W 50 / SS 433研究会

2023年9月4日(月)〜 2023年9月6日(水)

場所:国立天文台三鷹キャンパス

研究会概要

2018年のHAWC実験によるTeVガンマ線の初検出以来、電波星雲W50/マイクロクエーサーSS433の重要性が再認識され、電波連続波やX線だけではなく、分子輝線観測などあらゆるエネルギー帯域での観測、また既存データの再解析が行われた。更に理論的な研究の進展も目覚ましく、ガンマ線放射機構やジェットの歳差モデルなどについて多数報告されている。2021年の第1回「W50/SS433研究会」以降もこの傾向は続き、多くの観測や理論研究が次々と報告されている。しかしながら未だSS433の主星の正体や天体までの距離、W50の形成機構等、多数の未解決問題が残されている。加えて近年行われた観測によって、さらに新たな疑問が生じている。これらの未解決問題を解き明かすブレイクスルーをもたらすためには、あらゆる高エネルギー天体との相補的な研究アプローチが重要となる。

そこで本研究会には観測・理論の両面から、W50/SS433だけではなくX線連星、超新星残骸、AGN等の高エネルギー天体の専門家をお招きする。これまでのW50/SS433の研究をレビューしつつ、他天体の研究への発展性や、他天体の研究から得られた知見のW50/SS433への応用の可能性を検討することを目的とし、本研究会を開催する。


招待講演(敬称略)

アクセス

研究会の会場は中央棟の講義室 (以下リンクマップのC3の建物)となっております。

https://www.nao.ac.jp/en/contents/access/mitaka/naoj-mitaka-map-color-201701.pdf

当日は天文台入口の守衛室にてお名前と所属を記入いただき、カードキーを受け取って入館してください。お帰りの際には忘れずにご返却をよろしくお願い致します。


国立天文台三鷹キャンパスまでは、武蔵境駅・武蔵小金井駅・三鷹駅・調布駅・狛江駅から路線バスが通っておりますので、そちらをご利用ください。

時刻表等は以下のURLからご参照ください。

https://www.nao.ac.jp/about-naoj/organization/facilities/mitaka/access.html


プログラム

以下のURLからご参照ください

https://sites.google.com/rikkyo.ac.jp/w50ss4332023/program

研究会中の議論について

今回の研究会では、1,2 日目に全体議論、また最終日に小グループに分かれてのグループ議論を予定しています。これまでのW50/SS433の研究を発展させていくために何が必要であるかを全体議論で話し合い、今後私たちがどのように研究を進めていくかをより具体的に検討する場としたいと考えています。事前に世話人でいくつかの議論テーマを用意いたしますが、参加者の皆様にも議論したい内容をお考えいただき、事前にご連絡いただくか、当日ご提案いただけますと幸いです。

また最終日のグループ議論に入る前に、今後の観測装置等の発展に伴うW50/SS433研究の将来計画について数名の方にお話いただく予定です。こちらから個別にお願いのご連絡をさせていただきます。


4D2U見学会について

研究会2日目午後に、4D2Uドームシアターの見学会を予定しております。当日は天文情報センターの方にご解説いただきます。この機会に是非ともご参加ください。


懇親会

研究会2日目夜(18時予定)に懇親会を行います。場所は講義室でケータリングを注文する予定です。懇親会費は学生さん2,000円、ポスドク・スタッフの方々は4,000円を予定しています。懇親会のご参加について、申込時から変更等ございましたら世話人までご連絡ください。今回の研究会は飲食可の会場で行いますので、日中のコーヒーブレイクでのお菓子や、懇親会で飲食するものなど、皆様のおすすめの品をお持ち寄りいただけますと幸いです。ご協力どうぞよろしくお願い致します。

参加登録

受付は終了しました。