、興味のある方はネット検索等で調べてみてください。
トマトは、かつて「( )の実」と呼ばれていました。 ( )の中に当てはまる言葉はどれでしょうか? 3択問題です。 その1・・・真紅(の実) その2・・・悪魔(の実) その3・・・幸福(の実) トマトは、ナス科の多年草です。南アメリカのアンデス山脈の高地が原産で、日本には明治後期に渡来しました。生食のほかジュースやケチャップに加工して利用されています。昨日の一口メモでも紹介したように、漢字で書くと「蕃茄(ばんか)」です。あかなす(赤茄子)。さんごじゅなす(珊瑚樹茄子)とも言います。実はトマトは、ベラドンナという猛毒の植物によく似ていたことから「悪魔の実」と呼ばれていました。 ということで正解は「その2・・・悪魔(の実)」でした。トマトが似ていると考えられた「ベラドンナ」は、別名を「魔女の花」、「悪魔の草」と言います(※毒は、その成分を抽出して有効に活用すれば、薬に転ずることも可能です。ベラドンナの毒も成分の効用を把握し、適切に使用することで「薬」として活用することも可能なようです)。8月19日の一口メモの記述のとおり、昔、トマトは毒があると信じられていたために、食べ物ではなく観賞用の植物として利用されていました。ある時、天候不順で飢饉が発生し、空腹に苦しんでいた人が、勇気を出してトマトを食べたらおいしかったので、それ以降、食材として評価されるようになりました。トマトは熱帯地域から温帯地域にかけて、世界中で栽培されており、「黄金のリンゴ」や「愛のリンゴ」とも呼ばれています。
この野菜は、ナス科の野菜です。皮が赤いことから「赤茄子(アカナス)」という別名もあります。この野菜は、料理の付け合わせ、サラダ、スープなどさまざまな料理に使われます。「この野菜が赤くなると医者が青くなる」という言葉があるほど、健康に良い食品として知られています 。風邪予防になるビタミンCや抗酸化作用のあるリコピンなど、栄養素に富んでいる 野菜です。原産地は南アメリカだと言われています。16世紀頃スペイン人がヨーロッパに持ち込みました。最初は観賞用として栽培され、食用となるのは18世紀からです。強烈なにおいや鮮やかな赤色が嫌気され、また有毒植物と信じられていたため200年もの間、食べられることはありませんでした。「蕃茄(ばんか)」とは、蕃(中国)の茄子(なす)という意味です。ということで正解は「トマト」でした。
「甜瓜」(または「舐瓜」)←何と読むでしょうか? 「瓜」の字がついている野菜(植物)はいくつかあります。「胡瓜」「黄瓜」・・・きゅうり。 「南瓜」・・・かぼちゃ。 「西瓜」「水瓜」・・・すいか。 「糸瓜」・・・ヘチマ。 「苦瓜」(瓜の字が使用されていませんが「蔓茘枝」とも書くようです)・・・ゴーヤ。 「蔓無南瓜」(瓜の字が使われていませんが「西葫芦」とも書くようです)・・・ズッキーニ。 「冬瓜」・・・とうがん。 それでは問題です。「甜瓜」(または「舐瓜」)は何と読むでしょうか? この植物は、昔から贈答品として利用されてきました。網目は果実が大きくなる時にできたヒビが、コルク質に覆われたものです。網目がないものもあります。また、果肉の色で「青肉」「赤肉」「白肉」の3つに分類されます。香りが出て、おしりの部分が軟らかくなってきたら熟したサインです。ということで、正解は「メロン」でした。
お盆は、夏の中旬頃に行われるご先祖様をお迎えする日本の伝統行事の一つです。ご先祖様の霊を自宅にお迎えし、家族や親戚が集まってお墓参りして供養を行います。お盆の時期は、旧盆と呼ばれる8月15日前後の13〜16日としている地域が一般的ですが、新盆として7月15日を中心に行われている地域もあります。仏壇にお供えするものを五供(ごくう)といい、香・灯燭(とうしょく)・花・浄水・飲食(おんじき)の5つとされています。また、きゅうりとナスに割り箸を用いて馬や牛に見立てた精霊馬(しょうりょううま)を飾るのも、お盆ならではの光景です。お盆に食べる一般的な食べ物は、地域ごとに異なっており、お赤飯を食べたり天ぷら饅頭を食べたり酢の物を食べたりする地域もあるようです。全国的にお盆に食べられる定番料理といえば、「そうめん」「団子」「おはぎ・ぼたもち」でしょうか?みなさまのお宅では、どのような料理をお盆に食べていますか?
「玉蜀黍」 ← この穀類の名前は何でしょう? この植物は、野菜ではなく穀類です。今年の7月4日の給食でも提供されました。主成分は糖質で、100gあたり89kcalとエネルギーが高め(日本食品標準成分表2020年版(八訂))です。その他、むくみの予防や改善に役立つカリウムや腸内環境を整える食物繊維、それに疲労回復効果のあるアスパラギン酸も豊富に含まれています。この穀類の原産地は中央アメリカです。コロンブスによってヨーロッパに伝えられ、世界各地で栽培されるようになりました。日本へは16世紀後半に伝来し、北海道開拓に伴って明治時代に栽培が盛んになりました。収穫直後から味が落ち始めるので、できればすぐに食べるのが理想です。すぐ食べない場合は、買ってきたその日のうちに茹でたり蒸したりして、温かいうちにラップに包んで冷蔵庫で保存するとよいようです。 ということで、正解は「トウモロコシ」でした。トウモロコシの髭は、1粒1粒から1本ずつ生えている雌しべです。そのため、「髭の数 = 粒の数」になります。本当に同じ数か数えてみるのも、面白いかもしれません。また、トウモロコシの実の数は、不思議なことに、必ず偶数になります。トウモロコシの実は、長さ1cmほどの「小穂」と呼ばれる部位が成長したもので、成長が始まる頃の「小穂」に付いている粒は偶数だったり奇数だったりしますが、「小穂」が成長する過程でそれぞれの粒が2つに分裂するため、粒の数は必ず偶数になるのです。ちなみに、私たちが食べているトウモロコシは600粒前後の実を付けるようです。
この花は、世界三大穀物のうちの一つの花です。名前についてはほとんどの方がご存知だと思います。この植物の種子は、5年生の理科の学習でも扱うことがあります。ただし、花が咲くのは一番暑い8月上旬頃からですので、実物の花を直接観察した経験のある方は、そう多くはないかもしれません。この植物の成長が進むと、茎の中からやがて幼い穂が押し上がるようにして出てきます。これを出穂(しゅっすい)といいます。穂の先の方から花が咲き始めます。花びらのない花です。中からは6本のおしべが出ています。稲の花が咲いている時間はわずか2〜3時間程度です。この短い時間に受粉を終えます。おしべの根元をたどって行くと、そこには小さなめしべが見えます。めしべに付いた花粉は、すぐに花粉管を伸ばし受精を行います。受粉が終わると花はすぐに閉じてしまい、もう開くことはありません。ということで、この植物は「稲(お米)」でした。
トビウオは春から夏にかけて出回る魚です。そんなトビウオの体には、人間にはそなわっている「あるもの」がそなわっていません。それはなんでしょうか? 4択問題です。 1.口 2.食道 3.胃 4.腸 とある研究によると魚類全体の20-27%が胃を持たないようです。トビウオにも、胃がありません。その代わりに、食道と腸が直接つながっています。胃を持たない魚は「無胃魚(むいぎょ)」と呼ばれています。トビウオ以外にも、サンマやイワシ、メダカ、鯉、金魚なども「無胃魚」です。一般的には、口から食道を通って胃に食べ物が溜まり、消化して腸に行きます。胃のある魚は消化時間が約36時間くらいで胃に溜まっている時間が長いのに対して、「無胃魚」の消化時間は約30分と言われています。「無胃魚」は体内に入った食べ物は腸ですぐに消化されて排泄されてしまうため、常に空腹の状態が続くようです。胃で分泌される酸や消化酵素は、食物を消化するとともに殺菌する作用もあります。食物を酸で殺菌する役割は他の器官が代わりに行うことはできないようです。「無胃魚」が胃を失ったことによるメリットは何なのでしょうか?(人間の立場からすると、「無胃魚」は、サンマのように内臓までおいしく食べることができると解答できますが、それは魚の立場からの解答ではないので、正解とは言えません) ということで正解は「3.胃」でした。
調理員さんは夏季休業中もがんばっています②
汁の食缶もピカピカにみがいて、8月末の給食開始に向けて準備しています。
この野菜は、古くから食べられている野菜のひとつで、地中海沿岸から西アジアが原産です。日本全国で栽培が行われており、季節によって産地が変わります。春と秋には茨城産が多く出回り、夏は長野などの高冷地で栽培されたものが多く流通しています。冬には暖かい気候の香川産などが多くなります。シャキシャキとした歯触りが美味しいこの野菜は、およそ95%が水分で、ビタミンCやビタミンE、カリウム、カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。サラダで生食にするイメージが強いですが、加熱しても美味しく食べることができます。炒め物やパスタに加えたり、スープや鍋などにも活用できます。調理の最後に加えて加熱時間を少なめにすると、よりシャキシャキ食感を楽しめます。ということで、写真のような花が咲く野菜の名前は「レタス」でした。レタスの花が開花する時期は、主に春から初夏にかけてです。レタスが花を咲かせるには、ある程度の温暖な気候が必要です。日本ではゴールデンウィークから梅雨入り前くらいまでの時期が多いようです。花の特徴として、レタスの株が高く伸びていき、その先端に黄色い菊のような花を多数つけるという点を挙げることができます。
甘唐辛子 漢字でこのように表記する野菜の名前は何でしょうか? この野菜は、ナス科トウガラシ属の野菜です。コロンブスによってヨーロッパに伝わり、品種改良されて誕生したと言われています。日本で栽培が始まったのは明治時代だそうです。現在はハウス栽培も盛んで1年中購入できますが、路地ものは6月〜9月ごろに旬を迎える夏野菜です。この野菜には美肌効果が期待できるビタミンCが豊富に含まれているので、紫外線が強い夏にも積極的に食べたい野菜です。その他にもむくみ解消に効果的なカリウムや免疫力を高めるβ-カロテンも豊富です。更に血液をサラサラにする効果も期待できます。さわやかな苦みが特徴のこの野菜の名前、おわかりでしょうか? 正解は「ピーマン」でした。中国語では「青椒」と書いてピーマンを表します( 「チンジャオロースー」のチンジャオはピーマンのことを示しています)。
この野菜の原産地は中南米です。諸説ありますが、日本へは江戸時代に中国の僧侶によって伝えられたことから、この名前がつけられたと言われています(※その僧侶が持ち込んだのは別の植物の種子であったという説もあります)。小学校5年生の理科の学習で扱うので、この花を見たことがある人が多いかもしれません。茹でる前に塩をまぶして板ずりすると、表面のうぶ毛が取れるだけでなく、茹であがったときに色鮮やかに仕上がります。最近、筋なしの品種も増えてきました。つる性とつるなしの品種があり、つるなしは、収穫までの期間が短く、一年に3度も収穫できるものもあります。この野菜は、緑黄色野菜で、タンパク質を構成するアミノ酸、ミネラル、ビタミン、食物繊維等が幅広く含まれています。中でもβ-カロテンが多く含まれるため、皮膚や粘膜の健康維持、免疫力アップに役立ちます。何の野菜かわかりましたか? 正解は「いんげん豆」でした。 ※「さやいんげん」とは、いんげん豆が未熟なときのさやを指し、いんげん豆のさやを食べるために品種改良されたものです。「いんげん豆」は、熟した豆のみを食べるので、さやを食べることはありません。
この魚は、好奇心旺盛なことでも知られています。特に幼魚(白と黒の模様ではなく、黄色と黒の模様の時)は怖いもの知らずで、なんでも興味を持って近づいてきます。海で泳いでいて、足などをつつかれた経験のある方がいらっしゃるかもしれません。防波堤での釣りでも、餌に飛びついてきます。この魚の名前は「石鯛(いしだい)」と言います。「石をも噛み砕く歯を持つ魚」ということから名前がつけられたようです。強い歯を持ち、エビ・カニなどの甲殻類、サザエなどの貝類、ウニなどの棘皮動物、軟体動物、多毛類などをバリバリ食べます。肪分が少ない白身魚で、良質な動物性蛋白質をたっぷりと摂る事が出来ます。また、DHA、EPAなど不飽和脂肪酸、ビタミンD、E、リン、カリウムなどを豊富に含んでいます。食べ方は何と言っても刺身。しっとりとした脂があって味が濃く、夏場の刺身の中では抜きん出た存在と言えます。 ※しま模様が消えて、全体に黒っぽくなった石鯛は、内蔵を破らないように注意しながらさばく必要があります(熱帯や亜熱帯に生息している大物の石鯛は、稀に内臓の中に食中毒の原因となるプランクトンを蓄積していることがあるため)。
読まれた方がいらっしゃるかもしれませんが、7月30日(火曜日)の新聞の投書の記事(の一部)を紹介します。新潟市江南区にお住まいの方の投書です。 「家庭科教師の教え実践 家庭科の先生の教えが今でも忘れられない。『食器洗いのすすぎ水は鉛筆の太さで』『ハンカチのアイロンがけはスイッチを切ってから予熱で』・・・・・(以下の引用は省略します)・・・・・」 限られた資源やエネルギーを無駄に使わないということを実践されているのは、本当にすばらしいと思います。 特に、暑くなると普段よりも水のお世話になることが多くなるので、節水を実践することは大変に意義があります。 歯磨きをする際に蛇口をひねって水を出しっぱなしにすると1分間でおよそ12リットル程度の水をたれ流しにしてしまうという試算があります。コップに水をくんで口をすすぐなどの配慮をしていきたいものです。歯磨きに限らず、洗い物をする時などに節水のことを気にかけながら生活していきたいですね。
夏季休業前は、「夏野菜」など、主に旬の野菜について「一口メモ」の記事を紹介させていただきました。今回は、旬の魚をネタにして「食育クイズその5」を出題させていただきます。写真の魚は(地方によって呼び名が異なってきますが)、ある出世魚です。ヒカリゴ→コッパ→セイゴ→フッコ⇒ と名前が変わります。 大きさによって名前が変化していくこの出世魚の名前は何と言うでしょうか? ヒントは3文字の魚で 「◯◯キ」という名前です。 おわかりでしょうか? 夏頃に旬を迎えるこの魚は、大変美味なお魚で、刺身、あらい、焼き魚などなど、様々な料理で楽しませてくれるお魚です。スーパーや鮮魚店などでも見かけます。数ある魚のなかでも白身の色合いがきれいなことから、「すすぎ洗いしたような身」からスズキと名付けられたという説もあります。ということで正解は「スズキ」でした。