3月のできごと

卒業証書授与式　3/18

学校長式辞

　（略）ただ今卒業生一人ひとりに卒業証書を授与いたしました。卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。卒業証書を開いてみてください。みなさんの証書には同級生と違う所が３カ所あります。一つ目がもちろんあなた方の名前です。その名前は誰がつけたのですか。名前にはどんな意味があるのですか。おうちの人に聞いたことはありますか。きっとみなさんへの限りない愛情と成長していくあなたへの思いをこめた名前です。自分の名前を誇りに思ってください。二つ目は、あなたが生まれた日です。あなたは覚えていないと思いますが、おうちのみなさんは生まれた日のことをはっきり覚えています。おうちのみなさんは、どんなに喜んだことか。あなたを心から愛し、大切に思いながら今日まで育ててきたのです。あなたは家族の宝なのです。三つ目は、最後に記されている番号です。この番号は、明治、大正、昭和、平成、令和と１４９年も続いて最後に授与した湯浅さんの証書番号は４０８２号です。この４０００番台の数字には、本校が保護者の皆様に信頼され、地域の方々から愛されてきた１４９年という長い歴史と伝統がこめられています。卒業生が手にした卒業証書は、本校での６年間の、学んだことや成長できたことのすべてがこめられており、６年間立派に学校生活を果たし終えた証です。６年間の楽しかったことや苦しかったことなど、いろいろな思い出が折り込まれたこの卒業証書を大切にし、自信を持って中学校に進んでください。

　さて、卒業生のみなさん、みなさんは私にとってたいへん意義深い、ことさらに印象深い卒業生です。みなさんが２年生、３年生の時に私は、この学校の教頭としてみなさんの様子を身近に見ていました。時には教室に入り、授業をしたこともあります。毎日いろいろなことがありました。その後村上小学校を離れましたが、また再び村上小学校に赴任すると決まったとき、まず最初に思い浮かんだのがみなさんの顔です。６年生になったみなさんの学校での生活をよく見させていただき、低学年の時とは姿も行動も考え方も成長したみなさんの姿をたくさん身近に見ることができてうれしくなりました。毎朝登校班の小さな子どもたちを安全にやさしく連れてきてくれました。児童会活動では当番活動を責任もってやり遂げる姿、なかよし集会等で全校が楽しめるゲームを企画し、村上小学校のみんなが仲良くなるように一生懸命取り組む姿もありました。また、修学旅行の国会議事堂では堂々と国会議員の先生に質問したり、大都会でも物怖じせず行動できる大胆さもありました。そんなみなさんの成長は、もちろんみなさんの努力の賜ではありますが、お父さんお母さんをはじめとするご家族や地域の方々の支えがあったことを忘れないでください。また、１年生からの担任の先生方や村上小学校の先生方の支えもあったことも忘れてはいけません。４年生から担任した塚口先生は、まだ、体調も万全ではない中毎日みなさんのことを考えて、精一杯指導し、本日この日を迎えることができました。

　新年になったばかりの１月１日、能登半島で大きな地震がありました。テレビや新聞でたくさんの報道を目にしました。生まれ育った故郷を離れ、家族と別々に暮らしていたり、失った家族への思いを断ち切れずに苦しんでいたりする被災者の方々の様子を目の当たりにし、震災の深く癒えない傷跡を否が応でも思い知らされます。卒業生のみなさんもそんなニュースや映像に触れ、かけがえのない命や家族の絆について自分なりに感じたり考えたりしたことと思います。そして私が言うまでもなく、この晴れの日がご家族の揺るぎない愛情と支えによるものであることをみなさん自身が一番よくわかっていると思います。そしてご家族から与えられた命をみなさん自身が大切にし、精一杯輝かせることが家族に報いることになることを何となく感じていると思います。能登半島地震と小学校卒業を機に、是非「命を輝かせること」と「家族・地域の方々・先生方への感謝」についてあらためて心に留めてほしいと思います。

　　みなさんは４月からいよいよ中学生です。今より少し広い世界に飛び立ちます。みなさんをさらに高めてくれるステージが坂城中学校にはあります。勉強でも運動でも常に目標を決め、おうちのみなさんや先生から言われるのでやるのではなく、自分の意思で努力することです。中学校でも失敗を恐れず何事にもチャレンジしてください。それが笑顔の絶えない楽しい中学校生活につながります。どんな時もあなたは一人ではありません。ここにいる全員がみなさんを温かく見守っていることを忘れないでください。（略）

6年生の奉仕作業　3/7

6年生が、6年間お世話になった校舎に感謝の気持ちをこめて、奉仕作業を行いました。体育館倉庫、家庭科室、図工準備室、コンテナ室、図書館、更衣室、昇降口など、いつもの清掃の時間では手が回らない所までみんなで分担して整理したり、お掃除したりしました。時間いっぱい心をこめて作業を行いました。終わった後のその場所を見ると、前とは全く見違えました。多くの先生方から6年生に感謝の言葉をいただきました。6年生のみなさん、本当にありがとうございました。

　　ボランティアさんへのお礼の会　3/7

ボランティアさんへのお礼の会が開かれました。この日は見守り隊の6名のみなさんが出席してくださいました。まず児童会長の塚田君が、お世話になっていることに対して感謝の作文を発表したあと、6年生が書いた感謝のメッセージを見守り隊の代表の栁澤さんへ手渡しました。栁澤さんからは、村上小学校児童に対して、温かいお言葉をいただきました。最後に全校で村上小学校の校歌を歌いました。

村上小学校はたくさんのボランティアのみなさんに支えられています。コーディネーターの辺見さんには、5年生の田植えから始まって、稲刈り、脱穀、そしてしめ縄づくりまで指導していただいています。宮下さんは、毎週月曜日に1年生の教室で読み聞かせをしてくださっています。見守り隊の皆様には、毎朝早くから、夏の暑い日も、冬の寒い日も各場所に立っていただき、登校する子どもたちの安全のために、通勤する車に注意して歩けるように指導していただいています。焼きいもをつくってくださったり、ねずみ大根の種植えや収穫の指導もしていただいているボランティアさんも大勢いらっしゃいます。

地域の皆様に感謝しながら、これからも毎日元気にあいさつしたり、笑顔で学校生活を送ったりしていきたいです。