✨✨12/2更新しました。✨✨
30日に、稲刈りを行いました。作業前の田んぼを見渡すと、あんなに小さかった「苗代『なわしろ』」が大きく育ち、「稲ほ」を実らせた稲が輝いていました。みんなのちょっとの苦労のおかげで、とっても大きく成長していました。6月の上旬に田植えをしてから約4ヶ月経ったんですね。収穫までに長い時間がかかりました。
今回の稲刈りで経験してほしかったことは「自分たちの手で行う」です。稲を刈るのはもちろんカマで行い、束にするのも自分でしばる。刈り取った稲は自分たちでかける。ここまでをやってもらいました。やってみると始めは楽しいけど、後半は辛くなってきます。汗が出ます。弱音も出ます。それでも終わりきるまで作業しました。とっても疲れましたね。これが稲刈りです。いつも当たり前に食べているお米はこうやって作られていくのです。しかも、これで終わりではありません。このあと脱穀(だっこく)→精米(精米)もあります。このもち米を使ってどんなことをしようか考えていきたいですね。
24日に秋の交通安全教室が行われました。今回は、車の恐ろしさを知ることを通して、自分で自分の命を守ることを考える学習です。交通安全協会の方にお越しいただき、実際の車にはどんな危険があるのかを教えていただきました。
死角
始めに車の「死角」についてのお話がありました。車には、ルームミラーやバックミラーなどがついていて、周囲の安全が運転席から確認できるようになっていますが、それでも運転席に座ると影になって見えない部分があります。その部分のことを「死角」というのですが、これをわかりやすく説明していただきました。そして、実際に運転席に先生が座って、周りに立っている6年生の姿がどれくらい見えるのか、という実験も見せてくださいました。
8人の6年生が車の周りに立ちましたが、運転席から確認できたのはたったの3人だけでした。それだけ車の死角は広いということです。運転手も出発前には、乗車する前に車の周囲の安全確認を行う義務がありますが、子どもたちも、いつ出発するかわからない車の死角で遊んだりしないように、ということを学びました。
内輪差
次に学習したのが「内輪差」です。これは子どもたちにとっては難しい理屈かもしれませんが、巻き込まれ事故のニュースはよく聞くので、ぜひ知識として知っておいてほしいことです。
車が曲がる際に、前輪と後輪は少し通過するラインが異なります。ご存じの通り、後輪の方が内側を通ります。この内輪差が生じることをわかっていないと、交差点で立つ位置を間違え、曲がってくる車に巻き込まれてしまう危険があるのです。そのことをわかってもらうために、実際にダミー人形を交差点の角ぎりぎりに立たせ、左折時に巻き込まれてしまう様子を再現してもらいました。もし、その人形が自分だったら・・・と考えながら見ると、とても恐ろしい感じがしました。子どもたちは、どのように見たのでしょうか。
車は急には止まれない
次に、走っている車が子どもの飛び出しに気付き、ブレーキを踏んでから止まるまでにはどのくらいの距離が必要なのか、ということを再びダミー人形を使って見せてくれました。人形は車と衝突して、その後タイヤに踏まれてしまいました。これも見ていてとてもゾッとする実験でした。
その後、ブレーキで止まるまでの距離を説明してもらい、時速40㎞で走っている車でも約22m必要ということで、「大プールくらい」と具体的なものに例えると、「えーー!」という驚きの声がきこえてきました。つまり、20m先で飛び出しても、ひかれてしまうということです。もし、車が40㎞以上のスピードだったら、もっと距離は長くなるので、それだけ危険が増すということです。なので、飛び出しは絶対にしてはいけないことの一つです。
命を守る交通の約束
最後に、道路横断時の3つの大切なことをおしえてもらいました。それが「とまる」「みる」「まつ」です。道路の状況にもよりますが、案外できていないところがあるかもしれません。
今回は盛りだくさんの学習内容でしたが、命を守るために非常に大切な事ばかりでした。これらのことを大切に受け止めてほしいと思います。これからも子どもたちは、車社会のなかで生活していきます。今回学習したことを、ぜひ自分の生活に生かして、自分の命を自分で守れるようにしてほしいと思います。
松本城と子どものための音楽会 6年生(9/4)
4日(水)は、松本城と子どものための音楽会に参加するために出かけてきました。
松本城では、急な階段に驚いたり(昔の人はここを和装でかけあがったのでしょう…)天守閣の上からの景色を楽しんだり、いろいろな道具に興味を持ったりと、楽しい時間を過ごすことができました。
セイジオザワ音楽フェスティバル・子どものための音楽会は、キッセイホールでの鑑賞となりました。「ベートーベンの交響曲第七番」ということで、少し難しい曲ではありましたが(「のだめカンタービレ」で扱われた曲らしいです)、4楽章フルでの演奏を聴くことができました。とても気持ちよく寝ていた子もいましたが…。初めの楽器紹介では、耳慣れた楽しい曲を演奏してくれました。松本会場ラストのステージでしたが、観客の子どもたちは大きな拍手を最後まで送り、演奏者の方もカーテンコールに立ってくださいました。最後のフルオーケストラでの「ふるさと」の合唱は、とても感動的でした。みんなで精一杯歌うことができました。よい思い出がまた一つ増えました。
9月2日(月)に避難訓練が行われました。9月1日の防災の日の話をしながら、地震の心配が人ごとではないことにもふれ、常に心構えを持っておくことも必要だということを確認しました。
子どもたちもそのような意識は持っているので、今回の避難訓練もとても真剣に行っていました。特に、机の下に身を隠す意味を話しているときなど、話の最中にもかかわらず、机の下で頭がちゃんと守れているのかを確かめている人が多く、子どもたちの防災への意識の高さも感じることができました 。
実際に訓練が始まると、真剣さはさらに増し、黙って落ち着いて行動することを心がけていいました。校庭に避難した後も、消防署の方の話をよく聞き、しっかりと学習ができていたように思いました。